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Part1
А.г せめてもの慈悲を… - 04
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では、もう一押し。
「……あのような辱めを受け、娘が哀れでなりません……。なんと、ひどい仕打ちを……」
くぅっ……と、こみあげてくる悔しさと、娘を思っての辛さを我慢するかのように、リチャードソンがきつく眉間を指で摘まんでいる。
その様子を見ている宰相も、ここで伯爵家を無下にはできない……。
「その――領地とは?」
「伯爵家には南方にも一つ領地がございます。領地といっても、あまりに小さい農村なのですが……。コトレア領と言います。ただ、田舎ですので、社交界のような(うるさい) 噂や悪評などで、娘があれ以上、辛い思いをすることもなく、静かにこれからの余生を送ることができるのではないかと……」
「なるほど」
「……あのように辱めを受け、哀れな娘に、どうか……、せめてもの慈悲を賜りたくございます……。一生嫁に行くこともできずに、貴族社会でつま弾きにされてしまうかもしれない娘ですから………」
およよよよよよ……、眉間をきつく摘まみながら、リチャードソンが苦し気にそれを訴えていた。
「うむ……。わかった。一応、こちらでもその件を考慮してみよう」
「どうか……お願いいたします……。哀れな娘に、せめてもの慈悲を……」
「いや、わかった――」
まあ、今日の所はこんなものでしょう (強弱のかかった迫真の演技だ!)。
セシルが今のこの場面を見ていたのなら、
「お父様っ、素晴らしいですわっ!」
と大喜びで応援していてくれたことだろうに。
お涙頂戴するぜぃ! ははははははっ。
助演男優賞は決定かな?
* * *
うろうろ。
うろうろ。
うろうろ。
忙しなく、落ち着きなく、うろうろ、うろうろ。
待合室で待たされている男は、先程から、うるさいほどに、うろうろ、うろうろ、うろうろ。
部屋の中を行ったり来たり。
うろうろ。
うろうろ。
うろうろ。
その動きだけで(かなり) 耳障りである。
その場に誰か他の人間がいたのなら、うるさく落ち着きない男を叱り飛ばしていたことだろう。
うろうろ。
うろうろ。
「まだか……。まだなのか……。まったく、このわしを待たせるなど、一体、宰相は何を考えているっ――」
ああ、腹立たしい。
その苛立った感情のままに、うろうろ、うろうろ。
さっきから、うるさいほどの足並みが崩れない。
そして、イライラ、イライラ。
その感情が高ぶって、今度は腹立たし気に自分の爪を噛んでいる。
ガチガチ、カチカチ、カチカチ。
さて、こんな短期間の間に、一体、どれほどの擬音語が出てきたでしょう?
「一体、なにをしておるのだっ! こんな理不尽が許されるはずはないっ」
イライラ、イライラ、イライラっ!
ガチガチ、カチカチ、ガチュッ――
男の容姿は小柄で、手足も短い。カールのかかったシナモン色のくせ毛を垂らし、(この時代の) 貴族男児の間ではやっている、ちょっと洒落てキザっぽく見せるような肩くらいに伸ばした緩やかな長髪である。
だが、それは若い貴族の子息がやるのなら、まだ見栄えもなんとかなるが、成人した子供がいる年配の男がすると、ただの野暮ったいオヤジの長髪にしか見えない。
フロックコートに近い膝丈もある長い上着を着て、三段重ねのふわふわ、ボワボワのジャボ。下はブリーチズに、黒のコート・シューズ(宮廷靴)。
今はトラウザーズが流行り出し、若い貴族の子息などはトラウザーズが結構見られるようになったが、年配の方では、まだまだブリーチズだって健在だ。
ただ――短い胴に、短い手足。小柄で背が小さいのなら、フロックコート並の長さでは、もうすでに身体のパーツが全部覆い隠されてしまって、見分けがつかない。
長さの短いジャケットにすれば良いものを、今、流行しているパーツ、パーツを、それぞれに全部取り付けたような装いだ。
ガチャ――と扉が開く音を聞き、パっと、男が振り返った。
「宰相がお会いするそうです」
「やっとかっ! 一体、いつまで待たせる気なんだ。こんな理不尽があるか、まったく」
扉を開けてやってきたのは、近衛騎士団の騎士だった。
騎士に文句を言って、怒鳴りつけてこようが全く意味がない。待合室で男を待たせていたのは、騎士ではない。
上からの命令だ。
ズカズカと、待合室の柔らかなカーペットさえも踏みつけるように、小柄の男が勇み足で進んで行く。
その様子を冷たく見ている騎士は、男を無視して、また廊下を進みだした。
騎士の後についていき、目的の部屋の前までやってくると、男は扉をノックもせずに、勝手に扉を開け放っていた。
バンッ――
勢いつけて扉が開かれ、執務室にいた宰相の眉間が(ものすごく) 嫌そうに、あからさまに揺れた。
「宰相っ! こんな理不尽な行いが許されると思っているのかっ? わしなど、これだけ待たされ、面会要請を、何度も、何度も、出したではないかっ。男爵家だからと、わしを舐め切って、一体どういうことだ。ひどい対応ではないかっ」
偉そうに。
このロクデナシの愚鈍が。
この宰相に向かって、一体、何様気取りなんだ。
もちろん、国のトップに立っている宰相ですもの、そんな口汚いことなんて言いませんよ。頭に浮かんだことだろうと、胸内でこっそり言ったことだろうと、口に出すはずもありません。
「クロッグ男爵。勝手に執務室に飛び込んでくるなど、礼儀がなってないな」
――というような通訳になります。
だが、一度目の警告を無視して、クロッグ男爵が、ズカズカと、勢いをつけて、感情的なまま部屋を横切って来た。
バンッ――
両手を机に叩きつけたクロッグ男爵だ。
そして、宰相の片眉だけが、きれいに上げられる。
表情は変わらずなのに、その一瞬の仕草だけで(ものすごい) 不快感を露わに、全身から、「とっとと失せろっ、このロクデナシっ」 という絶対零度の怒気が、ぶわっと立ち上がっていた。
「何度も、何度も、面会を要請したではないか。そのわしの要請を無視するなど、これは、差別に違いないっ! そんな理不尽な行動が許されるものか」
「今日は何の要件で?」
「決まっているだろうっ! わしの娘のリナエのことだっ! リナエを解放してくれ……。リナエは無実だと知っているだろう? なぜ、若い娘を牢屋に閉じ込めておくなどと言う非道ができるのだっ? 宰相、そんなヒトデナシの行いが許されるはずはない」
「元クロッグ男爵令嬢の罪状は明らかになっているが」
「そんなもの、でっち上げに決まっておるっ」
「でっちあげだと証明する証拠は?」
「そんなもの無いに決まってるだろうっ」
「元クロッグ男爵令嬢の罪状が事実無根だと主張するのなら、その証拠を提出するように、と昨年も言ったはずだが」
「娘は、あの――なんと言った? あの野暮ったい娘だ。あの女に貶められただけなんだぞ。娘は無実なのに、なんと、可哀想なことを……。若い娘を牢屋に閉じ込めるなど、非道ではないか」
「罪人は牢獄で繋がれるのが決まりだ。それが誰であろうと変わらない。元クロッグ男爵令嬢の調査と取り調べは、もう、打ち切られた。これ以上、取り調べをする必要もない。それ故、刑罰はすでに決定している」
「刑罰?」
「名誉棄損罪、侮辱罪、偽証罪、虚偽告訴等罪、姦淫罪。貴族席剥奪で、元男爵令嬢はすでに貴族ではない」
ひぃっ……と、クロッグ男爵の顔から一気に血の気が失せていた。
「なんと……っ……!」
「それが解ったのなら、もう二度と、宮殿に、私の前にその姿を出さないように。目障りだ」
そして、二度目の警告が投げられた。
「そんな―――そんな、娘は、無実なのにっ!」
あれだけの証拠が揃っていて、おまけに、衆人環視の前で恋人役をぶっちゃけた事実が揃っているのに、一体、どの面下げて、娘が無実だ、などと未だに吠えていられるのか。
全く時間の無駄である。
「では、元クロッグ男爵令嬢は、元ホルメン侯爵令息とは恋人関係ではないと?」
「そ、それは――違う。二人は仲の良い友達だ」
「姦淫罪が証明されているのに、それに反対すると? 証言では、すでに、何度も身体の関係ができていたと挙がってきているが?」
なんと愚行な。
うぬぬぬぬ、とクロッグ男爵の顔が苦虫を潰したようにしかめられる。
「男爵家にホルメン侯爵令息が一度も来たことがないと?」
「そ、それは……」
「証言は取れているが?」
「なんだとっ? ――くそっ。使用人の誰かだろう。そんなでまかせを言ったのは」
ああ、もう、このくだらない文句は聞き飽きた。
「ところで、クロッグ男爵、今ここでの自分の立場を理解していないのか?」
「どういうことだ?」
「クロッグ男爵家は公で、ヘルバート伯爵家にケンカを売ったも同然の悪行をさらけだしたのだ。それも、国王陛下が揃っている御前で。次の社交界の集まりで、一体、どんな顔をしてヘルバート伯爵家の前に姿を出せられるのか、私も興味があるものだ。公衆であれだけの恥をかかされたのだ。その仕返し、または腹癒せで、クロッグ男爵家の醜態を、ヘルバート伯爵家が暴露してきたとしても、まったくの不思議はない」
「……あのような辱めを受け、娘が哀れでなりません……。なんと、ひどい仕打ちを……」
くぅっ……と、こみあげてくる悔しさと、娘を思っての辛さを我慢するかのように、リチャードソンがきつく眉間を指で摘まんでいる。
その様子を見ている宰相も、ここで伯爵家を無下にはできない……。
「その――領地とは?」
「伯爵家には南方にも一つ領地がございます。領地といっても、あまりに小さい農村なのですが……。コトレア領と言います。ただ、田舎ですので、社交界のような(うるさい) 噂や悪評などで、娘があれ以上、辛い思いをすることもなく、静かにこれからの余生を送ることができるのではないかと……」
「なるほど」
「……あのように辱めを受け、哀れな娘に、どうか……、せめてもの慈悲を賜りたくございます……。一生嫁に行くこともできずに、貴族社会でつま弾きにされてしまうかもしれない娘ですから………」
およよよよよよ……、眉間をきつく摘まみながら、リチャードソンが苦し気にそれを訴えていた。
「うむ……。わかった。一応、こちらでもその件を考慮してみよう」
「どうか……お願いいたします……。哀れな娘に、せめてもの慈悲を……」
「いや、わかった――」
まあ、今日の所はこんなものでしょう (強弱のかかった迫真の演技だ!)。
セシルが今のこの場面を見ていたのなら、
「お父様っ、素晴らしいですわっ!」
と大喜びで応援していてくれたことだろうに。
お涙頂戴するぜぃ! ははははははっ。
助演男優賞は決定かな?
* * *
うろうろ。
うろうろ。
うろうろ。
忙しなく、落ち着きなく、うろうろ、うろうろ。
待合室で待たされている男は、先程から、うるさいほどに、うろうろ、うろうろ、うろうろ。
部屋の中を行ったり来たり。
うろうろ。
うろうろ。
うろうろ。
その動きだけで(かなり) 耳障りである。
その場に誰か他の人間がいたのなら、うるさく落ち着きない男を叱り飛ばしていたことだろう。
うろうろ。
うろうろ。
「まだか……。まだなのか……。まったく、このわしを待たせるなど、一体、宰相は何を考えているっ――」
ああ、腹立たしい。
その苛立った感情のままに、うろうろ、うろうろ。
さっきから、うるさいほどの足並みが崩れない。
そして、イライラ、イライラ。
その感情が高ぶって、今度は腹立たし気に自分の爪を噛んでいる。
ガチガチ、カチカチ、カチカチ。
さて、こんな短期間の間に、一体、どれほどの擬音語が出てきたでしょう?
「一体、なにをしておるのだっ! こんな理不尽が許されるはずはないっ」
イライラ、イライラ、イライラっ!
ガチガチ、カチカチ、ガチュッ――
男の容姿は小柄で、手足も短い。カールのかかったシナモン色のくせ毛を垂らし、(この時代の) 貴族男児の間ではやっている、ちょっと洒落てキザっぽく見せるような肩くらいに伸ばした緩やかな長髪である。
だが、それは若い貴族の子息がやるのなら、まだ見栄えもなんとかなるが、成人した子供がいる年配の男がすると、ただの野暮ったいオヤジの長髪にしか見えない。
フロックコートに近い膝丈もある長い上着を着て、三段重ねのふわふわ、ボワボワのジャボ。下はブリーチズに、黒のコート・シューズ(宮廷靴)。
今はトラウザーズが流行り出し、若い貴族の子息などはトラウザーズが結構見られるようになったが、年配の方では、まだまだブリーチズだって健在だ。
ただ――短い胴に、短い手足。小柄で背が小さいのなら、フロックコート並の長さでは、もうすでに身体のパーツが全部覆い隠されてしまって、見分けがつかない。
長さの短いジャケットにすれば良いものを、今、流行しているパーツ、パーツを、それぞれに全部取り付けたような装いだ。
ガチャ――と扉が開く音を聞き、パっと、男が振り返った。
「宰相がお会いするそうです」
「やっとかっ! 一体、いつまで待たせる気なんだ。こんな理不尽があるか、まったく」
扉を開けてやってきたのは、近衛騎士団の騎士だった。
騎士に文句を言って、怒鳴りつけてこようが全く意味がない。待合室で男を待たせていたのは、騎士ではない。
上からの命令だ。
ズカズカと、待合室の柔らかなカーペットさえも踏みつけるように、小柄の男が勇み足で進んで行く。
その様子を冷たく見ている騎士は、男を無視して、また廊下を進みだした。
騎士の後についていき、目的の部屋の前までやってくると、男は扉をノックもせずに、勝手に扉を開け放っていた。
バンッ――
勢いつけて扉が開かれ、執務室にいた宰相の眉間が(ものすごく) 嫌そうに、あからさまに揺れた。
「宰相っ! こんな理不尽な行いが許されると思っているのかっ? わしなど、これだけ待たされ、面会要請を、何度も、何度も、出したではないかっ。男爵家だからと、わしを舐め切って、一体どういうことだ。ひどい対応ではないかっ」
偉そうに。
このロクデナシの愚鈍が。
この宰相に向かって、一体、何様気取りなんだ。
もちろん、国のトップに立っている宰相ですもの、そんな口汚いことなんて言いませんよ。頭に浮かんだことだろうと、胸内でこっそり言ったことだろうと、口に出すはずもありません。
「クロッグ男爵。勝手に執務室に飛び込んでくるなど、礼儀がなってないな」
――というような通訳になります。
だが、一度目の警告を無視して、クロッグ男爵が、ズカズカと、勢いをつけて、感情的なまま部屋を横切って来た。
バンッ――
両手を机に叩きつけたクロッグ男爵だ。
そして、宰相の片眉だけが、きれいに上げられる。
表情は変わらずなのに、その一瞬の仕草だけで(ものすごい) 不快感を露わに、全身から、「とっとと失せろっ、このロクデナシっ」 という絶対零度の怒気が、ぶわっと立ち上がっていた。
「何度も、何度も、面会を要請したではないか。そのわしの要請を無視するなど、これは、差別に違いないっ! そんな理不尽な行動が許されるものか」
「今日は何の要件で?」
「決まっているだろうっ! わしの娘のリナエのことだっ! リナエを解放してくれ……。リナエは無実だと知っているだろう? なぜ、若い娘を牢屋に閉じ込めておくなどと言う非道ができるのだっ? 宰相、そんなヒトデナシの行いが許されるはずはない」
「元クロッグ男爵令嬢の罪状は明らかになっているが」
「そんなもの、でっち上げに決まっておるっ」
「でっちあげだと証明する証拠は?」
「そんなもの無いに決まってるだろうっ」
「元クロッグ男爵令嬢の罪状が事実無根だと主張するのなら、その証拠を提出するように、と昨年も言ったはずだが」
「娘は、あの――なんと言った? あの野暮ったい娘だ。あの女に貶められただけなんだぞ。娘は無実なのに、なんと、可哀想なことを……。若い娘を牢屋に閉じ込めるなど、非道ではないか」
「罪人は牢獄で繋がれるのが決まりだ。それが誰であろうと変わらない。元クロッグ男爵令嬢の調査と取り調べは、もう、打ち切られた。これ以上、取り調べをする必要もない。それ故、刑罰はすでに決定している」
「刑罰?」
「名誉棄損罪、侮辱罪、偽証罪、虚偽告訴等罪、姦淫罪。貴族席剥奪で、元男爵令嬢はすでに貴族ではない」
ひぃっ……と、クロッグ男爵の顔から一気に血の気が失せていた。
「なんと……っ……!」
「それが解ったのなら、もう二度と、宮殿に、私の前にその姿を出さないように。目障りだ」
そして、二度目の警告が投げられた。
「そんな―――そんな、娘は、無実なのにっ!」
あれだけの証拠が揃っていて、おまけに、衆人環視の前で恋人役をぶっちゃけた事実が揃っているのに、一体、どの面下げて、娘が無実だ、などと未だに吠えていられるのか。
全く時間の無駄である。
「では、元クロッグ男爵令嬢は、元ホルメン侯爵令息とは恋人関係ではないと?」
「そ、それは――違う。二人は仲の良い友達だ」
「姦淫罪が証明されているのに、それに反対すると? 証言では、すでに、何度も身体の関係ができていたと挙がってきているが?」
なんと愚行な。
うぬぬぬぬ、とクロッグ男爵の顔が苦虫を潰したようにしかめられる。
「男爵家にホルメン侯爵令息が一度も来たことがないと?」
「そ、それは……」
「証言は取れているが?」
「なんだとっ? ――くそっ。使用人の誰かだろう。そんなでまかせを言ったのは」
ああ、もう、このくだらない文句は聞き飽きた。
「ところで、クロッグ男爵、今ここでの自分の立場を理解していないのか?」
「どういうことだ?」
「クロッグ男爵家は公で、ヘルバート伯爵家にケンカを売ったも同然の悪行をさらけだしたのだ。それも、国王陛下が揃っている御前で。次の社交界の集まりで、一体、どんな顔をしてヘルバート伯爵家の前に姿を出せられるのか、私も興味があるものだ。公衆であれだけの恥をかかされたのだ。その仕返し、または腹癒せで、クロッグ男爵家の醜態を、ヘルバート伯爵家が暴露してきたとしても、まったくの不思議はない」
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