29 / 530
Part1
А.г せめてもの慈悲を… - 02
しおりを挟む
* * *
「ホルメン侯爵家嫡男ジョーランは、貴族籍剥奪。ヘルバート伯爵家より告発された罪状により、名誉棄損罪、侮辱罪、偽証罪、虚偽告訴等罪、姦淫罪、そして不敬罪で投獄の刑罰を。クロッグ男爵リナエ嬢も、共に同等の罪状により貴族籍剥奪。修道院送りの刑罰で」
「そうか」
ノーウッド王国宰相が第一王太子殿下の執務室にやってきて、宰相の方の取り調べの報告を済ませている。
第一王太子殿下はホルメン侯爵家の悪事の調査と取り調べを。宰相は、あの卒業式を派手にぶち壊した問題事件の調査と取り調べを行っていた。
年が明け、宰相にはこれからの年間プランやら、去年の年末決済やらなんやらと多忙な時であるのに、余計な問題を作ってくれたあの侯爵家のバカ息子には、本当に腹が立つものだ。
ノーウッド王国では、大抵、宰相を始めとした官僚や政官が書類を書き留め、それを国王陛下に提出してサインしてもらう、という政がされていた。
だから、今回だって、実際に調査をしているのは宰相やらその部下達で、王太子殿下にも執務官をつけたが、その報告書をまとめ、国王に提出しなければならない。
それで、今日この頃では、二人の取り調べの進行具合や進展などの確認の為、報告会が頻繁に行われていた。
「ホルメン侯爵を逮捕させた。国家反逆罪で」
「国家反逆罪?」
その罪状を聞いて、宰相が片眉だけを微かに上げていた。
「違法行為の数々。私営騎士団の増加。それだけでも王家に反する行いだ」
だから、罪状などどうでもいいだろう、とでも聞こえそうな投げやりな口調だ。
それを聞いて、宰相も、ふむ、と考える。
今まで挙がって来た罪状だろうと、悪事の数々。非道に違法行為。それを考えたら、どんな罪状をつけようが、大して変わりはしないか――などという結論に達する。
「そうですか。では、ホルメン侯爵家のお家お取り潰し。家名断絶。一族郎党の貴族籍剥奪。ホルメン侯爵領の没収――それでよろしいですか?」
それで、あっさりと、簡単に――ものすごい刑罰を与えてくる宰相も宰相だ。
「ああ、構わない」
「わかりました。そのように指示しておきましょう」
本当に、ノーウッド王国はしっかり働く家臣が揃っているおかげで、あの(役立たずの) 国王陛下が統治していても、一応、王国として成り立っている国ですねえ……。
上に立つ者が役に立たないと、下々の者達がしっかり頑張って働きだす――という事例の一つだろう。もう一つの例なら、上に立つ者が役に立たないと、そのまま家臣も役立たずで国が腐敗する、というケースなのだろうが。
ノーウッド王国が前者のケースで本当に良かったものである。
「ヘルバート伯爵令嬢からの返答はどうなさったのですか?」
その名前が出て来て、第一王太子殿下の顔がなんだか嫌そうにしかめられた。
「なにか?」
「いや……。あれ以上の説明は期待できないだろう」
「そうですか」
今の所、宰相は建前上、あの衝撃的な卒業式を遂げたヘルバート伯爵令嬢の調査を続けている形になっている。
だが、その調査だって――国王陛下の手前、建て前でしているようなものである。
最初の調査報告以来、ほとんど全く何も上がらない令嬢に、いつまでも時間を割いているほど宰相も暇ではない。
それで、去年のうちに、その調査はすでに打ち切っているほどだ。
どこを調べても、
「さあ……。ほとんど話したことはなかったので……」
「――たぶん、大人しい方だと? ――親しくありませんでしたので……」
そればかりである。
王立学園の生徒達からの調査が不可能であったのなら、教師陣からも、「真面目な生徒でした」 などと、あまりに簡潔な報告だけだ。
そして、成績が飛び抜けていいかと言えば、成績だって普通。
特別、頭が良い生徒だとは言われていない。覚えられていない。
宰相自身だって、ヘルバート伯爵令嬢のデビュタントを覚えていないほどなのだから、学園の教師陣が影の薄い生徒を覚えているはずもない。
それだけで、宰相は無駄な時間を費やすことはせず、さっさと、ヘルバート伯爵令嬢の調査を打ち切っていた。
第一王太子殿下がヘルバート伯爵令嬢に連絡をつけたという話だが、提供された証拠品以上の返答が返って来るとは――宰相は端から思ってもいなかった。
宰相自身だって、あの山のような書類を、一から全部確認した。見落としがあっては、宰相の首だって危ないからだ。
そのおかげで、年末は(かなり余計な) 残業をさせられる羽目になったほどだ。
あれだけ詳細で、綿密で、見落とす点がないほどの正確さで証拠を集めたのだ。今更、それ以上の証拠品など挙がるはずもないだろうと、すでに宰相自身が確信していたことだ。
なぜ、第一王太子殿下が、わざわざヘルバート伯爵令嬢に連絡を取ったのかは知らないが、大したその成果を期待していなかった宰相だった。
まったく、とんでもない令嬢が現れてくれたものである――
信じられないことだが……その独白は、自分の胸の内にしまわれる。
「クロッグ男爵が今日も王宮に来ていた、と耳にしているが?」
「そうなのですか?」
あの事件があって以来、自分の可愛い娘が牢屋に繋がれたと聞いて、ものすごい勢いで王宮に乗り込んで来たクロッグ男爵は、娘の面会を申し出ていた。
もちろん、今は調査中で面会謝絶だ、と宰相から簡単に追い払われている。
だが、新年が明けてからも(まだしつこく)王宮に顔を出して、宰相に面会を求めているのだ。
国王陛下に面会を求めるのなら、宰相を通さなければならない。それ以外のケースでは――王宮に親密なコネがあるか(特例で)。
あの男爵程度の男が、王宮にコネがあるはずもなし。
それで、(うるさく、しつこく) 宰相に娘の解放を要求してきているのだ。
今ではあまりにうるさい男爵に辟易して、宰相の執務室に来る前に、男爵は完全に門前払いだ。
ここ数日、(やーっと) 静かに自分の仕事ができるだろう、と考えていた宰相の考えが甘かったようである。
本当にしつこい男だ。
国王陛下が揃う場であれだけの醜態を見せ、偽証罪、名誉棄損、その他諸々の罪で伯爵家を貶めようとした愚鈍な娘。親が親なら、子も同じだ――と言うが、あの男爵家の場合、あの娘が娘なら、親も親だ、と言い返したいものだ。
自分の娘の醜態を認めず、娘が無実だ、などとよくあの口が言えたものである。
「会っていないのか?」
「今日は会っていませんが」
「父上が、うるさい、とおっしゃっていた」
だから、どうにかしろ、と暗黙で命令されているのだ。
はあ……と、宰相も聞こえぬ溜息をこぼし、
「わかりました。対処しましょう」
「ああ、そうしてくれ」
全く、やっかいな仕事ばかりを押し付けてきて、宰相だって、もっと優先しなければならない仕事が山積みなのだ。
王国の国政は、なにも、あの侯爵家のバカ息子と男爵家のバカ娘ばかり相手にしているのではないのに(怒)――
姿勢を崩さず、声がかかるまで丁寧に頭を下げているままだ。
「顔を上げよ」
ああ、やっと、その言葉が出された。
ヘルバート伯爵家当主リチャードソンはゆっくりと顔を上げた。
今日、ヘルバート伯爵家当主リチャードソンは王宮に呼び出されていた。去年、セシルがこの同じ場に立っていたように、国王陛下の執務室で、リチャードソンの前に国王陛下。その机を囲むようにして、右に第一王太子殿下、左に宰相が揃っていた。
「国王陛下におかれましては、ご壮健のこととお見受けいたします」
「ああ、変わりない」
社交辞令の挨拶はすまし、リチャードソンはただ静かにその場に控えている。
次の国王陛下からの貴重なお言葉が出てくるまで、家臣であるリチャードソンは、その場に静かに控えていなければならない。
今日、リチャードソンが王宮に召集された議題だって、大抵、国王陛下自身が口に出してくるのではない。お付きの者がする仕事だ。
リチャードソンは、今回、自領のヘルバート伯爵領からわざわざ王都に上がって来ていた。
王都のタウンハウスである屋敷に執務官が訪れた後、王都には(全く) 用がない伯爵家は、全員でさっさと自領に戻っていたのだ。
新年が明け、ホルメン侯爵家嫡男ジョーランの処罰や処遇が決定して、その為に、また王宮からの遣いがヘルバート伯爵家のタウンハウスに送られたが、
「旦那様は伯爵領にお戻りになられました」
と簡潔な執事の説明で、全くの徒労に終わってしまった。
「ホルメン侯爵家嫡男ジョーランは、貴族籍剥奪。ヘルバート伯爵家より告発された罪状により、名誉棄損罪、侮辱罪、偽証罪、虚偽告訴等罪、姦淫罪、そして不敬罪で投獄の刑罰を。クロッグ男爵リナエ嬢も、共に同等の罪状により貴族籍剥奪。修道院送りの刑罰で」
「そうか」
ノーウッド王国宰相が第一王太子殿下の執務室にやってきて、宰相の方の取り調べの報告を済ませている。
第一王太子殿下はホルメン侯爵家の悪事の調査と取り調べを。宰相は、あの卒業式を派手にぶち壊した問題事件の調査と取り調べを行っていた。
年が明け、宰相にはこれからの年間プランやら、去年の年末決済やらなんやらと多忙な時であるのに、余計な問題を作ってくれたあの侯爵家のバカ息子には、本当に腹が立つものだ。
ノーウッド王国では、大抵、宰相を始めとした官僚や政官が書類を書き留め、それを国王陛下に提出してサインしてもらう、という政がされていた。
だから、今回だって、実際に調査をしているのは宰相やらその部下達で、王太子殿下にも執務官をつけたが、その報告書をまとめ、国王に提出しなければならない。
それで、今日この頃では、二人の取り調べの進行具合や進展などの確認の為、報告会が頻繁に行われていた。
「ホルメン侯爵を逮捕させた。国家反逆罪で」
「国家反逆罪?」
その罪状を聞いて、宰相が片眉だけを微かに上げていた。
「違法行為の数々。私営騎士団の増加。それだけでも王家に反する行いだ」
だから、罪状などどうでもいいだろう、とでも聞こえそうな投げやりな口調だ。
それを聞いて、宰相も、ふむ、と考える。
今まで挙がって来た罪状だろうと、悪事の数々。非道に違法行為。それを考えたら、どんな罪状をつけようが、大して変わりはしないか――などという結論に達する。
「そうですか。では、ホルメン侯爵家のお家お取り潰し。家名断絶。一族郎党の貴族籍剥奪。ホルメン侯爵領の没収――それでよろしいですか?」
それで、あっさりと、簡単に――ものすごい刑罰を与えてくる宰相も宰相だ。
「ああ、構わない」
「わかりました。そのように指示しておきましょう」
本当に、ノーウッド王国はしっかり働く家臣が揃っているおかげで、あの(役立たずの) 国王陛下が統治していても、一応、王国として成り立っている国ですねえ……。
上に立つ者が役に立たないと、下々の者達がしっかり頑張って働きだす――という事例の一つだろう。もう一つの例なら、上に立つ者が役に立たないと、そのまま家臣も役立たずで国が腐敗する、というケースなのだろうが。
ノーウッド王国が前者のケースで本当に良かったものである。
「ヘルバート伯爵令嬢からの返答はどうなさったのですか?」
その名前が出て来て、第一王太子殿下の顔がなんだか嫌そうにしかめられた。
「なにか?」
「いや……。あれ以上の説明は期待できないだろう」
「そうですか」
今の所、宰相は建前上、あの衝撃的な卒業式を遂げたヘルバート伯爵令嬢の調査を続けている形になっている。
だが、その調査だって――国王陛下の手前、建て前でしているようなものである。
最初の調査報告以来、ほとんど全く何も上がらない令嬢に、いつまでも時間を割いているほど宰相も暇ではない。
それで、去年のうちに、その調査はすでに打ち切っているほどだ。
どこを調べても、
「さあ……。ほとんど話したことはなかったので……」
「――たぶん、大人しい方だと? ――親しくありませんでしたので……」
そればかりである。
王立学園の生徒達からの調査が不可能であったのなら、教師陣からも、「真面目な生徒でした」 などと、あまりに簡潔な報告だけだ。
そして、成績が飛び抜けていいかと言えば、成績だって普通。
特別、頭が良い生徒だとは言われていない。覚えられていない。
宰相自身だって、ヘルバート伯爵令嬢のデビュタントを覚えていないほどなのだから、学園の教師陣が影の薄い生徒を覚えているはずもない。
それだけで、宰相は無駄な時間を費やすことはせず、さっさと、ヘルバート伯爵令嬢の調査を打ち切っていた。
第一王太子殿下がヘルバート伯爵令嬢に連絡をつけたという話だが、提供された証拠品以上の返答が返って来るとは――宰相は端から思ってもいなかった。
宰相自身だって、あの山のような書類を、一から全部確認した。見落としがあっては、宰相の首だって危ないからだ。
そのおかげで、年末は(かなり余計な) 残業をさせられる羽目になったほどだ。
あれだけ詳細で、綿密で、見落とす点がないほどの正確さで証拠を集めたのだ。今更、それ以上の証拠品など挙がるはずもないだろうと、すでに宰相自身が確信していたことだ。
なぜ、第一王太子殿下が、わざわざヘルバート伯爵令嬢に連絡を取ったのかは知らないが、大したその成果を期待していなかった宰相だった。
まったく、とんでもない令嬢が現れてくれたものである――
信じられないことだが……その独白は、自分の胸の内にしまわれる。
「クロッグ男爵が今日も王宮に来ていた、と耳にしているが?」
「そうなのですか?」
あの事件があって以来、自分の可愛い娘が牢屋に繋がれたと聞いて、ものすごい勢いで王宮に乗り込んで来たクロッグ男爵は、娘の面会を申し出ていた。
もちろん、今は調査中で面会謝絶だ、と宰相から簡単に追い払われている。
だが、新年が明けてからも(まだしつこく)王宮に顔を出して、宰相に面会を求めているのだ。
国王陛下に面会を求めるのなら、宰相を通さなければならない。それ以外のケースでは――王宮に親密なコネがあるか(特例で)。
あの男爵程度の男が、王宮にコネがあるはずもなし。
それで、(うるさく、しつこく) 宰相に娘の解放を要求してきているのだ。
今ではあまりにうるさい男爵に辟易して、宰相の執務室に来る前に、男爵は完全に門前払いだ。
ここ数日、(やーっと) 静かに自分の仕事ができるだろう、と考えていた宰相の考えが甘かったようである。
本当にしつこい男だ。
国王陛下が揃う場であれだけの醜態を見せ、偽証罪、名誉棄損、その他諸々の罪で伯爵家を貶めようとした愚鈍な娘。親が親なら、子も同じだ――と言うが、あの男爵家の場合、あの娘が娘なら、親も親だ、と言い返したいものだ。
自分の娘の醜態を認めず、娘が無実だ、などとよくあの口が言えたものである。
「会っていないのか?」
「今日は会っていませんが」
「父上が、うるさい、とおっしゃっていた」
だから、どうにかしろ、と暗黙で命令されているのだ。
はあ……と、宰相も聞こえぬ溜息をこぼし、
「わかりました。対処しましょう」
「ああ、そうしてくれ」
全く、やっかいな仕事ばかりを押し付けてきて、宰相だって、もっと優先しなければならない仕事が山積みなのだ。
王国の国政は、なにも、あの侯爵家のバカ息子と男爵家のバカ娘ばかり相手にしているのではないのに(怒)――
姿勢を崩さず、声がかかるまで丁寧に頭を下げているままだ。
「顔を上げよ」
ああ、やっと、その言葉が出された。
ヘルバート伯爵家当主リチャードソンはゆっくりと顔を上げた。
今日、ヘルバート伯爵家当主リチャードソンは王宮に呼び出されていた。去年、セシルがこの同じ場に立っていたように、国王陛下の執務室で、リチャードソンの前に国王陛下。その机を囲むようにして、右に第一王太子殿下、左に宰相が揃っていた。
「国王陛下におかれましては、ご壮健のこととお見受けいたします」
「ああ、変わりない」
社交辞令の挨拶はすまし、リチャードソンはただ静かにその場に控えている。
次の国王陛下からの貴重なお言葉が出てくるまで、家臣であるリチャードソンは、その場に静かに控えていなければならない。
今日、リチャードソンが王宮に召集された議題だって、大抵、国王陛下自身が口に出してくるのではない。お付きの者がする仕事だ。
リチャードソンは、今回、自領のヘルバート伯爵領からわざわざ王都に上がって来ていた。
王都のタウンハウスである屋敷に執務官が訪れた後、王都には(全く) 用がない伯爵家は、全員でさっさと自領に戻っていたのだ。
新年が明け、ホルメン侯爵家嫡男ジョーランの処罰や処遇が決定して、その為に、また王宮からの遣いがヘルバート伯爵家のタウンハウスに送られたが、
「旦那様は伯爵領にお戻りになられました」
と簡潔な執事の説明で、全くの徒労に終わってしまった。
1
お気に入りに追加
81
あなたにおすすめの小説
乙女ゲームで唯一悲惨な過去を持つモブ令嬢に転生しました
雨夜 零
恋愛
ある日...スファルニア公爵家で大事件が起きた
スファルニア公爵家長女のシエル・スファルニア(0歳)が何者かに誘拐されたのだ
この事は、王都でも話題となり公爵家が賞金を賭け大捜索が行われたが一向に見つからなかった...
その12年後彼女は......転生した記憶を取り戻しゆったりスローライフをしていた!?
たまたまその光景を見た兄に連れていかれ学園に入ったことで気づく
ここが...
乙女ゲームの世界だと
これは、乙女ゲームに転生したモブ令嬢と彼女に恋した攻略対象の話
乙女ゲームの世界に転生した!攻略対象興味ないので自分のレベル上げしていたら何故か隠しキャラクターに溺愛されていた
ノアにゃん
恋愛
私、アリスティーネ・スティアート、
侯爵家であるスティアート家の第5子であり第2女です
そして転生者、笹壁 愛里寿(ささかべ ありす)です、
はっきり言ってこの乙女ゲーム楽しかった!
乙女ゲームの名は【熱愛!育ててプリンセス!】
約して【熱プリ】
この乙女ゲームは好感度を上げるだけではなく、
最初に自分好みに設定したり、特化魔法を選べたり、
RPGみたいにヒロインのレベルを上げたりできる、
個人的に最高の乙女ゲームだった!
ちなみにセーブしても一度死んだらやり直しという悲しい設定も有った、
私は熱プリ世界のモブに転生したのでレベルを上げを堪能しますか!
ステータスオープン!
あれ?
アイテムボックスオープン!
あれれ?
メイクボックスオープン!
あれれれれ?
私、前世の熱プリのやり込んだステータスや容姿、アイテム、ある‼
テイム以外すべて引き継いでる、
それにレベルMAX超えてもモンスター狩ってた分のステータス上乗せ、
何故か神々に寵愛されし子、王に寵愛されし子、
あ、この世界MAX99じゃないんだ、、、
あ、チートですわ、、、
※2019/ 7/23 21:00 小説投稿ランキングHOT 8位ありがとうございます‼
※2019/ 7/24 6:00 小説投稿ランキングHOT 4位ありがとうございます‼
※2019/ 7/24 12:00 小説投稿ランキングHOT 3位ありがとうございます‼
※2019/ 7/24 21:00 小説投稿ランキングHOT 2位ありがとうございます‼
お気に入り登録1,000突破ありがとうございます‼
初めてHOT 10位以内入れた!嬉しい‼
薬華異堂薬局のお仕事は異世界にもあったのだ
柚木 潤
ファンタジー
実家の薬華異堂薬局に戻った薬剤師の舞は、亡くなった祖父から譲り受けた鍵で開けた扉の中に、不思議な漢方薬の調合が書かれた、古びた本を見つけた。
そして、異世界から助けを求める手紙が届き、舞はその異世界に転移する。
舞は不思議な薬を作り、それは魔人や魔獣にも対抗できる薬であったのだ。
そんな中、魔人の王から舞を見るなり、懐かしい人を思い出させると。
500年前にも、この異世界に転移していた女性がいたと言うのだ。
それは舞と関係のある人物であった。
その後、一部の魔人の襲撃にあうが、舞や魔人の王ブラック達の力で危機を乗り越え、人間と魔人の世界に平和が訪れた。
しかし、500年前に転移していたハナという女性が大事にしていた森がアブナイと手紙が届き、舞は再度転移する。
そして、黒い影に侵食されていた森を舞の薬や魔人達の力で復活させる事が出来たのだ。
ところが、舞が自分の世界に帰ろうとした時、黒い翼を持つ人物に遭遇し、舞に自分の世界に来てほしいと懇願する。
そこには原因不明の病の女性がいて、舞の薬で異物を分離するのだ。
そして、舞を探しに来たブラック達魔人により、昔に転移した一人の魔人を見つけるのだが、その事を隠して黒翼人として生活していたのだ。
その理由や女性の病の原因をつきとめる事が出来たのだが悲しい結果となったのだ。
戻った舞はいつもの日常を取り戻していたが、秘密の扉の中の物が燃えて灰と化したのだ。
舞はまた異世界への転移を考えるが、魔法陣は動かなかったのだ。
何とか舞は転移出来たが、その世界ではドラゴンが復活しようとしていたのだ。
舞は命懸けでドラゴンの良心を目覚めさせる事が出来、世界は火の海になる事は無かったのだ。
そんな時黒翼国の王子が、暗い森にある遺跡を見つけたのだ。
*第1章 洞窟出現編 第2章 森再生編 第3章 翼国編
第4章 火山のドラゴン編 が終了しました。
第5章 闇の遺跡編に続きます。
乙女ゲーのモブデブ令嬢に転生したので平和に過ごしたい
ゆの
恋愛
私は日比谷夏那、18歳。特に優れた所もなく平々凡々で、波風立てずに過ごしたかった私は、特に興味のない乙女ゲームを友人に強引に薦められるがままにプレイした。
だが、その乙女ゲームの各ルートをクリアした翌日に事故にあって亡くなってしまった。
気がつくと、乙女ゲームに1度だけ登場したモブデブ令嬢に転生していた!!特にゲームの影響がない人に転生したことに安堵した私は、ヒロインや攻略対象に関わらず平和に過ごしたいと思います。
だけど、肉やお菓子より断然大好きなフルーツばっかりを食べていたらいつの間にか痩せて、絶世の美女に…?!
平和に過ごしたい令嬢とそれを放って置かない攻略対象達の平和だったり平和じゃなかったりする日々が始まる。
落ちぶれて捨てられた侯爵令嬢は辺境伯に求愛される~今からは俺の溺愛ターンだから覚悟して~
しましまにゃんこ
恋愛
年若い辺境伯であるアレクシスは、大嫌いな第三王子ダマスから、自分の代わりに婚約破棄したセシルと新たに婚約を結ぶように頼まれる。実はセシルはアレクシスが長年恋焦がれていた令嬢で。アレクシスは突然のことにとまどいつつも、この機会を逃してたまるかとセシルとの婚約を引き受けることに。
とんとん拍子に話はまとまり、二人はロイター辺境で甘く穏やかな日々を過ごす。少しずつ距離は縮まるものの、時折どこか悲し気な表情を見せるセシルの様子が気になるアレクシス。
「セシルは絶対に俺が幸せにしてみせる!」
だがそんなある日、ダマスからセシルに王都に戻るようにと伝令が来て。セシルは一人王都へ旅立ってしまうのだった。
追いかけるアレクシスと頑なな態度を崩さないセシル。二人の恋の行方は?
すれ違いからの溺愛ハッピーエンドストーリーです。
小説家になろう、他サイトでも掲載しています。
麗しすぎるイラストは汐の音様からいただきました!
流星群の落下地点で〜集団転移で私だけ魔力なし判定だったから一般人として生活しようと思っているんですが、もしかして下剋上担当でしたか?〜
古森きり
恋愛
平凡な女子高生、加賀深涼はハロウィンの夜に不思議な男の声を聴く。
疎遠だった幼馴染の真堂刃や、仮装しに集まっていた人たちとともに流星群の落下地点から異世界『エーデルラーム』に召喚された。
他の召喚者が召喚魔法師の才能を発現させる中、涼だけは魔力なしとして殺されかける。
そんな時、助けてくれたのは世界最強最悪の賞金首だった。
一般人生活を送ることになった涼だが、召喚時につけられた首輪と召喚主の青年を巡る争いに巻き込まれていく。
小説家になろう、カクヨム、アルファポリスに掲載。
[お願い]
敵役へのヘイト感想含め、感想欄への書き込みは「不特定多数に見られるものである」とご理解の上、行ってください。
ご自身の人間性と言葉を大切にしてください。
言葉は人格に繋がります。
ご自分を大切にしてください。
処刑直前ですが得意の転移魔法で離脱します~私に罪を被せた公爵令嬢は絶対許しませんので~
インバーターエアコン
恋愛
王宮で働く少女ナナ。王様の誕生日パーティーに普段通りに給仕をしていた彼女だったが、突然第一王子の暗殺未遂事件が起きる。
ナナは最初、それを他人事のように見ていたが……。
「この女よ! 王子を殺そうと毒を盛ったのは!」
「はい?」
叫んだのは第二王子の婚約者であるビリアだった。
王位を巡る争いに巻き込まれ、王子暗殺未遂の罪を着せられるナナだったが、相手が貴族でも、彼女はやられたままで終わる女ではなかった。
(私をドロドロした内争に巻き込んだ罪は贖ってもらいますので……)
得意の転移魔法でその場を離脱し反撃を始める。
相手が悪かったことに、ビリアは間もなく気付くこととなる。
一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!
当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。
しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。
彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。
このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。
しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。
好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。
※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*)
※他のサイトにも重複投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる