44 / 532
Part1
* Б.б 見限るしかない *
しおりを挟む
いきなり執務室の扉が開いて、何事かっ――と、眉を吊り上げた中尉の前で、ドカッと、何かの塊が投げ込まれた。
「なんだ? 一体、何事だ?」
見れば、投げ込まれたのは二人の男らしく、後ろ手で縛り上げられているようだった。
そして、その後から真っ黒な塊――いや、マントを身に着けた、あの隣国の一団が部屋に入って来た。
今日は、昨日のリーダーらしき一人の他に、三人の付き添いがいる。
「昨夜、深夜になり、我々の陣を取っている場所に、盗みを働きにきた兵士達ですが」
「盗み? ――一体、何を盗みにきたんだ?」
「貴族がやってきた話を聞き、わざわざと、我々の場所に侵入して、高価な品物を盗みにきたそうですが?」
一体、この落とし前は、どうつけてくれるんだ?
言葉に出されない暗黙の責めがあまりにはっきりとしているのに、中尉は、そんな皮肉にも注意を払っていない。
「バカバカしい。王国軍の兵士が、そんなことをするものか。我々を侮辱しているのか?」
「事実ですが?」
「そんなもの、事実なわけがあるかっ。誇り高き王国軍への侮辱、許されん」
「へえ。では、この兵士達は王国軍の兵士ではない、と? それなら、我々が処罰しても、問題はないようだ」
「――あ、ああっ……待ってくれ……! もう、しません……」
「……どうか、許してくれっ……!」
状況が更に悪化していくようで、捕縛した二人の兵士達が、大焦りで懇願をみせる。
「ここの指揮官が、王国軍の兵士ではない、と断言しているが?」
「そ、そんなことはないっ……。俺は、王国軍の兵士だ。第3小隊の所属なんだ」
「俺だってそうだ。確かめてくれれば、判るから――」
へえ、とあまりに冷たく、感情の機微もなく、口も開かないような音だけの相槌が出され、サーっと、一気に男達の顔色が青ざめた。
「……どうか……、助けてくれ……」
「……殺さないでくれ………」
それで、セシルの視線が、わざとに、中尉の方に向けられた。
「と言ってるけど?わざわざ、第3小隊まで行って、確認しないといけないなんて、一体、どれだけ躾がなってないのかねえ? 誇り高き王国軍、でしたっけ?」
侮蔑が露わで、見下した態度も隠さない。
それで、中尉の眉間が、ピキピキと引き攣っていく。
「――貴様ら、よくも、俺の前に、そんな体たらくな格好を見せられたものだなっ!」
「怒鳴り散らしたところで、自分の八つ当たりはできでも、問題解決にもなっていない。盗人を放置しまくっているのは、ここにいる指揮官の問題ではないのか?」
あまりのくだらなさに、セシルが感情もなく言い捨てていた。
「なにをっ……! この俺を侮辱しおって――」
「侮辱したからと、どうしたと言うんです? 他国の、それもボランティアで混ざった義勇軍に対して、随分の扱いだ。こんな醜態、ノーウッド王国に報告されたらどうなるのか、考えたことはないのか?」
ハッ――と、中尉が一気にこの現状を理解したようだった。
頭の悪い男だ。
一々、指摘してやらないと、全く自分の状況を把握していないらしい。
セシルは、ノーウッド王国の王宮になど報告する気は全くないが、そんな事実、この中尉は知る由もない。
だが、ノーウッド王国に、アトレシア大王国の王国軍では悪事や悪行が許されている、などと報告されてしまったら、なにかの拍子に、アトレシア大王国の王宮にも、その話が届いてしまうかもしれない。
そうなったら、威張り散らしている中尉の首だって、危なくなってしまう。
うぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬ……と、あからさまに自分の憤りを隠さず、その顔が怒りで紅潮していくが、この場でセシル達を更に怒らせては、重大な問題になってしまいかねない。
「――――こいつらは、こちらで処分しておく」
それを言うのがやっとのようだった。
セシルは、特別、何かの処罰を期待していたのではないし、こんな能無しの中尉に頼っているわけでもない。
セシルは三人に頷いて、挨拶もなく、クルリと身を翻し、さっさとこんな部屋を後にする。
廊下を進んで行く際に、開けっぱなしになっているドアから、中尉の叫び声が上がっていた。
「――――貴様らっ! 俺に恥をかかせおって――」
お前程度の男に恥をかかせたからと言って、何だと言うのだ。
根本的な軍の規律もなっていない、この駐屯地自体が問題なのに。
――ああ、なんて、アホ臭い。
司令塔を後にする四人の全員一致した意見だった。
初日では、すでに軍から盗人が。
今朝、全員が目を(もう一度) 覚まし、朝食もすっかり終えた頃、昨夜、木にグルグル巻きに縛り付けておいた男達の前に、全員が集まっていた。
兵士達は、朝方には目を覚ましていたようで、どうにか逃げ出そうと、かなりもがいていた様子ではあるが、しっかり、きつく、グルグル巻きにされている為、腕がこすれて赤くなっていても、逃げ出すことは不可能だったようだ。
それで、リアーガに(更に) 脅されて、名前に所属の隊、上官の名前を聞きだし、おまけに、(ご丁寧に) フィロが用意した犯罪申告書(自白書もどき) に、二人のサインを(しっかり) とさせ、証拠品としてもちろんゲット!
盗人を引き渡して戻って来たセシル達は、引き続き、駐屯地内の確認と警備の強化で忙しい。
ジャン、フィロ、トムソーヤの三人は、昨日に引き続き、駐屯地の構造やら、地理やらの確認へと出発した。
ケルトとハンスは、昨日、修正した罠と仕掛けの確認と共に、名案が閃いたようで、今日もまた新たな仕掛けと罠を張る為、気を切り倒し、枝を集め、穴を掘り――などなど、肉体労働に精を出していた。
「働き者のガキ共だなあ」
そして、大人達と言えば――今はすることがないので、しっかり働き者の子供達と違い、小さく残している焚火を囲んで、のんびーりと座っているだけだ。
「ええ、そうですね」
じーっと、何かを言いたそうに、聞きたそうに、ジャールの眼差しがセシルに向けられているが、セシルは知らん顔。
子供達が一体何者なのか、ジャールも探り出したいのだろうが、セシルは説明する気配も様子もない。
「少し、この駐屯地の周囲の地理を、確認したいのですけれど?」
「反対側の国境側に行けって?」
「いえ、それはさすがに危険すぎるでしょう。ただ、この駐屯地の周辺だけでいいのですけれど。三人でお願いできますか?」
「まあ、その程度ならいいけどな」
「伯爵家からの証明書を出しましょう。それを見せれば、内門の出入りは、それほど問題にはならないでしょうから」
「まあな。あれじゃあなあ」
穴だらけの全く役にも立たない内門の見張り番だ。
「あまり奥まで踏み込まなくていいですよ。それから、もし、敵が徘徊していた場合、すぐに撤退してきてください」
「ああ、わかった」
「では、お願いしますね」
仕方なく、ジャールがリエフに首を振る。
二人が立ち上がり、リアーガも立ち上がった。
ふと、セシルが何かを思い出したのか、思いついたのか、
「この駐屯地から、横流しの商品や物資を買い取っている闇業者のことについても、なにか話が聞けないかしら?」
ジャールは、昔から些細な市勢の情報を聞き出してくるのが得意だった。
話のついでだ、と本人は言っているが、そこらで転がっている噂やら、話を拾ってくるのが、とても上手かったのだ。
「ああ、それなら、ブレッカの商店街でも、顔出してみるか。なにか買ってくるか?」
「じゃあ、干し肉でも。代金は後払いで」
「いいぜ」
それで、“お買い物”程度の仕事も任され、三人が馬を引いて駐屯地を去っていた。
「なんだ? 一体、何事だ?」
見れば、投げ込まれたのは二人の男らしく、後ろ手で縛り上げられているようだった。
そして、その後から真っ黒な塊――いや、マントを身に着けた、あの隣国の一団が部屋に入って来た。
今日は、昨日のリーダーらしき一人の他に、三人の付き添いがいる。
「昨夜、深夜になり、我々の陣を取っている場所に、盗みを働きにきた兵士達ですが」
「盗み? ――一体、何を盗みにきたんだ?」
「貴族がやってきた話を聞き、わざわざと、我々の場所に侵入して、高価な品物を盗みにきたそうですが?」
一体、この落とし前は、どうつけてくれるんだ?
言葉に出されない暗黙の責めがあまりにはっきりとしているのに、中尉は、そんな皮肉にも注意を払っていない。
「バカバカしい。王国軍の兵士が、そんなことをするものか。我々を侮辱しているのか?」
「事実ですが?」
「そんなもの、事実なわけがあるかっ。誇り高き王国軍への侮辱、許されん」
「へえ。では、この兵士達は王国軍の兵士ではない、と? それなら、我々が処罰しても、問題はないようだ」
「――あ、ああっ……待ってくれ……! もう、しません……」
「……どうか、許してくれっ……!」
状況が更に悪化していくようで、捕縛した二人の兵士達が、大焦りで懇願をみせる。
「ここの指揮官が、王国軍の兵士ではない、と断言しているが?」
「そ、そんなことはないっ……。俺は、王国軍の兵士だ。第3小隊の所属なんだ」
「俺だってそうだ。確かめてくれれば、判るから――」
へえ、とあまりに冷たく、感情の機微もなく、口も開かないような音だけの相槌が出され、サーっと、一気に男達の顔色が青ざめた。
「……どうか……、助けてくれ……」
「……殺さないでくれ………」
それで、セシルの視線が、わざとに、中尉の方に向けられた。
「と言ってるけど?わざわざ、第3小隊まで行って、確認しないといけないなんて、一体、どれだけ躾がなってないのかねえ? 誇り高き王国軍、でしたっけ?」
侮蔑が露わで、見下した態度も隠さない。
それで、中尉の眉間が、ピキピキと引き攣っていく。
「――貴様ら、よくも、俺の前に、そんな体たらくな格好を見せられたものだなっ!」
「怒鳴り散らしたところで、自分の八つ当たりはできでも、問題解決にもなっていない。盗人を放置しまくっているのは、ここにいる指揮官の問題ではないのか?」
あまりのくだらなさに、セシルが感情もなく言い捨てていた。
「なにをっ……! この俺を侮辱しおって――」
「侮辱したからと、どうしたと言うんです? 他国の、それもボランティアで混ざった義勇軍に対して、随分の扱いだ。こんな醜態、ノーウッド王国に報告されたらどうなるのか、考えたことはないのか?」
ハッ――と、中尉が一気にこの現状を理解したようだった。
頭の悪い男だ。
一々、指摘してやらないと、全く自分の状況を把握していないらしい。
セシルは、ノーウッド王国の王宮になど報告する気は全くないが、そんな事実、この中尉は知る由もない。
だが、ノーウッド王国に、アトレシア大王国の王国軍では悪事や悪行が許されている、などと報告されてしまったら、なにかの拍子に、アトレシア大王国の王宮にも、その話が届いてしまうかもしれない。
そうなったら、威張り散らしている中尉の首だって、危なくなってしまう。
うぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬ……と、あからさまに自分の憤りを隠さず、その顔が怒りで紅潮していくが、この場でセシル達を更に怒らせては、重大な問題になってしまいかねない。
「――――こいつらは、こちらで処分しておく」
それを言うのがやっとのようだった。
セシルは、特別、何かの処罰を期待していたのではないし、こんな能無しの中尉に頼っているわけでもない。
セシルは三人に頷いて、挨拶もなく、クルリと身を翻し、さっさとこんな部屋を後にする。
廊下を進んで行く際に、開けっぱなしになっているドアから、中尉の叫び声が上がっていた。
「――――貴様らっ! 俺に恥をかかせおって――」
お前程度の男に恥をかかせたからと言って、何だと言うのだ。
根本的な軍の規律もなっていない、この駐屯地自体が問題なのに。
――ああ、なんて、アホ臭い。
司令塔を後にする四人の全員一致した意見だった。
初日では、すでに軍から盗人が。
今朝、全員が目を(もう一度) 覚まし、朝食もすっかり終えた頃、昨夜、木にグルグル巻きに縛り付けておいた男達の前に、全員が集まっていた。
兵士達は、朝方には目を覚ましていたようで、どうにか逃げ出そうと、かなりもがいていた様子ではあるが、しっかり、きつく、グルグル巻きにされている為、腕がこすれて赤くなっていても、逃げ出すことは不可能だったようだ。
それで、リアーガに(更に) 脅されて、名前に所属の隊、上官の名前を聞きだし、おまけに、(ご丁寧に) フィロが用意した犯罪申告書(自白書もどき) に、二人のサインを(しっかり) とさせ、証拠品としてもちろんゲット!
盗人を引き渡して戻って来たセシル達は、引き続き、駐屯地内の確認と警備の強化で忙しい。
ジャン、フィロ、トムソーヤの三人は、昨日に引き続き、駐屯地の構造やら、地理やらの確認へと出発した。
ケルトとハンスは、昨日、修正した罠と仕掛けの確認と共に、名案が閃いたようで、今日もまた新たな仕掛けと罠を張る為、気を切り倒し、枝を集め、穴を掘り――などなど、肉体労働に精を出していた。
「働き者のガキ共だなあ」
そして、大人達と言えば――今はすることがないので、しっかり働き者の子供達と違い、小さく残している焚火を囲んで、のんびーりと座っているだけだ。
「ええ、そうですね」
じーっと、何かを言いたそうに、聞きたそうに、ジャールの眼差しがセシルに向けられているが、セシルは知らん顔。
子供達が一体何者なのか、ジャールも探り出したいのだろうが、セシルは説明する気配も様子もない。
「少し、この駐屯地の周囲の地理を、確認したいのですけれど?」
「反対側の国境側に行けって?」
「いえ、それはさすがに危険すぎるでしょう。ただ、この駐屯地の周辺だけでいいのですけれど。三人でお願いできますか?」
「まあ、その程度ならいいけどな」
「伯爵家からの証明書を出しましょう。それを見せれば、内門の出入りは、それほど問題にはならないでしょうから」
「まあな。あれじゃあなあ」
穴だらけの全く役にも立たない内門の見張り番だ。
「あまり奥まで踏み込まなくていいですよ。それから、もし、敵が徘徊していた場合、すぐに撤退してきてください」
「ああ、わかった」
「では、お願いしますね」
仕方なく、ジャールがリエフに首を振る。
二人が立ち上がり、リアーガも立ち上がった。
ふと、セシルが何かを思い出したのか、思いついたのか、
「この駐屯地から、横流しの商品や物資を買い取っている闇業者のことについても、なにか話が聞けないかしら?」
ジャールは、昔から些細な市勢の情報を聞き出してくるのが得意だった。
話のついでだ、と本人は言っているが、そこらで転がっている噂やら、話を拾ってくるのが、とても上手かったのだ。
「ああ、それなら、ブレッカの商店街でも、顔出してみるか。なにか買ってくるか?」
「じゃあ、干し肉でも。代金は後払いで」
「いいぜ」
それで、“お買い物”程度の仕事も任され、三人が馬を引いて駐屯地を去っていた。
1
お気に入りに追加
86
あなたにおすすめの小説
30代社畜の私が1ヶ月後に異世界転生するらしい。
ひさまま
ファンタジー
前世で搾取されまくりだった私。
魂の休養のため、地球に転生したが、地球でも今世も搾取されまくりのため魂の消滅の危機らしい。
とある理由から元の世界に戻るように言われ、マジックバックを自称神様から頂いたよ。
これで地球で買ったものを持ち込めるとのこと。やっぱり夢ではないらしい。
取り敢えず、明日は退職届けを出そう。
目指せ、快適異世界生活。
ぽちぽち更新します。
作者、うっかりなのでこれも買わないと!というのがあれば教えて下さい。
脳内の空想を、つらつら書いているのでお目汚しな際はごめんなさい。

異世界リナトリオン〜平凡な田舎娘だと思った私、実は転生者でした?!〜
青山喜太
ファンタジー
ある日、母が死んだ
孤独に暮らす少女、エイダは今日も1人分の食器を片付ける、1人で食べる朝食も慣れたものだ。
そしてそれは母が死んでからいつもと変わらない日常だった、ドアがノックされるその時までは。
これは1人の少女が世界を巻き込む巨大な秘密に立ち向かうお話。
小説家になろう様からの転載です!
【完結】魔力がないと見下されていた私は仮面で素顔を隠した伯爵と結婚することになりました〜さらに魔力石まで作り出せなんて、冗談じゃない〜
光城 朱純
ファンタジー
魔力が強いはずの見た目に生まれた王女リーゼロッテ。
それにも拘わらず、魔力の片鱗すらみえないリーゼロッテは家族中から疎まれ、ある日辺境伯との結婚を決められる。
自分のあざを隠す為に仮面をつけて生活する辺境伯は、龍を操ることができると噂の伯爵。
隣に魔獣の出る森を持ち、雪深い辺境地での冷たい辺境伯との新婚生活は、身も心も凍えそう。
それでも国の端でひっそり生きていくから、もう放っておいて下さい。
私のことは私で何とかします。
ですから、国のことは国王が何とかすればいいのです。
魔力が使えない私に、魔力石を作り出せだなんて、そんなの無茶です。
もし作り出すことができたとしても、やすやすと渡したりしませんよ?
これまで虐げられた分、ちゃんと返して下さいね。
表紙はPhoto AC様よりお借りしております。

薬華異堂薬局のお仕事は異世界にもあったのだ
柚木 潤
ファンタジー
実家の薬華異堂薬局に戻った薬剤師の舞は、亡くなった祖父から譲り受けた鍵で開けた扉の中に、不思議な漢方薬の調合が書かれた、古びた本を見つけた。
そして、異世界から助けを求める手紙が届き、舞はその異世界に転移する。
舞は不思議な薬を作り、それは魔人や魔獣にも対抗できる薬であったのだ。
そんな中、魔人の王から舞を見るなり、懐かしい人を思い出させると。
500年前にも、この異世界に転移していた女性がいたと言うのだ。
それは舞と関係のある人物であった。
その後、一部の魔人の襲撃にあうが、舞や魔人の王ブラック達の力で危機を乗り越え、人間と魔人の世界に平和が訪れた。
しかし、500年前に転移していたハナという女性が大事にしていた森がアブナイと手紙が届き、舞は再度転移する。
そして、黒い影に侵食されていた森を舞の薬や魔人達の力で復活させる事が出来たのだ。
ところが、舞が自分の世界に帰ろうとした時、黒い翼を持つ人物に遭遇し、舞に自分の世界に来てほしいと懇願する。
そこには原因不明の病の女性がいて、舞の薬で異物を分離するのだ。
そして、舞を探しに来たブラック達魔人により、昔に転移した一人の魔人を見つけるのだが、その事を隠して黒翼人として生活していたのだ。
その理由や女性の病の原因をつきとめる事が出来たのだが悲しい結果となったのだ。
戻った舞はいつもの日常を取り戻していたが、秘密の扉の中の物が燃えて灰と化したのだ。
舞はまた異世界への転移を考えるが、魔法陣は動かなかったのだ。
何とか舞は転移出来たが、その世界ではドラゴンが復活しようとしていたのだ。
舞は命懸けでドラゴンの良心を目覚めさせる事が出来、世界は火の海になる事は無かったのだ。
そんな時黒翼国の王子が、暗い森にある遺跡を見つけたのだ。
*第1章 洞窟出現編 第2章 森再生編 第3章 翼国編
第4章 火山のドラゴン編 が終了しました。
第5章 闇の遺跡編に続きます。

【完結】天下無敵の公爵令嬢は、おせっかいが大好きです
ノデミチ
ファンタジー
ある女医が、天寿を全うした。
女神に頼まれ、知識のみ持って転生。公爵令嬢として生を受ける。父は王国元帥、母は元宮廷魔術師。
前世の知識と父譲りの剣技体力、母譲りの魔法魔力。権力もあって、好き勝手生きられるのに、おせっかいが大好き。幼馴染の二人を巻き込んで、突っ走る!
そんな変わった公爵令嬢の物語。
アルファポリスOnly
2019/4/21 完結しました。
沢山のお気に入り、本当に感謝します。
7月より連載中に戻し、拾異伝スタートします。
2021年9月。
ファンタジー小説大賞投票御礼として外伝スタート。主要キャラから見たリスティア達を描いてます。
10月、再び完結に戻します。
御声援御愛読ありがとうございました。

元ゲーマーのオタクが悪役令嬢? ごめん、そのゲーム全然知らない。とりま異世界ライフは普通に楽しめそうなので、設定無視して自分らしく生きます
みなみ抄花
ファンタジー
前世で死んだ自分は、どうやらやったこともないゲームの悪役令嬢に転生させられたようです。
女子力皆無の私が令嬢なんてそもそもが無理だから、設定無視して自分らしく生きますね。
勝手に転生させたどっかの神さま、ヒロインいじめとか勇者とか物語の盛り上げ役とかほんっと心底どうでも良いんで、そんなことよりチート能力もっとよこしてください。
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。

辺境伯令嬢に転生しました。
織田智子
ファンタジー
ある世界の管理者(神)を名乗る人(?)の願いを叶えるために転生しました。
アラフィフ?日本人女性が赤ちゃんからやり直し。
書き直したものですが、中身がどんどん変わっていってる状態です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる