150 / 531
Part1
Е. б 初めてのお買いもの - 03
しおりを挟む
でも、兄の方は、嬉しそうに、袋からドーナツを1個取り出して、弟の手に乗せてあげるようにする。
「ほらっ、たべよ、リロっ」
「うんっ」
それで、二人が、あむっ、と勢い良く、小さな丸いドーナツを口に放り投げた。
シナモンをかけた、丸い小さな砂糖ドーナツである。近年、領地でもはやりだしたスナックだ。
「――おいしぃっ!」
「おいしっ!!」
二人は、生まれて初めて食べるお菓子であるかのように、目をまん丸くして、感動している。
「すごいっ!」
「にーちゃっ!」
それで、二人は、すぐに、次のドーナツにも手を伸ばしていた。
二人揃って仲良く、モグモグ、モグモグと、ドーナツを頬張っていく。それで、口の周りには、砂糖がいっぱいついていた。
「何度見ても、微笑ましい光景だと思われませんか? 初めてのお買い物。それも、自分で稼いだ初めてのお金で、自分の好きなものを買えるという実感は、もう、きっと何にも代えられない瞬間だと思うのです」
「――――ええ……、そうですね」
二人の子供の様子を微笑まし気に見守っているセシルの瞳が、本当に嬉しそうだった。
ギルバートも、この小さな兄弟を見守りながら、自分の心が温かくなっているのが判る。
まだこんな小さいのに、それでも、兄弟で大切そうに、おいしそうに、その嬉しさを隠さず、満面の笑みで、兄が自分の力で働いたお金で買ってきたお菓子を、仲良く食べている光景は――ギルバートも、初めて見る光景だった。
まだこの領地にやって来たばかりだという小さな子供達は、孤児で、それなのに、ギルバートの目の前にいる子供達は、どこから見ても、他の領民の子供達とも全く変わりはなくて、自分で稼いで買い物ができた兄の子供は、とても誇らしげだった。
自分のできることがあって、弟にもあげられるものがあって、兄の方は、とても誇らしげだった。
「ほらほら、二人とも、口の周りに、砂糖がいっぱいついていますよ」
おかしそうに笑いながら、セシルが二人の子供の前で膝を折るようにした。
「ほら、口の周りが大変なことになっていますよ」
自分で持っていたハンカチを取り上げ、セシルが、小さな子供達の口についた砂糖を払ってやっている。
「おいしかったですか?」
「はいっ」
「あまーいっ!」
「そう。それは良かったですね」
「もっと、ちょうだいっ!」
「それは、また今度の時ですね」
「えええっ!」
小さな子供の方が不満そうに顔を膨らませたが、それで、グシャと顔を歪める。
「いやだぁ……」
「ああ……、リロ、ないちゃダメだよ」
「にーちゃ……」
「泣いている子供には、お土産はあたらないのですよ」
それで、ピタっと、小さな子供が泣き止んでいた。
「おみやげ? なーに?」
「ふふ。孤児院に戻ったら、ちゃーんと、皆の分、今日のお楽しみがあります」
「ええ? なーに?」
「それは、帰ってからのお楽しみです。でも、ヒントはあげましょう」
「ひんと? なーに?」
「ふふ。きっと、甘くておいしいですよ」
それで小さな子供だけではなく、兄の方も、二人揃って顔が輝きだす。
「あまいの? ぼくも?」
「そうですよ。皆に全員、です。ですから、買い物を終わったお兄ちゃんは、リロ君と手を繋いで、先生と一緒にいましょうね?」
「はいっ」
それで、お兄ちゃんがしっかりと弟の手を握る。
「さあ、先生の所にお行きなさいな? 戻ったら、お土産が待っていますよ」
「はいっ」
「にーちゃっ、すごいっ!」
それで二人大喜びで、嬉々とした元気な足並みで、すぐ近くで待っている大人の女性の元に、走っていってしまった。
「まあま、元気ですね」
ふふと、セシルは、そんな光景も微笑まし気に眺めている。
立ち上がったセシルはドレスのしわを伸ばすようにドレスを払い、またギルバート達の元に戻ってくる。
「――あのような小さな子供達の買い物が終われば、おみやげ? ――ですか? それは何ですか?」
「ふふ。べっこう飴です」
「べっこう、あめ?」
「砂糖を溶かして、飴にしたものです。それで細い棒にくっつけてあるのです。棒があるので、しばらく、飴を舐めたままでいられますからね」
だが、一体、「べっこう飴」 というものが何なのか、全く想像できないギルバートだ。
「あの――先程、孤児院、とおっしゃっていたように聞こえましたが」
「ええ、そうです。豊穣祭で“初めてのお買い物”をしているのは、孤児院の子供達ですわ」
「――えーっと――10人程、いたように見えましたが」
「今年は、十人、いえ、十一人でしたわね。その年によって、数の上下差がありますけれど、大体は、十人ほどがいつもなのですよ」
「いつも、とは――そのように、頻繁に、孤児を受け入れていらっしゃるのですか?」
「ええ、そうです」
セシルはギルバートの質問の意図を理解していないのか、全く問題にした様子もなく、あっさりと答えた。
「あのお兄ちゃんや、お姉ちゃんと呼ばれている子供達も、孤児なのですか?」
「ええ、そうですね。豊穣祭の午前中は、あまり人混みがなく、込んでいませんから、子供達が、自分達のお買い物を済ませるのには、丁度良い時間帯なのです。最初は“初めてのお買いもの”をする子供達で、次は、お小遣いを持ってきた子供達が、買い物をする順番なのです」
「おこづかい、とは何でしょうか?」
「自分で働いて貯めたお金のことです」
「――子供が働いているのですか?」
「ええ、そうです。この領地では、子供は五歳になると、働くことができます」
「そんなに小さいのにっ?!」
「非難なさるのですか?」
「いえ……、違います。――すみませんでした。ただ……、驚いてしまい……。ご令嬢を非難したつもりは、ありませんでしたので」
「そうは受け取っていませんので、謝罪もいりませんわよ」
「申し訳ありませんでした」
「いいえ」
セシルは気分を害した様子もなく、あっさりとしたものだ。
「小さな子供の仕事――など、できるのですか?」
「ええ、色々な仕事ができますわよ」
「例えば?」
「例えば、毎日の天気日記がつけられますし、お兄ちゃんやお姉ちゃん達と一緒に行動しながら、街のゴミ箱の確認だったり、幌馬車の停車駅でのベンチがきれいかどうか確認したり、幌馬車のクッションが壊れていないか確認したり、幌馬車のリボンも確認したり、領地の大通りのゴミ拾いをしたり、色々ありますわよ」
「そう、ですか――」
だが、すでに、自分の理解を超えている単語まででてきてしまい、ギルバートは、更に、混乱を極めている。
「……天気日記、というのは?」
「この領地では、毎日、天候を記録させていますの。字を書けない子供でも、絵柄は描けるものですからね。例えば、晴れの日は〇で、曇りの日は、こう、雲のような形を描かせ、雨の日は●とかなど」
「なる、ほど」
そこで、「風の日は?」 などと、質問しないギルバートだ。
すでに自分自身で混乱している為、これ以上――更なる混乱を防ぐ為、今は質問をしない方が絶対に身の為だと、ギルバートは自分に言い聞かせている。
「子供達にも給金を払っていたら、ものすごい出費になりませんか?」
「そうですけれど、でも、子供達の給金は、微々たるものですから」
5歳から8歳の子供は、定額の5%以下ほどで。
9歳から12歳の子供は、25%ほど。
「12歳から16歳の成人になる前の子供は、見習いになりますから、40~50%ほどの給金になります」
現代で言えば、16歳だって、まだ子供だ。
だが、ノーウッド王国や近郊の王国では、16歳が成人の年とされる。
現代の子供と違って、この世界の子供、特に平民の子供などは、かなり幼い時から、労働力の一員として働きに出ている子供が多い。
だから、体格などがまだ成長途中でも、精神年齢は、随分、大人に近いなと、セシルは昔に思ったことだ。
「ほらっ、たべよ、リロっ」
「うんっ」
それで、二人が、あむっ、と勢い良く、小さな丸いドーナツを口に放り投げた。
シナモンをかけた、丸い小さな砂糖ドーナツである。近年、領地でもはやりだしたスナックだ。
「――おいしぃっ!」
「おいしっ!!」
二人は、生まれて初めて食べるお菓子であるかのように、目をまん丸くして、感動している。
「すごいっ!」
「にーちゃっ!」
それで、二人は、すぐに、次のドーナツにも手を伸ばしていた。
二人揃って仲良く、モグモグ、モグモグと、ドーナツを頬張っていく。それで、口の周りには、砂糖がいっぱいついていた。
「何度見ても、微笑ましい光景だと思われませんか? 初めてのお買い物。それも、自分で稼いだ初めてのお金で、自分の好きなものを買えるという実感は、もう、きっと何にも代えられない瞬間だと思うのです」
「――――ええ……、そうですね」
二人の子供の様子を微笑まし気に見守っているセシルの瞳が、本当に嬉しそうだった。
ギルバートも、この小さな兄弟を見守りながら、自分の心が温かくなっているのが判る。
まだこんな小さいのに、それでも、兄弟で大切そうに、おいしそうに、その嬉しさを隠さず、満面の笑みで、兄が自分の力で働いたお金で買ってきたお菓子を、仲良く食べている光景は――ギルバートも、初めて見る光景だった。
まだこの領地にやって来たばかりだという小さな子供達は、孤児で、それなのに、ギルバートの目の前にいる子供達は、どこから見ても、他の領民の子供達とも全く変わりはなくて、自分で稼いで買い物ができた兄の子供は、とても誇らしげだった。
自分のできることがあって、弟にもあげられるものがあって、兄の方は、とても誇らしげだった。
「ほらほら、二人とも、口の周りに、砂糖がいっぱいついていますよ」
おかしそうに笑いながら、セシルが二人の子供の前で膝を折るようにした。
「ほら、口の周りが大変なことになっていますよ」
自分で持っていたハンカチを取り上げ、セシルが、小さな子供達の口についた砂糖を払ってやっている。
「おいしかったですか?」
「はいっ」
「あまーいっ!」
「そう。それは良かったですね」
「もっと、ちょうだいっ!」
「それは、また今度の時ですね」
「えええっ!」
小さな子供の方が不満そうに顔を膨らませたが、それで、グシャと顔を歪める。
「いやだぁ……」
「ああ……、リロ、ないちゃダメだよ」
「にーちゃ……」
「泣いている子供には、お土産はあたらないのですよ」
それで、ピタっと、小さな子供が泣き止んでいた。
「おみやげ? なーに?」
「ふふ。孤児院に戻ったら、ちゃーんと、皆の分、今日のお楽しみがあります」
「ええ? なーに?」
「それは、帰ってからのお楽しみです。でも、ヒントはあげましょう」
「ひんと? なーに?」
「ふふ。きっと、甘くておいしいですよ」
それで小さな子供だけではなく、兄の方も、二人揃って顔が輝きだす。
「あまいの? ぼくも?」
「そうですよ。皆に全員、です。ですから、買い物を終わったお兄ちゃんは、リロ君と手を繋いで、先生と一緒にいましょうね?」
「はいっ」
それで、お兄ちゃんがしっかりと弟の手を握る。
「さあ、先生の所にお行きなさいな? 戻ったら、お土産が待っていますよ」
「はいっ」
「にーちゃっ、すごいっ!」
それで二人大喜びで、嬉々とした元気な足並みで、すぐ近くで待っている大人の女性の元に、走っていってしまった。
「まあま、元気ですね」
ふふと、セシルは、そんな光景も微笑まし気に眺めている。
立ち上がったセシルはドレスのしわを伸ばすようにドレスを払い、またギルバート達の元に戻ってくる。
「――あのような小さな子供達の買い物が終われば、おみやげ? ――ですか? それは何ですか?」
「ふふ。べっこう飴です」
「べっこう、あめ?」
「砂糖を溶かして、飴にしたものです。それで細い棒にくっつけてあるのです。棒があるので、しばらく、飴を舐めたままでいられますからね」
だが、一体、「べっこう飴」 というものが何なのか、全く想像できないギルバートだ。
「あの――先程、孤児院、とおっしゃっていたように聞こえましたが」
「ええ、そうです。豊穣祭で“初めてのお買い物”をしているのは、孤児院の子供達ですわ」
「――えーっと――10人程、いたように見えましたが」
「今年は、十人、いえ、十一人でしたわね。その年によって、数の上下差がありますけれど、大体は、十人ほどがいつもなのですよ」
「いつも、とは――そのように、頻繁に、孤児を受け入れていらっしゃるのですか?」
「ええ、そうです」
セシルはギルバートの質問の意図を理解していないのか、全く問題にした様子もなく、あっさりと答えた。
「あのお兄ちゃんや、お姉ちゃんと呼ばれている子供達も、孤児なのですか?」
「ええ、そうですね。豊穣祭の午前中は、あまり人混みがなく、込んでいませんから、子供達が、自分達のお買い物を済ませるのには、丁度良い時間帯なのです。最初は“初めてのお買いもの”をする子供達で、次は、お小遣いを持ってきた子供達が、買い物をする順番なのです」
「おこづかい、とは何でしょうか?」
「自分で働いて貯めたお金のことです」
「――子供が働いているのですか?」
「ええ、そうです。この領地では、子供は五歳になると、働くことができます」
「そんなに小さいのにっ?!」
「非難なさるのですか?」
「いえ……、違います。――すみませんでした。ただ……、驚いてしまい……。ご令嬢を非難したつもりは、ありませんでしたので」
「そうは受け取っていませんので、謝罪もいりませんわよ」
「申し訳ありませんでした」
「いいえ」
セシルは気分を害した様子もなく、あっさりとしたものだ。
「小さな子供の仕事――など、できるのですか?」
「ええ、色々な仕事ができますわよ」
「例えば?」
「例えば、毎日の天気日記がつけられますし、お兄ちゃんやお姉ちゃん達と一緒に行動しながら、街のゴミ箱の確認だったり、幌馬車の停車駅でのベンチがきれいかどうか確認したり、幌馬車のクッションが壊れていないか確認したり、幌馬車のリボンも確認したり、領地の大通りのゴミ拾いをしたり、色々ありますわよ」
「そう、ですか――」
だが、すでに、自分の理解を超えている単語まででてきてしまい、ギルバートは、更に、混乱を極めている。
「……天気日記、というのは?」
「この領地では、毎日、天候を記録させていますの。字を書けない子供でも、絵柄は描けるものですからね。例えば、晴れの日は〇で、曇りの日は、こう、雲のような形を描かせ、雨の日は●とかなど」
「なる、ほど」
そこで、「風の日は?」 などと、質問しないギルバートだ。
すでに自分自身で混乱している為、これ以上――更なる混乱を防ぐ為、今は質問をしない方が絶対に身の為だと、ギルバートは自分に言い聞かせている。
「子供達にも給金を払っていたら、ものすごい出費になりませんか?」
「そうですけれど、でも、子供達の給金は、微々たるものですから」
5歳から8歳の子供は、定額の5%以下ほどで。
9歳から12歳の子供は、25%ほど。
「12歳から16歳の成人になる前の子供は、見習いになりますから、40~50%ほどの給金になります」
現代で言えば、16歳だって、まだ子供だ。
だが、ノーウッド王国や近郊の王国では、16歳が成人の年とされる。
現代の子供と違って、この世界の子供、特に平民の子供などは、かなり幼い時から、労働力の一員として働きに出ている子供が多い。
だから、体格などがまだ成長途中でも、精神年齢は、随分、大人に近いなと、セシルは昔に思ったことだ。
1
お気に入りに追加
84
あなたにおすすめの小説
皇帝の番~2度目の人生謳歌します!~
saku
恋愛
竜人族が治める国で、生まれたルミエールは前世の記憶を持っていた。
前世では、一国の姫として生まれた。両親に愛されずに育った。
国が戦で負けた後、敵だった竜人に自分の番だと言われ。遠く離れたこの国へと連れてこられ、婚約したのだ……。
自分に優しく接してくれる婚約者を、直ぐに大好きになった。その婚約者は、竜人族が治めている帝国の皇帝だった。
幸せな日々が続くと思っていたある日、婚約者である皇帝と一人の令嬢との密会を噂で知ってしまい、裏切られた悲しさでどんどんと痩せ細り死んでしまった……。
自分が死んでしまった後、婚約者である皇帝は何十年もの間深い眠りについていると知った。
前世の記憶を持っているルミエールが、皇帝が眠っている王都に足を踏み入れた時、止まっていた歯車が動き出す……。
※小説家になろう様でも公開しています
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
新婚早々、愛人紹介って何事ですか?
ネコ
恋愛
貴方の妻は私なのに、初夜の場で見知らぬ美女を伴い「彼女も大事な人だ」と堂々宣言する夫。
家名のため黙って耐えてきたけれど、嘲笑う彼らを見て気がついた。
「結婚を続ける価値、どこにもないわ」
一瞬にしてすべてがどうでもよくなる。
はいはい、どうぞご自由に。私は出て行きますから。
けれど捨てられたはずの私が、誰よりも高い地位の殿方たちから注目を集めることになるなんて。
笑顔で見返してあげますわ、卑劣な夫も愛人も、私を踏みつけたすべての者たちを。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
三年待ったのに愛は帰らず、出奔したら何故か追いかけられています
ネコ
恋愛
リーゼルは三年間、婚約者セドリックの冷淡な態度に耐え続けてきたが、ついに愛を感じられなくなり、婚約解消を告げて領地を後にする。ところが、なぜかセドリックは彼女を追って執拗に行方を探り始める。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
[完結連載]蔑ろにされた王妃様〜25歳の王妃は王と決別し、幸せになる〜
コマメコノカ@大人の女性向け
恋愛
王妃として国のトップに君臨している元侯爵令嬢であるユーミア王妃(25)は夫で王であるバルコニー王(25)が、愛人のミセス(21)に入り浸り、王としての仕事を放置し遊んでいることに辟易していた。
そして、ある日ユーミアは、彼と決別することを決意する。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
疲れきった退職前女教師がある日突然、異世界のどうしようもない貴族令嬢に転生。こっちの世界でも子供たちの幸せは第一優先です!
ミミリン
恋愛
小学校教師として長年勤めた独身の皐月(さつき)。
退職間近で突然異世界に転生してしまった。転生先では醜いどうしようもない貴族令嬢リリア・アルバになっていた!
私を陥れようとする兄から逃れ、
不器用な大人たちに助けられ、少しずつ現世とのギャップを埋め合わせる。
逃れた先で出会った訳ありの美青年は何かとからかってくるけど、気がついたら成長して私を支えてくれる大切な男性になっていた。こ、これは恋?
異世界で繰り広げられるそれぞれの奮闘ストーリー。
この世界で新たに自分の人生を切り開けるか!?
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
ある公爵令嬢の生涯
ユウ
恋愛
伯爵令嬢のエステルには妹がいた。
妖精姫と呼ばれ両親からも愛され周りからも無条件に愛される。
婚約者までも妹に奪われ婚約者を譲るように言われてしまう。
そして最後には妹を陥れようとした罪で断罪されてしまうが…
気づくとエステルに転生していた。
再び前世繰り返すことになると思いきや。
エステルは家族を見限り自立を決意するのだが…
***
タイトルを変更しました!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
【完結】神から貰ったスキルが強すぎなので、異世界で楽しく生活します!
桜もふ
恋愛
神の『ある行動』のせいで死んだらしい。私の人生を奪った神様に便利なスキルを貰い、転生した異世界で使えるチートの魔法が強すぎて楽しくて便利なの。でもね、ここは異世界。地球のように安全で自由な世界ではない、魔物やモンスターが襲って来る危険な世界……。
「生きたければ魔物やモンスターを倒せ!!」倒さなければ自分が死ぬ世界だからだ。
異世界で過ごす中で仲間ができ、時には可愛がられながら魔物を倒し、食料確保をし、この世界での生活を楽しく生き抜いて行こうと思います。
初めはファンタジー要素が多いが、中盤あたりから恋愛に入ります!!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
虚偽の罪で婚約破棄をされそうになったので、真正面から潰す
千葉シュウ
恋愛
王立学院の卒業式にて、突如第一王子ローラス・フェルグラントから婚約破棄を受けたティアラ・ローゼンブルグ。彼女は国家の存亡に関わるレベルの悪事を働いたとして、弾劾されそうになる。
しかし彼女はなぜだか妙に強気な態度で……?
貴族の令嬢にも関わらず次々と王子の私兵を薙ぎ倒していく彼女の正体とは一体。
ショートショートなのですぐ完結します。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる