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Part1
Б.а ブレッカの地にて - 04
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「早速ですが、状況報告を」
「おう、そうだったな」
そして、すぐにビジネスに入るセシルだ。
「どうやら、今回の戦は、部族連合の奴らで間違いないらしい。それも、夜盗やら盗賊団なんてものじゃなく、正規の軍を引き連れてやって来たっていう話だ」
「軍隊? 兵士ですか?」
「ああ、そうらしい。それで、突如、夜襲で国境側が襲われて、大打撃を受けたという話が、そこらで飛び交ってるぜ」
「そんなにですか?」
「ああ、そうらしい。なんでも、夜更けに、突然、襲撃されたもんだから、全く予期していなかったアトレシア大王国側の王国軍が、てんやわんやで、戦どころじゃなかったらしい。それで、猛攻を受けて、かなりの数が殺られたって話だな」
「随分、詳しい情報が、入って来ているのですね」
「ああ、ブレッカにいた商人達が、昨日の朝方、一気にコロッカルに逃げ込んできたっていう話だ」
「それで、信憑性がある、と?」
「そうだな」
「ブレッカに入れたんですか?」
「俺は、一応な。コロッカル側からの領境は、まだ、それほど制限されていない。コロッカルからは、どうしても、商隊がブレッカに行かにゃならんからな」
「なぜです?」
「ブレッカに、食糧やら物資の供給が必要だからだ。それは、全部、コロッカルから回されるもんだ」
「それなら、商隊であれば、ブレッカに入れると?」
「まあ、一応はな。今は警戒態勢が敷かれているから、国境側には近寄るな、と警告されるだろうが、全軍を撤退させない限り、ブレッカだって、食料も物資も必要だ」
「そうでしょうね。王宮から騎士団が来る、と言う話は?」
「そういう噂も、出回っているようだな。なにしろ、夜襲を受けて、東南側の国境は大打撃。そりゃあ、援軍も要請したくなるだろうさ」
「まだ、部族連合の軍隊が、残っているのですか?」
「そうとは、聞いてるぜ。陣取って、国境側から動かないで膠着状態、ってな話だが」
「なぜ、そこから陣を広げていかないのかしら? 侵略してくる割には、ペースが遅いでしょう?」
「そういう感じではあるな。まあ、軍隊引き連れてくるくらいだから、侵略目的ではあるんだろうが、あちらさんの目的も、はっきりしたわけじゃない」
なるほど、とある程度の事情と状況確認はできたセシルは、少し考え込む。
「それよりも――なんであんたがこんな場所までやって来てるんだ?」
「仕方なく、確認の為です」
それで、ジャールの片眉だけが、賛成していないように上がる。
「確認――って、まさか、ブレッカに行く気じゃないだろうな」
「そうです」
それで、ゲホッと、ジャールとリエフが、自分の飲み物を吹き出していた。
「準伯爵サマよ――」
「正体がバレてしまいますので、この場合は、「マスター」 と呼んでください。「お嬢様」 とも、呼ばないでくださいね」
あっさりと、淡々と、セシルがそれを指示してくる。
口をへの字に曲げたような何とも言えない顔をして、リエフが仕方なく訂正する。
「マスターさんよ」
「マスター、だけで結構です」
それで、更に口を曲げるリエフだ。
「マスター。何を考えてんのかは知らないが、戦場に行くなんて、お遊びじゃないんだぜ。貴族のオジョーサマの興味本位なら、やめとけよ」
「おいおい。雇い主に失礼だろ」
一応、年配であるジャールは、止めてみせる。
だが、セシルは全く気にした風もなく、
「別に構いません。気にしていませんから。心配してくれているようですしね。ただ――そもそも、貴族の令嬢が戦場にいくなんて、そんな令嬢がいますか?」
「いないな」
「そうですね」
だから、すでにこの時点で、セシルは普通の貴族の令嬢ではないし、普通の令嬢と比べるだけ時間の無駄だし、無駄なことはやめてくださいね――などと、無言の圧力で指摘されたようなものだ。
その意図が分からないほどの愚鈍でもない。それで、リエフは口を曲げたままだ。
「本格的な戦が勃発したとなると、このコロッカルとて、警戒態勢になるはずでしょう。そうなると、アトレシア大王国から回って来る小麦や他の物資の流通が停滞、または、完全に遮断され、ノーウッド王国の南方の領地では、多大な被害を受けることになります」
「――まあ、そうかもしれないけどよ。それが、なんであんたみたいなお貴族サマに関係あるんだ?」
「マスター、です。身元が知れ、素性がバレると、動きが制限されてしまうので、間違えないでくださいね」
そして、あまりにあっさり注意を促すセシルだ。
もう白けて、リエフも反論なし。
「私が治めているコトレア領では、あまり問題ではありませんが、近隣から、困窮した村や町からの貧民が移民としてなだれこんでくると、領地でも、その対応で問題が上がってきてしまいます。ブレッカの状況次第で、私の領地でも、その心構えと準備をしておく必要があるからですよ」
「はあ……」
セシルの話を聞いていたジャールも、顎を摘まみながら、少し考え込む。
「マスターよ。そうは言っても、今は警戒態勢が敷かれている最中だ。かなりの危険がある状態だろう?」
「そうですね。ですが、噂ばかりでは、どうも、パニック状態にただただ踊らされているだけのような気がしてなりません。部族連合の動きも、なんだか、少々、意図的なものも感じますしね」
「まあ、今、侵略戦争を仕掛けてくる、っていうのもなあ」
「ええ、そうですね。今までだって、その機会はたくさんあったはずなのに、なぜ、今回の戦だけは、本格的な軍隊を引き連れてきたのか、不確かです。部族連合は、なぜブレッカを狙うのです?」
「基本的、部族連合は、今までは、夜盗やら盗賊団、まあ、そんなもんが多かったらしいがな。たまに、領土争いで、軍隊を引き連れた戦は、それでも何度もあったらしいぜ」
「なぜです?」
「部族連合――って言っても、色々な部族が揃ってるらしくてな。それで互いに覇権争い、領土争いっていうのをやってるらしくて、国政はいつも不安定だ。その中でも、急進派らしき一派があって、力で奪い取って、自分達の領土にしようとしている奴らがいる」
「自国ですればいいでしょう?」
「自国といっても、色々な覇権や部族がくっついてるから、内戦ばかりで領土も奪い取れないんだろうさ。それで、簡単なのが、“無人のブレッカ”だ」
「無人、ではないでしょう?」
「まあな。でも、今は、王国軍の兵士くらいしか、いないんじゃないのか?」
「領民が避難してしまったから?」
「そうらしいぜ。それだけ、毎回、毎回、揉め事やら、小競り合い、野党や盗賊団。町も滅茶苦茶だろう? 俺なら、そんな町はさっさとおさばらして、安全な町に引っ越すぜ」
「まあ、そうでしょうね」
「それで、王国騎士団を追い払えば、完全に無人だ」
「なるほど。では、今回の目的は、どうやら、そちらの可能性が強そうですね」
「まあ、そう考えればそうかもな。――それでも、行く気なのか?」
「一応、確認しておきたいので。ブレッカが部族連合に侵略された場合、それはアトレシア大王国の問題ですから、私は、一切、関与しません。そうなるかどうか、一度、確認すればすぐに判ります」
「まあ……、そこまで覚悟決めてるなら、これ以上は止めねーけどよ。一体、何人で行くつもりなんだ? リアーガも連れてく気なんだろ?」
「ええ、そうですね。リアーガを入れて、私の護衛と付き人で、八人ほどです」
「足りなさすぎだろ?」
「ですが、戦に出向くわけではありません。数日、最悪で一週間、または、二週間程度でしょう」
「戦場に?」
「いいえ。ブレッカには、もう一つ、国境側に軍が駐屯しているでしょう?」
「ああ。そっちは、小国ギリトルの侵入を警戒してだな」
「そこに行けば、ある程度の情報が入ってくると思うのです。わざわざ、戦のど真ん中まで顔を出す気は、私にだってありません。ただ、軍の情報が混乱しているようですから、その駐屯している軍の指揮官から、話を聞いてくるだけです」
「そんなに簡単な話じゃないと思うがな……」
「拒否されれば、それはそれで問題ありません。すぐに引き上げてくればいいだけのことですから。アトレシア大王国の問題に、一々、首を突っ込んでいるほど、私も暇ではないので」
「はあ、そうですか。それで、残りの付き人とやらは、どこにいるんだ?」
「領境に残してきています。荷車があるので、町まで入ってくると、目立ってしまいますから」
そうですか、とジャールもそれ以上の質問はしないことにした。
「おう、そうだったな」
そして、すぐにビジネスに入るセシルだ。
「どうやら、今回の戦は、部族連合の奴らで間違いないらしい。それも、夜盗やら盗賊団なんてものじゃなく、正規の軍を引き連れてやって来たっていう話だ」
「軍隊? 兵士ですか?」
「ああ、そうらしい。それで、突如、夜襲で国境側が襲われて、大打撃を受けたという話が、そこらで飛び交ってるぜ」
「そんなにですか?」
「ああ、そうらしい。なんでも、夜更けに、突然、襲撃されたもんだから、全く予期していなかったアトレシア大王国側の王国軍が、てんやわんやで、戦どころじゃなかったらしい。それで、猛攻を受けて、かなりの数が殺られたって話だな」
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「ああ、ブレッカにいた商人達が、昨日の朝方、一気にコロッカルに逃げ込んできたっていう話だ」
「それで、信憑性がある、と?」
「そうだな」
「ブレッカに入れたんですか?」
「俺は、一応な。コロッカル側からの領境は、まだ、それほど制限されていない。コロッカルからは、どうしても、商隊がブレッカに行かにゃならんからな」
「なぜです?」
「ブレッカに、食糧やら物資の供給が必要だからだ。それは、全部、コロッカルから回されるもんだ」
「それなら、商隊であれば、ブレッカに入れると?」
「まあ、一応はな。今は警戒態勢が敷かれているから、国境側には近寄るな、と警告されるだろうが、全軍を撤退させない限り、ブレッカだって、食料も物資も必要だ」
「そうでしょうね。王宮から騎士団が来る、と言う話は?」
「そういう噂も、出回っているようだな。なにしろ、夜襲を受けて、東南側の国境は大打撃。そりゃあ、援軍も要請したくなるだろうさ」
「まだ、部族連合の軍隊が、残っているのですか?」
「そうとは、聞いてるぜ。陣取って、国境側から動かないで膠着状態、ってな話だが」
「なぜ、そこから陣を広げていかないのかしら? 侵略してくる割には、ペースが遅いでしょう?」
「そういう感じではあるな。まあ、軍隊引き連れてくるくらいだから、侵略目的ではあるんだろうが、あちらさんの目的も、はっきりしたわけじゃない」
なるほど、とある程度の事情と状況確認はできたセシルは、少し考え込む。
「それよりも――なんであんたがこんな場所までやって来てるんだ?」
「仕方なく、確認の為です」
それで、ジャールの片眉だけが、賛成していないように上がる。
「確認――って、まさか、ブレッカに行く気じゃないだろうな」
「そうです」
それで、ゲホッと、ジャールとリエフが、自分の飲み物を吹き出していた。
「準伯爵サマよ――」
「正体がバレてしまいますので、この場合は、「マスター」 と呼んでください。「お嬢様」 とも、呼ばないでくださいね」
あっさりと、淡々と、セシルがそれを指示してくる。
口をへの字に曲げたような何とも言えない顔をして、リエフが仕方なく訂正する。
「マスターさんよ」
「マスター、だけで結構です」
それで、更に口を曲げるリエフだ。
「マスター。何を考えてんのかは知らないが、戦場に行くなんて、お遊びじゃないんだぜ。貴族のオジョーサマの興味本位なら、やめとけよ」
「おいおい。雇い主に失礼だろ」
一応、年配であるジャールは、止めてみせる。
だが、セシルは全く気にした風もなく、
「別に構いません。気にしていませんから。心配してくれているようですしね。ただ――そもそも、貴族の令嬢が戦場にいくなんて、そんな令嬢がいますか?」
「いないな」
「そうですね」
だから、すでにこの時点で、セシルは普通の貴族の令嬢ではないし、普通の令嬢と比べるだけ時間の無駄だし、無駄なことはやめてくださいね――などと、無言の圧力で指摘されたようなものだ。
その意図が分からないほどの愚鈍でもない。それで、リエフは口を曲げたままだ。
「本格的な戦が勃発したとなると、このコロッカルとて、警戒態勢になるはずでしょう。そうなると、アトレシア大王国から回って来る小麦や他の物資の流通が停滞、または、完全に遮断され、ノーウッド王国の南方の領地では、多大な被害を受けることになります」
「――まあ、そうかもしれないけどよ。それが、なんであんたみたいなお貴族サマに関係あるんだ?」
「マスター、です。身元が知れ、素性がバレると、動きが制限されてしまうので、間違えないでくださいね」
そして、あまりにあっさり注意を促すセシルだ。
もう白けて、リエフも反論なし。
「私が治めているコトレア領では、あまり問題ではありませんが、近隣から、困窮した村や町からの貧民が移民としてなだれこんでくると、領地でも、その対応で問題が上がってきてしまいます。ブレッカの状況次第で、私の領地でも、その心構えと準備をしておく必要があるからですよ」
「はあ……」
セシルの話を聞いていたジャールも、顎を摘まみながら、少し考え込む。
「マスターよ。そうは言っても、今は警戒態勢が敷かれている最中だ。かなりの危険がある状態だろう?」
「そうですね。ですが、噂ばかりでは、どうも、パニック状態にただただ踊らされているだけのような気がしてなりません。部族連合の動きも、なんだか、少々、意図的なものも感じますしね」
「まあ、今、侵略戦争を仕掛けてくる、っていうのもなあ」
「ええ、そうですね。今までだって、その機会はたくさんあったはずなのに、なぜ、今回の戦だけは、本格的な軍隊を引き連れてきたのか、不確かです。部族連合は、なぜブレッカを狙うのです?」
「基本的、部族連合は、今までは、夜盗やら盗賊団、まあ、そんなもんが多かったらしいがな。たまに、領土争いで、軍隊を引き連れた戦は、それでも何度もあったらしいぜ」
「なぜです?」
「部族連合――って言っても、色々な部族が揃ってるらしくてな。それで互いに覇権争い、領土争いっていうのをやってるらしくて、国政はいつも不安定だ。その中でも、急進派らしき一派があって、力で奪い取って、自分達の領土にしようとしている奴らがいる」
「自国ですればいいでしょう?」
「自国といっても、色々な覇権や部族がくっついてるから、内戦ばかりで領土も奪い取れないんだろうさ。それで、簡単なのが、“無人のブレッカ”だ」
「無人、ではないでしょう?」
「まあな。でも、今は、王国軍の兵士くらいしか、いないんじゃないのか?」
「領民が避難してしまったから?」
「そうらしいぜ。それだけ、毎回、毎回、揉め事やら、小競り合い、野党や盗賊団。町も滅茶苦茶だろう? 俺なら、そんな町はさっさとおさばらして、安全な町に引っ越すぜ」
「まあ、そうでしょうね」
「それで、王国騎士団を追い払えば、完全に無人だ」
「なるほど。では、今回の目的は、どうやら、そちらの可能性が強そうですね」
「まあ、そう考えればそうかもな。――それでも、行く気なのか?」
「一応、確認しておきたいので。ブレッカが部族連合に侵略された場合、それはアトレシア大王国の問題ですから、私は、一切、関与しません。そうなるかどうか、一度、確認すればすぐに判ります」
「まあ……、そこまで覚悟決めてるなら、これ以上は止めねーけどよ。一体、何人で行くつもりなんだ? リアーガも連れてく気なんだろ?」
「ええ、そうですね。リアーガを入れて、私の護衛と付き人で、八人ほどです」
「足りなさすぎだろ?」
「ですが、戦に出向くわけではありません。数日、最悪で一週間、または、二週間程度でしょう」
「戦場に?」
「いいえ。ブレッカには、もう一つ、国境側に軍が駐屯しているでしょう?」
「ああ。そっちは、小国ギリトルの侵入を警戒してだな」
「そこに行けば、ある程度の情報が入ってくると思うのです。わざわざ、戦のど真ん中まで顔を出す気は、私にだってありません。ただ、軍の情報が混乱しているようですから、その駐屯している軍の指揮官から、話を聞いてくるだけです」
「そんなに簡単な話じゃないと思うがな……」
「拒否されれば、それはそれで問題ありません。すぐに引き上げてくればいいだけのことですから。アトレシア大王国の問題に、一々、首を突っ込んでいるほど、私も暇ではないので」
「はあ、そうですか。それで、残りの付き人とやらは、どこにいるんだ?」
「領境に残してきています。荷車があるので、町まで入ってくると、目立ってしまいますから」
そうですか、とジャールもそれ以上の質問はしないことにした。
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