323 / 532
Part2
Е. б 豊穣祭 - 04
しおりを挟む
* * *
今年も、たくさんご馳走をいただきました。
昼間の暑さもまだ消えず、後夜祭が始まる夜になっても、まだ外は温かいものだ。
夕食を終え、一息ついた領民達はリラックスした雰囲気で、全員が領地の大広場の方に戻ってきている。
後夜祭の開会式が始まり、豊穣祭係員の挨拶を終えて、次は今夜のメインイベント!
会場の横から、騎士にエスコートされたセシルが、ゆっくりと中に入ってくる。
静まり返った会場の場でも、期待を込めた眼差しや、期待の混じった溜息が漏らされ、全員がセシルの動きを目で追っていく。
ゆっくりと、ゆっくりと、セシルが会場の中へ進んで行き、壇上の階段を上がっていく。
その動きで長いスカートが、ふわり、ふわりと、揺れていた。
壇上の中央にセシルが上がり、そして、そのどこまでも静かな藍の瞳が、会場中の観客を見渡していく。
ほうぅ……と、嬉しそうな、感嘆めいた溜息が上がっていた。
(……ああ……、今年も、すごく、美しい……!)
壇上を見上げ、セシルを見つめているギルバートだって、感嘆めいた溜息が出そうだった。
セシルが着ているドレスは、去年と違って、深い深紅の目に鮮やかなドレスだった。
だが、今年も、ドレスの形が見慣れないもので、それなのに、セシルにはとても良く似合っていて、所々、見える白い肌とはあまりに対照的な深紅の色が艶やかで、鎖骨や細い首元が目立ち、目が離せないほどの――色香を放っていた。
去年は、月から舞い降りて来た、女神の様な、神秘的な、夜に吸い込まれていくような、そんな雰囲気があった。
今年は、セシルの強い眼差しに負けないほどの深い深紅が強く、その存在感自体が、強く輝いているかのような美しさだった。
それでも、どうあがいても、「女神」以外に見えない。
その強い眼差しも、きらきらと輝いている立ち姿も、目が離せないほどの色香も、立っているだけで目を奪われてしまうほどの存在感も、その全てが神々しく見えてしまうのは――ギルバートの私情だけではないはずだ。
少し深めのⅤネック型のトップは、タイトでセシルの細いウェストを包み込むハイウェストだ。
そして、スカートは、布だけで大きく広がったベル型のスカートで、なにか、花のような模様が立体的に刺繍されていて、華麗なドレスだった。
細く長い腕には、同じ色の手袋が上腕部の半分までも隠し、そして、その腕には、ドレスの裾にも届きそうなほど、長いショールがかけられていた。
耳と胸元には、お揃いのダイヤのピアスとネックレスが。
ほうぅ……と、会場中のどこからも、感嘆めいた溜息が上がる。
ギルバートも、その気持ちはよーく分かった。
ギルバートも、同じ気持ちだったから。
「今年も、無事に豊穣祭を終えることができました。大盛況を迎え、私もとても嬉しく思っています。皆さん、豊穣祭までの準備、そして、今日一日の大仕事を終え、また、無事に終えることができて、ほっと一安心していることでしょう。皆さんの協力があってこそ、今年も、この領地の豊穣祭を祝うことができました」
うわぁっと、歓声が上がり、拍手が沸き起こる。
セシルも薄っすらと微笑みを投げ、
「私が領主に任命されてから、アッと言う間に時間が過ぎて行っているように感じます。今年も、たくさんのことがありました。私にとって、どれも実になるものでした。この領地でも、一歩ずつ、私達は前に進んで行っていると、私は強く感じています」
今年も、色々なイベントから始まったものだ。
アトレシア大王国にも何度も滞在することになった。その間でも、セシルの領地開発は進められ、発展をし続けている。
時は止まらない。
セシルも、止まらない。
「皆さんは、どうですか? 一年はアッと言う間に過ぎ去って行っても、私達は前に進んで行っています。もっとたくさんのことを、始めていけます。もっとたくさんのことを、続けていけます」
セシルが左手を上げ、グッとその拳を握った。
この領地では、やっと、領地自体の収入も落ち着いて来て、余剰が出て来ることもできた。そのおかげで、今まで手に付けられなかった計画や、新たな政策を実行することが可能になってきた。
これからも、もっと、この領地は発展し続けていく。成長していく。
前に進んで、進化していくのだ。
「まだまだ、やらなければならないこともあります。まだまだ、やることもあります。そして、まだまだ、やりたいこともあります。たくさんあり過ぎて、困ってしまう程に」
はははと、その場の全員から笑いが漏れる。
「私は、皆さんと一緒に前に進んで行く為に、止まりません。これからも、この領地を発展させ、そして、繁栄を築いていく為、全力で駆けて行くつもりです。これから、明日の為に、次の年の為に、そして、もっと先の未来の為に、私と一緒に駆けて行きましょう」
「マイレディー!」
「マイレディー……!?」
大歓声が上がり、会場全体で轟くほどの拍手喝采が沸き上がる。
「マイレディー――!!」
「マイレディー!」
大歓声が沸き上がる会場の中で、毅然として立っているセシルが会場全体を眺めて行き、その口元には挑戦的にも見える蠱惑的な微笑が浮かんでいる。
強い意志を表した藍の瞳が全員を見詰め、そして、優し気に細められて行く。
スッと、セシルが手を下ろすと同時に、その場に、一気に静寂が訪れていた。
セシルは両手でドレスの端を摘み、ゆっくりと、とても優雅なお辞儀をする。
「今まで、私と共に生きてくれて、本当にありがとう。皆に、私からの最上の感謝を、ここに。ありがとう」
「……マイレディー!!」
「マイレディー……!?」
さきほどまで興奮していた大観衆が泣き声になり、そこらから、涙を流し感動している領民達から更なる拍手と歓声が上がる。
何度経験しても、本当に圧倒されるほどの場面だった。
周り中の熱狂に圧倒され、セシルに圧倒され、胸が一杯になってしまうほどに。
「……このイベントは後夜祭の恒例行事なのかもしれませんが、それでも……毎回、圧倒されますね」
「ありがとうございます」
「領民の為に感謝を示し、心から頭を下げる領主など……、聞いたことがありません。ご令嬢だからこそ、これだけの支持を受け、領民達から誰よりも愛されているのですね」
それを聞いて、シリルが嬉しそうに瞳を細めていく。
「はい……。そのようにおっしゃってくださって、ありがとうございます」
「事実です。お礼などいらないのですが……」
「ですが、他国のお方が、この領地を見て、姉上を見て、そのように評価してくださることは、私もとても嬉しく思います……」
この領地以外では、今まで、セシルは影の無い存在として、ほぼ自分の存在自体を殺してきた苦汁があったから。
ギルバートは素直な感想を述べてくれたのだろうが、それでも、シリルにとって、その言葉は、なによりも嬉しいものだったのだ。
「すみませんが、少しだけ失礼させていただきます」
「どうぞ」
シリルが立ち上がり、壇上に向かって行く。
セシルの両親への『祝福』が渡され、シリルも膝をついて、セシルから『祝福』を受けていく。
次々に、壇上に向かって、領民達が並び始めていた。
「去年も思いましたが――さすがに、この後夜祭では、言葉もありませんね」
「ああ、そうだな。今年だって、この光景を見て、圧巻されて、言葉も出ない」
「どこに行っても見慣れない光景ですが、この領地では……あまり違和感がないのかもしれません」
それは、クリストフの独り言だったのだろう。
ギルバートもその気持ちはよく分かるだけに、ただ笑っていた。
今年も、たくさんご馳走をいただきました。
昼間の暑さもまだ消えず、後夜祭が始まる夜になっても、まだ外は温かいものだ。
夕食を終え、一息ついた領民達はリラックスした雰囲気で、全員が領地の大広場の方に戻ってきている。
後夜祭の開会式が始まり、豊穣祭係員の挨拶を終えて、次は今夜のメインイベント!
会場の横から、騎士にエスコートされたセシルが、ゆっくりと中に入ってくる。
静まり返った会場の場でも、期待を込めた眼差しや、期待の混じった溜息が漏らされ、全員がセシルの動きを目で追っていく。
ゆっくりと、ゆっくりと、セシルが会場の中へ進んで行き、壇上の階段を上がっていく。
その動きで長いスカートが、ふわり、ふわりと、揺れていた。
壇上の中央にセシルが上がり、そして、そのどこまでも静かな藍の瞳が、会場中の観客を見渡していく。
ほうぅ……と、嬉しそうな、感嘆めいた溜息が上がっていた。
(……ああ……、今年も、すごく、美しい……!)
壇上を見上げ、セシルを見つめているギルバートだって、感嘆めいた溜息が出そうだった。
セシルが着ているドレスは、去年と違って、深い深紅の目に鮮やかなドレスだった。
だが、今年も、ドレスの形が見慣れないもので、それなのに、セシルにはとても良く似合っていて、所々、見える白い肌とはあまりに対照的な深紅の色が艶やかで、鎖骨や細い首元が目立ち、目が離せないほどの――色香を放っていた。
去年は、月から舞い降りて来た、女神の様な、神秘的な、夜に吸い込まれていくような、そんな雰囲気があった。
今年は、セシルの強い眼差しに負けないほどの深い深紅が強く、その存在感自体が、強く輝いているかのような美しさだった。
それでも、どうあがいても、「女神」以外に見えない。
その強い眼差しも、きらきらと輝いている立ち姿も、目が離せないほどの色香も、立っているだけで目を奪われてしまうほどの存在感も、その全てが神々しく見えてしまうのは――ギルバートの私情だけではないはずだ。
少し深めのⅤネック型のトップは、タイトでセシルの細いウェストを包み込むハイウェストだ。
そして、スカートは、布だけで大きく広がったベル型のスカートで、なにか、花のような模様が立体的に刺繍されていて、華麗なドレスだった。
細く長い腕には、同じ色の手袋が上腕部の半分までも隠し、そして、その腕には、ドレスの裾にも届きそうなほど、長いショールがかけられていた。
耳と胸元には、お揃いのダイヤのピアスとネックレスが。
ほうぅ……と、会場中のどこからも、感嘆めいた溜息が上がる。
ギルバートも、その気持ちはよーく分かった。
ギルバートも、同じ気持ちだったから。
「今年も、無事に豊穣祭を終えることができました。大盛況を迎え、私もとても嬉しく思っています。皆さん、豊穣祭までの準備、そして、今日一日の大仕事を終え、また、無事に終えることができて、ほっと一安心していることでしょう。皆さんの協力があってこそ、今年も、この領地の豊穣祭を祝うことができました」
うわぁっと、歓声が上がり、拍手が沸き起こる。
セシルも薄っすらと微笑みを投げ、
「私が領主に任命されてから、アッと言う間に時間が過ぎて行っているように感じます。今年も、たくさんのことがありました。私にとって、どれも実になるものでした。この領地でも、一歩ずつ、私達は前に進んで行っていると、私は強く感じています」
今年も、色々なイベントから始まったものだ。
アトレシア大王国にも何度も滞在することになった。その間でも、セシルの領地開発は進められ、発展をし続けている。
時は止まらない。
セシルも、止まらない。
「皆さんは、どうですか? 一年はアッと言う間に過ぎ去って行っても、私達は前に進んで行っています。もっとたくさんのことを、始めていけます。もっとたくさんのことを、続けていけます」
セシルが左手を上げ、グッとその拳を握った。
この領地では、やっと、領地自体の収入も落ち着いて来て、余剰が出て来ることもできた。そのおかげで、今まで手に付けられなかった計画や、新たな政策を実行することが可能になってきた。
これからも、もっと、この領地は発展し続けていく。成長していく。
前に進んで、進化していくのだ。
「まだまだ、やらなければならないこともあります。まだまだ、やることもあります。そして、まだまだ、やりたいこともあります。たくさんあり過ぎて、困ってしまう程に」
はははと、その場の全員から笑いが漏れる。
「私は、皆さんと一緒に前に進んで行く為に、止まりません。これからも、この領地を発展させ、そして、繁栄を築いていく為、全力で駆けて行くつもりです。これから、明日の為に、次の年の為に、そして、もっと先の未来の為に、私と一緒に駆けて行きましょう」
「マイレディー!」
「マイレディー……!?」
大歓声が上がり、会場全体で轟くほどの拍手喝采が沸き上がる。
「マイレディー――!!」
「マイレディー!」
大歓声が沸き上がる会場の中で、毅然として立っているセシルが会場全体を眺めて行き、その口元には挑戦的にも見える蠱惑的な微笑が浮かんでいる。
強い意志を表した藍の瞳が全員を見詰め、そして、優し気に細められて行く。
スッと、セシルが手を下ろすと同時に、その場に、一気に静寂が訪れていた。
セシルは両手でドレスの端を摘み、ゆっくりと、とても優雅なお辞儀をする。
「今まで、私と共に生きてくれて、本当にありがとう。皆に、私からの最上の感謝を、ここに。ありがとう」
「……マイレディー!!」
「マイレディー……!?」
さきほどまで興奮していた大観衆が泣き声になり、そこらから、涙を流し感動している領民達から更なる拍手と歓声が上がる。
何度経験しても、本当に圧倒されるほどの場面だった。
周り中の熱狂に圧倒され、セシルに圧倒され、胸が一杯になってしまうほどに。
「……このイベントは後夜祭の恒例行事なのかもしれませんが、それでも……毎回、圧倒されますね」
「ありがとうございます」
「領民の為に感謝を示し、心から頭を下げる領主など……、聞いたことがありません。ご令嬢だからこそ、これだけの支持を受け、領民達から誰よりも愛されているのですね」
それを聞いて、シリルが嬉しそうに瞳を細めていく。
「はい……。そのようにおっしゃってくださって、ありがとうございます」
「事実です。お礼などいらないのですが……」
「ですが、他国のお方が、この領地を見て、姉上を見て、そのように評価してくださることは、私もとても嬉しく思います……」
この領地以外では、今まで、セシルは影の無い存在として、ほぼ自分の存在自体を殺してきた苦汁があったから。
ギルバートは素直な感想を述べてくれたのだろうが、それでも、シリルにとって、その言葉は、なによりも嬉しいものだったのだ。
「すみませんが、少しだけ失礼させていただきます」
「どうぞ」
シリルが立ち上がり、壇上に向かって行く。
セシルの両親への『祝福』が渡され、シリルも膝をついて、セシルから『祝福』を受けていく。
次々に、壇上に向かって、領民達が並び始めていた。
「去年も思いましたが――さすがに、この後夜祭では、言葉もありませんね」
「ああ、そうだな。今年だって、この光景を見て、圧巻されて、言葉も出ない」
「どこに行っても見慣れない光景ですが、この領地では……あまり違和感がないのかもしれません」
それは、クリストフの独り言だったのだろう。
ギルバートもその気持ちはよく分かるだけに、ただ笑っていた。
1
お気に入りに追加
86
あなたにおすすめの小説
30代社畜の私が1ヶ月後に異世界転生するらしい。
ひさまま
ファンタジー
前世で搾取されまくりだった私。
魂の休養のため、地球に転生したが、地球でも今世も搾取されまくりのため魂の消滅の危機らしい。
とある理由から元の世界に戻るように言われ、マジックバックを自称神様から頂いたよ。
これで地球で買ったものを持ち込めるとのこと。やっぱり夢ではないらしい。
取り敢えず、明日は退職届けを出そう。
目指せ、快適異世界生活。
ぽちぽち更新します。
作者、うっかりなのでこれも買わないと!というのがあれば教えて下さい。
脳内の空想を、つらつら書いているのでお目汚しな際はごめんなさい。

異世界リナトリオン〜平凡な田舎娘だと思った私、実は転生者でした?!〜
青山喜太
ファンタジー
ある日、母が死んだ
孤独に暮らす少女、エイダは今日も1人分の食器を片付ける、1人で食べる朝食も慣れたものだ。
そしてそれは母が死んでからいつもと変わらない日常だった、ドアがノックされるその時までは。
これは1人の少女が世界を巻き込む巨大な秘密に立ち向かうお話。
小説家になろう様からの転載です!
【完結】魔力がないと見下されていた私は仮面で素顔を隠した伯爵と結婚することになりました〜さらに魔力石まで作り出せなんて、冗談じゃない〜
光城 朱純
ファンタジー
魔力が強いはずの見た目に生まれた王女リーゼロッテ。
それにも拘わらず、魔力の片鱗すらみえないリーゼロッテは家族中から疎まれ、ある日辺境伯との結婚を決められる。
自分のあざを隠す為に仮面をつけて生活する辺境伯は、龍を操ることができると噂の伯爵。
隣に魔獣の出る森を持ち、雪深い辺境地での冷たい辺境伯との新婚生活は、身も心も凍えそう。
それでも国の端でひっそり生きていくから、もう放っておいて下さい。
私のことは私で何とかします。
ですから、国のことは国王が何とかすればいいのです。
魔力が使えない私に、魔力石を作り出せだなんて、そんなの無茶です。
もし作り出すことができたとしても、やすやすと渡したりしませんよ?
これまで虐げられた分、ちゃんと返して下さいね。
表紙はPhoto AC様よりお借りしております。

薬華異堂薬局のお仕事は異世界にもあったのだ
柚木 潤
ファンタジー
実家の薬華異堂薬局に戻った薬剤師の舞は、亡くなった祖父から譲り受けた鍵で開けた扉の中に、不思議な漢方薬の調合が書かれた、古びた本を見つけた。
そして、異世界から助けを求める手紙が届き、舞はその異世界に転移する。
舞は不思議な薬を作り、それは魔人や魔獣にも対抗できる薬であったのだ。
そんな中、魔人の王から舞を見るなり、懐かしい人を思い出させると。
500年前にも、この異世界に転移していた女性がいたと言うのだ。
それは舞と関係のある人物であった。
その後、一部の魔人の襲撃にあうが、舞や魔人の王ブラック達の力で危機を乗り越え、人間と魔人の世界に平和が訪れた。
しかし、500年前に転移していたハナという女性が大事にしていた森がアブナイと手紙が届き、舞は再度転移する。
そして、黒い影に侵食されていた森を舞の薬や魔人達の力で復活させる事が出来たのだ。
ところが、舞が自分の世界に帰ろうとした時、黒い翼を持つ人物に遭遇し、舞に自分の世界に来てほしいと懇願する。
そこには原因不明の病の女性がいて、舞の薬で異物を分離するのだ。
そして、舞を探しに来たブラック達魔人により、昔に転移した一人の魔人を見つけるのだが、その事を隠して黒翼人として生活していたのだ。
その理由や女性の病の原因をつきとめる事が出来たのだが悲しい結果となったのだ。
戻った舞はいつもの日常を取り戻していたが、秘密の扉の中の物が燃えて灰と化したのだ。
舞はまた異世界への転移を考えるが、魔法陣は動かなかったのだ。
何とか舞は転移出来たが、その世界ではドラゴンが復活しようとしていたのだ。
舞は命懸けでドラゴンの良心を目覚めさせる事が出来、世界は火の海になる事は無かったのだ。
そんな時黒翼国の王子が、暗い森にある遺跡を見つけたのだ。
*第1章 洞窟出現編 第2章 森再生編 第3章 翼国編
第4章 火山のドラゴン編 が終了しました。
第5章 闇の遺跡編に続きます。

【完結】天下無敵の公爵令嬢は、おせっかいが大好きです
ノデミチ
ファンタジー
ある女医が、天寿を全うした。
女神に頼まれ、知識のみ持って転生。公爵令嬢として生を受ける。父は王国元帥、母は元宮廷魔術師。
前世の知識と父譲りの剣技体力、母譲りの魔法魔力。権力もあって、好き勝手生きられるのに、おせっかいが大好き。幼馴染の二人を巻き込んで、突っ走る!
そんな変わった公爵令嬢の物語。
アルファポリスOnly
2019/4/21 完結しました。
沢山のお気に入り、本当に感謝します。
7月より連載中に戻し、拾異伝スタートします。
2021年9月。
ファンタジー小説大賞投票御礼として外伝スタート。主要キャラから見たリスティア達を描いてます。
10月、再び完結に戻します。
御声援御愛読ありがとうございました。

元ゲーマーのオタクが悪役令嬢? ごめん、そのゲーム全然知らない。とりま異世界ライフは普通に楽しめそうなので、設定無視して自分らしく生きます
みなみ抄花
ファンタジー
前世で死んだ自分は、どうやらやったこともないゲームの悪役令嬢に転生させられたようです。
女子力皆無の私が令嬢なんてそもそもが無理だから、設定無視して自分らしく生きますね。
勝手に転生させたどっかの神さま、ヒロインいじめとか勇者とか物語の盛り上げ役とかほんっと心底どうでも良いんで、そんなことよりチート能力もっとよこしてください。
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。

辺境伯令嬢に転生しました。
織田智子
ファンタジー
ある世界の管理者(神)を名乗る人(?)の願いを叶えるために転生しました。
アラフィフ?日本人女性が赤ちゃんからやり直し。
書き直したものですが、中身がどんどん変わっていってる状態です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる