103 / 146
第四章 復讐その四 アルグレア王国と神の眷属 前編
地下水路探索⑦
しおりを挟む
「……とにかく、まずは水をせき止めよう。【設計】【加工】【製作】」
僕はあえてカルラを見ないようにしながら地面に手をつき、水路の再構築と水門を設置した。
「す、すごいわね……」
後ろでそれを見ていたカルラは、驚きと感嘆が入り混じった声を漏らした。
「……これも、ライラ様とハンナさんがいたからこそ、できるようになったんだ」
「……そう」
僕はわざとそう告げると、カルラは特に興味がないとばかりの声で返事した。
「さあ……二人の元に戻ろう」
「ええ」
水門を閉じて水をせき止めた後、僕達はまた地下水路の中へと戻る。
「「アデル様!」」
僕の顔が見えるなり、二人が駆け寄ってきた。
「あはは、無事戻りました」
「はい……」
「うふふ、良かったです」
そう告げると、二人がはにかむ。
一方のカルラは、そんな僕達を無視して通路に上ってサッサと着替えを済ませていた。
……僕も着替えよう。
同じように通路に上がると、僕も装備に着替え、カバンを背負う。
「では、ソフィア様達のいるところへ戻りましょう」
「「はい!」」
「ええ!」
ライラ様とハンナさんがいつものように返事する。
そして、それはカルラも……。
すると二人は、僕とカルラを交互に見た。
恐らくカルラの様子から、水をせき止めた時に何かあったんじゃないかと勘繰っているんだろう。
だから。
「……大丈夫。僕は、誓って二人に後ろめたいようなことはありませんから」
「「あ……は、はい……」」
二人を安心させるためにそう話すと、二人は顔を赤らめながらホッと胸を撫で下ろした。
◇
「あ! アデル様! 皆さん!」
僕達が戻ると、ソフィア様が笑顔で出迎えてくれた。
“黄金の旋風”は……うん、やっぱり僕達を睨んでくる。
「……いい加減、そんな目で見られると目障りなんだけど」
「「「「っ!?」」」」
冷たく言い放ったカルラに、“黄金の旋風”の面々が思わず息を飲んだ。
まあ……まさかついさっきまで仲間だったカルラにそう言われたら、驚くに決まってるよな……。
とにかく。
「それで、紋様がある場所はどうでしたか?」
僕はそんなカルラと“黄金の旋風”を無視し、ソフィア様に尋ねる。
「はい、こちらです」
ソフィア様に案内され、下に降りる。
そこには……確かにあの紋様と、小さな穴が一つ開いていた。
「恐らく、この穴に鍵を差し込むのかと」
「ですね……」
ソフィア様の言葉に、僕は頷く。
書斎の隠し扉の先に羊皮紙と一緒に保管されていたあの鍵……それが、『天国への階段』へと至るための正真正銘の“鍵”ということか。
「では、早速開いてみますか?」
「お願いします」
ソフィア様の了承も得たので、僕はライラ様から鍵を受け取って鍵穴に差し込む。
「……動かないですね」
僕は鍵を右にも左にも回そうとするが、ピクリとも動かない。
これ……ここの鍵じゃないのかな……って、いやいや! ここじゃなかったらどこの鍵だっていうんだよ!?
「ひょ、ひょっとしたら錆びついているのかも……」
カルラが僕を擁護するかのようにそう呟くけど……そもそもこの水路、錆びたり腐食したりしない未知の素材でできてるんだから、それはあり得ないから。
「だ、だったら力づくで回してみましょう!」
ライラ様が僕とバトンタッチし、鍵に手を掛ける。
その時。
「っ……あああああああああ……っっ!?」
「ラ、ライラ様!?」
突然ライラ様が苦しみ出し、激しくもがく。
こ、これは一体どういうことだ!?
「っ! ライラ様っ! とにかく鍵を離してください!」
僕はライラ様の両肩をつかんで強く揺する。
だが。
「ああああああああああああああっっっ!?」
ライラ様は悲鳴を上げるばかりで、一向に鍵を離す気配がない!?
「アデル様! だ、駄目です! お嬢様が離してくれません!」
ハンナさんも必死でライラ様の手を引っ張るが、まるで動いていない。
そうしている間にもライラ様の悲鳴は大きくなり、その右の瞳から徐々に光が失われていく。
くそ……こうなったら……!
「あ! アデル様!」
「——【加工】!」
僕は鍵と鍵穴の部分に手を触れ、全力で能力を発動させた。
——ブシュウウウウ!
僕の顔中の穴から血が噴き出る。
だけど……だけどっ! このままだとライラ様がっ!
「ああああああああああああ!」
僕はさらに能力を強め、そして……。
——サアア……。
鍵と鍵穴は、砂へと変化した。
「ハアッ……ハアッ……!」
「「アデル様!」」
「アデルッ!」
ハンナさん、ソフィア様、カルラが一斉に僕の名を叫ぶ。
そしてカルラは、僕の身体に飛びついて支えてくれた。
「ぼ、僕のことはいい……! それよりも……ライ、ラ……様……は……!」
「お、お嬢様は無事です! 意識を失っていますがちゃんと息もあります!」
「よ、よか……った……」
「アデル!?」
ハンナさんの言葉に安堵した僕は、そのまま意識を手放そうとして……っ!?
「——【神の癒し】」
ソフィア様から放たれた淡く優しい光が、僕の身体を包み込む。
すると、あれほど激痛が走っていた全身の痛みが消え、瞬く間にその身体が癒えてゆく。
「こ……これは……」
呆然としながら、僕は両手を見つめる。
そう……気がつけば、僕の身体が元通りになったのだ。
「……ふう、良かった……」
ソフィア様が額を流れる汗を拭うと、ニコリ、と微笑んだ。
「い、今のは……?」
「はい、これは私の[聖女]の能力の一つ、【神の癒し】です」
「【神の癒し】……」
僕は無意識にソフィア様の言葉を繰り返す。
それほど……僕はソフィア様のその力に衝撃を受けてしまった。
いつもは限界を超えて[技術者]の力を発動すると、程度の差はあれ必ず意識を失い、身体の一部が壊れてしまうのに……。
「アデル様、その……大丈夫、なんですか……?」
ハンナさんがおそるおそる尋ねる。
事情を知っているハンナさんにしても、この奇跡が信じられないんだろう。
「はい……どこも、壊れたところはなさそうです……」
さすがに既に壊れてしまっている左眼と右手の感覚、それに舌は元通りという訳にはいかないけど、それでも……僕の身体が壊れなかったのは初めてだ。
「ソフィア様っ! ……ありがとう……ございます……!」
ハンナさんがぽろぽろと大粒の涙を零しながら、ソフィア様に感謝の言葉を伝える。
「いえ……私も、アデル様を癒すことができてよかったです……」
ソフィア様が慈愛に満ちた表情でささやく。
これが……[聖女]、か……。
僕はあえてカルラを見ないようにしながら地面に手をつき、水路の再構築と水門を設置した。
「す、すごいわね……」
後ろでそれを見ていたカルラは、驚きと感嘆が入り混じった声を漏らした。
「……これも、ライラ様とハンナさんがいたからこそ、できるようになったんだ」
「……そう」
僕はわざとそう告げると、カルラは特に興味がないとばかりの声で返事した。
「さあ……二人の元に戻ろう」
「ええ」
水門を閉じて水をせき止めた後、僕達はまた地下水路の中へと戻る。
「「アデル様!」」
僕の顔が見えるなり、二人が駆け寄ってきた。
「あはは、無事戻りました」
「はい……」
「うふふ、良かったです」
そう告げると、二人がはにかむ。
一方のカルラは、そんな僕達を無視して通路に上ってサッサと着替えを済ませていた。
……僕も着替えよう。
同じように通路に上がると、僕も装備に着替え、カバンを背負う。
「では、ソフィア様達のいるところへ戻りましょう」
「「はい!」」
「ええ!」
ライラ様とハンナさんがいつものように返事する。
そして、それはカルラも……。
すると二人は、僕とカルラを交互に見た。
恐らくカルラの様子から、水をせき止めた時に何かあったんじゃないかと勘繰っているんだろう。
だから。
「……大丈夫。僕は、誓って二人に後ろめたいようなことはありませんから」
「「あ……は、はい……」」
二人を安心させるためにそう話すと、二人は顔を赤らめながらホッと胸を撫で下ろした。
◇
「あ! アデル様! 皆さん!」
僕達が戻ると、ソフィア様が笑顔で出迎えてくれた。
“黄金の旋風”は……うん、やっぱり僕達を睨んでくる。
「……いい加減、そんな目で見られると目障りなんだけど」
「「「「っ!?」」」」
冷たく言い放ったカルラに、“黄金の旋風”の面々が思わず息を飲んだ。
まあ……まさかついさっきまで仲間だったカルラにそう言われたら、驚くに決まってるよな……。
とにかく。
「それで、紋様がある場所はどうでしたか?」
僕はそんなカルラと“黄金の旋風”を無視し、ソフィア様に尋ねる。
「はい、こちらです」
ソフィア様に案内され、下に降りる。
そこには……確かにあの紋様と、小さな穴が一つ開いていた。
「恐らく、この穴に鍵を差し込むのかと」
「ですね……」
ソフィア様の言葉に、僕は頷く。
書斎の隠し扉の先に羊皮紙と一緒に保管されていたあの鍵……それが、『天国への階段』へと至るための正真正銘の“鍵”ということか。
「では、早速開いてみますか?」
「お願いします」
ソフィア様の了承も得たので、僕はライラ様から鍵を受け取って鍵穴に差し込む。
「……動かないですね」
僕は鍵を右にも左にも回そうとするが、ピクリとも動かない。
これ……ここの鍵じゃないのかな……って、いやいや! ここじゃなかったらどこの鍵だっていうんだよ!?
「ひょ、ひょっとしたら錆びついているのかも……」
カルラが僕を擁護するかのようにそう呟くけど……そもそもこの水路、錆びたり腐食したりしない未知の素材でできてるんだから、それはあり得ないから。
「だ、だったら力づくで回してみましょう!」
ライラ様が僕とバトンタッチし、鍵に手を掛ける。
その時。
「っ……あああああああああ……っっ!?」
「ラ、ライラ様!?」
突然ライラ様が苦しみ出し、激しくもがく。
こ、これは一体どういうことだ!?
「っ! ライラ様っ! とにかく鍵を離してください!」
僕はライラ様の両肩をつかんで強く揺する。
だが。
「ああああああああああああああっっっ!?」
ライラ様は悲鳴を上げるばかりで、一向に鍵を離す気配がない!?
「アデル様! だ、駄目です! お嬢様が離してくれません!」
ハンナさんも必死でライラ様の手を引っ張るが、まるで動いていない。
そうしている間にもライラ様の悲鳴は大きくなり、その右の瞳から徐々に光が失われていく。
くそ……こうなったら……!
「あ! アデル様!」
「——【加工】!」
僕は鍵と鍵穴の部分に手を触れ、全力で能力を発動させた。
——ブシュウウウウ!
僕の顔中の穴から血が噴き出る。
だけど……だけどっ! このままだとライラ様がっ!
「ああああああああああああ!」
僕はさらに能力を強め、そして……。
——サアア……。
鍵と鍵穴は、砂へと変化した。
「ハアッ……ハアッ……!」
「「アデル様!」」
「アデルッ!」
ハンナさん、ソフィア様、カルラが一斉に僕の名を叫ぶ。
そしてカルラは、僕の身体に飛びついて支えてくれた。
「ぼ、僕のことはいい……! それよりも……ライ、ラ……様……は……!」
「お、お嬢様は無事です! 意識を失っていますがちゃんと息もあります!」
「よ、よか……った……」
「アデル!?」
ハンナさんの言葉に安堵した僕は、そのまま意識を手放そうとして……っ!?
「——【神の癒し】」
ソフィア様から放たれた淡く優しい光が、僕の身体を包み込む。
すると、あれほど激痛が走っていた全身の痛みが消え、瞬く間にその身体が癒えてゆく。
「こ……これは……」
呆然としながら、僕は両手を見つめる。
そう……気がつけば、僕の身体が元通りになったのだ。
「……ふう、良かった……」
ソフィア様が額を流れる汗を拭うと、ニコリ、と微笑んだ。
「い、今のは……?」
「はい、これは私の[聖女]の能力の一つ、【神の癒し】です」
「【神の癒し】……」
僕は無意識にソフィア様の言葉を繰り返す。
それほど……僕はソフィア様のその力に衝撃を受けてしまった。
いつもは限界を超えて[技術者]の力を発動すると、程度の差はあれ必ず意識を失い、身体の一部が壊れてしまうのに……。
「アデル様、その……大丈夫、なんですか……?」
ハンナさんがおそるおそる尋ねる。
事情を知っているハンナさんにしても、この奇跡が信じられないんだろう。
「はい……どこも、壊れたところはなさそうです……」
さすがに既に壊れてしまっている左眼と右手の感覚、それに舌は元通りという訳にはいかないけど、それでも……僕の身体が壊れなかったのは初めてだ。
「ソフィア様っ! ……ありがとう……ございます……!」
ハンナさんがぽろぽろと大粒の涙を零しながら、ソフィア様に感謝の言葉を伝える。
「いえ……私も、アデル様を癒すことができてよかったです……」
ソフィア様が慈愛に満ちた表情でささやく。
これが……[聖女]、か……。
0
お気に入りに追加
364
あなたにおすすめの小説
冤罪をかけられ、彼女まで寝取られた俺。潔白が証明され、皆は後悔しても戻れない事を知ったらしい
一本橋
恋愛
痴漢という犯罪者のレッテルを張られた鈴木正俊は、周りの信用を失った。
しかし、その実態は私人逮捕による冤罪だった。
家族をはじめ、友人やクラスメイトまでもが見限り、ひとり孤独へとなってしまう。
そんな正俊を慰めようと現れた彼女だったが、そこへ私人逮捕の首謀者である“山本”の姿が。
そこで、唯一の頼みだった彼女にさえも裏切られていたことを知ることになる。
……絶望し、身を投げようとする正俊だったが、そこに学校一の美少女と呼ばれている幼馴染みが現れて──
【完結】父が再婚。義母には連れ子がいて一つ下の妹になるそうですが……ちょうだい癖のある義妹に寮生活は無理なのでは?
つくも茄子
ファンタジー
父が再婚をしました。お相手は男爵夫人。
平民の我が家でいいのですか?
疑問に思うものの、よくよく聞けば、相手も再婚で、娘が一人いるとのこと。
義妹はそれは美しい少女でした。義母に似たのでしょう。父も実娘をそっちのけで義妹にメロメロです。ですが、この新しい義妹には悪癖があるようで、人の物を欲しがるのです。「お義姉様、ちょうだい!」が口癖。あまりに煩いので快く渡しています。何故かって?もうすぐ、学園での寮生活に入るからです。少しの間だけ我慢すれば済むこと。
学園では煩い家族がいない分、のびのびと過ごせていたのですが、義妹が入学してきました。
必ずしも入学しなければならない、というわけではありません。
勉強嫌いの義妹。
この学園は成績順だということを知らないのでは?思った通り、最下位クラスにいってしまった義妹。
両親に駄々をこねているようです。
私のところにも手紙を送ってくるのですから、相当です。
しかも、寮やクラスで揉め事を起こしては顰蹙を買っています。入学早々に学園中の女子を敵にまわしたのです!やりたい放題の義妹に、とうとう、ある処置を施され・・・。
なろう、カクヨム、にも公開中。
愚かな父にサヨナラと《完結》
アーエル
ファンタジー
「フラン。お前の方が年上なのだから、妹のために我慢しなさい」
父の言葉は最後の一線を越えてしまった。
その言葉が、続く悲劇を招く結果となったけど・・・
悲劇の本当の始まりはもっと昔から。
言えることはただひとつ
私の幸せに貴方はいりません
✈他社にも同時公開
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
【完結】では、なぜ貴方も生きているのですか?
月白ヤトヒコ
恋愛
父から呼び出された。
ああ、いや。父、と呼ぶと憎しみの籠る眼差しで、「彼女の命を奪ったお前に父などと呼ばれる謂われは無い。穢らわしい」と言われるので、わたしは彼のことを『侯爵様』と呼ぶべき相手か。
「……貴様の婚約が決まった。彼女の命を奪ったお前が幸せになることなど絶対に赦されることではないが、家の為だ。憎いお前が幸せになることは赦せんが、結婚して後継ぎを作れ」
単刀直入な言葉と共に、釣り書きが放り投げられた。
「婚約はお断り致します。というか、婚約はできません。わたしは、母の命を奪って生を受けた罪深い存在ですので。教会へ入り、祈りを捧げようと思います。わたしはこの家を継ぐつもりはありませんので、養子を迎え、その子へこの家を継がせてください」
「貴様、自分がなにを言っているのか判っているのかっ!? このわたしが、罪深い貴様にこの家を継がせてやると言っているんだぞっ!? 有難く思えっ!!」
「いえ、わたしは自分の罪深さを自覚しておりますので。このようなわたしが、家を継ぐなど赦されないことです。常々侯爵様が仰っているではありませんか。『生かしておいているだけで有難いと思え。この罪人め』と。なので、罪人であるわたしは自分の罪を償い、母の冥福を祈る為、教会に参ります」
という感じの重めでダークな話。
設定はふわっと。
人によっては胸くそ。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる