60 / 530
Part1
Б.в 王太子殿下 - 06
しおりを挟む
なんという愚行をさらけだして、それでも、中尉などと言えるのか!!
• 突然の予想もしていない奇襲は、王国軍が東南に向けて進軍している背後から襲ってきた、との報告が。かなりの数の部族連合の騎馬が揃い、気がついた時には、王国軍の半数以上の兵士達が殲滅されていた後だったとか
• 2月15日、深夜11時過ぎ、国境側の領門が破られ、部族連合の襲撃、侵入。領門前で、王国軍と打ち合っているだけの状態だと聞く
• 伯爵家は避難の為、退避を決定
• しかし、2月16日深夜、0時12分、またも不法侵入。今度は、中尉自ら乗り込んでくる
• 不法侵入で捕縛された中尉は、暴言の数々、無礼・非礼行為の数々、伯爵家はそれを無視して、うるさい中尉を解放
• 内門に向けて出発した場で、中尉が戦線離脱を理由に伯爵家を冤罪し、伯爵家の意思に反し強制拘束。伯爵家の捕縛を命令。
捕縛命令を拒否した伯爵家に対し、中尉を侮辱したとして更なる捕縛命令。
• そして、伯爵家に対し戦の強制参戦を命令。中尉の言葉を引用すると、
「ノーウッド王国だろうと関係ない。今は、部族連合が攻めて来てるんだぞ。貴様らだって、戦に出陣しろ!」
とのこと。
• 命令に従わなければ、伯爵家を斬り落とす、牢屋にぶち込んでやる。無抵抗な伯爵家代行に剣を抜き、強制参戦を脅す
「きさまっ――!」
騎士団の団長の顔が――魔人並みの形相に代わっていた。
中尉の顔が、見る見る間に青ざめていく。
「控えよ」
「しかし――」
騎士団の団長であるハーキンは、無理矢理に、肩で呼吸しているようだった。
その憤りを知りながら、王太子殿下はその葛藤を無視する。
「続きを」
• 強制参戦を余儀なくされた伯爵家代行は、自身の騎士の参戦を同意
• ですが、中尉は、子供も含め全員を出せ、と更なる要請を
• おまけに、伯爵家に雇われている傭兵を、タダで使役しようなどとの要求
• 理不尽極まりない能無し中尉のせいで、伯爵家は、戦が勃発しているまさに緊張状態のその場で、軟禁状態を課せられる
• 同日、午前5時40分に、戦の強制参戦をさせられた伯爵家の騎士達が、戻って来る
• 部族連合は、王国軍を嘲笑うように蹂躙し殲滅。侵入を押し進めるのではなく、領門側で、ただただ、王国軍の無能な兵士達の殺戮を楽しんでいた、というような報告が
• 王国軍の兵列がなっていない為、その場で、兵士の無駄死にが確認。その日は、両方膠着状態。負傷兵、または、死亡した兵士達の数は、およそ100人から150人ほど
• これで、領門側に配置されていた隊、はまたも壊滅状態
• 同日、午前6時過ぎに、緊急の援軍要請で、二人の兵士が南東に飛ばされる
• 同日、正午、二人の兵士が、南東に飛ばされる
• 同日午後4時、二人の兵士が、南東に飛ばされる
• 業を煮やした中尉が、駐屯地内で怒鳴り散らし、喚きだし、午後8時、またも二人の兵士を飛ばす。その日、南東に飛ばされた兵士全員の応答、帰還なし
そんな報告は、騎士団では、誰一人、受けていない。コロッカルからやって来た領軍だって、そんな報告は聞いてなどいない。
援軍拒否されたのは、南東だけだと思っていたのに、その実は、南だって、何度も援軍要請を飛ばしていたなど、誰一人知らない事実だった。
• 2月17日、午前7時頃、突然、領門前にいた部族連合全兵士が撤退
「撤退? なぜ?」
「さあ」
そんな理由、フィロが知るか――と、あまりに淡々とした態度だ。
• 撤退した後の確認で、国境側の領門が、大きく破壊されていることが判明
• 同日、午前8時5分、不法侵入。またも中尉自ら乗り込んできて、更に、30人近くの兵士を引き連れてくる
• 伯爵家の食糧を出せ、と要請を強行する。部族連合に怖れ、外に食料の調達に行けないが為、伯爵家が持参した食糧を略奪し、兵士達で脅し、食糧を出さなければ、伯爵家の者を取り押さえてやると、人質を取って脅す。
中尉の言葉を引用すると、
「さっさと食料を寄越さなければ、貴様ら全員、生かしてなどおかんからなっ」
と吐き出した
• 伯爵家には、子供の付き人もいる。このような理不尽に脅され続け、恐怖で慄いていました
恐怖で慄いていた――かどうかは、かなり疑問が残る。
あの場では、到底、恐怖など見せる様子もなく、あまりに淡々としていたセシル達だ。
誰一人として、あの能無し中尉を相手にする気もなく、様子もなく、侮蔑だけが明らかで、あの場で恐怖が上がっていた――などと形容できる光景でもなかったはずだ。
それでも、ちゃんと、「ああ、怖い、怖い」 と、口にはしている。
口にしている以上、証人も大勢いる。
態度があまりに反対のことを示していようが、あの時のそれぞれの心境が、一体、どういったものだったのか、誰にも知る由はない。
「怖い」 と口にしていたのだから、もしかして、心の中では、冷や汗もので怯えていた、とも言うことができる。
心理的に体が硬直して、パニックしていた、とも言うことができる。
本人以外、あの場での心境など、誰も正確に断定などできるはずもない。
だから、フィロの説明が――派手に脚色しているなどとの非難はできない。ちゃんと、「ああ、怖い、怖い」 と、口にした現場が目撃されているから。
過大な表現とは言えるかもしれないが、「怖い」 と、口にした事実は消えない。
これって、ほとんどフィロの屁理屈ですわよねえ。
相変わらず、悪巧みにかけては天下一品!
• 戦が勃発している最中だというのに、無駄に兵士を使い、他国の貴族を脅すなど、到底、許されない非人道的な行いの数々。無能さをさらけ出し、食糧倉庫は完全に空。保存食とて存在しない
• 伯爵家の意思に反して、中尉は、無理矢理、強制的に他国の貴族を拘束しているくせに、反省もしなければ、最早、ノーウッド王国の貴族にケンカを売ったも同然の国際問題にも気づかずに、それ以上の愚行を重ね続ける愚行
• 2月18日、略奪された食糧確保の為、数人だけが、ブレッカの商店街に戻り、食糧調達に試みる
• その際、コロッカルの領軍が、ブレッカに派遣された。残念なことに、この地でのあまりに許されない悪行の数々を暴露される前に、コロッカル軍は、南東に直行してしまった
• 2月19日、深夜1時40分、またも不法侵入
• この地にやって来てから、伯爵家の睡眠は、違法者によって妨げられてばかり。次の兵士達は、食糧が足りなくなったので、調達してきた食糧を盗みにきたということ。この兵士達も、中尉の職務怠慢により、無罪放免。処罰無し
• 2月20日に差し掛かる深夜、南東側で、部族連合の襲撃が報告。一応、コロッカル領の軍が、撃退に成功したようではあるが、依然、膠着状態
• 2月21日、またも、援軍要請の兵士を二人派遣
• 2月22日、またも、援軍要請の兵士を二人派遣
• すでに、誰一人、帰還する兵士がいないのだから、いい加減、部族連合が近辺を徘徊している事実を学びもせず、兵士の無駄死にが継続
• 突然の予想もしていない奇襲は、王国軍が東南に向けて進軍している背後から襲ってきた、との報告が。かなりの数の部族連合の騎馬が揃い、気がついた時には、王国軍の半数以上の兵士達が殲滅されていた後だったとか
• 2月15日、深夜11時過ぎ、国境側の領門が破られ、部族連合の襲撃、侵入。領門前で、王国軍と打ち合っているだけの状態だと聞く
• 伯爵家は避難の為、退避を決定
• しかし、2月16日深夜、0時12分、またも不法侵入。今度は、中尉自ら乗り込んでくる
• 不法侵入で捕縛された中尉は、暴言の数々、無礼・非礼行為の数々、伯爵家はそれを無視して、うるさい中尉を解放
• 内門に向けて出発した場で、中尉が戦線離脱を理由に伯爵家を冤罪し、伯爵家の意思に反し強制拘束。伯爵家の捕縛を命令。
捕縛命令を拒否した伯爵家に対し、中尉を侮辱したとして更なる捕縛命令。
• そして、伯爵家に対し戦の強制参戦を命令。中尉の言葉を引用すると、
「ノーウッド王国だろうと関係ない。今は、部族連合が攻めて来てるんだぞ。貴様らだって、戦に出陣しろ!」
とのこと。
• 命令に従わなければ、伯爵家を斬り落とす、牢屋にぶち込んでやる。無抵抗な伯爵家代行に剣を抜き、強制参戦を脅す
「きさまっ――!」
騎士団の団長の顔が――魔人並みの形相に代わっていた。
中尉の顔が、見る見る間に青ざめていく。
「控えよ」
「しかし――」
騎士団の団長であるハーキンは、無理矢理に、肩で呼吸しているようだった。
その憤りを知りながら、王太子殿下はその葛藤を無視する。
「続きを」
• 強制参戦を余儀なくされた伯爵家代行は、自身の騎士の参戦を同意
• ですが、中尉は、子供も含め全員を出せ、と更なる要請を
• おまけに、伯爵家に雇われている傭兵を、タダで使役しようなどとの要求
• 理不尽極まりない能無し中尉のせいで、伯爵家は、戦が勃発しているまさに緊張状態のその場で、軟禁状態を課せられる
• 同日、午前5時40分に、戦の強制参戦をさせられた伯爵家の騎士達が、戻って来る
• 部族連合は、王国軍を嘲笑うように蹂躙し殲滅。侵入を押し進めるのではなく、領門側で、ただただ、王国軍の無能な兵士達の殺戮を楽しんでいた、というような報告が
• 王国軍の兵列がなっていない為、その場で、兵士の無駄死にが確認。その日は、両方膠着状態。負傷兵、または、死亡した兵士達の数は、およそ100人から150人ほど
• これで、領門側に配置されていた隊、はまたも壊滅状態
• 同日、午前6時過ぎに、緊急の援軍要請で、二人の兵士が南東に飛ばされる
• 同日、正午、二人の兵士が、南東に飛ばされる
• 同日午後4時、二人の兵士が、南東に飛ばされる
• 業を煮やした中尉が、駐屯地内で怒鳴り散らし、喚きだし、午後8時、またも二人の兵士を飛ばす。その日、南東に飛ばされた兵士全員の応答、帰還なし
そんな報告は、騎士団では、誰一人、受けていない。コロッカルからやって来た領軍だって、そんな報告は聞いてなどいない。
援軍拒否されたのは、南東だけだと思っていたのに、その実は、南だって、何度も援軍要請を飛ばしていたなど、誰一人知らない事実だった。
• 2月17日、午前7時頃、突然、領門前にいた部族連合全兵士が撤退
「撤退? なぜ?」
「さあ」
そんな理由、フィロが知るか――と、あまりに淡々とした態度だ。
• 撤退した後の確認で、国境側の領門が、大きく破壊されていることが判明
• 同日、午前8時5分、不法侵入。またも中尉自ら乗り込んできて、更に、30人近くの兵士を引き連れてくる
• 伯爵家の食糧を出せ、と要請を強行する。部族連合に怖れ、外に食料の調達に行けないが為、伯爵家が持参した食糧を略奪し、兵士達で脅し、食糧を出さなければ、伯爵家の者を取り押さえてやると、人質を取って脅す。
中尉の言葉を引用すると、
「さっさと食料を寄越さなければ、貴様ら全員、生かしてなどおかんからなっ」
と吐き出した
• 伯爵家には、子供の付き人もいる。このような理不尽に脅され続け、恐怖で慄いていました
恐怖で慄いていた――かどうかは、かなり疑問が残る。
あの場では、到底、恐怖など見せる様子もなく、あまりに淡々としていたセシル達だ。
誰一人として、あの能無し中尉を相手にする気もなく、様子もなく、侮蔑だけが明らかで、あの場で恐怖が上がっていた――などと形容できる光景でもなかったはずだ。
それでも、ちゃんと、「ああ、怖い、怖い」 と、口にはしている。
口にしている以上、証人も大勢いる。
態度があまりに反対のことを示していようが、あの時のそれぞれの心境が、一体、どういったものだったのか、誰にも知る由はない。
「怖い」 と口にしていたのだから、もしかして、心の中では、冷や汗もので怯えていた、とも言うことができる。
心理的に体が硬直して、パニックしていた、とも言うことができる。
本人以外、あの場での心境など、誰も正確に断定などできるはずもない。
だから、フィロの説明が――派手に脚色しているなどとの非難はできない。ちゃんと、「ああ、怖い、怖い」 と、口にした現場が目撃されているから。
過大な表現とは言えるかもしれないが、「怖い」 と、口にした事実は消えない。
これって、ほとんどフィロの屁理屈ですわよねえ。
相変わらず、悪巧みにかけては天下一品!
• 戦が勃発している最中だというのに、無駄に兵士を使い、他国の貴族を脅すなど、到底、許されない非人道的な行いの数々。無能さをさらけ出し、食糧倉庫は完全に空。保存食とて存在しない
• 伯爵家の意思に反して、中尉は、無理矢理、強制的に他国の貴族を拘束しているくせに、反省もしなければ、最早、ノーウッド王国の貴族にケンカを売ったも同然の国際問題にも気づかずに、それ以上の愚行を重ね続ける愚行
• 2月18日、略奪された食糧確保の為、数人だけが、ブレッカの商店街に戻り、食糧調達に試みる
• その際、コロッカルの領軍が、ブレッカに派遣された。残念なことに、この地でのあまりに許されない悪行の数々を暴露される前に、コロッカル軍は、南東に直行してしまった
• 2月19日、深夜1時40分、またも不法侵入
• この地にやって来てから、伯爵家の睡眠は、違法者によって妨げられてばかり。次の兵士達は、食糧が足りなくなったので、調達してきた食糧を盗みにきたということ。この兵士達も、中尉の職務怠慢により、無罪放免。処罰無し
• 2月20日に差し掛かる深夜、南東側で、部族連合の襲撃が報告。一応、コロッカル領の軍が、撃退に成功したようではあるが、依然、膠着状態
• 2月21日、またも、援軍要請の兵士を二人派遣
• 2月22日、またも、援軍要請の兵士を二人派遣
• すでに、誰一人、帰還する兵士がいないのだから、いい加減、部族連合が近辺を徘徊している事実を学びもせず、兵士の無駄死にが継続
1
お気に入りに追加
80
あなたにおすすめの小説
悪役令嬢ですが、ヒロインが大好きなので助けてあげてたら、その兄に溺愛されてます!?
柊 来飛
恋愛
ある日現実世界で車に撥ねられ死んでしまった主人公。
しかし、目が覚めるとそこは好きなゲームの世界で!?
しかもその悪役令嬢になっちゃった!?
困惑する主人公だが、大好きなヒロインのために頑張っていたら、なぜかヒロインの兄に溺愛されちゃって!?
不定期です。趣味で描いてます。
あくまでも創作として、なんでも許せる方のみ、ご覧ください。
十三回目の人生でようやく自分が悪役令嬢ポジと気づいたので、もう殿下の邪魔はしませんから構わないで下さい!
翠玉 結
恋愛
公爵令嬢である私、エリーザは挙式前夜の式典で命を落とした。
「貴様とは、婚約破棄する」と残酷な事を突きつける婚約者、王太子殿下クラウド様の手によって。
そしてそれが一度ではなく、何度も繰り返していることに気が付いたのは〖十三回目〗の人生。
死んだ理由…それは、毎回悪役令嬢というポジションで立ち振る舞い、殿下の恋路を邪魔していたいたからだった。
どう頑張ろうと、殿下からの愛を受け取ることなく死ぬ。
その結末をが分かっているならもう二度と同じ過ちは繰り返さない!
そして死なない!!
そう思って殿下と関わらないようにしていたのに、
何故か前の記憶とは違って、まさかのご執心で溺愛ルートまっしぐらで?!
「殿下!私、死にたくありません!」
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
※他サイトより転載した作品です。
イケメン御曹司、地味子へのストーカー始めました 〜マイナス余命1日〜
和泉杏咲
恋愛
表紙イラストは「帳カオル」様に描いていただきました……!眼福です(´ω`)
https://twitter.com/tobari_kaoru
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
私は間も無く死ぬ。だから、彼に別れを告げたいのだ。それなのに……
なぜ、私だけがこんな目に遭うのか。
なぜ、私だけにこんなに執着するのか。
私は間も無く死んでしまう。
どうか、私のことは忘れて……。
だから私は、あえて言うの。
バイバイって。
死を覚悟した少女と、彼女を一途(?)に追いかけた少年の追いかけっこの終わりの始まりのお話。
<登場人物>
矢部雪穂:ガリ勉してエリート中学校に入学した努力少女。小説家志望
悠木 清:雪穂のクラスメイト。金持ち&ギフテッドと呼ばれるほどの天才奇人イケメン御曹司
山田:清に仕えるスーパー執事
乙女ゲームで唯一悲惨な過去を持つモブ令嬢に転生しました
雨夜 零
恋愛
ある日...スファルニア公爵家で大事件が起きた
スファルニア公爵家長女のシエル・スファルニア(0歳)が何者かに誘拐されたのだ
この事は、王都でも話題となり公爵家が賞金を賭け大捜索が行われたが一向に見つからなかった...
その12年後彼女は......転生した記憶を取り戻しゆったりスローライフをしていた!?
たまたまその光景を見た兄に連れていかれ学園に入ったことで気づく
ここが...
乙女ゲームの世界だと
これは、乙女ゲームに転生したモブ令嬢と彼女に恋した攻略対象の話
乙女ゲーのモブデブ令嬢に転生したので平和に過ごしたい
ゆの
恋愛
私は日比谷夏那、18歳。特に優れた所もなく平々凡々で、波風立てずに過ごしたかった私は、特に興味のない乙女ゲームを友人に強引に薦められるがままにプレイした。
だが、その乙女ゲームの各ルートをクリアした翌日に事故にあって亡くなってしまった。
気がつくと、乙女ゲームに1度だけ登場したモブデブ令嬢に転生していた!!特にゲームの影響がない人に転生したことに安堵した私は、ヒロインや攻略対象に関わらず平和に過ごしたいと思います。
だけど、肉やお菓子より断然大好きなフルーツばっかりを食べていたらいつの間にか痩せて、絶世の美女に…?!
平和に過ごしたい令嬢とそれを放って置かない攻略対象達の平和だったり平和じゃなかったりする日々が始まる。
転生先が意地悪な王妃でした。うちの子が可愛いので今日から優しいママになります! ~陛下、もしかして一緒に遊びたいのですか?
朱音ゆうひ
恋愛
転生したら、我が子に冷たくする酷い王妃になってしまった!
「お母様、謝るわ。お母様、今日から変わる。あなたを一生懸命愛して、優しくして、幸せにするからね……っ」
王子を抱きしめて誓った私は、その日から愛情をたっぷりと注ぐ。
不仲だった夫(国王)は、そんな私と息子にそわそわと近づいてくる。
もしかして一緒に遊びたいのですか、あなた?
他サイトにも掲載しています( https://ncode.syosetu.com/n5296ig/)
一家の恥と言われた令嬢ですが、嫁ぎ先で本領を発揮させていただきます
風見ゆうみ
恋愛
ベイディ公爵家の次女である私、リルーリアは貴族の血を引いているのであれば使えて当たり前だと言われる魔法が使えず、両親だけでなく、姉や兄からも嫌われておりました。
婚約者であるバフュー・エッフエム公爵令息も私を馬鹿にしている一人でした。
お姉様の婚約披露パーティーで、お姉様は現在の婚約者との婚約破棄を発表しただけでなく、バフュー様と婚約すると言い出し、なんと二人の間に出来た子供がいると言うのです。
責任を取るからとバフュー様から婚約破棄された私は「初夜を迎えることができない」という条件で有名な、訳アリの第三王子殿下、ルーラス・アメル様の元に嫁ぐことになります。
実は数万人に一人、存在するかしないかと言われている魔法を使える私ですが、ルーラス様の訳ありには、その魔法がとても効果的で!? そして、その魔法が使える私を手放したことがわかった家族やバフュー様は、私とコンタクトを取りたがるようになり、ルーラス様に想いを寄せている義姉は……。
※レジーナブックス様より書籍発売予定です!
※本編完結しました。番外編や補足話を連載していきます。のんびり更新です。
※作者独自の異世界の世界観であり、設定はゆるゆるで、ご都合主義です。
※誤字脱字など見直して気を付けているつもりですが、やはりございます。申し訳ございません。教えていただけますと有り難いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる