1,423 / 1,646
歌姫の宮殿入り
しおりを挟む
目に見える程の音の振動が、衝撃波のように一行の元へ訪れる。チャドは子供達を抱えたまま主人であるアンドレイの前に立つ。ケイシーも事前にいつでも戻れるように彼の身体に蔦を巻いていたようで、瞬時にいつものチャドの方の上に戻っていく。
少し遅れたが、シアラもアンドレイの側を離れずにいた為、回避に間に合っていた。全員を正面に抱え、迫る音の衝撃波をその背に一身に受けたチャド。衝撃自体は彼の竜人族としての身体で受け切ることが出来たが、その威力は大きな身体を容易に吹き飛ばす程の音波を発し、一行はチャドの身体に押されるようにして宮殿の入り口に押しつけられる。
「ぐッ・・・!!」
「チャド!大丈夫か!?」
「えぇ・・・ダメージ自体は大したことは・・・。しかしッ・・・!」
彼は仲間達を自分の身体で押し潰してしまわぬよう、必死で両腕をつっかえ棒にして耐え凌ぐ。だがそれも限界を迎えてしまう。その表情を見ていたケイシーは、宮殿の入り口の耐久度が限界を迎えるその瞬間を見極め、植物のクッションを作り出そうと画策する。
「何をしているの?ケイシー」
「チャドの前に壁が限界を迎えるッ!そうなった時の為の保険だよ」
「チャドとは違った方向で頼りになるじゃない。流石コンビにね」
「減らず口を・・・」
「私に何か手伝える事はあるかしら?」
「植物達の成長が間に合うか分からん。アンタの力で植物達の成長だけ“加速“させてくれ!」
「お安い御用よ」
ケイシーに頼まれ、何やら歌う準備を始めるシアラ。それを不思議そうな表情で見つめるクリスとレオン。
「あら?子供にはまだ早いわ。あんまりじっくり聞かないでね」
「?」
何かの注意を促したようだが、二人には何のことだかさっぱり分からなかった。シアラも言葉で注意するだけで時に何かをするわけでもなく、そのまま目を閉じて息を整え始めた。
「な・・・何を始める気なんです?」
「静かに・・・舌を噛むよ」
「え・・・?」
クリスとレオンの疑問に答える者はいなかった。だがそれは、聞くよりも実際に体験するという形で二人の疑問は解消されたのだ。
間も無くして宮殿の壁にヒビが入り、軋む音を立てながら外壁を崩壊させた。まるで玄関に爆弾でも仕掛けられていたかのように、宮殿内に爆風と瓦礫が飛び散っていく。
「なッ何だぁ!?」
「爆発だッ!離れろッ!」
何の前ぶりもなかった出来事に、数人の警備隊が巻き込まれてしまう結果となった。不意の衝撃に瓦礫で頭を打ってしまった何人かは救うことはできなかったが、宮殿内部に吹き飛ばされたと同時にケイシーの放った植物の種が瓦礫と共に周囲に飛び散り、瓦礫から根を生やした植物達がまるで手を取り合うように結び合うと、ネットのように蔦が絡まり一行の身体を衝撃から救った。
「アンドレイ様ッ!」
「だ、大丈夫だ・・・それよりみんなは?」
すぐさまアンドレイの元に駆けつけたシアラが、彼の言葉に他の仲間達の様子を伺う。
「お・・・重い・・・」
「この人、人間じゃなかったのか・・・」
チャドは二人の音楽学生を庇いながらうつ伏せで倒れている。衝撃波を受け止めている間、ずっと一行を庇いながら全身に力を込めていたのだろう。息はしているものの、直ぐに立ち上がることは出来ない様子だった。
「君達、すまないが彼を安全なところまで引っ張って行ってもらえるかな?」
「え・・・?あっはい、分かりました。クリス立てるか?」
「う・・・うん、この人のおかげで怪我は無いみたい」
アンドレイに言われた通り、クリスとレオンは助けて貰った恩を返すかのように、チャドの身体を引っ張り宮殿の奥へと移動を開始した。
しかし、直前までチャドの方に乗っていたケイシーの姿が見えない。辺りを見渡すと、小さな瓦礫の下に彼のものと思われる衣類が目に入る。急ぎシアラがその瓦礫を退かすと、その下にケイシーの姿があった。
飛散する瓦礫の中で的確に植物の種をばら撒いて見せた彼は、そんな中瓦礫で頭を打ってしまったのか、頭部から血を流して倒れていた。だが彼もまた小さく呼吸をしている。気を失っているだけのようだ。
「全く・・・小さいのに無茶するんだから・・・。アンドレイ様、みんな無事よ」
「ありがとう、シアラ。けど安心してもいられないみたいだよ・・・」
彼の言葉に宮殿の外へと視線を送ると、その土煙の中から先程の女がゆっくりとシルエットを浮かべて近づいて来ていた。
「シアラ、きっと騒ぎを聞きつけて教団の人達が来る筈だ。私はチャドを運んでいった彼らの元へ向かう。その間・・・」
アンドレイは自身が無茶なお願いをしている事を理解している。これほどの広範囲と音による攻撃という、目に見えず避けることすら叶わない速度で迫り来る能力を持つ相手に、とてもシアラ一人では荷が重すぎると分かっていた。
しかし、戦えない自分がこの場にいてもシアラの足を引っ張る結果にしかならない。それに宮殿の外に居た少年達に聞きたいことは山ほどある。仲間を窮地に残し、自分だけ延命しようとする行いに後ろめたさを感じるアンドレイだったが、そんな彼の思いを察したのかシアラは笑みを浮かべて彼の申し出を引き受けてくれた。
「大丈夫ですわ。ですから、アンドレイ様は何も気にせず、思うがままに行動して下さい。それを守るのが私達護衛の役目ですもの。チャドの事・・・頼みましたわ」
「・・・ありがとうシアラ」
その一言だけ言い残し、アンドレイはチャドを連れて行ったクリスとレオンの元へと向かって行った。それを見送ったシアラは、宮殿内に足を踏み入れた女の霊体へ視線を送る。
「アンドレイ様が言っていた事が本当なら・・・。私はアンドレイ様ほど音楽に詳しくは無いけれど、事歌に関しては少しだけ知識がある。本当に貴方があの“アンナ・マグダレーナ“なの・・・?」
「・・・・・」
女の霊体が彼女の問いに応えることはなかった。無論彼女も、話が通じるような相手では無いことは理解していた。それでもシアラは、アンドレイが言っていたことが本当なのかどうか、確かめずにはいられないといった様子を見せる。
少し遅れたが、シアラもアンドレイの側を離れずにいた為、回避に間に合っていた。全員を正面に抱え、迫る音の衝撃波をその背に一身に受けたチャド。衝撃自体は彼の竜人族としての身体で受け切ることが出来たが、その威力は大きな身体を容易に吹き飛ばす程の音波を発し、一行はチャドの身体に押されるようにして宮殿の入り口に押しつけられる。
「ぐッ・・・!!」
「チャド!大丈夫か!?」
「えぇ・・・ダメージ自体は大したことは・・・。しかしッ・・・!」
彼は仲間達を自分の身体で押し潰してしまわぬよう、必死で両腕をつっかえ棒にして耐え凌ぐ。だがそれも限界を迎えてしまう。その表情を見ていたケイシーは、宮殿の入り口の耐久度が限界を迎えるその瞬間を見極め、植物のクッションを作り出そうと画策する。
「何をしているの?ケイシー」
「チャドの前に壁が限界を迎えるッ!そうなった時の為の保険だよ」
「チャドとは違った方向で頼りになるじゃない。流石コンビにね」
「減らず口を・・・」
「私に何か手伝える事はあるかしら?」
「植物達の成長が間に合うか分からん。アンタの力で植物達の成長だけ“加速“させてくれ!」
「お安い御用よ」
ケイシーに頼まれ、何やら歌う準備を始めるシアラ。それを不思議そうな表情で見つめるクリスとレオン。
「あら?子供にはまだ早いわ。あんまりじっくり聞かないでね」
「?」
何かの注意を促したようだが、二人には何のことだかさっぱり分からなかった。シアラも言葉で注意するだけで時に何かをするわけでもなく、そのまま目を閉じて息を整え始めた。
「な・・・何を始める気なんです?」
「静かに・・・舌を噛むよ」
「え・・・?」
クリスとレオンの疑問に答える者はいなかった。だがそれは、聞くよりも実際に体験するという形で二人の疑問は解消されたのだ。
間も無くして宮殿の壁にヒビが入り、軋む音を立てながら外壁を崩壊させた。まるで玄関に爆弾でも仕掛けられていたかのように、宮殿内に爆風と瓦礫が飛び散っていく。
「なッ何だぁ!?」
「爆発だッ!離れろッ!」
何の前ぶりもなかった出来事に、数人の警備隊が巻き込まれてしまう結果となった。不意の衝撃に瓦礫で頭を打ってしまった何人かは救うことはできなかったが、宮殿内部に吹き飛ばされたと同時にケイシーの放った植物の種が瓦礫と共に周囲に飛び散り、瓦礫から根を生やした植物達がまるで手を取り合うように結び合うと、ネットのように蔦が絡まり一行の身体を衝撃から救った。
「アンドレイ様ッ!」
「だ、大丈夫だ・・・それよりみんなは?」
すぐさまアンドレイの元に駆けつけたシアラが、彼の言葉に他の仲間達の様子を伺う。
「お・・・重い・・・」
「この人、人間じゃなかったのか・・・」
チャドは二人の音楽学生を庇いながらうつ伏せで倒れている。衝撃波を受け止めている間、ずっと一行を庇いながら全身に力を込めていたのだろう。息はしているものの、直ぐに立ち上がることは出来ない様子だった。
「君達、すまないが彼を安全なところまで引っ張って行ってもらえるかな?」
「え・・・?あっはい、分かりました。クリス立てるか?」
「う・・・うん、この人のおかげで怪我は無いみたい」
アンドレイに言われた通り、クリスとレオンは助けて貰った恩を返すかのように、チャドの身体を引っ張り宮殿の奥へと移動を開始した。
しかし、直前までチャドの方に乗っていたケイシーの姿が見えない。辺りを見渡すと、小さな瓦礫の下に彼のものと思われる衣類が目に入る。急ぎシアラがその瓦礫を退かすと、その下にケイシーの姿があった。
飛散する瓦礫の中で的確に植物の種をばら撒いて見せた彼は、そんな中瓦礫で頭を打ってしまったのか、頭部から血を流して倒れていた。だが彼もまた小さく呼吸をしている。気を失っているだけのようだ。
「全く・・・小さいのに無茶するんだから・・・。アンドレイ様、みんな無事よ」
「ありがとう、シアラ。けど安心してもいられないみたいだよ・・・」
彼の言葉に宮殿の外へと視線を送ると、その土煙の中から先程の女がゆっくりとシルエットを浮かべて近づいて来ていた。
「シアラ、きっと騒ぎを聞きつけて教団の人達が来る筈だ。私はチャドを運んでいった彼らの元へ向かう。その間・・・」
アンドレイは自身が無茶なお願いをしている事を理解している。これほどの広範囲と音による攻撃という、目に見えず避けることすら叶わない速度で迫り来る能力を持つ相手に、とてもシアラ一人では荷が重すぎると分かっていた。
しかし、戦えない自分がこの場にいてもシアラの足を引っ張る結果にしかならない。それに宮殿の外に居た少年達に聞きたいことは山ほどある。仲間を窮地に残し、自分だけ延命しようとする行いに後ろめたさを感じるアンドレイだったが、そんな彼の思いを察したのかシアラは笑みを浮かべて彼の申し出を引き受けてくれた。
「大丈夫ですわ。ですから、アンドレイ様は何も気にせず、思うがままに行動して下さい。それを守るのが私達護衛の役目ですもの。チャドの事・・・頼みましたわ」
「・・・ありがとうシアラ」
その一言だけ言い残し、アンドレイはチャドを連れて行ったクリスとレオンの元へと向かって行った。それを見送ったシアラは、宮殿内に足を踏み入れた女の霊体へ視線を送る。
「アンドレイ様が言っていた事が本当なら・・・。私はアンドレイ様ほど音楽に詳しくは無いけれど、事歌に関しては少しだけ知識がある。本当に貴方があの“アンナ・マグダレーナ“なの・・・?」
「・・・・・」
女の霊体が彼女の問いに応えることはなかった。無論彼女も、話が通じるような相手では無いことは理解していた。それでもシアラは、アンドレイが言っていたことが本当なのかどうか、確かめずにはいられないといった様子を見せる。
0
お気に入りに追加
302
あなたにおすすめの小説

集団転移した商社マン ネットスキルでスローライフしたいです!
七転び早起き
ファンタジー
「望む3つのスキルを付与してあげる」
その天使の言葉は善意からなのか?
異世界に転移する人達は何を選び、何を求めるのか?
そして主人公が○○○が欲しくて望んだスキルの1つがネットスキル。
ただし、その扱いが難しいものだった。
転移者の仲間達、そして新たに出会った仲間達と異世界を駆け巡る物語です。
基本は面白くですが、シリアスも顔を覗かせます。猫ミミ、孤児院、幼女など定番物が登場します。
○○○「これは私とのラブストーリーなの!」
主人公「いや、それは違うな」
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

狼の子 ~教えてもらった常識はかなり古い!?~
一片
ファンタジー
バイト帰りに何かに引っ張られた俺は、次の瞬間突然山の中に放り出された。
しかも体をピクリとも動かせない様な瀕死の状態でだ。
流石に諦めかけていたのだけど、そんな俺を白い狼が救ってくれた。
その狼は天狼という神獣で、今俺がいるのは今までいた世界とは異なる世界だという。
右も左も分からないどころか、右も左も向けなかった俺は天狼さんに魔法で癒され、ついでに色々な知識を教えてもらう。
この世界の事、生き延び方、戦う術、そして魔法。
数年後、俺は天狼さんの庇護下から離れ新しい世界へと飛び出した。
元の世界に戻ることは無理かもしれない……でも両親に連絡くらいはしておきたい。
根拠は特にないけど、魔法がある世界なんだし……連絡くらいは出来るよね?
そんな些細な目標と、天狼さん以外の神獣様へとお使いを頼まれた俺はこの世界を東奔西走することになる。
色々な仲間に出会い、ダンジョンや遺跡を探索したり、何故か謎の組織の陰謀を防いだり……。
……これは、現代では失われた強大な魔法を使い、小さな目標とお使いの為に大陸をまたにかける小市民の冒険譚!

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
スキル盗んで何が悪い!
大都督
ファンタジー
"スキル"それは誰もが欲しがる物
"スキル"それは人が持つには限られた能力
"スキル"それは一人の青年の運命を変えた力
いつのも日常生活をおくる彼、大空三成(オオゾラミツナリ)彼は毎日仕事をし、終われば帰ってゲームをして遊ぶ。そんな毎日を繰り返していた。
本人はこれからも続く生活だと思っていた。
そう、あのゲームを起動させるまでは……
大人気商品ワールドランド、略してWL。
ゲームを始めると指先一つリアルに再現、ゲーマーである主人公は感激と喜び物語を勧めていく。
しかし、突然目の前に現れた女の子に思わぬ言葉を聞かさせる……
女の子の正体は!? このゲームの目的は!?
これからどうするの主人公!
【スキル盗んで何が悪い!】始まります!
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!

人生初めての旅先が異世界でした!? ~ 元の世界へ帰る方法探して異世界めぐり、家に帰るまでが旅行です。~(仮)
葵セナ
ファンタジー
主人公 39歳フリーターが、初めての旅行に行こうと家を出たら何故か森の中?
管理神(神様)のミスで、異世界転移し見知らぬ森の中に…
不思議と持っていた一枚の紙を読み、元の世界に帰る方法を探して、異世界での冒険の始まり。
曖昧で、都合の良い魔法とスキルでを使い、異世界での冒険旅行? いったいどうなる!
ありがちな異世界物語と思いますが、暖かい目で見てやってください。
初めての作品なので誤字 脱字などおかしな所が出て来るかと思いますが、御容赦ください。(気が付けば修正していきます。)
ステータスも何処かで見たことあるような、似たり寄ったりの表示になっているかと思いますがどうか御容赦ください。よろしくお願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる