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音の効果と優先度
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瀕死の者達にトドメを刺す、という構図の中で演奏をするという奇行をとる謎の人物達の親玉。流れるは式典でも披露されていたバッハの曲である“マタイ受難曲“。
その演奏が始まると、音の振動によって身体の内部から攻撃されたシンの身体は、ニノンが姿を消した時と同様に黒い霧のような、或いは塵のようなものをゆっくりと発生させ始めた。
後を追って来たミアが一発の銃弾を撃ち放つも、銃声は彼らの元までは届かなかった。演奏によって発生している穏やかな音の振動は、周囲の音をその空間に入れないようにする結界の役割もあるようだった。
だが、あくまで届かなかったのは銃声のみ。形ある魔力を込めた弾丸は、二体の謎の人物を貫通し親玉の弦を弾く右腕に命中した。演奏が僅かにブレる。攻撃を受けた親玉は、銃弾が飛んできた方を向くと、演奏をしながらゆっくりとミアのいる方角へ移動し始めた。
撃ち抜いたはずの右腕は既に元通りになっている。物陰に隠れながら次なる弾丸を込めるミア。しかし、そんな彼女の手元が覚束なくなっていた。
先程受けた親玉の叫びによる三半規管にダメージを受けていたミアの視界が歪んでいたことに加え、親玉の演奏が聞こえてきたことにより身体がいうことを聞かなくなっていたのだ。
「クソッ・・・弾が入らないッ・・・・!」
弾倉に弾を込めるだけ。普段から慣れ親しんだ武器である以上に、穴に弾を込めるだけという言葉にするとこれ以上ない程単純なことすら難しくなるほどの弊害が彼女を襲う。
親玉の合図で、取り巻きの謎の人物が数人、ミアの隠れている物陰の方へ先陣を切って向かうと、壁のへりを掴んで覗き込むように上半身を乗り出す。しかしそこにミアはいなかった。
彼女は弾倉に弾を込めるのを諦め、先に身を隠すことを選択していた。背中を預けていた民家の窓から中へ侵入すると、シンとケヴィンが倒れるている場所を探るため、二回へと移動し別の窓から外の様子を伺う。
窓を開けて外を眺めると、路地裏で倒れる二人の姿を発見する。周囲には数体の謎の人物がいるだけで、守りは薄くなっているように見える。どうやら親玉もミアの存在を気にしているようだ。
道の先にヴァイオリンで演奏している親玉の姿が確認できる。倒れる二人からある程度の距離までしか離れていない。つまり音楽の影響で二人を拘束する為には、それ以上離れることが出来ないのではないかとミアは予想した。
幸い彼女の戦闘スタイルは遠距離戦がメインになっている。敵の行動できる範囲を見定め、その範囲外に相手を誘き出すか、もしくは二人をその範囲から連れ出せるかが鍵となってくる。
しかし、現状のミアの状態から見て後者は苦戦を強いられることは明らか。自身の身の安全だけでも精一杯なのに、二人の男を連れて移動するなど不可能に近い。やはり親玉を範囲から遠ざける他ない。
「それか、もっと手っ取り早くてシンプルな方法だな・・・」
ミアは漸く落ち着いてきた指先で弾倉に弾を込める。彼女が取った選択肢は、先程の二つの選択肢のどちらでもなく、そもそも原因である謎の人物達を束ねる親玉を始末するというものだった。
相手の素性や弱点は分からない。判明しているのは、物理的な攻撃は通用せず、攻撃を当てるには必ず魔力を纏った攻撃が必要になること。そして相手の攻撃手段が“音“であることだ。
聞こえる範囲全てが敵の攻撃範囲であると見積もっておく必要がある。実際にはそれ以上の範囲を有しているのだろうが、音による身体への影響は小さくなる。
つまりミアは、近距離戦でもなければ、相手の音による攻撃を心配する必要はないと、戦略を単純化させたのだ。明確でない情報のことを考えてしまい行動に移せなくなる事のデメリットを、彼女はこれまでの旅の中で多く学んできた。
安全策を模索することは、生存の確率を上げる上で重要なことだが、それ以上にチャンス見過ごす結果となる。攻められるところで攻められず、結果的に戦闘が長引き考慮しなければならない選択肢がさらに増えてしまう。
時にはチャンスを見定め、一気呵成に責め立てなければ逆に自分や仲間を危険に晒してしまう可能性が上がると言うことはよくある話だ。この時のミアは、分からないのならそのまま分からないままでいい。理解する必要もないほど先へ進んでしまえば乗り越えられる壁もあると考えていた。
自ら銃声を掻き消しているのは、ミアにとって好都合な出来事。一度身体を休めたのなら、あえて相手の術中に飛び込んでいき銃弾を撃ち込めば、音で気づかれる事もない。
ミアは親玉のいる位置とシン達が倒れている位置から計算して、演奏による拘束効果がある範囲を見定めると、家屋の中を移動し隣の建物へと移動する。屋内にも謎の人物達が入り込んできていたが、探索能力は高くないようだ。
多少の物音は親玉の演奏で掻き消される為、シン程の隠密能力がなくとも気付かれずに移動することは可能だった。そしてミアが定める狙いの位置へと移動すると、彼女はそこで銃を持ち替え、より遠距離を狙えるライフルへと切り替える。
込める弾は勿論魔弾。錬金術により、それぞれの銃に適した魔弾を準備していた。宮殿での暇な時間は、彼女らに戦闘を行う為に十分な準備期間を与えてしまった。これは犯人が慎重に事を進めてくれたおかげでもある。
ミアの見積もりからは、今いる地点からならば銃声は掻き消されるだろうと判断した。その基準となっていたのは、自身の身体に起こる異変だった。
先程からあった、指が動かなくなる現象や視界がぐらぐらと歪む現象など、それらは親玉の演奏する音楽がより鮮明に届く範囲に近づけば近づくほど、その効果を増した。
狙撃に支障がない範囲を見極め、音による弊害を受け入れたミアはスコープを覗き歪む視界の中で慎重に狙いを定める。そして親玉の頭部に照準を固定すると、ためらう事なく引き金を引いた。
撃った本人であるミアには、その銃声が振動となって身体に伝わる。しかし、周囲にいた謎の人物やターゲットである親玉にはその振動が伝わらなかった。
いや、正確には振動が伝わるのが遅れたのだ。演奏による音の振動が優先される結界の中で、演奏以上の音量は完全には掻き消されないようだ。水面に落ちた雫が起こす波紋が広がるように伝わっていき、演奏者の出す音の振動とぶつかる事である程度は相殺されるのだが、優先度以上に大きな音量はその振動の波を超えて親玉に伝わる。
その演奏が始まると、音の振動によって身体の内部から攻撃されたシンの身体は、ニノンが姿を消した時と同様に黒い霧のような、或いは塵のようなものをゆっくりと発生させ始めた。
後を追って来たミアが一発の銃弾を撃ち放つも、銃声は彼らの元までは届かなかった。演奏によって発生している穏やかな音の振動は、周囲の音をその空間に入れないようにする結界の役割もあるようだった。
だが、あくまで届かなかったのは銃声のみ。形ある魔力を込めた弾丸は、二体の謎の人物を貫通し親玉の弦を弾く右腕に命中した。演奏が僅かにブレる。攻撃を受けた親玉は、銃弾が飛んできた方を向くと、演奏をしながらゆっくりとミアのいる方角へ移動し始めた。
撃ち抜いたはずの右腕は既に元通りになっている。物陰に隠れながら次なる弾丸を込めるミア。しかし、そんな彼女の手元が覚束なくなっていた。
先程受けた親玉の叫びによる三半規管にダメージを受けていたミアの視界が歪んでいたことに加え、親玉の演奏が聞こえてきたことにより身体がいうことを聞かなくなっていたのだ。
「クソッ・・・弾が入らないッ・・・・!」
弾倉に弾を込めるだけ。普段から慣れ親しんだ武器である以上に、穴に弾を込めるだけという言葉にするとこれ以上ない程単純なことすら難しくなるほどの弊害が彼女を襲う。
親玉の合図で、取り巻きの謎の人物が数人、ミアの隠れている物陰の方へ先陣を切って向かうと、壁のへりを掴んで覗き込むように上半身を乗り出す。しかしそこにミアはいなかった。
彼女は弾倉に弾を込めるのを諦め、先に身を隠すことを選択していた。背中を預けていた民家の窓から中へ侵入すると、シンとケヴィンが倒れるている場所を探るため、二回へと移動し別の窓から外の様子を伺う。
窓を開けて外を眺めると、路地裏で倒れる二人の姿を発見する。周囲には数体の謎の人物がいるだけで、守りは薄くなっているように見える。どうやら親玉もミアの存在を気にしているようだ。
道の先にヴァイオリンで演奏している親玉の姿が確認できる。倒れる二人からある程度の距離までしか離れていない。つまり音楽の影響で二人を拘束する為には、それ以上離れることが出来ないのではないかとミアは予想した。
幸い彼女の戦闘スタイルは遠距離戦がメインになっている。敵の行動できる範囲を見定め、その範囲外に相手を誘き出すか、もしくは二人をその範囲から連れ出せるかが鍵となってくる。
しかし、現状のミアの状態から見て後者は苦戦を強いられることは明らか。自身の身の安全だけでも精一杯なのに、二人の男を連れて移動するなど不可能に近い。やはり親玉を範囲から遠ざける他ない。
「それか、もっと手っ取り早くてシンプルな方法だな・・・」
ミアは漸く落ち着いてきた指先で弾倉に弾を込める。彼女が取った選択肢は、先程の二つの選択肢のどちらでもなく、そもそも原因である謎の人物達を束ねる親玉を始末するというものだった。
相手の素性や弱点は分からない。判明しているのは、物理的な攻撃は通用せず、攻撃を当てるには必ず魔力を纏った攻撃が必要になること。そして相手の攻撃手段が“音“であることだ。
聞こえる範囲全てが敵の攻撃範囲であると見積もっておく必要がある。実際にはそれ以上の範囲を有しているのだろうが、音による身体への影響は小さくなる。
つまりミアは、近距離戦でもなければ、相手の音による攻撃を心配する必要はないと、戦略を単純化させたのだ。明確でない情報のことを考えてしまい行動に移せなくなる事のデメリットを、彼女はこれまでの旅の中で多く学んできた。
安全策を模索することは、生存の確率を上げる上で重要なことだが、それ以上にチャンス見過ごす結果となる。攻められるところで攻められず、結果的に戦闘が長引き考慮しなければならない選択肢がさらに増えてしまう。
時にはチャンスを見定め、一気呵成に責め立てなければ逆に自分や仲間を危険に晒してしまう可能性が上がると言うことはよくある話だ。この時のミアは、分からないのならそのまま分からないままでいい。理解する必要もないほど先へ進んでしまえば乗り越えられる壁もあると考えていた。
自ら銃声を掻き消しているのは、ミアにとって好都合な出来事。一度身体を休めたのなら、あえて相手の術中に飛び込んでいき銃弾を撃ち込めば、音で気づかれる事もない。
ミアは親玉のいる位置とシン達が倒れている位置から計算して、演奏による拘束効果がある範囲を見定めると、家屋の中を移動し隣の建物へと移動する。屋内にも謎の人物達が入り込んできていたが、探索能力は高くないようだ。
多少の物音は親玉の演奏で掻き消される為、シン程の隠密能力がなくとも気付かれずに移動することは可能だった。そしてミアが定める狙いの位置へと移動すると、彼女はそこで銃を持ち替え、より遠距離を狙えるライフルへと切り替える。
込める弾は勿論魔弾。錬金術により、それぞれの銃に適した魔弾を準備していた。宮殿での暇な時間は、彼女らに戦闘を行う為に十分な準備期間を与えてしまった。これは犯人が慎重に事を進めてくれたおかげでもある。
ミアの見積もりからは、今いる地点からならば銃声は掻き消されるだろうと判断した。その基準となっていたのは、自身の身体に起こる異変だった。
先程からあった、指が動かなくなる現象や視界がぐらぐらと歪む現象など、それらは親玉の演奏する音楽がより鮮明に届く範囲に近づけば近づくほど、その効果を増した。
狙撃に支障がない範囲を見極め、音による弊害を受け入れたミアはスコープを覗き歪む視界の中で慎重に狙いを定める。そして親玉の頭部に照準を固定すると、ためらう事なく引き金を引いた。
撃った本人であるミアには、その銃声が振動となって身体に伝わる。しかし、周囲にいた謎の人物やターゲットである親玉にはその振動が伝わらなかった。
いや、正確には振動が伝わるのが遅れたのだ。演奏による音の振動が優先される結界の中で、演奏以上の音量は完全には掻き消されないようだ。水面に落ちた雫が起こす波紋が広がるように伝わっていき、演奏者の出す音の振動とぶつかる事である程度は相殺されるのだが、優先度以上に大きな音量はその振動の波を超えて親玉に伝わる。
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