178 / 530
Part2
А.а 始まり - 05
しおりを挟む
「宿場町の方には、よく、こうして食事に来られるのですか?」
「ええ、そうですね。季節ごとにメニューが変わったり、新しいメニューを開発した時など、お声がかかるものですから。味見役なんです」
「それは、楽しそうですね」
「ええ、そうですね」
それにしても、領主であるセシルは準伯爵の位を授かっているが、元は伯爵令嬢でもある。
貴族の令嬢なのに、こんな風に、平民が出入りする食事処に顔を出し、他の民と一緒に食事を取ることも全く問題がなくて、セシルの方も慣れている様子で、それが、ギルバートには不思議でならなかった。
本当に、“普通の貴族のご令嬢”、なんていう肩書が当てはまらない女性だ。
「この領地では、“貴族席”というものはございませんの。特に、食堂や食事処、レストランといった場所では、支払いができるお客様なら、誰でも、自由にお店に入れますし、注文もできます」
「そうなんですね」
「“貴族席”などというものを設けていては、食事の場所まで、気を遣わなければなりませんし、他のお客様だっているのに、貴族を最優先しなければなりませんもの。おいしいものも、おいしくなくなってしまいますわ」
「なるほど」
あまりに耳慣れない発想である。
「商売繁盛の秘訣は、“お客様は神様です”の心得ですものね」
「――お客様は、神様――ですか?」
「ええ、そうです」
「その発想は――初めてです」
「商売繁盛の秘訣です」
「そうですか」
そして、あまりに聞き慣れない発想である。
「あの――よろしかったら、おつぎしましょうか?」
「いえ……」
だが、セシルが手を出すので、ギルバートは、ここでは皿を出すのだろうか? ――と、一応、皿を出してみた。
「全部の品でよろしいですか? なにか、お好きなものは?」
「いえ、全部でお願いします」
それで、さっきのように手際よく、皿の上に、それぞれの料理が乗せられた。
先程より、全部の料理の量が、少し多めになっていた。
――――随分、気の利くご令嬢なんだな。
などと新発見をして、ギルバートは甚く感心していた。
それからしばらくして、全員が食事を満喫し終え、テーブル一杯に注文された料理は、すでに空になっている。
その間も、セシルは料理の説明をしてくれたり、味の説明をしてくれたり、今回だって、予定に入っていなかったギルバート達の訪問なのに、ギルバートはセシルの隣で、(非常に) 楽しい時間を過ごすことができたのだった。
「皆様、足りませんでしたら、もう一皿くらい、注文しましょうか?」
さすが、現役の騎士達である。
少々、多めに頼んでみたつもりだったのに、大きな皿に盛りつけられた料理は、全部、平らげてしまったほどだ。
食欲旺盛で、商売も繁盛である。
「いえ、私はもう十分です」
ギルバートの視線が前に座っている部下に向けられるが、ふるふると、部下達の方も首を振った。
「それなら、デザートはどうです? お腹一杯ですか?」
「それは――」
それで、また、ギルバートの視線が前の二人と、隣のクリストフに向けられる。
三人共何も言わないが――いや、分かっている。デザート程度は、まだ入る余裕があるのだろう。
騎士達は、出された料理はしっかり食べきるし、出された料理を残すことは(滅多に) ない。
なにしろ、いつ何時、急な仕事で呼び出されるか分かったものではないから、ありつける食事の時は、その時間を最大限に活用するのだ。
例え、それがデザートであろうと同じである。
特に、デザートになると、甘い系統のものが出てくることが多い。騎士達だって、甘いものが好きな男は多いのだ。
「もし、ご迷惑でなければ――」
「ええ、迷惑ではありませんわ。皆様、どのくらいの甘さが好みでしょうかしら? チーズとか食べましたから、ちょっとしょっぱかったので、少し、甘い系統のデザートの方がよろしいかしら? すごーく甘いのもありましてよ」
「ご令嬢が勧められるのでしたら、何でも構いませんので」
「あら? ものすごーく甘いのでも?」
「たぶん――大丈夫でしょう」
ギルバートはそこまでの甘党ではないが、クリストフなら――問題ないはずだ。
ふふ、とセシルが笑んで、
「では、半分半分ということにしましょう。――すみませんが、近くの店員を掴まえてくれませんか?」
「はい、わかりました」
クリストフが頼まれたようなので、サッと、室内を見渡してみる。
パチリと、若い女性と目が合ったので、
「あの、すみません」
「はいっ」
それで、すぐに、にこやかに目の合った女性が、テーブルの方に近寄って来た。
なんだか、偶然にしては出来過ぎなほど簡単に、素早く、店員と目が合ったものだ。
「デザートを注文したいのだけれど?」
「はい、マスター。メニューをお持ちいたしますか?」
「それはいいわ。今夜のスペシャルなんて、ある?」
「はい、マスター。今夜は、梨のタルトがスペシャルです。今年は、梨の収穫がたくさんできましたから」
「ええ、そうね。梨のタルト、おいしそうねえ」
「みなさまでしたら、まだホールのまま残っていますよ」
「あら、そうなの? それなら、ホールタルトもらおうかしら」
「はい、かしこまりました」
「それから、アップルエンチラーダが一つ。アップルとシナモンのパウンドケーキなんて?」
「はい、まだ残っています。スライスですが」
「じゃあ、スライスを二つ。皆様には、ハニー入りのカモミールティーを。私は、カモミールとペパーミントのミックスハーブティーで。ハニーはいらないわ」
「かりこまりました。すぐにお持ちいたします」
「ありがとう」
にこっと、笑みをみせた女性が、クリストフの前にある丸い筒の中に入っている紙に、何かを書き込んでいく。
「こちらの食器を、お下げしてもよろしいですか?」
「ええ、よろしく」
「かしこまりました」
店員が手慣れた様子でテーブルの上の皿などを重ねていき、かなりの量なのに、両手に抱えて、テーブルを去っていく。
「皆様には、ハーブティーを注文してしまいましたが、他の飲み物の方が、よろしかったかしら?」
「いえ、お気になさらないでください」
それでも、ギルバート達は、ハーブティーなど飲んだ経験もない。
「それほど、ひどいものではないんですのよ。カモミールは、よく、鎮静効果があって、安眠に効くと言われていますけれど、消化促進にも役立ってくれますのよ」
「そうですか」
「今夜は、少し濃い目の料理を食べましたものね。デザートもヘビーですから、飲み物は、軽めのものを頼みましたの」
「そうですか。ありがとうございます」
消化促進――たしかに、今夜は、チーズなどの多い食事をした。
だが、鎮静効果で安眠――は、明日、領地を発って、また王国に戻るギルバート達への――気遣いだろう。
――――本当に、気の利く女性なんだなあ……。
そうやって、会話の延長上で、話の延長上で、なにげなく、全くわざとらしくなく、誰も気づかないうちに気遣いができて、それを見せびらかさなくて。
また、セシルの好感度が、更に、グッと上がってしまう。
「ええ、そうですね。季節ごとにメニューが変わったり、新しいメニューを開発した時など、お声がかかるものですから。味見役なんです」
「それは、楽しそうですね」
「ええ、そうですね」
それにしても、領主であるセシルは準伯爵の位を授かっているが、元は伯爵令嬢でもある。
貴族の令嬢なのに、こんな風に、平民が出入りする食事処に顔を出し、他の民と一緒に食事を取ることも全く問題がなくて、セシルの方も慣れている様子で、それが、ギルバートには不思議でならなかった。
本当に、“普通の貴族のご令嬢”、なんていう肩書が当てはまらない女性だ。
「この領地では、“貴族席”というものはございませんの。特に、食堂や食事処、レストランといった場所では、支払いができるお客様なら、誰でも、自由にお店に入れますし、注文もできます」
「そうなんですね」
「“貴族席”などというものを設けていては、食事の場所まで、気を遣わなければなりませんし、他のお客様だっているのに、貴族を最優先しなければなりませんもの。おいしいものも、おいしくなくなってしまいますわ」
「なるほど」
あまりに耳慣れない発想である。
「商売繁盛の秘訣は、“お客様は神様です”の心得ですものね」
「――お客様は、神様――ですか?」
「ええ、そうです」
「その発想は――初めてです」
「商売繁盛の秘訣です」
「そうですか」
そして、あまりに聞き慣れない発想である。
「あの――よろしかったら、おつぎしましょうか?」
「いえ……」
だが、セシルが手を出すので、ギルバートは、ここでは皿を出すのだろうか? ――と、一応、皿を出してみた。
「全部の品でよろしいですか? なにか、お好きなものは?」
「いえ、全部でお願いします」
それで、さっきのように手際よく、皿の上に、それぞれの料理が乗せられた。
先程より、全部の料理の量が、少し多めになっていた。
――――随分、気の利くご令嬢なんだな。
などと新発見をして、ギルバートは甚く感心していた。
それからしばらくして、全員が食事を満喫し終え、テーブル一杯に注文された料理は、すでに空になっている。
その間も、セシルは料理の説明をしてくれたり、味の説明をしてくれたり、今回だって、予定に入っていなかったギルバート達の訪問なのに、ギルバートはセシルの隣で、(非常に) 楽しい時間を過ごすことができたのだった。
「皆様、足りませんでしたら、もう一皿くらい、注文しましょうか?」
さすが、現役の騎士達である。
少々、多めに頼んでみたつもりだったのに、大きな皿に盛りつけられた料理は、全部、平らげてしまったほどだ。
食欲旺盛で、商売も繁盛である。
「いえ、私はもう十分です」
ギルバートの視線が前に座っている部下に向けられるが、ふるふると、部下達の方も首を振った。
「それなら、デザートはどうです? お腹一杯ですか?」
「それは――」
それで、また、ギルバートの視線が前の二人と、隣のクリストフに向けられる。
三人共何も言わないが――いや、分かっている。デザート程度は、まだ入る余裕があるのだろう。
騎士達は、出された料理はしっかり食べきるし、出された料理を残すことは(滅多に) ない。
なにしろ、いつ何時、急な仕事で呼び出されるか分かったものではないから、ありつける食事の時は、その時間を最大限に活用するのだ。
例え、それがデザートであろうと同じである。
特に、デザートになると、甘い系統のものが出てくることが多い。騎士達だって、甘いものが好きな男は多いのだ。
「もし、ご迷惑でなければ――」
「ええ、迷惑ではありませんわ。皆様、どのくらいの甘さが好みでしょうかしら? チーズとか食べましたから、ちょっとしょっぱかったので、少し、甘い系統のデザートの方がよろしいかしら? すごーく甘いのもありましてよ」
「ご令嬢が勧められるのでしたら、何でも構いませんので」
「あら? ものすごーく甘いのでも?」
「たぶん――大丈夫でしょう」
ギルバートはそこまでの甘党ではないが、クリストフなら――問題ないはずだ。
ふふ、とセシルが笑んで、
「では、半分半分ということにしましょう。――すみませんが、近くの店員を掴まえてくれませんか?」
「はい、わかりました」
クリストフが頼まれたようなので、サッと、室内を見渡してみる。
パチリと、若い女性と目が合ったので、
「あの、すみません」
「はいっ」
それで、すぐに、にこやかに目の合った女性が、テーブルの方に近寄って来た。
なんだか、偶然にしては出来過ぎなほど簡単に、素早く、店員と目が合ったものだ。
「デザートを注文したいのだけれど?」
「はい、マスター。メニューをお持ちいたしますか?」
「それはいいわ。今夜のスペシャルなんて、ある?」
「はい、マスター。今夜は、梨のタルトがスペシャルです。今年は、梨の収穫がたくさんできましたから」
「ええ、そうね。梨のタルト、おいしそうねえ」
「みなさまでしたら、まだホールのまま残っていますよ」
「あら、そうなの? それなら、ホールタルトもらおうかしら」
「はい、かしこまりました」
「それから、アップルエンチラーダが一つ。アップルとシナモンのパウンドケーキなんて?」
「はい、まだ残っています。スライスですが」
「じゃあ、スライスを二つ。皆様には、ハニー入りのカモミールティーを。私は、カモミールとペパーミントのミックスハーブティーで。ハニーはいらないわ」
「かりこまりました。すぐにお持ちいたします」
「ありがとう」
にこっと、笑みをみせた女性が、クリストフの前にある丸い筒の中に入っている紙に、何かを書き込んでいく。
「こちらの食器を、お下げしてもよろしいですか?」
「ええ、よろしく」
「かしこまりました」
店員が手慣れた様子でテーブルの上の皿などを重ねていき、かなりの量なのに、両手に抱えて、テーブルを去っていく。
「皆様には、ハーブティーを注文してしまいましたが、他の飲み物の方が、よろしかったかしら?」
「いえ、お気になさらないでください」
それでも、ギルバート達は、ハーブティーなど飲んだ経験もない。
「それほど、ひどいものではないんですのよ。カモミールは、よく、鎮静効果があって、安眠に効くと言われていますけれど、消化促進にも役立ってくれますのよ」
「そうですか」
「今夜は、少し濃い目の料理を食べましたものね。デザートもヘビーですから、飲み物は、軽めのものを頼みましたの」
「そうですか。ありがとうございます」
消化促進――たしかに、今夜は、チーズなどの多い食事をした。
だが、鎮静効果で安眠――は、明日、領地を発って、また王国に戻るギルバート達への――気遣いだろう。
――――本当に、気の利く女性なんだなあ……。
そうやって、会話の延長上で、話の延長上で、なにげなく、全くわざとらしくなく、誰も気づかないうちに気遣いができて、それを見せびらかさなくて。
また、セシルの好感度が、更に、グッと上がってしまう。
1
お気に入りに追加
81
あなたにおすすめの小説
乙女ゲームで唯一悲惨な過去を持つモブ令嬢に転生しました
雨夜 零
恋愛
ある日...スファルニア公爵家で大事件が起きた
スファルニア公爵家長女のシエル・スファルニア(0歳)が何者かに誘拐されたのだ
この事は、王都でも話題となり公爵家が賞金を賭け大捜索が行われたが一向に見つからなかった...
その12年後彼女は......転生した記憶を取り戻しゆったりスローライフをしていた!?
たまたまその光景を見た兄に連れていかれ学園に入ったことで気づく
ここが...
乙女ゲームの世界だと
これは、乙女ゲームに転生したモブ令嬢と彼女に恋した攻略対象の話
乙女ゲームの世界に転生した!攻略対象興味ないので自分のレベル上げしていたら何故か隠しキャラクターに溺愛されていた
ノアにゃん
恋愛
私、アリスティーネ・スティアート、
侯爵家であるスティアート家の第5子であり第2女です
そして転生者、笹壁 愛里寿(ささかべ ありす)です、
はっきり言ってこの乙女ゲーム楽しかった!
乙女ゲームの名は【熱愛!育ててプリンセス!】
約して【熱プリ】
この乙女ゲームは好感度を上げるだけではなく、
最初に自分好みに設定したり、特化魔法を選べたり、
RPGみたいにヒロインのレベルを上げたりできる、
個人的に最高の乙女ゲームだった!
ちなみにセーブしても一度死んだらやり直しという悲しい設定も有った、
私は熱プリ世界のモブに転生したのでレベルを上げを堪能しますか!
ステータスオープン!
あれ?
アイテムボックスオープン!
あれれ?
メイクボックスオープン!
あれれれれ?
私、前世の熱プリのやり込んだステータスや容姿、アイテム、ある‼
テイム以外すべて引き継いでる、
それにレベルMAX超えてもモンスター狩ってた分のステータス上乗せ、
何故か神々に寵愛されし子、王に寵愛されし子、
あ、この世界MAX99じゃないんだ、、、
あ、チートですわ、、、
※2019/ 7/23 21:00 小説投稿ランキングHOT 8位ありがとうございます‼
※2019/ 7/24 6:00 小説投稿ランキングHOT 4位ありがとうございます‼
※2019/ 7/24 12:00 小説投稿ランキングHOT 3位ありがとうございます‼
※2019/ 7/24 21:00 小説投稿ランキングHOT 2位ありがとうございます‼
お気に入り登録1,000突破ありがとうございます‼
初めてHOT 10位以内入れた!嬉しい‼
乙女ゲーのモブデブ令嬢に転生したので平和に過ごしたい
ゆの
恋愛
私は日比谷夏那、18歳。特に優れた所もなく平々凡々で、波風立てずに過ごしたかった私は、特に興味のない乙女ゲームを友人に強引に薦められるがままにプレイした。
だが、その乙女ゲームの各ルートをクリアした翌日に事故にあって亡くなってしまった。
気がつくと、乙女ゲームに1度だけ登場したモブデブ令嬢に転生していた!!特にゲームの影響がない人に転生したことに安堵した私は、ヒロインや攻略対象に関わらず平和に過ごしたいと思います。
だけど、肉やお菓子より断然大好きなフルーツばっかりを食べていたらいつの間にか痩せて、絶世の美女に…?!
平和に過ごしたい令嬢とそれを放って置かない攻略対象達の平和だったり平和じゃなかったりする日々が始まる。
落ちぶれて捨てられた侯爵令嬢は辺境伯に求愛される~今からは俺の溺愛ターンだから覚悟して~
しましまにゃんこ
恋愛
年若い辺境伯であるアレクシスは、大嫌いな第三王子ダマスから、自分の代わりに婚約破棄したセシルと新たに婚約を結ぶように頼まれる。実はセシルはアレクシスが長年恋焦がれていた令嬢で。アレクシスは突然のことにとまどいつつも、この機会を逃してたまるかとセシルとの婚約を引き受けることに。
とんとん拍子に話はまとまり、二人はロイター辺境で甘く穏やかな日々を過ごす。少しずつ距離は縮まるものの、時折どこか悲し気な表情を見せるセシルの様子が気になるアレクシス。
「セシルは絶対に俺が幸せにしてみせる!」
だがそんなある日、ダマスからセシルに王都に戻るようにと伝令が来て。セシルは一人王都へ旅立ってしまうのだった。
追いかけるアレクシスと頑なな態度を崩さないセシル。二人の恋の行方は?
すれ違いからの溺愛ハッピーエンドストーリーです。
小説家になろう、他サイトでも掲載しています。
麗しすぎるイラストは汐の音様からいただきました!
流星群の落下地点で〜集団転移で私だけ魔力なし判定だったから一般人として生活しようと思っているんですが、もしかして下剋上担当でしたか?〜
古森きり
恋愛
平凡な女子高生、加賀深涼はハロウィンの夜に不思議な男の声を聴く。
疎遠だった幼馴染の真堂刃や、仮装しに集まっていた人たちとともに流星群の落下地点から異世界『エーデルラーム』に召喚された。
他の召喚者が召喚魔法師の才能を発現させる中、涼だけは魔力なしとして殺されかける。
そんな時、助けてくれたのは世界最強最悪の賞金首だった。
一般人生活を送ることになった涼だが、召喚時につけられた首輪と召喚主の青年を巡る争いに巻き込まれていく。
小説家になろう、カクヨム、アルファポリスに掲載。
[お願い]
敵役へのヘイト感想含め、感想欄への書き込みは「不特定多数に見られるものである」とご理解の上、行ってください。
ご自身の人間性と言葉を大切にしてください。
言葉は人格に繋がります。
ご自分を大切にしてください。
処刑直前ですが得意の転移魔法で離脱します~私に罪を被せた公爵令嬢は絶対許しませんので~
インバーターエアコン
恋愛
王宮で働く少女ナナ。王様の誕生日パーティーに普段通りに給仕をしていた彼女だったが、突然第一王子の暗殺未遂事件が起きる。
ナナは最初、それを他人事のように見ていたが……。
「この女よ! 王子を殺そうと毒を盛ったのは!」
「はい?」
叫んだのは第二王子の婚約者であるビリアだった。
王位を巡る争いに巻き込まれ、王子暗殺未遂の罪を着せられるナナだったが、相手が貴族でも、彼女はやられたままで終わる女ではなかった。
(私をドロドロした内争に巻き込んだ罪は贖ってもらいますので……)
得意の転移魔法でその場を離脱し反撃を始める。
相手が悪かったことに、ビリアは間もなく気付くこととなる。
一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!
当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。
しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。
彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。
このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。
しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。
好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。
※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*)
※他のサイトにも重複投稿しています。
前世持ち公爵令嬢のワクワク領地改革! 私、イイ事思いついちゃったぁ~!
Akila
ファンタジー
旧題:前世持ち貧乏公爵令嬢のワクワク領地改革!私、イイ事思いついちゃったぁ〜!
【第2章スタート】【第1章完結約30万字】
王都から馬車で約10日かかる、東北の超田舎街「ロンテーヌ公爵領」。
主人公の公爵令嬢ジェシカ(14歳)は両親の死をきっかけに『異なる世界の記憶』が頭に流れ込む。
それは、54歳主婦の記憶だった。
その前世?の記憶を頼りに、自分の生活をより便利にするため、みんなを巻き込んであーでもないこーでもないと思いつきを次々と形にしていく。はずが。。。
異なる世界の記憶=前世の知識はどこまで通じるのか?知識チート?なのか、はたまたただの雑学なのか。
領地改革とちょっとラブと、友情と、涙と。。。『脱☆貧乏』をスローガンに奮闘する貧乏公爵令嬢のお話です。
1章「ロンテーヌ兄妹」 妹のジェシカが前世あるある知識チートをして領地経営に奮闘します!
2章「魔法使いとストッカー」 ジェシカは貴族学校へ。癖のある?仲間と学校生活を満喫します。乞うご期待。←イマココ
恐らく長編作になるかと思いますが、最後までよろしくお願いします。
<<おいおい、何番煎じだよ!ってごもっとも。しかし、暖かく見守って下さると嬉しいです。>>
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる