220 / 530
Part2
Б.в お茶会もこりごりです…… - 06
しおりを挟む
「ですから、“自分自身の時間”というのは、とても大切です。そして、夫婦なら、“夫婦である時間”ということも、とても大切だと思います」
お互いにお互いの素をさらけ出せる関係。
そして、それを見せても許される場所。
心を許せる、開ける時。
自分の心を殺さなくてもよい拠り所。
「二人なら、もっと強くなっていけますね」
なぜなら、一緒に、辛さも、苦しみも、困難も共有でるから。
一人では難しいことも、一人では抱えきれないことでも、一人ではなくて、支えてくれる相手がいる。
そして、支え合っていける相手がいるというのは、とても恵まれていることだと思う。
「何もかもを一人きりで背負うのではなく、苦しむのではなく、誰にだって、心の拠り所があってもいいはずです。ただの『自分自身』 に、戻ってもいいはずです」
セシルの話を聞いているアデラの指元も、微かに震えだしていた。
その顔を見せないようにと、アデラが少し横を向いてしまう。
「コミュニケーションは、夫婦でなくとも、私達の意思を伝えるのに一番大切なことです。口に出さなくとも、言わずとも、分かるだろう? ――それは、ただの思い込み、推測、または自分よがりな考え――になってしまうと思いませんか?」
なぜなら――と、セシルは続ける。
「憶測」 は、その時の感情や状況次第で、受け取り方も変わってきてしまう。
相手が本当に考えていることを推測することは可能かもしれなくても、だからと言って、本当の意味で、相手の意図を理解したことにはならないから。
意思疎通を図ろうと言葉に出したとしても、その全てが全て、自分自身が考えている意味のまま理解されることだって、ほとんどないものだ。
知識にないこと、経験してないこと、自分で理解していないことを話されても、共通観念がなければ、同じ立場で、土俵で、相手の意図を理解することは、とても難しいのだ。
だから、私達には意思疎通の為に、「話す」 能力を与えられたのだ、と。
「王妃陛下は、ご自分が納得できる、そして、心を割って話せるコミュニケーションをなさっていますか?」
「……っ……」
また、ガツンと、頭を殴られたような衝動を受けて、アデラは目を瞑ってしまっていた。
心を割って――など、聞いてはいけない。
質問してはいけない。
ただ、文句も言わず、受け入れて、支えていくのが王妃の務め――だと……。
セシルの話は、全てが全て、アデラが躾された教育とは異なっていた。あまりに違い過ぎていた。
それが――胸を貫くようで、息が苦しい……。
「……「人」 として行動してしまえば、王妃としては、役に立たないのですわ……」
弱音を吐くつもりなど無かった。
それでも……、セシルはアデラの話を聞いても態度が変わらず、そして、そのどこまでも落ち着いた瞳が、ただ、静かにアデラの話を聞いていてくれている。
責めるのでもない。非難するでもない。
ただ――静かに、話を聞いてくれているだけだった。
「なぜですか?」
「……えっ……?」
あまりにあっさりと質問を返されて、アデラの方が驚いていた。
「なぜ、「人」 に戻ったからと言って、王妃陛下としての仕事が、できないのですか?」
「なぜ……って……それは、王妃として……甘さなど、許されませんでしょう?」
「それは、『王妃』 という立場でしょう?」
『王妃』 であるのなら、国を統治する国王陛下を支え、直接的ではないにしても、国を、国民を、そうやって陰からでも支えていかなければならない。
その重責を担っていらっしゃるから。
その責任も、立場も重く、そして、誰にでもできる仕事でもない。
覚悟も必要だろうし、厳しい決断を迫られることもあるだろう。
「ですが、それは立場であって、私達の本質ではありませんよ」
「……本質……? どういう意味ですの?」
「私達は、「人」 として生まれてくるのです。それは、誰であろうと、絶対、変わらない事実であり、真理です」
とても穏やかな口調で、変わらぬ態度で、そして、どこまでも静穏を映した強い瞳のまま、セシルが静かに断言した。
「『王妃』 となるのは、「人」 として生まれて来た後から与えられた「立場」 です。その立場には責任がついてくるのでしょうし、課された仕事もあるのでしょうし、色々です」
そして、どこまでも静謐な深い藍の瞳が、アデラに優しく言い聞かせるように、アデラを見つめている。
「「人」 として最初に生まれてきているのに、なぜ、その「人」 を捨てなければならないのですか?」
それは……『王妃』 は、『王族』 は、人として行動してはいけないから……。
「『王妃』 としての立場の時は、そのような行動をすることを要求されるでしょうし、しなければならないのでしょう。ですが、「人」 としている時に、わざわざ、『王妃』 である仕事を持ち込まなければならないのですか? 「人」 でなければ、『王妃』 ではいられない。なることもできないでしょう」
アデラは、普段のように感情を隠すこともなく、その素直に驚いた瞳をセシルに向け、呆然としたように動かなかった。
まるで、セシルの話した内容を生まれて初めて聞いた、耳にした――とでもいうような雰囲気で、言葉を失っていたのだ。
「『王妃』 である時は、その立場を理解し、責任を理解し、そうやって行動し、そうやって仕事をするのでしょう。「人」 としている時は、自分自身に戻り、心を持っても、感情を持っても、許されるのです。それは「人」 として、至極当然で、自然なことです」
「……ぁ……っ……」
押さえきれず、アデラの瞳から、一筋の涙が流れ落ちていた。
パっと、アデラが慌てて目元を指で拭う。
「……ごめんなさい……。恥ずかしいところを見せてしまい……」
「どうか、お気になさらないでください。私のことは、ここにいない者として、扱ってください。例えば、空気のように?」
「……それは、無理、でしょう……?」
ふふと、知らずアデラの口から笑みが漏れていた。
「王妃陛下、「人」 に戻ったからと言って、『王妃』 である立場も、責任も、消え去るものではございません。それは、あなたの立場であるのですから、これからも続いていくものです。ですが、「人」 に戻った時は、『アデラ』 という一人の女性で、母親で、そして、大切な人を愛するお方なんです。喜怒哀楽も自然な感情です。自分の弱さを見せても許される場所、空間、そして、許してくれる相手」
セシルの話を聞いているアデラの瞳が揺れていき、アデラは、ただ、そこで瞳を閉じていた。
お互いにお互いの素をさらけ出せる関係。
そして、それを見せても許される場所。
心を許せる、開ける時。
自分の心を殺さなくてもよい拠り所。
「二人なら、もっと強くなっていけますね」
なぜなら、一緒に、辛さも、苦しみも、困難も共有でるから。
一人では難しいことも、一人では抱えきれないことでも、一人ではなくて、支えてくれる相手がいる。
そして、支え合っていける相手がいるというのは、とても恵まれていることだと思う。
「何もかもを一人きりで背負うのではなく、苦しむのではなく、誰にだって、心の拠り所があってもいいはずです。ただの『自分自身』 に、戻ってもいいはずです」
セシルの話を聞いているアデラの指元も、微かに震えだしていた。
その顔を見せないようにと、アデラが少し横を向いてしまう。
「コミュニケーションは、夫婦でなくとも、私達の意思を伝えるのに一番大切なことです。口に出さなくとも、言わずとも、分かるだろう? ――それは、ただの思い込み、推測、または自分よがりな考え――になってしまうと思いませんか?」
なぜなら――と、セシルは続ける。
「憶測」 は、その時の感情や状況次第で、受け取り方も変わってきてしまう。
相手が本当に考えていることを推測することは可能かもしれなくても、だからと言って、本当の意味で、相手の意図を理解したことにはならないから。
意思疎通を図ろうと言葉に出したとしても、その全てが全て、自分自身が考えている意味のまま理解されることだって、ほとんどないものだ。
知識にないこと、経験してないこと、自分で理解していないことを話されても、共通観念がなければ、同じ立場で、土俵で、相手の意図を理解することは、とても難しいのだ。
だから、私達には意思疎通の為に、「話す」 能力を与えられたのだ、と。
「王妃陛下は、ご自分が納得できる、そして、心を割って話せるコミュニケーションをなさっていますか?」
「……っ……」
また、ガツンと、頭を殴られたような衝動を受けて、アデラは目を瞑ってしまっていた。
心を割って――など、聞いてはいけない。
質問してはいけない。
ただ、文句も言わず、受け入れて、支えていくのが王妃の務め――だと……。
セシルの話は、全てが全て、アデラが躾された教育とは異なっていた。あまりに違い過ぎていた。
それが――胸を貫くようで、息が苦しい……。
「……「人」 として行動してしまえば、王妃としては、役に立たないのですわ……」
弱音を吐くつもりなど無かった。
それでも……、セシルはアデラの話を聞いても態度が変わらず、そして、そのどこまでも落ち着いた瞳が、ただ、静かにアデラの話を聞いていてくれている。
責めるのでもない。非難するでもない。
ただ――静かに、話を聞いてくれているだけだった。
「なぜですか?」
「……えっ……?」
あまりにあっさりと質問を返されて、アデラの方が驚いていた。
「なぜ、「人」 に戻ったからと言って、王妃陛下としての仕事が、できないのですか?」
「なぜ……って……それは、王妃として……甘さなど、許されませんでしょう?」
「それは、『王妃』 という立場でしょう?」
『王妃』 であるのなら、国を統治する国王陛下を支え、直接的ではないにしても、国を、国民を、そうやって陰からでも支えていかなければならない。
その重責を担っていらっしゃるから。
その責任も、立場も重く、そして、誰にでもできる仕事でもない。
覚悟も必要だろうし、厳しい決断を迫られることもあるだろう。
「ですが、それは立場であって、私達の本質ではありませんよ」
「……本質……? どういう意味ですの?」
「私達は、「人」 として生まれてくるのです。それは、誰であろうと、絶対、変わらない事実であり、真理です」
とても穏やかな口調で、変わらぬ態度で、そして、どこまでも静穏を映した強い瞳のまま、セシルが静かに断言した。
「『王妃』 となるのは、「人」 として生まれて来た後から与えられた「立場」 です。その立場には責任がついてくるのでしょうし、課された仕事もあるのでしょうし、色々です」
そして、どこまでも静謐な深い藍の瞳が、アデラに優しく言い聞かせるように、アデラを見つめている。
「「人」 として最初に生まれてきているのに、なぜ、その「人」 を捨てなければならないのですか?」
それは……『王妃』 は、『王族』 は、人として行動してはいけないから……。
「『王妃』 としての立場の時は、そのような行動をすることを要求されるでしょうし、しなければならないのでしょう。ですが、「人」 としている時に、わざわざ、『王妃』 である仕事を持ち込まなければならないのですか? 「人」 でなければ、『王妃』 ではいられない。なることもできないでしょう」
アデラは、普段のように感情を隠すこともなく、その素直に驚いた瞳をセシルに向け、呆然としたように動かなかった。
まるで、セシルの話した内容を生まれて初めて聞いた、耳にした――とでもいうような雰囲気で、言葉を失っていたのだ。
「『王妃』 である時は、その立場を理解し、責任を理解し、そうやって行動し、そうやって仕事をするのでしょう。「人」 としている時は、自分自身に戻り、心を持っても、感情を持っても、許されるのです。それは「人」 として、至極当然で、自然なことです」
「……ぁ……っ……」
押さえきれず、アデラの瞳から、一筋の涙が流れ落ちていた。
パっと、アデラが慌てて目元を指で拭う。
「……ごめんなさい……。恥ずかしいところを見せてしまい……」
「どうか、お気になさらないでください。私のことは、ここにいない者として、扱ってください。例えば、空気のように?」
「……それは、無理、でしょう……?」
ふふと、知らずアデラの口から笑みが漏れていた。
「王妃陛下、「人」 に戻ったからと言って、『王妃』 である立場も、責任も、消え去るものではございません。それは、あなたの立場であるのですから、これからも続いていくものです。ですが、「人」 に戻った時は、『アデラ』 という一人の女性で、母親で、そして、大切な人を愛するお方なんです。喜怒哀楽も自然な感情です。自分の弱さを見せても許される場所、空間、そして、許してくれる相手」
セシルの話を聞いているアデラの瞳が揺れていき、アデラは、ただ、そこで瞳を閉じていた。
1
お気に入りに追加
81
あなたにおすすめの小説
乙女ゲームで唯一悲惨な過去を持つモブ令嬢に転生しました
雨夜 零
恋愛
ある日...スファルニア公爵家で大事件が起きた
スファルニア公爵家長女のシエル・スファルニア(0歳)が何者かに誘拐されたのだ
この事は、王都でも話題となり公爵家が賞金を賭け大捜索が行われたが一向に見つからなかった...
その12年後彼女は......転生した記憶を取り戻しゆったりスローライフをしていた!?
たまたまその光景を見た兄に連れていかれ学園に入ったことで気づく
ここが...
乙女ゲームの世界だと
これは、乙女ゲームに転生したモブ令嬢と彼女に恋した攻略対象の話
乙女ゲームの世界に転生した!攻略対象興味ないので自分のレベル上げしていたら何故か隠しキャラクターに溺愛されていた
ノアにゃん
恋愛
私、アリスティーネ・スティアート、
侯爵家であるスティアート家の第5子であり第2女です
そして転生者、笹壁 愛里寿(ささかべ ありす)です、
はっきり言ってこの乙女ゲーム楽しかった!
乙女ゲームの名は【熱愛!育ててプリンセス!】
約して【熱プリ】
この乙女ゲームは好感度を上げるだけではなく、
最初に自分好みに設定したり、特化魔法を選べたり、
RPGみたいにヒロインのレベルを上げたりできる、
個人的に最高の乙女ゲームだった!
ちなみにセーブしても一度死んだらやり直しという悲しい設定も有った、
私は熱プリ世界のモブに転生したのでレベルを上げを堪能しますか!
ステータスオープン!
あれ?
アイテムボックスオープン!
あれれ?
メイクボックスオープン!
あれれれれ?
私、前世の熱プリのやり込んだステータスや容姿、アイテム、ある‼
テイム以外すべて引き継いでる、
それにレベルMAX超えてもモンスター狩ってた分のステータス上乗せ、
何故か神々に寵愛されし子、王に寵愛されし子、
あ、この世界MAX99じゃないんだ、、、
あ、チートですわ、、、
※2019/ 7/23 21:00 小説投稿ランキングHOT 8位ありがとうございます‼
※2019/ 7/24 6:00 小説投稿ランキングHOT 4位ありがとうございます‼
※2019/ 7/24 12:00 小説投稿ランキングHOT 3位ありがとうございます‼
※2019/ 7/24 21:00 小説投稿ランキングHOT 2位ありがとうございます‼
お気に入り登録1,000突破ありがとうございます‼
初めてHOT 10位以内入れた!嬉しい‼
薬華異堂薬局のお仕事は異世界にもあったのだ
柚木 潤
ファンタジー
実家の薬華異堂薬局に戻った薬剤師の舞は、亡くなった祖父から譲り受けた鍵で開けた扉の中に、不思議な漢方薬の調合が書かれた、古びた本を見つけた。
そして、異世界から助けを求める手紙が届き、舞はその異世界に転移する。
舞は不思議な薬を作り、それは魔人や魔獣にも対抗できる薬であったのだ。
そんな中、魔人の王から舞を見るなり、懐かしい人を思い出させると。
500年前にも、この異世界に転移していた女性がいたと言うのだ。
それは舞と関係のある人物であった。
その後、一部の魔人の襲撃にあうが、舞や魔人の王ブラック達の力で危機を乗り越え、人間と魔人の世界に平和が訪れた。
しかし、500年前に転移していたハナという女性が大事にしていた森がアブナイと手紙が届き、舞は再度転移する。
そして、黒い影に侵食されていた森を舞の薬や魔人達の力で復活させる事が出来たのだ。
ところが、舞が自分の世界に帰ろうとした時、黒い翼を持つ人物に遭遇し、舞に自分の世界に来てほしいと懇願する。
そこには原因不明の病の女性がいて、舞の薬で異物を分離するのだ。
そして、舞を探しに来たブラック達魔人により、昔に転移した一人の魔人を見つけるのだが、その事を隠して黒翼人として生活していたのだ。
その理由や女性の病の原因をつきとめる事が出来たのだが悲しい結果となったのだ。
戻った舞はいつもの日常を取り戻していたが、秘密の扉の中の物が燃えて灰と化したのだ。
舞はまた異世界への転移を考えるが、魔法陣は動かなかったのだ。
何とか舞は転移出来たが、その世界ではドラゴンが復活しようとしていたのだ。
舞は命懸けでドラゴンの良心を目覚めさせる事が出来、世界は火の海になる事は無かったのだ。
そんな時黒翼国の王子が、暗い森にある遺跡を見つけたのだ。
*第1章 洞窟出現編 第2章 森再生編 第3章 翼国編
第4章 火山のドラゴン編 が終了しました。
第5章 闇の遺跡編に続きます。
乙女ゲーのモブデブ令嬢に転生したので平和に過ごしたい
ゆの
恋愛
私は日比谷夏那、18歳。特に優れた所もなく平々凡々で、波風立てずに過ごしたかった私は、特に興味のない乙女ゲームを友人に強引に薦められるがままにプレイした。
だが、その乙女ゲームの各ルートをクリアした翌日に事故にあって亡くなってしまった。
気がつくと、乙女ゲームに1度だけ登場したモブデブ令嬢に転生していた!!特にゲームの影響がない人に転生したことに安堵した私は、ヒロインや攻略対象に関わらず平和に過ごしたいと思います。
だけど、肉やお菓子より断然大好きなフルーツばっかりを食べていたらいつの間にか痩せて、絶世の美女に…?!
平和に過ごしたい令嬢とそれを放って置かない攻略対象達の平和だったり平和じゃなかったりする日々が始まる。
落ちぶれて捨てられた侯爵令嬢は辺境伯に求愛される~今からは俺の溺愛ターンだから覚悟して~
しましまにゃんこ
恋愛
年若い辺境伯であるアレクシスは、大嫌いな第三王子ダマスから、自分の代わりに婚約破棄したセシルと新たに婚約を結ぶように頼まれる。実はセシルはアレクシスが長年恋焦がれていた令嬢で。アレクシスは突然のことにとまどいつつも、この機会を逃してたまるかとセシルとの婚約を引き受けることに。
とんとん拍子に話はまとまり、二人はロイター辺境で甘く穏やかな日々を過ごす。少しずつ距離は縮まるものの、時折どこか悲し気な表情を見せるセシルの様子が気になるアレクシス。
「セシルは絶対に俺が幸せにしてみせる!」
だがそんなある日、ダマスからセシルに王都に戻るようにと伝令が来て。セシルは一人王都へ旅立ってしまうのだった。
追いかけるアレクシスと頑なな態度を崩さないセシル。二人の恋の行方は?
すれ違いからの溺愛ハッピーエンドストーリーです。
小説家になろう、他サイトでも掲載しています。
麗しすぎるイラストは汐の音様からいただきました!
流星群の落下地点で〜集団転移で私だけ魔力なし判定だったから一般人として生活しようと思っているんですが、もしかして下剋上担当でしたか?〜
古森きり
恋愛
平凡な女子高生、加賀深涼はハロウィンの夜に不思議な男の声を聴く。
疎遠だった幼馴染の真堂刃や、仮装しに集まっていた人たちとともに流星群の落下地点から異世界『エーデルラーム』に召喚された。
他の召喚者が召喚魔法師の才能を発現させる中、涼だけは魔力なしとして殺されかける。
そんな時、助けてくれたのは世界最強最悪の賞金首だった。
一般人生活を送ることになった涼だが、召喚時につけられた首輪と召喚主の青年を巡る争いに巻き込まれていく。
小説家になろう、カクヨム、アルファポリスに掲載。
[お願い]
敵役へのヘイト感想含め、感想欄への書き込みは「不特定多数に見られるものである」とご理解の上、行ってください。
ご自身の人間性と言葉を大切にしてください。
言葉は人格に繋がります。
ご自分を大切にしてください。
処刑直前ですが得意の転移魔法で離脱します~私に罪を被せた公爵令嬢は絶対許しませんので~
インバーターエアコン
恋愛
王宮で働く少女ナナ。王様の誕生日パーティーに普段通りに給仕をしていた彼女だったが、突然第一王子の暗殺未遂事件が起きる。
ナナは最初、それを他人事のように見ていたが……。
「この女よ! 王子を殺そうと毒を盛ったのは!」
「はい?」
叫んだのは第二王子の婚約者であるビリアだった。
王位を巡る争いに巻き込まれ、王子暗殺未遂の罪を着せられるナナだったが、相手が貴族でも、彼女はやられたままで終わる女ではなかった。
(私をドロドロした内争に巻き込んだ罪は贖ってもらいますので……)
得意の転移魔法でその場を離脱し反撃を始める。
相手が悪かったことに、ビリアは間もなく気付くこととなる。
一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!
当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。
しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。
彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。
このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。
しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。
好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。
※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*)
※他のサイトにも重複投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる