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Part1
В.б 夜会へ - 02
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第二王子殿下であるレイフが、少しだけ、王太子殿下の方を振り返った。
「王太子殿下」
小声で呼ばれ、ハッと――一気に注意が戻った王太子殿下が、一度、軽く咳払いをした。
「遠方よりよく来られた。今夜は戦勝祝い、そして、慰労会と称しての簡単な集まりである。楽しんでいってもらいたい」
「ありがとうございます」
その挨拶も――大きな花に邪魔をされて、あまり聞き取れるものではない。
ゆっくりと顔を上げていくセシルは、イシュトールのエスコートで、ただ、その場を静かに離れていく。
ジーっ――――
ジロジロ、ジロジロ、ジロジロ――
その動いている間も、突き刺さるほどの奇異な眼差しが、セシルの動きを追っている。
さっきまで賑わっていた会場内が、一気に奇妙な沈黙で詰め尽くされてしまっていた。
第二王子殿下が、サイドに固まっている楽団の方に軽く手を振った。
楽団の指揮者や演奏者達も、あまりに奇異なものを見てしまって……反応がなかったが、すぐに正気に戻って、音楽を奏でだす。
それで、気まずい、不気味な沈黙で埋め尽くされてしまった会場内に、軽やかな音楽が鳴り響く。
王太子殿下が、王太子妃に手を差し出した。
王太子妃が手を取り、王太子殿下が王太子妃をエスコートして、会場の中央の方に進んで行った。
それから、王太子殿下と王太子妃のファーストダンスの始まりである。
ほぅ……と、害魔――ではないが、目に毒な光景から離れ、王太子殿下と王太子妃のダンスが始まり、会場中も一安心の息が漏れていた。
二人のダンスはつつがなく終わり、二人がまた壇上に戻って行く。
次は、騎士団の団長や副団長のダンスが始まるようだった。
それぞれのパートナーを連れ、真っ白な威厳のある騎士団の正礼装に身を包んだ騎士が数人、ダンスをお披露目していく。
その様子を遠巻きに眺めているセシルは、料理が並ぶテーブルの横で、壁側に陣を取り、どれだけ無駄な時間を過ごさなければならないのか、うんざり気味で、長い前髪の下から会場内を、サッと、確認する。
騎士団の団長や副団長のダンスが終わると、それからは、貴族達が、それぞれにダンスホールにも参加してきた。
今夜は舞踏会ではないから、ダンスはできても、それがメインではない。会場のサイドには、豪勢なご馳走がズラリと並べられていて、贅沢な材料をふんだんに使った食事も、高価なワインや飲み物も、有り余るほどだった。
それで、食事に入る貴族達もいる。
おほほほほほほ。
気取った会話が飛び交い、料理が並べられているテーブルの横には、壁側にたくさんの椅子も並べられている。
煌々と照らされている豪奢なシャンデリアの下で、貴族達の談話があり、賑やかな雰囲気が輝いていた。
だが――会場の一画では、全身真っ黒で埋め尽くされた塊が、真っ黒なオーラを出して、陣取っている。
その半径5m以内は、誰一人として、近寄って行っていない。
その近くにあるおいしそうな料理にだって、誰一人、手を出す者はいない。
完全に、その場だけが目に見えないバリアで隔離され、完全な危険地帯、と認識されたようだった。
会場内は賑わい――ただある一画だけを完全に無視して――ダンスも、音楽も続き、食事の合間に軽やかな会話も飛び交っていた。
色取り取りの華やかなドレスが、貴婦人や令嬢達の間でも見られる。凝ったレースが、フリルが、豪華なネックレスが、上流階級だけが許された特権と贅が、その会場でファッションショーのように輝かしく色づいていた。
何にもすることもなく、全く本意でもなく、夜会にゼロほどの興味があるわけでもないセシル達は、会場の一画でただ立っているだけだ。
仁王立ち――にも見えなくはなく、黒い塊には、半径5m以内、一切、近寄らないアトレシア大王国の貴族達から離れ、そこで置物状態と化していた。
いえいえ、置物ならまだ鑑賞されるから、置物の方が遥にマシな立場ですよねえ。
いい加減、時間の無駄で、さっさと夜会から抜け出したいのだが、抜け出す際も、わざわざ、王太子殿下に挨拶をしなければならないのかしら?
こんな、知り合いもいない退屈な場で、ブレッカでの感謝を示していると考えているのなら、大間違いです!
セシルは、あまりに退屈で、もう死にそうです。
時間の無駄だから。
そろそろ、挨拶もせずにさっさと抜け出そうかしら――と、画策しだしていてセシルの視界の端で、何かの団体が――ズンズン、ズンズンと、入り口の方から、足早に入ってくるのが目に映った。
なにかしら? ――と、セシルが入り口の扉の方に視線を向けて見ると、紹介もないのに、なんだか、新たな貴族(?) が、数十人近く、勝手に入って来たのだ。
「イシュトール、ユーリカ」
耳に届くほどのほんの小声で注意を促された二人が、セシルの方に向いた。
そのセシルの視線が違う方向に向けられていて、二人も視線の先の方を確認してみた。
「――なんですか、あれは?」
「さあ――」
数十人の男達。
男達の着ている洋服は、夜会に来られるような貴族の正礼装でもない。ただ、ジャケットは着込んでいるようだったが、トラウザーズに黒目のブーツ。
腰にかかっている剣は――この会場に武装してきた団体だった。
そんな中で、会場中の貴族達は、自分達の食事や会話で夢中で、突然、やってきた男達に目もくれていない。
だが――
貴族達より先に、騎士達の方が動いていた。
壇上近くに控えていた騎士団の団長や、副団長達だろうか?
突然、会場内を真っすぐに突き進んでくる団体を目にして、全員が、一斉に、王太子殿下の前に陣取ったのだ。
「侵入者だっ! 捕縛せよっ――」
真っ白い騎士団の制服を着ていた一人が、叫んでいた。
バッ――――
壁側に控えていた騎士達が、そこから飛び出した。
「えっ……?」
「なんですの……?」
「なにが……?」
未だに反応の遅い貴族達は、突然の叫び声に困惑しているだけで、逃げる様子もなければ、隠れる様子もない。
全く、危機感に欠ける連中ですねえ。
騎士達が、男達に向かって走っていく。
だが、男達の方もそれを待ち構えていたのか、数十人の男達が、一斉に、剣を抜きだした。
「さあっ! お前達、暴れまくれっ――」
「おうっ!」
バラバラ、バラバラ――と、侵入してきた賊が散っていく。
それで、やってきた騎士達相手に剣を上げ、そこで戦闘が始まっていた。
「――――きゃあぁ……っ……!!」
「――なんだ、これはっ……!!」
最初、賊が侵入してきた事実を理解できていなかったのか、認識できなかったのか、一体何事なんだ――と、傍観しているだけの貴族達だ。
すぐに、周囲で剣が抜かれた瞬間、会場に控えていた護衛の騎士達が賊を取り囲みに行き、そこで、一気に、会場内全員がパニックに陥ったのだ。
「まったく、なんなのこれ――」
いい加減にして欲しいですわ――と、呟かれたのか、それは独白だったのか。
だが、いきなり会場内に押し入ってきた武装した賊達の侵入で、会場内は、一気に混乱状態に陥っていた。
貴族の夫人や令嬢から悲鳴が上がり、震撼とした恐怖が、その場を駆け抜けていった。
そんな混乱状態の中でも、セシルはいつもと変わらず、全く態度も変わらず、淡々としている。冷静でもある。
「フィロ。どうやら、これからしばらくは監禁されるでしょうから、後のことはお願いしますね」
「わかりました」
「気を付けてね、フィロ」
「大丈夫です」
全く不安げな様子もなく、フィロもセシル同様に冷静だった。
「王太子殿下」
小声で呼ばれ、ハッと――一気に注意が戻った王太子殿下が、一度、軽く咳払いをした。
「遠方よりよく来られた。今夜は戦勝祝い、そして、慰労会と称しての簡単な集まりである。楽しんでいってもらいたい」
「ありがとうございます」
その挨拶も――大きな花に邪魔をされて、あまり聞き取れるものではない。
ゆっくりと顔を上げていくセシルは、イシュトールのエスコートで、ただ、その場を静かに離れていく。
ジーっ――――
ジロジロ、ジロジロ、ジロジロ――
その動いている間も、突き刺さるほどの奇異な眼差しが、セシルの動きを追っている。
さっきまで賑わっていた会場内が、一気に奇妙な沈黙で詰め尽くされてしまっていた。
第二王子殿下が、サイドに固まっている楽団の方に軽く手を振った。
楽団の指揮者や演奏者達も、あまりに奇異なものを見てしまって……反応がなかったが、すぐに正気に戻って、音楽を奏でだす。
それで、気まずい、不気味な沈黙で埋め尽くされてしまった会場内に、軽やかな音楽が鳴り響く。
王太子殿下が、王太子妃に手を差し出した。
王太子妃が手を取り、王太子殿下が王太子妃をエスコートして、会場の中央の方に進んで行った。
それから、王太子殿下と王太子妃のファーストダンスの始まりである。
ほぅ……と、害魔――ではないが、目に毒な光景から離れ、王太子殿下と王太子妃のダンスが始まり、会場中も一安心の息が漏れていた。
二人のダンスはつつがなく終わり、二人がまた壇上に戻って行く。
次は、騎士団の団長や副団長のダンスが始まるようだった。
それぞれのパートナーを連れ、真っ白な威厳のある騎士団の正礼装に身を包んだ騎士が数人、ダンスをお披露目していく。
その様子を遠巻きに眺めているセシルは、料理が並ぶテーブルの横で、壁側に陣を取り、どれだけ無駄な時間を過ごさなければならないのか、うんざり気味で、長い前髪の下から会場内を、サッと、確認する。
騎士団の団長や副団長のダンスが終わると、それからは、貴族達が、それぞれにダンスホールにも参加してきた。
今夜は舞踏会ではないから、ダンスはできても、それがメインではない。会場のサイドには、豪勢なご馳走がズラリと並べられていて、贅沢な材料をふんだんに使った食事も、高価なワインや飲み物も、有り余るほどだった。
それで、食事に入る貴族達もいる。
おほほほほほほ。
気取った会話が飛び交い、料理が並べられているテーブルの横には、壁側にたくさんの椅子も並べられている。
煌々と照らされている豪奢なシャンデリアの下で、貴族達の談話があり、賑やかな雰囲気が輝いていた。
だが――会場の一画では、全身真っ黒で埋め尽くされた塊が、真っ黒なオーラを出して、陣取っている。
その半径5m以内は、誰一人として、近寄って行っていない。
その近くにあるおいしそうな料理にだって、誰一人、手を出す者はいない。
完全に、その場だけが目に見えないバリアで隔離され、完全な危険地帯、と認識されたようだった。
会場内は賑わい――ただある一画だけを完全に無視して――ダンスも、音楽も続き、食事の合間に軽やかな会話も飛び交っていた。
色取り取りの華やかなドレスが、貴婦人や令嬢達の間でも見られる。凝ったレースが、フリルが、豪華なネックレスが、上流階級だけが許された特権と贅が、その会場でファッションショーのように輝かしく色づいていた。
何にもすることもなく、全く本意でもなく、夜会にゼロほどの興味があるわけでもないセシル達は、会場の一画でただ立っているだけだ。
仁王立ち――にも見えなくはなく、黒い塊には、半径5m以内、一切、近寄らないアトレシア大王国の貴族達から離れ、そこで置物状態と化していた。
いえいえ、置物ならまだ鑑賞されるから、置物の方が遥にマシな立場ですよねえ。
いい加減、時間の無駄で、さっさと夜会から抜け出したいのだが、抜け出す際も、わざわざ、王太子殿下に挨拶をしなければならないのかしら?
こんな、知り合いもいない退屈な場で、ブレッカでの感謝を示していると考えているのなら、大間違いです!
セシルは、あまりに退屈で、もう死にそうです。
時間の無駄だから。
そろそろ、挨拶もせずにさっさと抜け出そうかしら――と、画策しだしていてセシルの視界の端で、何かの団体が――ズンズン、ズンズンと、入り口の方から、足早に入ってくるのが目に映った。
なにかしら? ――と、セシルが入り口の扉の方に視線を向けて見ると、紹介もないのに、なんだか、新たな貴族(?) が、数十人近く、勝手に入って来たのだ。
「イシュトール、ユーリカ」
耳に届くほどのほんの小声で注意を促された二人が、セシルの方に向いた。
そのセシルの視線が違う方向に向けられていて、二人も視線の先の方を確認してみた。
「――なんですか、あれは?」
「さあ――」
数十人の男達。
男達の着ている洋服は、夜会に来られるような貴族の正礼装でもない。ただ、ジャケットは着込んでいるようだったが、トラウザーズに黒目のブーツ。
腰にかかっている剣は――この会場に武装してきた団体だった。
そんな中で、会場中の貴族達は、自分達の食事や会話で夢中で、突然、やってきた男達に目もくれていない。
だが――
貴族達より先に、騎士達の方が動いていた。
壇上近くに控えていた騎士団の団長や、副団長達だろうか?
突然、会場内を真っすぐに突き進んでくる団体を目にして、全員が、一斉に、王太子殿下の前に陣取ったのだ。
「侵入者だっ! 捕縛せよっ――」
真っ白い騎士団の制服を着ていた一人が、叫んでいた。
バッ――――
壁側に控えていた騎士達が、そこから飛び出した。
「えっ……?」
「なんですの……?」
「なにが……?」
未だに反応の遅い貴族達は、突然の叫び声に困惑しているだけで、逃げる様子もなければ、隠れる様子もない。
全く、危機感に欠ける連中ですねえ。
騎士達が、男達に向かって走っていく。
だが、男達の方もそれを待ち構えていたのか、数十人の男達が、一斉に、剣を抜きだした。
「さあっ! お前達、暴れまくれっ――」
「おうっ!」
バラバラ、バラバラ――と、侵入してきた賊が散っていく。
それで、やってきた騎士達相手に剣を上げ、そこで戦闘が始まっていた。
「――――きゃあぁ……っ……!!」
「――なんだ、これはっ……!!」
最初、賊が侵入してきた事実を理解できていなかったのか、認識できなかったのか、一体何事なんだ――と、傍観しているだけの貴族達だ。
すぐに、周囲で剣が抜かれた瞬間、会場に控えていた護衛の騎士達が賊を取り囲みに行き、そこで、一気に、会場内全員がパニックに陥ったのだ。
「まったく、なんなのこれ――」
いい加減にして欲しいですわ――と、呟かれたのか、それは独白だったのか。
だが、いきなり会場内に押し入ってきた武装した賊達の侵入で、会場内は、一気に混乱状態に陥っていた。
貴族の夫人や令嬢から悲鳴が上がり、震撼とした恐怖が、その場を駆け抜けていった。
そんな混乱状態の中でも、セシルはいつもと変わらず、全く態度も変わらず、淡々としている。冷静でもある。
「フィロ。どうやら、これからしばらくは監禁されるでしょうから、後のことはお願いしますね」
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