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Part 3
* В.д 後祭りも、お楽しみ満載 *
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「おまつりが、まいにちですか?」
「ふふ。いいえ、違いますよ。“後祭り”とは呼んでいますが、正式なお祭りではありません」
「では、おまつりではないんですか?」
さて、どうやって答えるのがベストだろうか?
豊穣祭の次の日は、邸のガーデンで恒例の“後祭り”である。
すでに、向こう側のテーブルにズラリと並べられた昨夜の残りものは、騎士達の皿の上に消えて行っている。
ゲスト用に用意されたテーブルには、もちろん、お役立ちグッズの子供用ハイチェアが運ばれているから、オスミンは自信ありげに椅子に上り、セットされた朝食に手を伸ばしている。
もちろん、子供用のカトラリーで。
昨夜の豊穣祭でも、子供用のカトラリーのような小さな食器でご飯を食べたオスミンは、セシルの領地の習慣が大好きになっている。
重たいナイフやフォークを使い、音を立てずに、届かない場所でも肘を上げずに、姿勢を正したまま食事をする苦労と言ったら、簡単に説明できるものではない。
でも、オスミンは王子殿下であるから、文句を言うことも許されていない。
セシルの領地では、いつもセシルがにこにことオスミンに微笑んでくれて、
「たくさん好きなだけ食べてくださいね」
それだけしか、セシルは言わない。
怒りもしなければ、少しくらいテーブルマナーが悪くても文句も言われない。ただ、おいしく、楽しく召し上がってくださいね、とオスミンがたくさん食べる様子を、セシルはにこにこと眺めているだけだ。
なんて、不思議な土地なのだろう。
なんて、素晴らしい環境なのだろう。
たった、数日しかいないのに、オスミンはすでにセシルの領地が大好きになっているのだ。
「今朝は、お祭りの次の日ですから“後祭り”と呼んでいますが、お祭りのようにお祝いをするのではありませんのよ」
「じゃあ、もう、たのしくないのですか?」
お楽しみがなくなってしまったと考えるだけで、オスミンにとってはものすごいショックである。
「もちろん、お楽しみはたくさんありますわよ。満載ですもの」
「ほんとうですかっ?」
「本当です。お楽しみは盛りだくさんですのよ」
パァッと、一気にオスミンの顔が輝き出す。セシルが、しっかりと、自信をもって約束してくれたので、まだまだオスミンは楽しいことを経験できるらしい。
「じゃあ、“あとまつり”はどうしてですか?」
「今朝は、豊穣祭と後夜祭に参加できなかった護衛達に、おいしいご飯をお裾分けする為の、朝食会のようなものなのです」
「おすそわけ? それは、なんですか?」
「昨日のご飯の残り物ではありますが、一緒にご飯を分け合って食べる、という意味なのです」
その説明を聞いて、オスミンもちょっと考えてみる。
「ごえいは、ごはんをたべられなかったからですか?」
「そうです。せっかくおいしいご飯がたくさんあっても、護衛達は仕事がありますので、昨夜は一緒に食べることはできませんでしたでしょう?」
「はい」
「それで、今朝は、町で豊穣祭の後片付けで忙しい間、少しだけ時間が空きますので、護衛達にはおいしいご飯を食べてもらっているのですよ」
へえぇと、真剣にセシルの話を聞いているオスミンは、そんな納得をする。
オスミンの育った環境からしてみれば、オスミンの視界内だろうと、視界の外だろうと、いつでもどこでも騎士達が護衛しているのが当然の生活だ。
だから、その騎士達が忙しくてご飯を食べられなかった、というような状況を、一度も想像したことがなかったのだ。
「オスミン様は、お疲れではありませんか?」
「ぼくは、だいじょうぶですっ!」
昨日、かなりの距離を歩き回り、後夜祭まで参加して、夜は遅かっただろうに、今朝のオスミンはその疲労を全く見せず、相変わらずの元気さである。
「レイフ様、リドウィナ様、お二人はいかがですか? お疲れではありませんか?」
「ええ、私は全く問題ありませんよ」
優雅に食事をしているレイフなど、昨日の豊穣祭で、散々、残りのメンバーを連れまわして歩き回ったくせに、疲労の欠片も見せていない。
そして、その点を深く追求しないセシルとギルバートだった。
「わたくしは、ゆっくりと休ませていただきましたので」
控えめに、リドウィナも返事をした。
きっと、昨日はレイフに連れまわされて、人込みでごった返して混雑している場所などにいたこともないだろうに、その疲労をみせず、文句も言わないリドウィナだ。
ゲストの滞在期間は限られているが、領地の視察に入る前に、今日は全員でゆっくりと羽を伸ばすのが最善ではないだろうか。
そんなことを考えているセシルの前で、レイフが声をかけてきた。
「今日は、領地全体で豊穣祭の後片付けですか?」
「ええ、そうですね。ですが、皆、昨日の疲れがありますから、片付けなどは、午後から、ボチボチ始めることが多いのです。今回も、たくさんの観光客が来ていましたからね。あれだけの人数を相手にすると、さすがに、皆も疲れていることでしょう」
「ああ、大盛況でしたからね。そうなると、今日は、店などは閉店ですか?」
「開けているお店もありますわ。特に、食事を提供するお店などは、忙しくても、今日からお店を開けていますね。作業中の領民の昼ご飯など、お店がないと不便ですもの」
「そうですか。実は――露店にも出ていた、“便利なかばん屋”を訪ねたいなと考えていまして。昨日は、露店でも「かばん」を売っていたのを見たのですが、人気があって、かなりの人だかりになっていましたよね。それで、じっくりは見られないだろうなと、露店には寄らなかったものですから」
「まあ、そうでしたか」
「オスミンにも、「ショルダーバッグ」 を買う約束をしましてね」
「まあ、そうですか」
新しいお客様は、いつでも“宣伝”になるのだ。
ゆっくりとのんびり羽を伸ばして休養してもらうべきなのだが、お店を一軒くらい回るくらいなら、それほど疲れることはないだろう。
「では、お店が開いていなかった場合でも、ちょっと、融通を利かせてもらいましょう」
「よろしいのですか?」
「この人数ですし、長居するのでもありませんから、大丈夫ですよ。新しいお客様は、いつでも“商売繁盛の秘訣”ですもの」
いやあ、貴族のご令嬢なのに、商家の娘といっても間違いではなさそうな商売根性は、さすがである。
「では、お願いします」
「ええ、そのように手配しますね」
「ふふ。いいえ、違いますよ。“後祭り”とは呼んでいますが、正式なお祭りではありません」
「では、おまつりではないんですか?」
さて、どうやって答えるのがベストだろうか?
豊穣祭の次の日は、邸のガーデンで恒例の“後祭り”である。
すでに、向こう側のテーブルにズラリと並べられた昨夜の残りものは、騎士達の皿の上に消えて行っている。
ゲスト用に用意されたテーブルには、もちろん、お役立ちグッズの子供用ハイチェアが運ばれているから、オスミンは自信ありげに椅子に上り、セットされた朝食に手を伸ばしている。
もちろん、子供用のカトラリーで。
昨夜の豊穣祭でも、子供用のカトラリーのような小さな食器でご飯を食べたオスミンは、セシルの領地の習慣が大好きになっている。
重たいナイフやフォークを使い、音を立てずに、届かない場所でも肘を上げずに、姿勢を正したまま食事をする苦労と言ったら、簡単に説明できるものではない。
でも、オスミンは王子殿下であるから、文句を言うことも許されていない。
セシルの領地では、いつもセシルがにこにことオスミンに微笑んでくれて、
「たくさん好きなだけ食べてくださいね」
それだけしか、セシルは言わない。
怒りもしなければ、少しくらいテーブルマナーが悪くても文句も言われない。ただ、おいしく、楽しく召し上がってくださいね、とオスミンがたくさん食べる様子を、セシルはにこにこと眺めているだけだ。
なんて、不思議な土地なのだろう。
なんて、素晴らしい環境なのだろう。
たった、数日しかいないのに、オスミンはすでにセシルの領地が大好きになっているのだ。
「今朝は、お祭りの次の日ですから“後祭り”と呼んでいますが、お祭りのようにお祝いをするのではありませんのよ」
「じゃあ、もう、たのしくないのですか?」
お楽しみがなくなってしまったと考えるだけで、オスミンにとってはものすごいショックである。
「もちろん、お楽しみはたくさんありますわよ。満載ですもの」
「ほんとうですかっ?」
「本当です。お楽しみは盛りだくさんですのよ」
パァッと、一気にオスミンの顔が輝き出す。セシルが、しっかりと、自信をもって約束してくれたので、まだまだオスミンは楽しいことを経験できるらしい。
「じゃあ、“あとまつり”はどうしてですか?」
「今朝は、豊穣祭と後夜祭に参加できなかった護衛達に、おいしいご飯をお裾分けする為の、朝食会のようなものなのです」
「おすそわけ? それは、なんですか?」
「昨日のご飯の残り物ではありますが、一緒にご飯を分け合って食べる、という意味なのです」
その説明を聞いて、オスミンもちょっと考えてみる。
「ごえいは、ごはんをたべられなかったからですか?」
「そうです。せっかくおいしいご飯がたくさんあっても、護衛達は仕事がありますので、昨夜は一緒に食べることはできませんでしたでしょう?」
「はい」
「それで、今朝は、町で豊穣祭の後片付けで忙しい間、少しだけ時間が空きますので、護衛達にはおいしいご飯を食べてもらっているのですよ」
へえぇと、真剣にセシルの話を聞いているオスミンは、そんな納得をする。
オスミンの育った環境からしてみれば、オスミンの視界内だろうと、視界の外だろうと、いつでもどこでも騎士達が護衛しているのが当然の生活だ。
だから、その騎士達が忙しくてご飯を食べられなかった、というような状況を、一度も想像したことがなかったのだ。
「オスミン様は、お疲れではありませんか?」
「ぼくは、だいじょうぶですっ!」
昨日、かなりの距離を歩き回り、後夜祭まで参加して、夜は遅かっただろうに、今朝のオスミンはその疲労を全く見せず、相変わらずの元気さである。
「レイフ様、リドウィナ様、お二人はいかがですか? お疲れではありませんか?」
「ええ、私は全く問題ありませんよ」
優雅に食事をしているレイフなど、昨日の豊穣祭で、散々、残りのメンバーを連れまわして歩き回ったくせに、疲労の欠片も見せていない。
そして、その点を深く追求しないセシルとギルバートだった。
「わたくしは、ゆっくりと休ませていただきましたので」
控えめに、リドウィナも返事をした。
きっと、昨日はレイフに連れまわされて、人込みでごった返して混雑している場所などにいたこともないだろうに、その疲労をみせず、文句も言わないリドウィナだ。
ゲストの滞在期間は限られているが、領地の視察に入る前に、今日は全員でゆっくりと羽を伸ばすのが最善ではないだろうか。
そんなことを考えているセシルの前で、レイフが声をかけてきた。
「今日は、領地全体で豊穣祭の後片付けですか?」
「ええ、そうですね。ですが、皆、昨日の疲れがありますから、片付けなどは、午後から、ボチボチ始めることが多いのです。今回も、たくさんの観光客が来ていましたからね。あれだけの人数を相手にすると、さすがに、皆も疲れていることでしょう」
「ああ、大盛況でしたからね。そうなると、今日は、店などは閉店ですか?」
「開けているお店もありますわ。特に、食事を提供するお店などは、忙しくても、今日からお店を開けていますね。作業中の領民の昼ご飯など、お店がないと不便ですもの」
「そうですか。実は――露店にも出ていた、“便利なかばん屋”を訪ねたいなと考えていまして。昨日は、露店でも「かばん」を売っていたのを見たのですが、人気があって、かなりの人だかりになっていましたよね。それで、じっくりは見られないだろうなと、露店には寄らなかったものですから」
「まあ、そうでしたか」
「オスミンにも、「ショルダーバッグ」 を買う約束をしましてね」
「まあ、そうですか」
新しいお客様は、いつでも“宣伝”になるのだ。
ゆっくりとのんびり羽を伸ばして休養してもらうべきなのだが、お店を一軒くらい回るくらいなら、それほど疲れることはないだろう。
「では、お店が開いていなかった場合でも、ちょっと、融通を利かせてもらいましょう」
「よろしいのですか?」
「この人数ですし、長居するのでもありませんから、大丈夫ですよ。新しいお客様は、いつでも“商売繁盛の秘訣”ですもの」
いやあ、貴族のご令嬢なのに、商家の娘といっても間違いではなさそうな商売根性は、さすがである。
「では、お願いします」
「ええ、そのように手配しますね」
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