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愛、始めてみるか?
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彼の唇には何か毒が盛られていたのだろうか。
唇と頬と、胸と心が熱い。
戻ってきた母と、橘がそのあと何を話していたのかほとんど覚えていない。
お茶のおかわりを飲み干した橘が母に礼を告げ、席を立つ気配にようやく意識を取り戻した。
玄関先で九十度のお辞儀をした彼を見送ろうと、一緒に外に出る。
港を見下ろす木々をざわめかせながら、冷たい風がさっと吹き抜けた。
火照った体とともにさっきまでの夢うつつを冷やかされたようで、ストールを握りしめ恥ずかしさに身を隠す。
「冷えるから、もうここでいい」
玄関の引き戸を閉めた佐織に、橘が振り向いた。
月明かりを背景に、彼の輪郭をなぞる月光が神秘的で呼吸を忘れる。
声を掛けられたのが自分であったと刹那に意識を取り戻し、胸の動悸をこらえて答えた。
「いえ、わざわざこちらに来ていただいたんですから、せめて下までお見送りさせてください」
もう少しだけ居て欲しいという我儘が湧いた心を、慌てて気遣いで伏せる。
彼を上司として尊敬する自分にとって、あってはならない不躾な感情だ。
やはり彼の唇には蠱惑の毒が盛られていたに違いない。
「そうか」
逆光の表情は、よく見えない。
それなのに、佐織の手をストールから片方だけ奪った彼は、照れくさそうにはにかんでいる気がした。
港へ向かうコンクリートの階段を、一段一段踏みしめるように下る。
どちらかが急ぐでもなく同じペースで段を踏む二人の歩調。
ここまで来た時と同じく、彼の手はとてもあたたかい。
いや、その時よりももっと熱を感じる。
だからこそ余計に、この手を離したくないと思った。
手を握ってくれている彼は、佐織の存在を必要としてくれている。
ここにいればいいと言ってくれた。
焦燥感に苛まれていた自分の居場所を与えてくれた。
ずっと社長秘書として彼に仕えることができれば、自分は自分の価値を確かめ続けられるのだ。
だけど……。
「社長はいつか、ご自身の故郷へ帰ってしまうんですよね」
不意に現れた寂しさが繋いだ手の隙間から零れそうで、つられた思いが口から唐突に飛び出した。
階段の途中で並んだまま立ち止まり、橘は佐織を見下ろした。
頬に当たる月光が、端整な顔立ちの陰影を妖しく魅せる。
こうやって彼のそばで、彼の雄姿を見ていたいと思うのに。
会社が経営を立て直して、自力で動き出せるようになった後、この男は再び米本社へ戻ることになる。
それは来年かもしれない。二年後かもしれないし、五年後かもしれない。
もしそうなったとき、佐織は彼の支えを頼ることなく、自立していなければいけないのだ。
そんな未来を想像して、酷く不安に駆られた。
この人以上に自分を一人の人間として扱ってくれる人に出会えるのだろうか。
彼がいなくなったらまた、翻訳機械としての価値しか得られなくなるのではないだろうか。
見下ろす瞳へ挿す光に、言葉にできない情けなさが照らされる。
「そうだな」
そっと肯定されて、自分の不安を見つけてほしかったという身勝手なエゴが視界を滲ませた。
おもむろに外される視線は、遠く見える月夜の海へ向かう。
彼の意識が自分から離れ、遥かな場所へ思いを馳せる横顔に、寂しさが誘われた。
「だけど、向こうに〝帰る〟という感覚はないな」
「え……」
「正確には、帰りたいと思う場所がない、と言ったほうが正しい。君と同じだよ、佐織」
佐織の思いが伝わったのか、細めた眼がそばまで戻ってくる。
共感は心を強く引き寄せ、開かせる。
これは仲間意識なのだろうか。
わからないまま、同じ思いを抱いているらしい彼を支えられるのは自分だけだという自負が奮い立つ。
「今の仕事にはやりがいを感じている。傾いた経営を立て直すのは、並大抵の手腕じゃ無理な話だからな。そんな大役を任されたんだ。こんなに自分を生かせる仕事はない」
とても大きな責任と、そこにやりがいを見出す橘。
そんな彼が見つめていた水平線の彼方には、果たして本当に何もなかったのだろうか。
ルイが言った〝彼を待つ人〟の存在は、その目線の先にあるはずなのに。
彼と思いを共有できるという驕りがありつつも、不意に湧き出た疑念がじわりと心にシミを落とした。
「でも、あちらにはご実家もおありですよね」
思わず少し冷めた言い方をしてしまった。
本当は自分とは違うのではないかと、幼稚に拗ねる。
そんな佐織の意は伝わる様子もなく、彼は答える。
「ああ、両親と、親の期待に応え続ける兄がいる」
皮肉を挟んだ身の上話に、佐織は目を丸くして彼を凝視した。
兄との違いを匂わせ、そうでない自身をまるで卑下する言い方。
普段自信に満ち溢れた彼が、密かに抱えるものを垣間見る。
「君ならわかってくれると思うが、俺も自分の生まれ育った家に自分の居場所はない気がしている。もちろん家族との仲が悪いわけではないし、誰も俺に帰ってくるなとは言わない」
打ち明けられた話に共感しえないわけがない。
理由はわからなくとも、彼が佐織と同じ焦燥を抱いているらしいことに驚き、そして同調する思いは心を寄り添わせる。
「兄は親の事業を引き継いだ。俺も当然のように、それを支える一人になるのだと思っていた。だけど、何かが違った。親が用意した箱を守っていくことに反発はなかったけれど、果たしてそれは俺でなければいけないことなんだろうかと、漠然とした不安に駆られた」
自分でなければいけない絶対的な根拠がないから、足が地につかない。
誰でも出来ることであるなら、すげ替える人材はいくらでもいる。
佐織と全く同じだ。
何か確かなものを手にしたいのに、空を掴むような感覚が佐織には痛いほど理解出来た。
「それを解消したくて、俺は実力主義の世界に進んだ。何も知らない場所で、一から始めた仕事はやり甲斐の連続で、がむしゃらにやって来てようやく自分の必要性を見出せるところまで来た」
巨大な企業を任される責務の重さは計り知れない。
けれど、そこで自分を奮い立たせ居場所を確保する彼と、燻る焦燥を持て余していた佐織とは、同じなのだ。
「別の道へ進む俺を、引き止める奴はいなかった。実際、俺がいなくても事業は回っていったからな。だから、俺が帰るべき場所はとくにない。どこに居ても同じなんだ。はっきりと自分の居るべき場所を確かめられるのは、仕事に打ち込んでいる時だけだ」
こんなに優秀で誰からも尊敬されるような人が隠していた孤独感。
圧倒的な存在感に溢れていたのに、何かの弾みでふっと儚く消えてしまいそうで、佐織は繋いでいた手をぎゅっと強く握り返した。
それに気づく橘は、ここに居たいとでも言うように、深く指を交わしてきた。
「寂しかった、ですか?」
自惚れでもいいのだ。
自分自身がそう感じていたのだと気づいた感情は、彼にも当てはまるのではないかと思った。
(私もそう、寂しいと思っていたんだ)
誰かに認めてもらうことで自分を鼓舞してきたが、そこを求めても求めても満足たり得なかった。
「そう、だな。そうかもしれない」
切なげに目を細め俯く彼に、歯痒い思いが佐織の中で沸き立つ。
海の向こうで彼を待つ人は、こんな彼の気持ちを共有出来ていたのだろうか。
もし理解していたのなら、彼が孤独を抱えることはなかったのではないか。
その人では、橘の孤独や焦燥に寄り添えなかったんじゃないか。
だからこそ、似た境遇にある佐織に、シンパシーを感じてくれているのかもしれない。
手を繋ぐのもキスをしたのも、寂しさからの人肌恋しさだ。
ほんの少しだけ胸にぴりっと沁みるものを感じたけれど、それでもいい。
それでも今、彼に必要とされているのは自分なのだ。
居場所を与えてくれる彼に、寄り添わないわけがない。
恥ずかし紛れにはにかむ橘の目には、彼自身が認めた感情が揺らいだ。
「時々思うことがある。帰る場所があれば、何か違うんだろうかと。実家も、独りで暮らしていた部屋も、物理的な休息の場でしかない。それなら、ホテルで暮らしていても変わりはない。だから……」
体ごと佐織に向き直り、橘は見つめて言った。
「俺の帰る場所にならないか?」
月の光を込めた瞳が、真っ直ぐに捕らえて離さない。
体を固め目を見開く佐織の頬を、温かな指の背がふわりと撫でた。
きゅんとするのは、触れられた部分から駆け抜ける疼きが心臓ごと心に掴みかかったから。
(社長の……帰る場所?)
「なかなか不動産探す時間がなかったから、明日向こうに着いてから一緒に見てほしい」
ときめきに気を取られて、思考が正常に作動していない。
彼の言っている意味がわからず、佐織を余計に混乱させる。
「探す部屋は君の好みで構わない。決まったら、一緒に来ないか」
いつもの泣く子も大泣きさせるような威厳は見る影もなく、遠足でも楽しみにしているかのようにうきうきと佐織の髪を指に巻き付けて弄んでいる橘は、まだ酒が抜けきれていないのだろう。
冗談が過ぎる。
彼の唇には何か毒が盛られていたのだろうか。
唇と頬と、胸と心が熱い。
戻ってきた母と、橘がそのあと何を話していたのかほとんど覚えていない。
お茶のおかわりを飲み干した橘が母に礼を告げ、席を立つ気配にようやく意識を取り戻した。
玄関先で九十度のお辞儀をした彼を見送ろうと、一緒に外に出る。
港を見下ろす木々をざわめかせながら、冷たい風がさっと吹き抜けた。
火照った体とともにさっきまでの夢うつつを冷やかされたようで、ストールを握りしめ恥ずかしさに身を隠す。
「冷えるから、もうここでいい」
玄関の引き戸を閉めた佐織に、橘が振り向いた。
月明かりを背景に、彼の輪郭をなぞる月光が神秘的で呼吸を忘れる。
声を掛けられたのが自分であったと刹那に意識を取り戻し、胸の動悸をこらえて答えた。
「いえ、わざわざこちらに来ていただいたんですから、せめて下までお見送りさせてください」
もう少しだけ居て欲しいという我儘が湧いた心を、慌てて気遣いで伏せる。
彼を上司として尊敬する自分にとって、あってはならない不躾な感情だ。
やはり彼の唇には蠱惑の毒が盛られていたに違いない。
「そうか」
逆光の表情は、よく見えない。
それなのに、佐織の手をストールから片方だけ奪った彼は、照れくさそうにはにかんでいる気がした。
港へ向かうコンクリートの階段を、一段一段踏みしめるように下る。
どちらかが急ぐでもなく同じペースで段を踏む二人の歩調。
ここまで来た時と同じく、彼の手はとてもあたたかい。
いや、その時よりももっと熱を感じる。
だからこそ余計に、この手を離したくないと思った。
手を握ってくれている彼は、佐織の存在を必要としてくれている。
ここにいればいいと言ってくれた。
焦燥感に苛まれていた自分の居場所を与えてくれた。
ずっと社長秘書として彼に仕えることができれば、自分は自分の価値を確かめ続けられるのだ。
だけど……。
「社長はいつか、ご自身の故郷へ帰ってしまうんですよね」
不意に現れた寂しさが繋いだ手の隙間から零れそうで、つられた思いが口から唐突に飛び出した。
階段の途中で並んだまま立ち止まり、橘は佐織を見下ろした。
頬に当たる月光が、端整な顔立ちの陰影を妖しく魅せる。
こうやって彼のそばで、彼の雄姿を見ていたいと思うのに。
会社が経営を立て直して、自力で動き出せるようになった後、この男は再び米本社へ戻ることになる。
それは来年かもしれない。二年後かもしれないし、五年後かもしれない。
もしそうなったとき、佐織は彼の支えを頼ることなく、自立していなければいけないのだ。
そんな未来を想像して、酷く不安に駆られた。
この人以上に自分を一人の人間として扱ってくれる人に出会えるのだろうか。
彼がいなくなったらまた、翻訳機械としての価値しか得られなくなるのではないだろうか。
見下ろす瞳へ挿す光に、言葉にできない情けなさが照らされる。
「そうだな」
そっと肯定されて、自分の不安を見つけてほしかったという身勝手なエゴが視界を滲ませた。
おもむろに外される視線は、遠く見える月夜の海へ向かう。
彼の意識が自分から離れ、遥かな場所へ思いを馳せる横顔に、寂しさが誘われた。
「だけど、向こうに〝帰る〟という感覚はないな」
「え……」
「正確には、帰りたいと思う場所がない、と言ったほうが正しい。君と同じだよ、佐織」
佐織の思いが伝わったのか、細めた眼がそばまで戻ってくる。
共感は心を強く引き寄せ、開かせる。
これは仲間意識なのだろうか。
わからないまま、同じ思いを抱いているらしい彼を支えられるのは自分だけだという自負が奮い立つ。
「今の仕事にはやりがいを感じている。傾いた経営を立て直すのは、並大抵の手腕じゃ無理な話だからな。そんな大役を任されたんだ。こんなに自分を生かせる仕事はない」
とても大きな責任と、そこにやりがいを見出す橘。
そんな彼が見つめていた水平線の彼方には、果たして本当に何もなかったのだろうか。
ルイが言った〝彼を待つ人〟の存在は、その目線の先にあるはずなのに。
彼と思いを共有できるという驕りがありつつも、不意に湧き出た疑念がじわりと心にシミを落とした。
「でも、あちらにはご実家もおありですよね」
思わず少し冷めた言い方をしてしまった。
本当は自分とは違うのではないかと、幼稚に拗ねる。
そんな佐織の意は伝わる様子もなく、彼は答える。
「ああ、両親と、親の期待に応え続ける兄がいる」
皮肉を挟んだ身の上話に、佐織は目を丸くして彼を凝視した。
兄との違いを匂わせ、そうでない自身をまるで卑下する言い方。
普段自信に満ち溢れた彼が、密かに抱えるものを垣間見る。
「君ならわかってくれると思うが、俺も自分の生まれ育った家に自分の居場所はない気がしている。もちろん家族との仲が悪いわけではないし、誰も俺に帰ってくるなとは言わない」
打ち明けられた話に共感しえないわけがない。
理由はわからなくとも、彼が佐織と同じ焦燥を抱いているらしいことに驚き、そして同調する思いは心を寄り添わせる。
「兄は親の事業を引き継いだ。俺も当然のように、それを支える一人になるのだと思っていた。だけど、何かが違った。親が用意した箱を守っていくことに反発はなかったけれど、果たしてそれは俺でなければいけないことなんだろうかと、漠然とした不安に駆られた」
自分でなければいけない絶対的な根拠がないから、足が地につかない。
誰でも出来ることであるなら、すげ替える人材はいくらでもいる。
佐織と全く同じだ。
何か確かなものを手にしたいのに、空を掴むような感覚が佐織には痛いほど理解出来た。
「それを解消したくて、俺は実力主義の世界に進んだ。何も知らない場所で、一から始めた仕事はやり甲斐の連続で、がむしゃらにやって来てようやく自分の必要性を見出せるところまで来た」
巨大な企業を任される責務の重さは計り知れない。
けれど、そこで自分を奮い立たせ居場所を確保する彼と、燻る焦燥を持て余していた佐織とは、同じなのだ。
「別の道へ進む俺を、引き止める奴はいなかった。実際、俺がいなくても事業は回っていったからな。だから、俺が帰るべき場所はとくにない。どこに居ても同じなんだ。はっきりと自分の居るべき場所を確かめられるのは、仕事に打ち込んでいる時だけだ」
こんなに優秀で誰からも尊敬されるような人が隠していた孤独感。
圧倒的な存在感に溢れていたのに、何かの弾みでふっと儚く消えてしまいそうで、佐織は繋いでいた手をぎゅっと強く握り返した。
それに気づく橘は、ここに居たいとでも言うように、深く指を交わしてきた。
「寂しかった、ですか?」
自惚れでもいいのだ。
自分自身がそう感じていたのだと気づいた感情は、彼にも当てはまるのではないかと思った。
(私もそう、寂しいと思っていたんだ)
誰かに認めてもらうことで自分を鼓舞してきたが、そこを求めても求めても満足たり得なかった。
「そう、だな。そうかもしれない」
切なげに目を細め俯く彼に、歯痒い思いが佐織の中で沸き立つ。
海の向こうで彼を待つ人は、こんな彼の気持ちを共有出来ていたのだろうか。
もし理解していたのなら、彼が孤独を抱えることはなかったのではないか。
その人では、橘の孤独や焦燥に寄り添えなかったんじゃないか。
だからこそ、似た境遇にある佐織に、シンパシーを感じてくれているのかもしれない。
手を繋ぐのもキスをしたのも、寂しさからの人肌恋しさだ。
ほんの少しだけ胸にぴりっと沁みるものを感じたけれど、それでもいい。
それでも今、彼に必要とされているのは自分なのだ。
居場所を与えてくれる彼に、寄り添わないわけがない。
恥ずかし紛れにはにかむ橘の目には、彼自身が認めた感情が揺らいだ。
「時々思うことがある。帰る場所があれば、何か違うんだろうかと。実家も、独りで暮らしていた部屋も、物理的な休息の場でしかない。それなら、ホテルで暮らしていても変わりはない。だから……」
体ごと佐織に向き直り、橘は見つめて言った。
「俺の帰る場所にならないか?」
月の光を込めた瞳が、真っ直ぐに捕らえて離さない。
体を固め目を見開く佐織の頬を、温かな指の背がふわりと撫でた。
きゅんとするのは、触れられた部分から駆け抜ける疼きが心臓ごと心に掴みかかったから。
(社長の……帰る場所?)
「なかなか不動産探す時間がなかったから、明日向こうに着いてから一緒に見てほしい」
ときめきに気を取られて、思考が正常に作動していない。
彼の言っている意味がわからず、佐織を余計に混乱させる。
「探す部屋は君の好みで構わない。決まったら、一緒に来ないか」
いつもの泣く子も大泣きさせるような威厳は見る影もなく、遠足でも楽しみにしているかのようにうきうきと佐織の髪を指に巻き付けて弄んでいる橘は、まだ酒が抜けきれていないのだろう。
冗談が過ぎる。
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