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第20話 琢磨に起こった異変!?
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ダンジョンをしばらく進むと手にボクシンググローブをはめたウサギが四体いた。このウサギはボクサーラビットと呼ぶことにする。この個体は常に複数で動いており他のボクサーラビットたちとまるでスパーリングのようなことをしている。ボクサーラビットは近距離には強いが遠距離には弱い。そのため、単体では決して行動せず、それぞれが弱点を補って行動してくるため団結力がとても強い。
周囲を警戒しながら岩陰に隠れつつ移動し、絶好の狩場を探す。ちょっとの物音でボクサーラビットの長い耳には気づかれるかもしれないので油断はできない。
しばらくうろついてたボクサーラビットだったが、水場を発見すると休憩がてら頭を水面につけて水を飲んでいる。魔物とはいえ、人間と同じように運動したら喉が渇くようだ。暫くするとボクサーラビットが顔を上げたのを確認するように他のボクサーラビットたちも水分補給をしようとしたとき、水を飲んだボクサーラビットが突然倒れたのだ。口から泡を吹いて痙攣している。水には致死毒が流れていたのだ。もちろんやったのは琢磨だ。水が流れてる上流に先回りして毒草を塗りつぶして水に流したのだ。
どういうことだと不信感を抱き、ボクサーラビットたちは後ずさりながら警戒していると、仲間の悲鳴が聞こえた。そちらを見ると何とボクサーラビットの体から剣が生えている。何とか最後の力を振り絞って剣を抜こうとしてるが突然体が燃え出した。暫くするとこんがり焼けたウサギの香ばしいにおいがダンジョン内に充満した。
残った二体は立て続けに起きた事態に困惑しながらも鼻をクンクンしだし壁づたいに嗅ぎ出す。
その瞬間、地面がいきなりグニャアと凹み、壁が二体を覆い隠すように閉じ込める。ボクサーラビットは自慢のパンチで壁を殴り続けるが全く当たらない。それもそのはずである。琢磨は自分のステータスを確認すると幻影魔法を覚えていた。ダンジョンを捜索してた時に覚えたらしいが、ミノタウロスに襲われたり、橋から落ちたりとしたおかげで今の今まで確認してなかった。そして、先ほど確認したら覚えていたのでいきなり本番で試したのだ。どうやらうまくいったようだ。ボクサーラビットはありもしない壁を殴ろうとしては当たらないことを不思議に思いつつ殴りつつけている。
琢磨はその隙をつくように二体とも剣で串刺しにした。
「グギャァ!!!」
悲鳴を上げながら、訳が分からないという顔で絶命する二体。
琢磨は空腹感と幻肢痛に耐えながら神聖水を魔力が尽きるためにのみ、鍛錬も繰り返した。このままでは直ぐに死んでしまうからだ。神聖水がある部屋を拠点にしてしばらく、魔力欠乏症や体を苛め抜いては限界のところで神聖水を飲んでは同じことを繰り返したのだ。その結果、体は一回り大きくなり魔力も比べ物にならないほど上がっている。その結果、上級魔法を使っても全く問題ない。
そして、最後に持っていた竹の水筒に神聖水を入れると、まずは腹を満たさなくてはと獲物を探した。
そうして見つけたのが四体のボクサーラビットだ。しばらくボクサーラビットの群れを尾行した。もちろん何度かバレそうになったがその都度、岩陰に隠れては気配を殺した。そうしてるとボクサーラビットがスパーリングを始めた時は度肝を抜いた。暫く観察していると、疲れると水を飲む性質があることが分かり先回りして毒を流し込んだ。そして、まんまと水を飲んだボクサーラビット一体を毒殺できたが、他のボクサーラビットが警戒して飲まなかった。琢磨としてはここで全滅させたかったが結果としてよかったと言える。琢磨は空腹を満たすためにエサを探していたのだ。全部毒殺しては食えたものじゃない。琢磨はこのとき魔物を倒すことで頭がいっぱいで先のことを考えていなかった。だが、他のボクサーラビットが警戒したことでかえて冷静になった。その結果、なるべくボクサーラビットを傷めない様に剣による一撃で仕留めるように心掛けた。そして、三体のボクサーラビットを手に入れることに成功した。
「よし、飯確保。どんな味がするかな」
琢磨は燃えた一体と残りのボクサーラビットの毛皮を剝がして火魔法で炙り、香ばしいにおいが漂ってくる。
そして、空腹感でもう我慢できないと突き動かされるように喰らい始めた。
暗闇の中、壁に埋め込まれてる鉱石のおかげで明かりが辺りを照らす。その明かりが壁に影を映し出す。魔物の肉を貪り|《むさぼり》咀嚼《そしゃく》する琢磨の影を。
「あぐ、がぶっ、もぐ、ぐぅう、思ったよりくそまじいな」
あんまりおいしくないが背に腹は代えられない。一心不乱に貪《むさぼ》る。
硬い筋ばかりの肉を血を滴らせながら必死に嚙みちぎり飲み込む。数日ぶりの食事だ。胃がいきなり入ってきた肉に驚きキリキリしている。だが、お構いなしに琢磨は次々に口の中に放り込んでいく。その姿は何も知らないジャングルで動物に育てられたと言われても違和感はないだろう。
酷い魔物臭と味に涙目になりながらも喰らい続けたことで飢餓感が癒されていく。
腹が満たされたところで神聖水を飲料代わりに飲むと、大の字に寝っ転がった。久々の食事に満足していると琢磨の体に異変が起こり始めた。
「あ?――ッ!? あぐぅ――!!!」
突如全身を激しい痛みが襲った。まるで体の中で何かが暴れてるような感覚。その痛みは時間の経過とともに激しくなる。
「ぐぅあああっ。い、一体何がっ――ぐぅおおおっ!」
耐え難い痛み。自分の体で何が起きているのか。琢磨は地面をのたうち回る。
その痛さは幻肢痛の非じゃない。
琢磨は痛みを抑えようと震える手で神聖水が入ってる水筒を取ると一気に飲み干す。すると、直ぐに効果が表れ痛みが引いていくが、再度さらに激しい激痛に覆われた。
「ふいぐぅあ!! 何で・・・・・・痛みが、あぐぅああ!」
琢磨の体が痛みに合わせて脈動しだす。ドクンッ、ドクンッと体の底から響いて来る。さらに体のあちこちからミシッ、メキッとやばい音さえ響いて来る。
しかし、先ほどの神聖水が効いたのか体の状態を修復していく。だが、治ると同じ現象が起き、痛みにこらえていると体が修復していく。これを数えられないほど繰り返した時ようやく痛みが治まった。
「くそ、今の痛みは何だったんだ」
琢磨は頭を抑えながら歩き出すと、二、三歩で足がもつれてよろけた。何とか両手で受け身を取ったがコケてしまった。
「くそっ、俺としたことが。何か歩きづらくな――」
琢磨は両手に着いた先に流れている川に映りこむ自分の姿に度肝を抜かれた。
その姿は、髪が黒から銀髪に変わり、目が赤色になり、筋肉や骨格が一回り大きくなり身長も伸びて百八十㎝ぐらいありそうだ。
「これは、俺か・・・・・・魔物を喰ったせいか尋常じゃない魔力を蓄えてるようだ。死ななかったのは奇跡だな」
琢磨は知らないが、魔物は体内に魔石があり、そこにある魔力を体に行き渡らせ驚異的な身体能力を発揮する。魔石は魔物を討伐すると稀にドロップすることがあり、ドロップした魔石には価値があるが、魔物が生きてる間は体内に溶け込んでその魔力が肉や骨に浸透している。ましてや、そんな魔物の肉は人間にとっては猛毒だ。そんな肉を食べた琢磨は猛毒で体内の細胞を破壊されて死ぬはずだった。
だが、神聖水を飲んだおかげで壊れた端からすぐに修復され体が元通りになっていった。その結果、肉体が凄まじい速度で強靭《きょうじん》になっていく。
体を壊しては治して、また壊しては治す。脈打ちながら治す。まるで琢磨の体をこの異世界で十分に生きられるようにアップグレードしてるみたいだった。その結果、強靭な肉体と魔力が手に入ったことは奇跡だろう。
周囲を警戒しながら岩陰に隠れつつ移動し、絶好の狩場を探す。ちょっとの物音でボクサーラビットの長い耳には気づかれるかもしれないので油断はできない。
しばらくうろついてたボクサーラビットだったが、水場を発見すると休憩がてら頭を水面につけて水を飲んでいる。魔物とはいえ、人間と同じように運動したら喉が渇くようだ。暫くするとボクサーラビットが顔を上げたのを確認するように他のボクサーラビットたちも水分補給をしようとしたとき、水を飲んだボクサーラビットが突然倒れたのだ。口から泡を吹いて痙攣している。水には致死毒が流れていたのだ。もちろんやったのは琢磨だ。水が流れてる上流に先回りして毒草を塗りつぶして水に流したのだ。
どういうことだと不信感を抱き、ボクサーラビットたちは後ずさりながら警戒していると、仲間の悲鳴が聞こえた。そちらを見ると何とボクサーラビットの体から剣が生えている。何とか最後の力を振り絞って剣を抜こうとしてるが突然体が燃え出した。暫くするとこんがり焼けたウサギの香ばしいにおいがダンジョン内に充満した。
残った二体は立て続けに起きた事態に困惑しながらも鼻をクンクンしだし壁づたいに嗅ぎ出す。
その瞬間、地面がいきなりグニャアと凹み、壁が二体を覆い隠すように閉じ込める。ボクサーラビットは自慢のパンチで壁を殴り続けるが全く当たらない。それもそのはずである。琢磨は自分のステータスを確認すると幻影魔法を覚えていた。ダンジョンを捜索してた時に覚えたらしいが、ミノタウロスに襲われたり、橋から落ちたりとしたおかげで今の今まで確認してなかった。そして、先ほど確認したら覚えていたのでいきなり本番で試したのだ。どうやらうまくいったようだ。ボクサーラビットはありもしない壁を殴ろうとしては当たらないことを不思議に思いつつ殴りつつけている。
琢磨はその隙をつくように二体とも剣で串刺しにした。
「グギャァ!!!」
悲鳴を上げながら、訳が分からないという顔で絶命する二体。
琢磨は空腹感と幻肢痛に耐えながら神聖水を魔力が尽きるためにのみ、鍛錬も繰り返した。このままでは直ぐに死んでしまうからだ。神聖水がある部屋を拠点にしてしばらく、魔力欠乏症や体を苛め抜いては限界のところで神聖水を飲んでは同じことを繰り返したのだ。その結果、体は一回り大きくなり魔力も比べ物にならないほど上がっている。その結果、上級魔法を使っても全く問題ない。
そして、最後に持っていた竹の水筒に神聖水を入れると、まずは腹を満たさなくてはと獲物を探した。
そうして見つけたのが四体のボクサーラビットだ。しばらくボクサーラビットの群れを尾行した。もちろん何度かバレそうになったがその都度、岩陰に隠れては気配を殺した。そうしてるとボクサーラビットがスパーリングを始めた時は度肝を抜いた。暫く観察していると、疲れると水を飲む性質があることが分かり先回りして毒を流し込んだ。そして、まんまと水を飲んだボクサーラビット一体を毒殺できたが、他のボクサーラビットが警戒して飲まなかった。琢磨としてはここで全滅させたかったが結果としてよかったと言える。琢磨は空腹を満たすためにエサを探していたのだ。全部毒殺しては食えたものじゃない。琢磨はこのとき魔物を倒すことで頭がいっぱいで先のことを考えていなかった。だが、他のボクサーラビットが警戒したことでかえて冷静になった。その結果、なるべくボクサーラビットを傷めない様に剣による一撃で仕留めるように心掛けた。そして、三体のボクサーラビットを手に入れることに成功した。
「よし、飯確保。どんな味がするかな」
琢磨は燃えた一体と残りのボクサーラビットの毛皮を剝がして火魔法で炙り、香ばしいにおいが漂ってくる。
そして、空腹感でもう我慢できないと突き動かされるように喰らい始めた。
暗闇の中、壁に埋め込まれてる鉱石のおかげで明かりが辺りを照らす。その明かりが壁に影を映し出す。魔物の肉を貪り|《むさぼり》咀嚼《そしゃく》する琢磨の影を。
「あぐ、がぶっ、もぐ、ぐぅう、思ったよりくそまじいな」
あんまりおいしくないが背に腹は代えられない。一心不乱に貪《むさぼ》る。
硬い筋ばかりの肉を血を滴らせながら必死に嚙みちぎり飲み込む。数日ぶりの食事だ。胃がいきなり入ってきた肉に驚きキリキリしている。だが、お構いなしに琢磨は次々に口の中に放り込んでいく。その姿は何も知らないジャングルで動物に育てられたと言われても違和感はないだろう。
酷い魔物臭と味に涙目になりながらも喰らい続けたことで飢餓感が癒されていく。
腹が満たされたところで神聖水を飲料代わりに飲むと、大の字に寝っ転がった。久々の食事に満足していると琢磨の体に異変が起こり始めた。
「あ?――ッ!? あぐぅ――!!!」
突如全身を激しい痛みが襲った。まるで体の中で何かが暴れてるような感覚。その痛みは時間の経過とともに激しくなる。
「ぐぅあああっ。い、一体何がっ――ぐぅおおおっ!」
耐え難い痛み。自分の体で何が起きているのか。琢磨は地面をのたうち回る。
その痛さは幻肢痛の非じゃない。
琢磨は痛みを抑えようと震える手で神聖水が入ってる水筒を取ると一気に飲み干す。すると、直ぐに効果が表れ痛みが引いていくが、再度さらに激しい激痛に覆われた。
「ふいぐぅあ!! 何で・・・・・・痛みが、あぐぅああ!」
琢磨の体が痛みに合わせて脈動しだす。ドクンッ、ドクンッと体の底から響いて来る。さらに体のあちこちからミシッ、メキッとやばい音さえ響いて来る。
しかし、先ほどの神聖水が効いたのか体の状態を修復していく。だが、治ると同じ現象が起き、痛みにこらえていると体が修復していく。これを数えられないほど繰り返した時ようやく痛みが治まった。
「くそ、今の痛みは何だったんだ」
琢磨は頭を抑えながら歩き出すと、二、三歩で足がもつれてよろけた。何とか両手で受け身を取ったがコケてしまった。
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琢磨は両手に着いた先に流れている川に映りこむ自分の姿に度肝を抜かれた。
その姿は、髪が黒から銀髪に変わり、目が赤色になり、筋肉や骨格が一回り大きくなり身長も伸びて百八十㎝ぐらいありそうだ。
「これは、俺か・・・・・・魔物を喰ったせいか尋常じゃない魔力を蓄えてるようだ。死ななかったのは奇跡だな」
琢磨は知らないが、魔物は体内に魔石があり、そこにある魔力を体に行き渡らせ驚異的な身体能力を発揮する。魔石は魔物を討伐すると稀にドロップすることがあり、ドロップした魔石には価値があるが、魔物が生きてる間は体内に溶け込んでその魔力が肉や骨に浸透している。ましてや、そんな魔物の肉は人間にとっては猛毒だ。そんな肉を食べた琢磨は猛毒で体内の細胞を破壊されて死ぬはずだった。
だが、神聖水を飲んだおかげで壊れた端からすぐに修復され体が元通りになっていった。その結果、肉体が凄まじい速度で強靭《きょうじん》になっていく。
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