1,439 / 1,646
対照的な性質
しおりを挟む
司令室に最初の攻撃が放たれてから少しして、それは突如として姿を現した。最初は漂うように出現した糸だったが、その時の攻撃は明確に目標を捉えて糸が動いていた。
床や天井、壁の向こう側からすり抜けて司令室に生き残った者達目掛けて伸びて来たのだ。だが明確化された目的を持つ物の動きは、司令室に居た勘のいい者達には感知が可能だった。
それは感覚的な気づきだけでなく、肉眼でも直線的に向かって来るものというものは、対象に僅かながらの危機感を与えていたのかもしれない。それらに加えて、シン達はリナムルで獣の感知能力を得ていたが故に、糸の発する無機質な物の目的をという概念を感じ取ることが出来ていたのだ。
「ツバキ!アカリ!」
「ぅおッ!?」
「きゃッ!?」
二人ともシンが助ける前に糸の接近に気が付き、自らその進路上から逃れていた。紅葉はアカリに負担を掛けまいと自ら彼女の元から飛び立ち、彼女に迫る糸には火の粉を浴びせた。
「紅葉!ありがとう。でも他の人達は?」
シン達の周りに迫っていた糸は、彼らの中にある獣の力による勘と紅葉の火の粉によって難を逃れたが、司令室で生き残った者達は、三部隊と一人に分かれている。
シン達の一行を除くと、ブルースらが救ったオイゲンらとケヴィンから成るブルースと教団の一行。そしてもう一つはマティアス司祭と音楽学校の生徒であるレオンとクリスの三人組だ。
残りの一人というのが、紅葉の火の粉を利用し糸を焼き切ることで生存したアンドレイだった。彼が看病をしていた護衛のチャドだが、意識のないまま糸に繋がれ音の衝撃を流されてしまったようで、彼の寝ていたベッドに例の黒い塵が残されていた事から、司令室に残された者達が行き着く考察からも死んだのではなく、記憶の改竄と共に翌日の目覚めを待つ待機状態へと移行してしまったのだろう。
敵対者による第二波を受けたブルースと教団の一行は、それぞれに守りを固めるといった様子で攻撃を凌いでいた。彼らにも謎の糸を焼き切る手段がある。それは司令室に救援へとやって来たブルースの護衛、バルトロメオの能力だった。
当然ながらバルトロメオは自身と主人であるブルースを守る為にその能力を振るう。そしてオイゲンらの方はというと、教団最強の盾と言われる隊長のオイゲンは、自らの能力で生み出した光の盾によって糸を弾いていた。
オイゲンはケヴィンを自らの後ろに守りながら、二人を狙う糸を次々に弾く。それを見ていたケヴィンがとある事に気がつく。それは、オイゲンの光の盾によって弾かれた糸は、その接触した先端から燃えて消滅していたのだ。
「オイゲン氏!糸が燃えていますよ」
「燃える?私の盾にそのような能力はない筈だが?」
その様子は動いているオイゲンには見えていなかった。注視していなければ糸が消滅している事にすら気付けないほど小さな現象。初めに糸を燃やして見せたのは、バルトロメオの腕が発する青い炎。次に紅葉の火の粉というように、一見その関連性から糸は“燃やす“という行為に弱いと思われていたが、オイゲンの盾には自身が口にしていた他に、客観的に見ても引火させるような要素は一切見受けられない。
ということはつまり、糸は熱による引火で消滅しているのではなく、別の要因で消滅しているという事になる。教団の隊員や宮殿に招いた要人とその護衛について資料で調べていたケヴィンには、それぞれの特徴や能力についてざっくりとした知識があった。
まず最初にケヴィンが注目したのは、オイゲンとバルトロメオの能力の共通点についてだった。彼の見た資料にはそれぞれのクラスが記載されていて、オイゲンは聖騎士と記されており、バルトロメオは破戒僧と記されていた。
出来るだけ新しい資料を調達したつもりだが、こういった個人で調達できる資料というものには限度があり信憑性も保証された物ではない。オイゲンに関しては、教団内でクラスチェンジを行った際は申告する必要があるようだが、それも教団に属さない者には確かめようがない。
それでもある程度の指針にはなる。もしケヴィンの調達した資料を信じるのなら、聖騎士も破戒僧もどちらも神や仏に関するものだということだ。属性で言えば聖属性や光属性、能力で言えば神秘的なものを魔力でビジョンとして表現したり実体化させるほか、悪や闇といったものへの特効性や優位性を持っている。
だがそれらの性質や属性は対比するものであり、特効性や優位性もどちらか片方にある訳ではなく、互いに持ち合わせているという属性関係にある。
つまり一見して何の属性や特性など持っていなさそうな糸には、彼らの持つ“聖属性“や“光属性“といったものの影響を受け、消滅していたのではないかという結論に至った。
「そうか!この糸は襲撃者達と同じような性質を持っている。だからオイゲン氏の盾で弾かれた事により消滅しているんです!」
「おい!もっと簡潔に言ってくれ。あんなものを見せられて、今は考えている余裕などないのだぞ?」
「属性ですよ。犯人の使役する襲撃者やこの糸は、強力な聖属性や光属性に弱いんです!」
「なるほど。それなら我々の十八番だな!お前達!聞いたな!?」
オイゲンの掛け声で、生き残った教団の護衛の二人も魔力を用いた攻撃で糸を弾いたり、武器に属性を纏わせることで糸を切断してみせる。
「だからか・・・教団関係者を狙ったのは。しかし部隊の中にもそれに気がつく人がいてもおかしくない。それなら何故教団の護衛の人達を優先的に狙わないんだ・・・?」
オイゲンの声を聞いていた別の一行も、糸の性質を理解し実行に移す。
「マティアスさん!」
「あぁ、分かっているともッ!」
司祭という立場にあるマティアスも、戦闘こそ得意ではないものの、ある程度の除霊や浄化といった能力を使うことはできる。既に繋がれていた糸を浄化の力で燃やし、レオンとクリスに繋がれた糸も次々に焼き切っていくマティアス。
ケヴィンの推理により司令室の生き残りは、それぞれ忍び寄る魔の手から身を守る術を身につけていく。唯一戦う術を持たないアンドレイは、近場にいたシン達の一行に合流し助けを求めることで難を逃れていた。
床や天井、壁の向こう側からすり抜けて司令室に生き残った者達目掛けて伸びて来たのだ。だが明確化された目的を持つ物の動きは、司令室に居た勘のいい者達には感知が可能だった。
それは感覚的な気づきだけでなく、肉眼でも直線的に向かって来るものというものは、対象に僅かながらの危機感を与えていたのかもしれない。それらに加えて、シン達はリナムルで獣の感知能力を得ていたが故に、糸の発する無機質な物の目的をという概念を感じ取ることが出来ていたのだ。
「ツバキ!アカリ!」
「ぅおッ!?」
「きゃッ!?」
二人ともシンが助ける前に糸の接近に気が付き、自らその進路上から逃れていた。紅葉はアカリに負担を掛けまいと自ら彼女の元から飛び立ち、彼女に迫る糸には火の粉を浴びせた。
「紅葉!ありがとう。でも他の人達は?」
シン達の周りに迫っていた糸は、彼らの中にある獣の力による勘と紅葉の火の粉によって難を逃れたが、司令室で生き残った者達は、三部隊と一人に分かれている。
シン達の一行を除くと、ブルースらが救ったオイゲンらとケヴィンから成るブルースと教団の一行。そしてもう一つはマティアス司祭と音楽学校の生徒であるレオンとクリスの三人組だ。
残りの一人というのが、紅葉の火の粉を利用し糸を焼き切ることで生存したアンドレイだった。彼が看病をしていた護衛のチャドだが、意識のないまま糸に繋がれ音の衝撃を流されてしまったようで、彼の寝ていたベッドに例の黒い塵が残されていた事から、司令室に残された者達が行き着く考察からも死んだのではなく、記憶の改竄と共に翌日の目覚めを待つ待機状態へと移行してしまったのだろう。
敵対者による第二波を受けたブルースと教団の一行は、それぞれに守りを固めるといった様子で攻撃を凌いでいた。彼らにも謎の糸を焼き切る手段がある。それは司令室に救援へとやって来たブルースの護衛、バルトロメオの能力だった。
当然ながらバルトロメオは自身と主人であるブルースを守る為にその能力を振るう。そしてオイゲンらの方はというと、教団最強の盾と言われる隊長のオイゲンは、自らの能力で生み出した光の盾によって糸を弾いていた。
オイゲンはケヴィンを自らの後ろに守りながら、二人を狙う糸を次々に弾く。それを見ていたケヴィンがとある事に気がつく。それは、オイゲンの光の盾によって弾かれた糸は、その接触した先端から燃えて消滅していたのだ。
「オイゲン氏!糸が燃えていますよ」
「燃える?私の盾にそのような能力はない筈だが?」
その様子は動いているオイゲンには見えていなかった。注視していなければ糸が消滅している事にすら気付けないほど小さな現象。初めに糸を燃やして見せたのは、バルトロメオの腕が発する青い炎。次に紅葉の火の粉というように、一見その関連性から糸は“燃やす“という行為に弱いと思われていたが、オイゲンの盾には自身が口にしていた他に、客観的に見ても引火させるような要素は一切見受けられない。
ということはつまり、糸は熱による引火で消滅しているのではなく、別の要因で消滅しているという事になる。教団の隊員や宮殿に招いた要人とその護衛について資料で調べていたケヴィンには、それぞれの特徴や能力についてざっくりとした知識があった。
まず最初にケヴィンが注目したのは、オイゲンとバルトロメオの能力の共通点についてだった。彼の見た資料にはそれぞれのクラスが記載されていて、オイゲンは聖騎士と記されており、バルトロメオは破戒僧と記されていた。
出来るだけ新しい資料を調達したつもりだが、こういった個人で調達できる資料というものには限度があり信憑性も保証された物ではない。オイゲンに関しては、教団内でクラスチェンジを行った際は申告する必要があるようだが、それも教団に属さない者には確かめようがない。
それでもある程度の指針にはなる。もしケヴィンの調達した資料を信じるのなら、聖騎士も破戒僧もどちらも神や仏に関するものだということだ。属性で言えば聖属性や光属性、能力で言えば神秘的なものを魔力でビジョンとして表現したり実体化させるほか、悪や闇といったものへの特効性や優位性を持っている。
だがそれらの性質や属性は対比するものであり、特効性や優位性もどちらか片方にある訳ではなく、互いに持ち合わせているという属性関係にある。
つまり一見して何の属性や特性など持っていなさそうな糸には、彼らの持つ“聖属性“や“光属性“といったものの影響を受け、消滅していたのではないかという結論に至った。
「そうか!この糸は襲撃者達と同じような性質を持っている。だからオイゲン氏の盾で弾かれた事により消滅しているんです!」
「おい!もっと簡潔に言ってくれ。あんなものを見せられて、今は考えている余裕などないのだぞ?」
「属性ですよ。犯人の使役する襲撃者やこの糸は、強力な聖属性や光属性に弱いんです!」
「なるほど。それなら我々の十八番だな!お前達!聞いたな!?」
オイゲンの掛け声で、生き残った教団の護衛の二人も魔力を用いた攻撃で糸を弾いたり、武器に属性を纏わせることで糸を切断してみせる。
「だからか・・・教団関係者を狙ったのは。しかし部隊の中にもそれに気がつく人がいてもおかしくない。それなら何故教団の護衛の人達を優先的に狙わないんだ・・・?」
オイゲンの声を聞いていた別の一行も、糸の性質を理解し実行に移す。
「マティアスさん!」
「あぁ、分かっているともッ!」
司祭という立場にあるマティアスも、戦闘こそ得意ではないものの、ある程度の除霊や浄化といった能力を使うことはできる。既に繋がれていた糸を浄化の力で燃やし、レオンとクリスに繋がれた糸も次々に焼き切っていくマティアス。
ケヴィンの推理により司令室の生き残りは、それぞれ忍び寄る魔の手から身を守る術を身につけていく。唯一戦う術を持たないアンドレイは、近場にいたシン達の一行に合流し助けを求めることで難を逃れていた。
0
お気に入りに追加
302
あなたにおすすめの小説
平凡冒険者のスローライフ
上田なごむ
ファンタジー
26歳独身動物好きの主人公大和希は、神様によって魔物・魔法・獣人等ファンタジーな世界観の異世界に転移させられる。
平凡な能力値、野望など抱いていない彼は、冒険者としてスローライフを目標に日々を過ごしていく。
果たして、彼を待ち受ける出会いや試練は如何なるものか……
ファンタジー世界に向き合う、平凡な冒険者の物語。

集団転移した商社マン ネットスキルでスローライフしたいです!
七転び早起き
ファンタジー
「望む3つのスキルを付与してあげる」
その天使の言葉は善意からなのか?
異世界に転移する人達は何を選び、何を求めるのか?
そして主人公が○○○が欲しくて望んだスキルの1つがネットスキル。
ただし、その扱いが難しいものだった。
転移者の仲間達、そして新たに出会った仲間達と異世界を駆け巡る物語です。
基本は面白くですが、シリアスも顔を覗かせます。猫ミミ、孤児院、幼女など定番物が登場します。
○○○「これは私とのラブストーリーなの!」
主人公「いや、それは違うな」
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

狼の子 ~教えてもらった常識はかなり古い!?~
一片
ファンタジー
バイト帰りに何かに引っ張られた俺は、次の瞬間突然山の中に放り出された。
しかも体をピクリとも動かせない様な瀕死の状態でだ。
流石に諦めかけていたのだけど、そんな俺を白い狼が救ってくれた。
その狼は天狼という神獣で、今俺がいるのは今までいた世界とは異なる世界だという。
右も左も分からないどころか、右も左も向けなかった俺は天狼さんに魔法で癒され、ついでに色々な知識を教えてもらう。
この世界の事、生き延び方、戦う術、そして魔法。
数年後、俺は天狼さんの庇護下から離れ新しい世界へと飛び出した。
元の世界に戻ることは無理かもしれない……でも両親に連絡くらいはしておきたい。
根拠は特にないけど、魔法がある世界なんだし……連絡くらいは出来るよね?
そんな些細な目標と、天狼さん以外の神獣様へとお使いを頼まれた俺はこの世界を東奔西走することになる。
色々な仲間に出会い、ダンジョンや遺跡を探索したり、何故か謎の組織の陰謀を防いだり……。
……これは、現代では失われた強大な魔法を使い、小さな目標とお使いの為に大陸をまたにかける小市民の冒険譚!

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
スキル盗んで何が悪い!
大都督
ファンタジー
"スキル"それは誰もが欲しがる物
"スキル"それは人が持つには限られた能力
"スキル"それは一人の青年の運命を変えた力
いつのも日常生活をおくる彼、大空三成(オオゾラミツナリ)彼は毎日仕事をし、終われば帰ってゲームをして遊ぶ。そんな毎日を繰り返していた。
本人はこれからも続く生活だと思っていた。
そう、あのゲームを起動させるまでは……
大人気商品ワールドランド、略してWL。
ゲームを始めると指先一つリアルに再現、ゲーマーである主人公は感激と喜び物語を勧めていく。
しかし、突然目の前に現れた女の子に思わぬ言葉を聞かさせる……
女の子の正体は!? このゲームの目的は!?
これからどうするの主人公!
【スキル盗んで何が悪い!】始まります!
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる