62 / 532
Part1
Б.в 王太子殿下 - 08
しおりを挟む
「――そ、それ、は……。ですが……こんな得体も知れない下賤の輩に――」
「貴様、いつまで、王国の恥をさらけ出す気でいるのだ?」
「なにをっ――。我々が、罪を犯したなど、そんな証拠でも挙がっていると?」
「証拠は挙げられているだろう?」
「そんなものっ、でっち上げに過ぎません。王太子殿下ともあろうお方が、このような下賤の輩の言うことをお聞きになるなど――」
「口に気を付けろよ。さもなければ、この場で斬り落としているところだが」
怒気もなく、強く命令口調でもなかった。
だが、底冷えするような脅しある淡々とした声音が、本気を語っていた。
「……ひっ……、なにをっ……。王太子殿下と言えど、そのような横暴――」
「証拠が挙がっている、と言っているだろう? 貴様の隊から、証人まで上がってきている。それを、どう言い訳する?」
「証人? 一体、誰が、そんな……」
「貴様が見捨てた兵士達だ」
「見捨ててなどいませんが。今は――戦況が苦しいのです。兵士を無駄にはできません」
「そうだな。もう、貴様のくだらない言い訳は聞き飽きた。――この者を捕縛せよ。そして、この隊の指揮官及び、上級士官、その者達、全員の捕縛もだ」
「かしこまりました」
だが、中尉の目が飛び跳ねていた。
「そんな、横暴だっ――!」
「ダーマン中尉、王国軍の不正、違法行為、その他、有り余る罪を犯し、責務も果たさず、責任放棄の重罪を犯した貴様を逮捕する」
「なんだとっ! ――そんなの横暴だっ……!」
ガタッ――と、椅子が勢いよくひっくり返る。
「こんな所業、許されるわけがない……」
「取り押さえろ」
騎士団団長のハーキンが無情に言い捨てた。
「はい」
その場に控えていた十人程の騎士達が、一斉に、中尉を取り囲む。
「何をするっ……! 横暴だっ――! こんな言いがかりをつけられ――うがぁっ……!!」
うるさく抵抗をみせた中尉の脇腹を、素早い、鋭い肘付きが、一発入れられていた。
一瞬、痛みで呼吸を失った中尉が、その場で倒れ込む。
「恥を知れ。王国の恥さらしが」
肘当てを一発入れた騎士が、侮蔑も露わにそれを吐き捨て、地面にへばり込んだ中尉を腹這いにさせ、その背に自分の膝を押し付ける。
用意してきていた縄で、中尉の腕を縛り上げた。
その様子を見て、ハーキンが残りの騎士達に厳しい視線を向けた。
「お前達、残りの上級士官諸共、全員、捕縛せよ。逃亡者など、決して許さない」
はっ、と全員が硬く返事をする。
「隊ごとに、五人は付き添わせるように。この椅子の――数からしても、10人。全員捕縛せよ」
「わかりました」
バラバラ、バラバラと、重装備の騎士達が部屋から飛び出していく。
シーンと、その室内が一気に沈黙が降り、それも――気まずい沈黙だけが降り、その光景を全く興味もなさそうに静観している伯爵家代行は、ただ、引きずられていく中尉を、軽蔑したように見下ろしているだけだ。
「――――今回のことは、王国軍が恥ずべき醜態を晒し、伯爵家には多大な迷惑をかけてしまった……。非礼を、お詫びする」
王太子殿下である立場なら、格下の伯爵家程度に謝罪を述べる必要もない。
普段ならそうだ。
だが、相手は隣国。アトレシア大王国内の貴族ではない。
義勇軍として、強制的ではなくボランティアで戦に参加してきた他国の貴族なのに、自国の――それも、国を守るべき存在の王国軍の目に余る非礼の数々。
こんな醜態が、隣国のノーウッド王国に知られたのなら――もう、アトレシア大王国の恥さらしだけではなく、国交問題にも繋がるかもしれない。
隣国からの義勇軍を蔑ろにし、戦に強制参加させたなど――これは、ただの契約違反などという次元ではない。
むしろ、強制参加など、アトレシア大王国側の使役、または奴隷並の扱いをしてしまったと、誤解される恐れまででてきてしまう。
そんな重要な問題も理解せず、威張り散らして、隣国の貴族を戦に投げ込んだ――王国側の責任は、ものすごい重いものだ。
運よく、伯爵家代行は、戦で命を落とさなかったようだから、まだ、「済まない」 と謝罪もできるが、もし――戦で命を落としてしまっていたのなら……、もう、アトレシア大王国だって、言い訳ができるはずもない。
だが、相手からの反応はない。
シーンと、更に気まずい沈黙だけが延びる……。
それで、セシル達の出方を待っている王太子殿下の前で、セシルは無言で、少し後ろを向き、その手を上げてみせた。
後ろに控えているフィロが、持っていたファイルの中から、一枚の紙を取り上げ、セシルに手渡した。
「これが、強制没収された物資のリストです。そして、急遽、買いださなければならない物資全部。全品名と容量、それから、かかった費用分、全て返してもらいましょうか」
トン、とその紙切れをセシルが、大きな机の上に叩きつけた。
すぐに、騎士団長のハーキンが、机の側を回って紙を取りに来た。サッと目を通した紙を、王太子殿下の前に差し出す。
その紙の中身を確認した王太子殿下は、顔には出さずに、苦虫を潰したような表情であったのは、言うまでもない。
「この場には、書類に記載されている物資を持ってきてはいない。明日まで用意させるので、それまで待ってもらいたい」
冷たい無言だけが返されるだけだ。
それで、表情を隠している奥でも、王太子殿下が、更に、苦虫を潰したような面持ちになりかけている。
「必ず、全部の物資を返すことを約束する」
「では、負傷兵は? まあ、すでに死んでいるでしょうけど」
淡々と、冷たく、全く気にもかけていないようなその言葉も、口調も、声色も、軽蔑だけが露わで、完全にアトレシア大王国を信用していない態度が明確だった。
それだけの――非礼も非道もしてしまっただけに、その場の王国騎士団の騎士達は、重い沈黙の中で、反論もできない。
「まったく、上が無能だと、下々に至る者達の締まりがない」
ものすごい――あからさまな侮辱だ。
事実――だとしても、王国の王太子殿下を前にして、その一言を投げつける者がいるなんて信じられず、付き添っている騎士団団長やその場の騎士達が息を詰めた。
確かに、この駐屯地の指揮官は、先程逮捕した中尉だ。
国王軍の締まりがなく、規制も管理されず、監視されず、あまりに恥さらしのオンパレードだ。
あんな無能な男を指した一言だったのかもしれないが――それでも、今この現在、この場所で、一番上に立つ立場にいるのは、紛れもない、王太子殿下だ。
その上が無能だから、下々の家臣達の締まりがない――など、明らかに、王太子殿下を侮辱した言葉と取られてもおかしくはない。
「大層な御託を並べ、威張り散らし、戦場にいながら兵士としての役割も果たさず、味方を殺し、兵士を無駄にし、おまけに悪事・不正の数々。よくもまあ、誉ある大王国の王国軍だ、などと豪語できること」
そして、更なる苦情に全く容赦がない。
切り傷に塩を塗り込むどころか、むしろ、その傷口を大きく割けさせ、傷口を更に刺激するかのように、ナイフで切り刻んでいる感じだ。
弁論も、反論も、弁解も――できない。
アトレシア大王国は、あの王国軍の指揮官たちのせいで、その名誉も立場も完全に地に落ちてしまったのだから。
「明日の朝までには全品返却、全額返済を」
それだけを言いつけて、挨拶もせず、礼も取らず、クルリと向きを変えて、伯爵家代行は、さっさと部屋を出て行ってしまった。
「王太子殿下……」
あまりの信じられない話に、内から吹き荒れているほどの怒りで切歯扼腕しかかっている王太子殿下の側で、騎士団団長のハーキンも、それ以上の言葉がかけられない。
「――リストに記載されているものを、全て揃えよ」
「わかりました」
そして、2~3の指示を出した後は、完全に無言だった。
王太子殿下の怒りがあまりに心頭に達していて、もう、今はこれ以上喋りたくもない様相がありありとしていた。
「貴様、いつまで、王国の恥をさらけ出す気でいるのだ?」
「なにをっ――。我々が、罪を犯したなど、そんな証拠でも挙がっていると?」
「証拠は挙げられているだろう?」
「そんなものっ、でっち上げに過ぎません。王太子殿下ともあろうお方が、このような下賤の輩の言うことをお聞きになるなど――」
「口に気を付けろよ。さもなければ、この場で斬り落としているところだが」
怒気もなく、強く命令口調でもなかった。
だが、底冷えするような脅しある淡々とした声音が、本気を語っていた。
「……ひっ……、なにをっ……。王太子殿下と言えど、そのような横暴――」
「証拠が挙がっている、と言っているだろう? 貴様の隊から、証人まで上がってきている。それを、どう言い訳する?」
「証人? 一体、誰が、そんな……」
「貴様が見捨てた兵士達だ」
「見捨ててなどいませんが。今は――戦況が苦しいのです。兵士を無駄にはできません」
「そうだな。もう、貴様のくだらない言い訳は聞き飽きた。――この者を捕縛せよ。そして、この隊の指揮官及び、上級士官、その者達、全員の捕縛もだ」
「かしこまりました」
だが、中尉の目が飛び跳ねていた。
「そんな、横暴だっ――!」
「ダーマン中尉、王国軍の不正、違法行為、その他、有り余る罪を犯し、責務も果たさず、責任放棄の重罪を犯した貴様を逮捕する」
「なんだとっ! ――そんなの横暴だっ……!」
ガタッ――と、椅子が勢いよくひっくり返る。
「こんな所業、許されるわけがない……」
「取り押さえろ」
騎士団団長のハーキンが無情に言い捨てた。
「はい」
その場に控えていた十人程の騎士達が、一斉に、中尉を取り囲む。
「何をするっ……! 横暴だっ――! こんな言いがかりをつけられ――うがぁっ……!!」
うるさく抵抗をみせた中尉の脇腹を、素早い、鋭い肘付きが、一発入れられていた。
一瞬、痛みで呼吸を失った中尉が、その場で倒れ込む。
「恥を知れ。王国の恥さらしが」
肘当てを一発入れた騎士が、侮蔑も露わにそれを吐き捨て、地面にへばり込んだ中尉を腹這いにさせ、その背に自分の膝を押し付ける。
用意してきていた縄で、中尉の腕を縛り上げた。
その様子を見て、ハーキンが残りの騎士達に厳しい視線を向けた。
「お前達、残りの上級士官諸共、全員、捕縛せよ。逃亡者など、決して許さない」
はっ、と全員が硬く返事をする。
「隊ごとに、五人は付き添わせるように。この椅子の――数からしても、10人。全員捕縛せよ」
「わかりました」
バラバラ、バラバラと、重装備の騎士達が部屋から飛び出していく。
シーンと、その室内が一気に沈黙が降り、それも――気まずい沈黙だけが降り、その光景を全く興味もなさそうに静観している伯爵家代行は、ただ、引きずられていく中尉を、軽蔑したように見下ろしているだけだ。
「――――今回のことは、王国軍が恥ずべき醜態を晒し、伯爵家には多大な迷惑をかけてしまった……。非礼を、お詫びする」
王太子殿下である立場なら、格下の伯爵家程度に謝罪を述べる必要もない。
普段ならそうだ。
だが、相手は隣国。アトレシア大王国内の貴族ではない。
義勇軍として、強制的ではなくボランティアで戦に参加してきた他国の貴族なのに、自国の――それも、国を守るべき存在の王国軍の目に余る非礼の数々。
こんな醜態が、隣国のノーウッド王国に知られたのなら――もう、アトレシア大王国の恥さらしだけではなく、国交問題にも繋がるかもしれない。
隣国からの義勇軍を蔑ろにし、戦に強制参加させたなど――これは、ただの契約違反などという次元ではない。
むしろ、強制参加など、アトレシア大王国側の使役、または奴隷並の扱いをしてしまったと、誤解される恐れまででてきてしまう。
そんな重要な問題も理解せず、威張り散らして、隣国の貴族を戦に投げ込んだ――王国側の責任は、ものすごい重いものだ。
運よく、伯爵家代行は、戦で命を落とさなかったようだから、まだ、「済まない」 と謝罪もできるが、もし――戦で命を落としてしまっていたのなら……、もう、アトレシア大王国だって、言い訳ができるはずもない。
だが、相手からの反応はない。
シーンと、更に気まずい沈黙だけが延びる……。
それで、セシル達の出方を待っている王太子殿下の前で、セシルは無言で、少し後ろを向き、その手を上げてみせた。
後ろに控えているフィロが、持っていたファイルの中から、一枚の紙を取り上げ、セシルに手渡した。
「これが、強制没収された物資のリストです。そして、急遽、買いださなければならない物資全部。全品名と容量、それから、かかった費用分、全て返してもらいましょうか」
トン、とその紙切れをセシルが、大きな机の上に叩きつけた。
すぐに、騎士団長のハーキンが、机の側を回って紙を取りに来た。サッと目を通した紙を、王太子殿下の前に差し出す。
その紙の中身を確認した王太子殿下は、顔には出さずに、苦虫を潰したような表情であったのは、言うまでもない。
「この場には、書類に記載されている物資を持ってきてはいない。明日まで用意させるので、それまで待ってもらいたい」
冷たい無言だけが返されるだけだ。
それで、表情を隠している奥でも、王太子殿下が、更に、苦虫を潰したような面持ちになりかけている。
「必ず、全部の物資を返すことを約束する」
「では、負傷兵は? まあ、すでに死んでいるでしょうけど」
淡々と、冷たく、全く気にもかけていないようなその言葉も、口調も、声色も、軽蔑だけが露わで、完全にアトレシア大王国を信用していない態度が明確だった。
それだけの――非礼も非道もしてしまっただけに、その場の王国騎士団の騎士達は、重い沈黙の中で、反論もできない。
「まったく、上が無能だと、下々に至る者達の締まりがない」
ものすごい――あからさまな侮辱だ。
事実――だとしても、王国の王太子殿下を前にして、その一言を投げつける者がいるなんて信じられず、付き添っている騎士団団長やその場の騎士達が息を詰めた。
確かに、この駐屯地の指揮官は、先程逮捕した中尉だ。
国王軍の締まりがなく、規制も管理されず、監視されず、あまりに恥さらしのオンパレードだ。
あんな無能な男を指した一言だったのかもしれないが――それでも、今この現在、この場所で、一番上に立つ立場にいるのは、紛れもない、王太子殿下だ。
その上が無能だから、下々の家臣達の締まりがない――など、明らかに、王太子殿下を侮辱した言葉と取られてもおかしくはない。
「大層な御託を並べ、威張り散らし、戦場にいながら兵士としての役割も果たさず、味方を殺し、兵士を無駄にし、おまけに悪事・不正の数々。よくもまあ、誉ある大王国の王国軍だ、などと豪語できること」
そして、更なる苦情に全く容赦がない。
切り傷に塩を塗り込むどころか、むしろ、その傷口を大きく割けさせ、傷口を更に刺激するかのように、ナイフで切り刻んでいる感じだ。
弁論も、反論も、弁解も――できない。
アトレシア大王国は、あの王国軍の指揮官たちのせいで、その名誉も立場も完全に地に落ちてしまったのだから。
「明日の朝までには全品返却、全額返済を」
それだけを言いつけて、挨拶もせず、礼も取らず、クルリと向きを変えて、伯爵家代行は、さっさと部屋を出て行ってしまった。
「王太子殿下……」
あまりの信じられない話に、内から吹き荒れているほどの怒りで切歯扼腕しかかっている王太子殿下の側で、騎士団団長のハーキンも、それ以上の言葉がかけられない。
「――リストに記載されているものを、全て揃えよ」
「わかりました」
そして、2~3の指示を出した後は、完全に無言だった。
王太子殿下の怒りがあまりに心頭に達していて、もう、今はこれ以上喋りたくもない様相がありありとしていた。
1
お気に入りに追加
86
あなたにおすすめの小説

異世界リナトリオン〜平凡な田舎娘だと思った私、実は転生者でした?!〜
青山喜太
ファンタジー
ある日、母が死んだ
孤独に暮らす少女、エイダは今日も1人分の食器を片付ける、1人で食べる朝食も慣れたものだ。
そしてそれは母が死んでからいつもと変わらない日常だった、ドアがノックされるその時までは。
これは1人の少女が世界を巻き込む巨大な秘密に立ち向かうお話。
小説家になろう様からの転載です!
【完結】魔力がないと見下されていた私は仮面で素顔を隠した伯爵と結婚することになりました〜さらに魔力石まで作り出せなんて、冗談じゃない〜
光城 朱純
ファンタジー
魔力が強いはずの見た目に生まれた王女リーゼロッテ。
それにも拘わらず、魔力の片鱗すらみえないリーゼロッテは家族中から疎まれ、ある日辺境伯との結婚を決められる。
自分のあざを隠す為に仮面をつけて生活する辺境伯は、龍を操ることができると噂の伯爵。
隣に魔獣の出る森を持ち、雪深い辺境地での冷たい辺境伯との新婚生活は、身も心も凍えそう。
それでも国の端でひっそり生きていくから、もう放っておいて下さい。
私のことは私で何とかします。
ですから、国のことは国王が何とかすればいいのです。
魔力が使えない私に、魔力石を作り出せだなんて、そんなの無茶です。
もし作り出すことができたとしても、やすやすと渡したりしませんよ?
これまで虐げられた分、ちゃんと返して下さいね。
表紙はPhoto AC様よりお借りしております。

薬華異堂薬局のお仕事は異世界にもあったのだ
柚木 潤
ファンタジー
実家の薬華異堂薬局に戻った薬剤師の舞は、亡くなった祖父から譲り受けた鍵で開けた扉の中に、不思議な漢方薬の調合が書かれた、古びた本を見つけた。
そして、異世界から助けを求める手紙が届き、舞はその異世界に転移する。
舞は不思議な薬を作り、それは魔人や魔獣にも対抗できる薬であったのだ。
そんな中、魔人の王から舞を見るなり、懐かしい人を思い出させると。
500年前にも、この異世界に転移していた女性がいたと言うのだ。
それは舞と関係のある人物であった。
その後、一部の魔人の襲撃にあうが、舞や魔人の王ブラック達の力で危機を乗り越え、人間と魔人の世界に平和が訪れた。
しかし、500年前に転移していたハナという女性が大事にしていた森がアブナイと手紙が届き、舞は再度転移する。
そして、黒い影に侵食されていた森を舞の薬や魔人達の力で復活させる事が出来たのだ。
ところが、舞が自分の世界に帰ろうとした時、黒い翼を持つ人物に遭遇し、舞に自分の世界に来てほしいと懇願する。
そこには原因不明の病の女性がいて、舞の薬で異物を分離するのだ。
そして、舞を探しに来たブラック達魔人により、昔に転移した一人の魔人を見つけるのだが、その事を隠して黒翼人として生活していたのだ。
その理由や女性の病の原因をつきとめる事が出来たのだが悲しい結果となったのだ。
戻った舞はいつもの日常を取り戻していたが、秘密の扉の中の物が燃えて灰と化したのだ。
舞はまた異世界への転移を考えるが、魔法陣は動かなかったのだ。
何とか舞は転移出来たが、その世界ではドラゴンが復活しようとしていたのだ。
舞は命懸けでドラゴンの良心を目覚めさせる事が出来、世界は火の海になる事は無かったのだ。
そんな時黒翼国の王子が、暗い森にある遺跡を見つけたのだ。
*第1章 洞窟出現編 第2章 森再生編 第3章 翼国編
第4章 火山のドラゴン編 が終了しました。
第5章 闇の遺跡編に続きます。

【完結】天下無敵の公爵令嬢は、おせっかいが大好きです
ノデミチ
ファンタジー
ある女医が、天寿を全うした。
女神に頼まれ、知識のみ持って転生。公爵令嬢として生を受ける。父は王国元帥、母は元宮廷魔術師。
前世の知識と父譲りの剣技体力、母譲りの魔法魔力。権力もあって、好き勝手生きられるのに、おせっかいが大好き。幼馴染の二人を巻き込んで、突っ走る!
そんな変わった公爵令嬢の物語。
アルファポリスOnly
2019/4/21 完結しました。
沢山のお気に入り、本当に感謝します。
7月より連載中に戻し、拾異伝スタートします。
2021年9月。
ファンタジー小説大賞投票御礼として外伝スタート。主要キャラから見たリスティア達を描いてます。
10月、再び完結に戻します。
御声援御愛読ありがとうございました。
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。

辺境伯令嬢に転生しました。
織田智子
ファンタジー
ある世界の管理者(神)を名乗る人(?)の願いを叶えるために転生しました。
アラフィフ?日本人女性が赤ちゃんからやり直し。
書き直したものですが、中身がどんどん変わっていってる状態です。

サンタが街に男と女とB29
壺の蓋政五郎
恋愛
昭和20年5月29日、横浜大空襲がありました。一万人近くが犠牲になった。その中を必死に逃げた男と女がいます。防空壕の出遭いの名で男は15歳でサンタ、女は18歳で婦長と渾名がつけられました。二人をの仲を取り持ったのは闇酒屋を経営するバッカスと言うやくざでした。
戦後を駆け抜けた三人の男女の物語です。

異世界に転生したので幸せに暮らします、多分
かのこkanoko
ファンタジー
物心ついたら、異世界に転生していた事を思い出した。
前世の分も幸せに暮らします!
平成30年3月26日完結しました。
番外編、書くかもです。
5月9日、番外編追加しました。
小説家になろう様でも公開してます。
エブリスタ様でも公開してます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる