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Part2
А.б またアトレシア大王国にて - 04
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* * *
案内された部屋に一歩足を踏み入れて――セシルの眉間が、ピクリと、揺れていた。
室内は、ぐるぐるりと、見渡せるほどの広さで、客室の中央には、談話ができるように、両方に大きな長椅子と真ん中にテーブルが、右端には暖炉がついており、その前にも、快適そうなソファーやら、豪奢なラグにクッションが。
室内の内装から、壁にかかっている絵画から、丁度品まで、繊細な金の模様がほどこされ、飾られ、豪奢でありながら華美過ぎず、超一流の調度品がその室内に揃えられていたのだ。
「左手の扉を抜けますと、寝室に繋がっております。お荷物は、すでにこちらに運ばれて、荷が解かれておりますので、どうかご確認くださいませ」
「わかりました」
「右手の扉は、侍女部屋に続いております」
「そうですか」
「こちらの客室には、指示がない限り近づかないように、との指示を頂いておりますので、ご用がおありの際は、大変お手数をおかけしてしまいますが、客室前に控えている騎士に、ご要件をお伝えください。すぐに、遣いの者を寄越しますので」
「わかりました」
この室内を見ただけで、くらくらと、眩暈がしてきそうである。
「食事は、全員分、こちらに運ぶように指示されておりますが、それで問題はございませんでしょうか?」
「ええ、問題ありません」
「お時間のほうでございますが、朝食は朝八時に、昼食は午後一時に、そして、夕食は夕方六時半という配置で、問題はございませんでしょうか?」
「ええ、それで問題はありません」
「その他、軽食やスイーツなどは、常時、用意されてございますので、その際は、どうか、お気軽にお呼びつけくださいませ」
「なにからなにまで、本当にありがとうございます」
「アトレシア大王国に、ようこそお越しくださいました。心より歓迎いたします」
「ありがとう。――あの……、あなたは?」
「私は、第三王子ギルバート殿下の執事を務めております、アーリー・ウェストバーグと申します。以後、お見知りおきくださいませ」
なぜ――第三王子殿下付きの執事が、たかが、伯爵令嬢ごときの客の世話役に就いているのだろうか!
この下をも置かないもてなしといい、セシルへのあまりに腰の低い対応といい、絶対に、なにかが間違っている。
「ギルバート殿下より、これからご令嬢の滞在中の予定の話し合いに、騎士の指示を終え次第、こちらに戻ってくる、と言付かっております」
「わかりました」
「では、どうぞ、ごゆるりとおくつろぎくださいませ」
「ええ、ありがとう」
ギルバートの執事が丁寧に一礼を済ませ、部屋から去っていった。
シーンと、静けさが下りて、セシルは溜息をこぼしそうになりながら、左手の寝室の方にスタスタと進んで行く。
扉を開けて中を覗くと、期待を裏切らない豪奢な室内の中央に、余裕で三人は寝られるのではないか、と言うほどの大きな天蓋付きのベッドが陣取っていた。
ベッドの周囲の丁度品も、ベッドカバーやリネン、床に敷かれているラグやらカーペットやら、これまた超一流品ばかりである。
はあぁ…………。
さすがに、今回は、溜め息をこぼさずにはいられないようだった。
――――なんで、田舎に住んでいる伯爵令嬢ごときに、最高位の来賓用の客室なんてあてがうの!?
はっきり言って、この客室は来賓用――といっても、上位貴族、果ては、王族や皇族にでも出せそうなほどの、ものすごい立派な客室である。
そんな国家レベルの上位貴族やら重鎮やらをもてなせられる客室を、伯爵令嬢程度のセシルにあてがうなど、信じられない話である。
「ふわぁぁぁ……! ――私……、こんな立派な部屋を見たのは、初めてです……」
ほぅぅぅ……と、若い侍女のアーシュリンは室内を見渡して、感嘆の溜息をこぼしている。
「確かにそうですね……」
さすがに、王宮の客室など見たことも立ち寄ったこともないオルガも、室内を見渡して圧倒されているようだ。
「すごい立派ですね」
そして、普段と全く態度が変わらないのは、フィロだ。
「そうね……」
「余程、重要視されているのか、警戒されているのか。すごいですね、マイレディー」
「なにも、全然、すごくないわ……。これ、絶対に、なにか間違ってるもの」
「私は平民なので、貴族の基準は分かりません」
そういった教育は徹底して受けてきたはずなのに、つらっと、そんなことを口にする。
はあぁ……と、またも疲れ切ったようにセシルは溜息をつき、それから、気を取り直したように、全員をグルリと見渡していく。
「何はともあれ、アトレシア大王国に無事着きましたね。ここは他国の王宮だから、絶対に、目立つことはしないように。これから一週間ほど、この客室で閉じこもってもらうことが多くなると思うけれど、我慢してね」
「ご心配いりません、マイレディー」
「我々の護衛も、控えた方がよろしいですか?」
イシュトールとユーリカは会話に参加するために、少しだけ扉から離れてきている。
「たぶん、そうなるでしょうね。でも、私は他国からの客人ということもあって、個人的な護衛をつけていても、許されると思います。後で確認してみるけれど、イシュトールとユーリカとフィロの三人で、交代制かしら?」
「わかりました」
「食事はどうするんですか?」
フィロが淡々と聞いてくる。
「さすがに――出される食事に手をつけないのは失礼でしょうし、非礼にもあたるでしょうから、まあ、食事は、ここで出されたものを取りましょう」
前回は、敵の巣窟――ほどではないが、それに近い扱いで王宮に入り込んだので、毒を警戒して、一切、王宮で用意された食事は手をつけなかった。
「まさか、新国王即位を終えたばかりの場で、それも、大した見知りもしない伯爵令嬢と、その付き人に毒を盛っても、ほとんど利がないでしょう?」
「ですが、マイレディーを覚えている輩はいるはず」
「そうね。まあ、そこまで警戒しなくても、いいんじゃないかと思うわ」
「わかりました。私が毒見します」
「いえ……、いいの。そんなことしないで」
フィロもセシルのことになると、超過保護である。
「それから、この点が一番重要ですけれど、王国にいる間は、王国のこと、または王族のこと、彼らに関することは、一切、口にしないように。どこに余計な“目”や“耳”が潜んでいるか分かりませんからね。この客室にいる間だけじゃないわ。王国にいる間は、全部、いつでも、どこでも、ですよ」
「わかりました」
全員が、真剣な面持ちで頷いた。
「じゃあ、皆も長旅で疲れたと思うけれど、少し休憩しましょう? フィロも、仕事はなしですよ」
「私は、大丈夫ですが」
「だめよ。今は、きちんと休憩しなさい」
「わかりました」
この部屋に案内される時に、付き人や侍従にあてがわれた部屋はどこか聞いている。
セシルが過ごすこの客室から少し離れてしまっているが、今回は、四六時中、同じ部屋に居座るわけにもいかない。
「では、マイレディー、お茶をお淹れいたしますね」
「ええ、お願い。疲れているところ、悪いわね」
「いいえ、私は、道中、なにもしませんでしたから、体力は余っております」
「そう……」
長ーい移動を終えて、どうにか無事に、やっと、アトレシア大王国に着いたようである。
案内された部屋に一歩足を踏み入れて――セシルの眉間が、ピクリと、揺れていた。
室内は、ぐるぐるりと、見渡せるほどの広さで、客室の中央には、談話ができるように、両方に大きな長椅子と真ん中にテーブルが、右端には暖炉がついており、その前にも、快適そうなソファーやら、豪奢なラグにクッションが。
室内の内装から、壁にかかっている絵画から、丁度品まで、繊細な金の模様がほどこされ、飾られ、豪奢でありながら華美過ぎず、超一流の調度品がその室内に揃えられていたのだ。
「左手の扉を抜けますと、寝室に繋がっております。お荷物は、すでにこちらに運ばれて、荷が解かれておりますので、どうかご確認くださいませ」
「わかりました」
「右手の扉は、侍女部屋に続いております」
「そうですか」
「こちらの客室には、指示がない限り近づかないように、との指示を頂いておりますので、ご用がおありの際は、大変お手数をおかけしてしまいますが、客室前に控えている騎士に、ご要件をお伝えください。すぐに、遣いの者を寄越しますので」
「わかりました」
この室内を見ただけで、くらくらと、眩暈がしてきそうである。
「食事は、全員分、こちらに運ぶように指示されておりますが、それで問題はございませんでしょうか?」
「ええ、問題ありません」
「お時間のほうでございますが、朝食は朝八時に、昼食は午後一時に、そして、夕食は夕方六時半という配置で、問題はございませんでしょうか?」
「ええ、それで問題はありません」
「その他、軽食やスイーツなどは、常時、用意されてございますので、その際は、どうか、お気軽にお呼びつけくださいませ」
「なにからなにまで、本当にありがとうございます」
「アトレシア大王国に、ようこそお越しくださいました。心より歓迎いたします」
「ありがとう。――あの……、あなたは?」
「私は、第三王子ギルバート殿下の執事を務めております、アーリー・ウェストバーグと申します。以後、お見知りおきくださいませ」
なぜ――第三王子殿下付きの執事が、たかが、伯爵令嬢ごときの客の世話役に就いているのだろうか!
この下をも置かないもてなしといい、セシルへのあまりに腰の低い対応といい、絶対に、なにかが間違っている。
「ギルバート殿下より、これからご令嬢の滞在中の予定の話し合いに、騎士の指示を終え次第、こちらに戻ってくる、と言付かっております」
「わかりました」
「では、どうぞ、ごゆるりとおくつろぎくださいませ」
「ええ、ありがとう」
ギルバートの執事が丁寧に一礼を済ませ、部屋から去っていった。
シーンと、静けさが下りて、セシルは溜息をこぼしそうになりながら、左手の寝室の方にスタスタと進んで行く。
扉を開けて中を覗くと、期待を裏切らない豪奢な室内の中央に、余裕で三人は寝られるのではないか、と言うほどの大きな天蓋付きのベッドが陣取っていた。
ベッドの周囲の丁度品も、ベッドカバーやリネン、床に敷かれているラグやらカーペットやら、これまた超一流品ばかりである。
はあぁ…………。
さすがに、今回は、溜め息をこぼさずにはいられないようだった。
――――なんで、田舎に住んでいる伯爵令嬢ごときに、最高位の来賓用の客室なんてあてがうの!?
はっきり言って、この客室は来賓用――といっても、上位貴族、果ては、王族や皇族にでも出せそうなほどの、ものすごい立派な客室である。
そんな国家レベルの上位貴族やら重鎮やらをもてなせられる客室を、伯爵令嬢程度のセシルにあてがうなど、信じられない話である。
「ふわぁぁぁ……! ――私……、こんな立派な部屋を見たのは、初めてです……」
ほぅぅぅ……と、若い侍女のアーシュリンは室内を見渡して、感嘆の溜息をこぼしている。
「確かにそうですね……」
さすがに、王宮の客室など見たことも立ち寄ったこともないオルガも、室内を見渡して圧倒されているようだ。
「すごい立派ですね」
そして、普段と全く態度が変わらないのは、フィロだ。
「そうね……」
「余程、重要視されているのか、警戒されているのか。すごいですね、マイレディー」
「なにも、全然、すごくないわ……。これ、絶対に、なにか間違ってるもの」
「私は平民なので、貴族の基準は分かりません」
そういった教育は徹底して受けてきたはずなのに、つらっと、そんなことを口にする。
はあぁ……と、またも疲れ切ったようにセシルは溜息をつき、それから、気を取り直したように、全員をグルリと見渡していく。
「何はともあれ、アトレシア大王国に無事着きましたね。ここは他国の王宮だから、絶対に、目立つことはしないように。これから一週間ほど、この客室で閉じこもってもらうことが多くなると思うけれど、我慢してね」
「ご心配いりません、マイレディー」
「我々の護衛も、控えた方がよろしいですか?」
イシュトールとユーリカは会話に参加するために、少しだけ扉から離れてきている。
「たぶん、そうなるでしょうね。でも、私は他国からの客人ということもあって、個人的な護衛をつけていても、許されると思います。後で確認してみるけれど、イシュトールとユーリカとフィロの三人で、交代制かしら?」
「わかりました」
「食事はどうするんですか?」
フィロが淡々と聞いてくる。
「さすがに――出される食事に手をつけないのは失礼でしょうし、非礼にもあたるでしょうから、まあ、食事は、ここで出されたものを取りましょう」
前回は、敵の巣窟――ほどではないが、それに近い扱いで王宮に入り込んだので、毒を警戒して、一切、王宮で用意された食事は手をつけなかった。
「まさか、新国王即位を終えたばかりの場で、それも、大した見知りもしない伯爵令嬢と、その付き人に毒を盛っても、ほとんど利がないでしょう?」
「ですが、マイレディーを覚えている輩はいるはず」
「そうね。まあ、そこまで警戒しなくても、いいんじゃないかと思うわ」
「わかりました。私が毒見します」
「いえ……、いいの。そんなことしないで」
フィロもセシルのことになると、超過保護である。
「それから、この点が一番重要ですけれど、王国にいる間は、王国のこと、または王族のこと、彼らに関することは、一切、口にしないように。どこに余計な“目”や“耳”が潜んでいるか分かりませんからね。この客室にいる間だけじゃないわ。王国にいる間は、全部、いつでも、どこでも、ですよ」
「わかりました」
全員が、真剣な面持ちで頷いた。
「じゃあ、皆も長旅で疲れたと思うけれど、少し休憩しましょう? フィロも、仕事はなしですよ」
「私は、大丈夫ですが」
「だめよ。今は、きちんと休憩しなさい」
「わかりました」
この部屋に案内される時に、付き人や侍従にあてがわれた部屋はどこか聞いている。
セシルが過ごすこの客室から少し離れてしまっているが、今回は、四六時中、同じ部屋に居座るわけにもいかない。
「では、マイレディー、お茶をお淹れいたしますね」
「ええ、お願い。疲れているところ、悪いわね」
「いいえ、私は、道中、なにもしませんでしたから、体力は余っております」
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