16 / 43
第15話「元最強陰陽師、実家と交信する」
しおりを挟む
天体観測を実施した翌朝、眠い目を擦りながら俺はカナデと一緒に魔術の実験室に来ていた。目的はゲートの魔術の実験のためだ。
この実験室は最初にカナデがゲートの魔術によって元の世界の俺の部屋と空間をつなげた場所である。つまりこの部屋は、魔術的に世界をつなげるための特異点となっているので、元の世界へのゲートの魔術が成功しやすいのである。
この世界に来てから、世界が体質に合わないのか、俺の魔力は回復しにくい状態にある。しかし、その対抗策としてカナデが用意した魔力回復食を最近食しているせいか、ゲートの魔術を行使できるくらいは溜まっている気がする。
この世界の魔術法則を完全に解明できていないため、元の世界に帰れるほど大きな穴は開かないと予想できるが、実家とのコンタクトを取り、出来れば帰るための支援を受けたいのである。
「木行、火行、土行、金行、水行! 陰気、陽気を鍵として。開け我が世界への扉!」
これまでと同じ呪文を唱えて魔術を発動させる。呪文は元の世界にいた時に何となく思いついた適当なものであり、唱えなくても良いのだがこの世界に来るゲートを作成するときに成功した体験があるため集中しやすいのだ。
魔術を発動し終えると、これまでと同じく目の前に銀色の渦が出現する。そして予想通り渦の大きさは頭が通るか通らないかくらいの小さなもので、元の世界に帰還するには足りない。
そして、魔力が枯渇していく虚脱感が体を襲う。
ゲートを発動し終えると、素早く元の世界の俺の部屋に置いてきた俺そっくりの式神と魔術的なリンクを回復させる。
前回は色々手間取ったため時間切れで助けを求められなかったが、今回はその教訓を活かして迅速に行動を開始することにした。
「おーい! 誰かいないか!? って、蘆屋さんよくぞいてくれました」
俺の部屋には、助けを求めるまでもなく最初から人が待機していた。待機していたのは、蘆屋という若手の陰陽師で、姉の九頭刃コマチの婚約者でもある。
我が陰陽道の一門衆で、それを統べる九頭刃家と接点があるのは、陰陽道の実力から年かさの者が多い。だが、蘆屋は若い頃からその実力を見込まれて一門の首脳部に混じって働いており、俺の知り合いの中では数少ない若者である。
このため、俺は蘆屋の事を昔から兄の様にも思っており、姉のコマチと婚約して本当に義兄になるのが決まった時は、心の底から喜んだものだ。
「丁度良い所に、蘆屋さん。祖父を呼んでください」
「分かりました」
蘆屋はそう答えると、すぐに部屋からいなくなった。
陰陽道の頂点である九頭刃家の次期当主であるこの俺が急に失踪して、久しぶりに接触してきた割には他人行儀な反応である。特に蘆屋と俺は親しい中だというのに、一体どうしたというのか。
「当主様、こちらです」
「ご苦労」
すぐに蘆屋が1人の男を連れて戻って来た。
連れてきたのは俺の良く知る人物、九頭刃セイヤ、俺の祖父にして陰陽頭として陰陽師を統べる者である。
本来なら祖父の跡を継ぐはずの父が失踪しているため、俺の事を幼少期から厳しく育てたため苦手意識もあるが、その分密接に育ててくれたため感覚的には父親に近い。
高齢であるため、戦いに関しては俺が上かもしれないが、陰陽道にかけてはまだまだ敵わない。
俺の陰陽道が弱体化している今、頼りにしている。
「おじい様、相談したいことが……」
「言わずとも分かっておる」
さすがに陰陽師の頂点に立つ男である。もうこちらの事情を察しているようだ。
「では?」
「一門の長老会議で話し合った結果だがな……」
重苦しい口調で語り始めた。
「お前とコマチの結婚は認められん。諦めてくれ」
「何でだよ!?」
いつ、俺が姉との結婚を望んだというのだろう? 思わず失礼な口調で突っ込みを入れてしまった。
そして、そんなどうでも良いことを、長老どもは話し合ってたというのか。俺が後を継いだ暁には、ぼけ老人どもを引退させた方が良いかもしれない。
「ん? しかしだな……」
祖父はある方向に視線を向ける。その方向には俺のパソコンがあった。
「あ……」
最初にゲートを開いた時と前回ゲートを開いた時、俺はある致命的なミスを犯した。
パソコンで姉が攻略対象の大人向けのゲームを起動させたままにしていたこと、そしてそこに姉を読んでしまったことだ。
「あれは、関係ありません」
「そうなのか? 儂はてっきり……」
「見て見ぬふりをするのも、家族の、というか男の仁義というものではないでしょうか?」
「分かった分かった」
これで、蘆屋がよそよそしかった理由が分かった。自分の婚約者が俺に取られるかもしれないと危機感を感じていたのだろう。
「次世代の魔術の才能は空前絶後になるかも知れないと、期待もあったんだがな」
「まだ言いますか」
「うむ。やめにしよう。では、事情を話してくれ」
話を聞いてくれる態勢が出来たようなので、俺の状況を話した。
異世界へのゲートが現れた事、それを再現して異世界に旅立った事、陰陽道が弱体化したせいで元の世界に戻れなくなった事など様々だ。
「ふーむ。それで、元の世界に帰る手助けが欲しいということだな?」
「そうです。こっちの世界では魔術法則に違いがあるようで、中々本領が発揮できないのです。一応、天体観測を始めたので、その内星宿の影響を分析できると思いますが、その分析を手伝ってほしいですね。と言いますか、このゲートの魔術を分析して、そちらから完全な形で開いてもらえましたらすぐにでも戻れるのですが」
「残念ながらそれは難しい」
「それは何故ですか?」
この返答は驚きである。祖父は俺以上の陰陽道の使い手である。俺が出来たゲートの発動を祖父が出来ないとは考えにくかったのだ。
「この魔術、お前はゲートと呼んでいるが、さっきから分析しているのだが、陰陽道以外の要素もかなり含まれている。儂の様に古い陰陽師は他の魔術をそれほど修行していないのでな、とてもではないが再現できん。お前は世界中の色々な魔術を研究していたし、魔術大戦のおりに最前線で戦って身をもって知っていたから感覚的に分析できたのだろう」
「そうですか……」
祖父の返答はかなりショックであった。一門の長として頂点に君臨していた祖父は、今まで何でも可能にしてきた万能の絶対者の様に尊敬してきたのだ。
その祖父にも手が付けられないというのは、今置かれている状況が思った以上に厳しいという事なのだ。
もっとも、祖父にも出来ない事を、俺が成しえたというのは誇らしいと感じない事もないのだが。
「まあ、こちらでも出来ることはやってみよう。こちらでも類似の魔術がないか調べてみるし、データさえ寄越せば分析も手を貸そう」
「ありがとうございます。まだ星の観測は始まったばかりなので渡せるようなデータはありませんが、次に開くときには渡せるようにします」
「うむ。それはそうと、分かっていようが、お前がわが九頭刃家の陰陽道を継承するための儀式が可能な時期は限られている。急いで帰らねば次の機会はかなり先になると思え」
「分かっております。可能な限りの努力をしますので、そちらも協力をお願いします」
俺の予感ではもうそろそろゲートが時間切れで閉じてしまう頃なので、話をまとめることにした。今回は解決できなかったが、一門の支援を受けられるというのは、やはり心強い。
「あとこれは助言だがな。空に目を向けるのも良いが、地にも目を向けるべきだろう」
「地? あ、そういう事ですか」
「そうだ」
「ありがとうございます。そちらも調べてみ……ますので次も是非ご助言をお願いします」
感謝とこれからの協力のお願いを、最後まで祖父に聞かせることは出来なかった。
ゲートは無情にも消滅し、式神とのリンクが切れたせいで祖父の姿も見ることが出来なくなった。
「どうだった? 今回は前よりも長く話せたみたいだけど」
俺が元の世界に意識を飛ばしている間、ずっとそばに控えてくれていたカナデが心配そうに話しかけてきた。
「残念ながら、ゲートの魔術の再現は難しいってさ。でも、これから手助けしてくれるってさ。また、魔力を溜めたらゲートを開かないとね」
「主よ、気を落とさないでください」
俺の肩の上に乗っている、カエルの式神である蠱王が慰めの言葉をかけてくれた。余り口数の多い奴ではないが、その心遣いは伝わってくる。
「そんなに心配するなよ。まだまだ時間はあるし、ヒントも貰ったんだ」
「ヒントですか?」
「何かいい手段でもあるの?」
「ああ、そうだ。地にも目を向けろってさ」
「地、ですか?」
カナデは怪訝な顔つきで問い返してくる。
「そう、空では星の配置が魔術的に大きな影響を持つように、地では山河等の配置が大きな意味を持つ。風水って奴だ」
俺は地面を指さしながら自信満々に答えた。
この実験室は最初にカナデがゲートの魔術によって元の世界の俺の部屋と空間をつなげた場所である。つまりこの部屋は、魔術的に世界をつなげるための特異点となっているので、元の世界へのゲートの魔術が成功しやすいのである。
この世界に来てから、世界が体質に合わないのか、俺の魔力は回復しにくい状態にある。しかし、その対抗策としてカナデが用意した魔力回復食を最近食しているせいか、ゲートの魔術を行使できるくらいは溜まっている気がする。
この世界の魔術法則を完全に解明できていないため、元の世界に帰れるほど大きな穴は開かないと予想できるが、実家とのコンタクトを取り、出来れば帰るための支援を受けたいのである。
「木行、火行、土行、金行、水行! 陰気、陽気を鍵として。開け我が世界への扉!」
これまでと同じ呪文を唱えて魔術を発動させる。呪文は元の世界にいた時に何となく思いついた適当なものであり、唱えなくても良いのだがこの世界に来るゲートを作成するときに成功した体験があるため集中しやすいのだ。
魔術を発動し終えると、これまでと同じく目の前に銀色の渦が出現する。そして予想通り渦の大きさは頭が通るか通らないかくらいの小さなもので、元の世界に帰還するには足りない。
そして、魔力が枯渇していく虚脱感が体を襲う。
ゲートを発動し終えると、素早く元の世界の俺の部屋に置いてきた俺そっくりの式神と魔術的なリンクを回復させる。
前回は色々手間取ったため時間切れで助けを求められなかったが、今回はその教訓を活かして迅速に行動を開始することにした。
「おーい! 誰かいないか!? って、蘆屋さんよくぞいてくれました」
俺の部屋には、助けを求めるまでもなく最初から人が待機していた。待機していたのは、蘆屋という若手の陰陽師で、姉の九頭刃コマチの婚約者でもある。
我が陰陽道の一門衆で、それを統べる九頭刃家と接点があるのは、陰陽道の実力から年かさの者が多い。だが、蘆屋は若い頃からその実力を見込まれて一門の首脳部に混じって働いており、俺の知り合いの中では数少ない若者である。
このため、俺は蘆屋の事を昔から兄の様にも思っており、姉のコマチと婚約して本当に義兄になるのが決まった時は、心の底から喜んだものだ。
「丁度良い所に、蘆屋さん。祖父を呼んでください」
「分かりました」
蘆屋はそう答えると、すぐに部屋からいなくなった。
陰陽道の頂点である九頭刃家の次期当主であるこの俺が急に失踪して、久しぶりに接触してきた割には他人行儀な反応である。特に蘆屋と俺は親しい中だというのに、一体どうしたというのか。
「当主様、こちらです」
「ご苦労」
すぐに蘆屋が1人の男を連れて戻って来た。
連れてきたのは俺の良く知る人物、九頭刃セイヤ、俺の祖父にして陰陽頭として陰陽師を統べる者である。
本来なら祖父の跡を継ぐはずの父が失踪しているため、俺の事を幼少期から厳しく育てたため苦手意識もあるが、その分密接に育ててくれたため感覚的には父親に近い。
高齢であるため、戦いに関しては俺が上かもしれないが、陰陽道にかけてはまだまだ敵わない。
俺の陰陽道が弱体化している今、頼りにしている。
「おじい様、相談したいことが……」
「言わずとも分かっておる」
さすがに陰陽師の頂点に立つ男である。もうこちらの事情を察しているようだ。
「では?」
「一門の長老会議で話し合った結果だがな……」
重苦しい口調で語り始めた。
「お前とコマチの結婚は認められん。諦めてくれ」
「何でだよ!?」
いつ、俺が姉との結婚を望んだというのだろう? 思わず失礼な口調で突っ込みを入れてしまった。
そして、そんなどうでも良いことを、長老どもは話し合ってたというのか。俺が後を継いだ暁には、ぼけ老人どもを引退させた方が良いかもしれない。
「ん? しかしだな……」
祖父はある方向に視線を向ける。その方向には俺のパソコンがあった。
「あ……」
最初にゲートを開いた時と前回ゲートを開いた時、俺はある致命的なミスを犯した。
パソコンで姉が攻略対象の大人向けのゲームを起動させたままにしていたこと、そしてそこに姉を読んでしまったことだ。
「あれは、関係ありません」
「そうなのか? 儂はてっきり……」
「見て見ぬふりをするのも、家族の、というか男の仁義というものではないでしょうか?」
「分かった分かった」
これで、蘆屋がよそよそしかった理由が分かった。自分の婚約者が俺に取られるかもしれないと危機感を感じていたのだろう。
「次世代の魔術の才能は空前絶後になるかも知れないと、期待もあったんだがな」
「まだ言いますか」
「うむ。やめにしよう。では、事情を話してくれ」
話を聞いてくれる態勢が出来たようなので、俺の状況を話した。
異世界へのゲートが現れた事、それを再現して異世界に旅立った事、陰陽道が弱体化したせいで元の世界に戻れなくなった事など様々だ。
「ふーむ。それで、元の世界に帰る手助けが欲しいということだな?」
「そうです。こっちの世界では魔術法則に違いがあるようで、中々本領が発揮できないのです。一応、天体観測を始めたので、その内星宿の影響を分析できると思いますが、その分析を手伝ってほしいですね。と言いますか、このゲートの魔術を分析して、そちらから完全な形で開いてもらえましたらすぐにでも戻れるのですが」
「残念ながらそれは難しい」
「それは何故ですか?」
この返答は驚きである。祖父は俺以上の陰陽道の使い手である。俺が出来たゲートの発動を祖父が出来ないとは考えにくかったのだ。
「この魔術、お前はゲートと呼んでいるが、さっきから分析しているのだが、陰陽道以外の要素もかなり含まれている。儂の様に古い陰陽師は他の魔術をそれほど修行していないのでな、とてもではないが再現できん。お前は世界中の色々な魔術を研究していたし、魔術大戦のおりに最前線で戦って身をもって知っていたから感覚的に分析できたのだろう」
「そうですか……」
祖父の返答はかなりショックであった。一門の長として頂点に君臨していた祖父は、今まで何でも可能にしてきた万能の絶対者の様に尊敬してきたのだ。
その祖父にも手が付けられないというのは、今置かれている状況が思った以上に厳しいという事なのだ。
もっとも、祖父にも出来ない事を、俺が成しえたというのは誇らしいと感じない事もないのだが。
「まあ、こちらでも出来ることはやってみよう。こちらでも類似の魔術がないか調べてみるし、データさえ寄越せば分析も手を貸そう」
「ありがとうございます。まだ星の観測は始まったばかりなので渡せるようなデータはありませんが、次に開くときには渡せるようにします」
「うむ。それはそうと、分かっていようが、お前がわが九頭刃家の陰陽道を継承するための儀式が可能な時期は限られている。急いで帰らねば次の機会はかなり先になると思え」
「分かっております。可能な限りの努力をしますので、そちらも協力をお願いします」
俺の予感ではもうそろそろゲートが時間切れで閉じてしまう頃なので、話をまとめることにした。今回は解決できなかったが、一門の支援を受けられるというのは、やはり心強い。
「あとこれは助言だがな。空に目を向けるのも良いが、地にも目を向けるべきだろう」
「地? あ、そういう事ですか」
「そうだ」
「ありがとうございます。そちらも調べてみ……ますので次も是非ご助言をお願いします」
感謝とこれからの協力のお願いを、最後まで祖父に聞かせることは出来なかった。
ゲートは無情にも消滅し、式神とのリンクが切れたせいで祖父の姿も見ることが出来なくなった。
「どうだった? 今回は前よりも長く話せたみたいだけど」
俺が元の世界に意識を飛ばしている間、ずっとそばに控えてくれていたカナデが心配そうに話しかけてきた。
「残念ながら、ゲートの魔術の再現は難しいってさ。でも、これから手助けしてくれるってさ。また、魔力を溜めたらゲートを開かないとね」
「主よ、気を落とさないでください」
俺の肩の上に乗っている、カエルの式神である蠱王が慰めの言葉をかけてくれた。余り口数の多い奴ではないが、その心遣いは伝わってくる。
「そんなに心配するなよ。まだまだ時間はあるし、ヒントも貰ったんだ」
「ヒントですか?」
「何かいい手段でもあるの?」
「ああ、そうだ。地にも目を向けろってさ」
「地、ですか?」
カナデは怪訝な顔つきで問い返してくる。
「そう、空では星の配置が魔術的に大きな影響を持つように、地では山河等の配置が大きな意味を持つ。風水って奴だ」
俺は地面を指さしながら自信満々に答えた。
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
異世界で穴掘ってます!
KeyBow
ファンタジー
修学旅行中のバスにいた筈が、異世界召喚にバスの全員が突如されてしまう。主人公の聡太が得たスキルは穴掘り。外れスキルとされ、屑の外れ者として抹殺されそうになるもしぶとく生き残り、救ってくれた少女と成り上がって行く。不遇といわれるギフトを駆使して日の目を見ようとする物語
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
悪徳貴族の、イメージ改善、慈善事業
ウィリアム・ブロック
ファンタジー
現代日本から死亡したラスティは貴族に転生する。しかしその世界では貴族はあんまり良く思われていなかった。なのでノブリス・オブリージュを徹底させて、貴族のイメージ改善を目指すのだった。
異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?
お子様
ファンタジー
机の引き出しから過去未来ではなく異世界へ。
飛ばされた世界で日本のような快適な生活を過ごすにはどうしたらいい?
自重して目立たないようにする?
無理無理。快適な生活を送るにはお金が必要なんだよ!
お金を稼ぎ目立っても、問題無く暮らす方法は?
主人公の考えた手段は、ドン引きされるような内容だった。
(実践出来るかどうかは別だけど)
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる