1,229 / 1,646
探偵の依頼
しおりを挟む
ツクヨ達がカールから教団についての話を聞いていたように、シンとミアも同じ話をケヴィンから聞き出していた。
「燃料や研究・・・そりゃまた金の掛かりそうな話だな」
「えぇ。いくら最先端の技術が集まるアークシティとはいえ、際限なく資源や金銭を使えるわけではありませんから」
ケヴィンの口ぶりからも想像できるように、つまり教団やアークシティは何らかの方法によってそういった資源や金銭を世界中から集めている事になる。
その為の布教活動や、資源の豊富な土地に研究施設を設置し、現地にてその資源の有用性の研究や新たな燃料としての開発が行われていた事になる。この話を聞いたシンは、あまりピンときていない様子だったが、ツクヨ達と同じようにオルレラを訪れたミアは、その研究所でどんなに非道な事が行われていたのかを思い出すきっかけとなっていた。
「しかしながら、ほとんどの信者の方々はそんな事など知る由もないでしょう」
「ん?どういう事だ?なら何故アンタは知っている?」
シンが思わず聞き返してしまったが、ケヴィンは様々な国や組織、そして民間の者達か依頼を受けて事件や謎を解決する仕事をしている。そんな彼の元には自ら調べずとも様々な情報が集まる。また、調査の為に資料や聞き込みをする中で、そういった話を耳にする機会も普通の人間より遥かに多い事がわかる。
「彼らの主な資金調達の方法というのは、表向きには教団が抱えている騎士団による強大となった魔物の討伐依頼や、救援を要請された際の依頼金、そしてそんな討伐した魔物の素材の売買によるものがほとんどで、信者によるお布施を強制することもなければ地域ごとのノルマも存在しません」
「本当の意味でお布施は“気持ち“になってる訳だな」
「はい。それに小さなものではありますが、お布施をすればその教会の司祭や司教から加護を授かることも出来ます。お布施に応じた正当な加護のようです」
ケヴィンの語る加護とは、ゲームなどでもよくある一時的な能力上昇や、モンスターなどから襲われなくなるエンカウントを避ける効果、一部の呪いや病気を祓うことのできる回復効果など多岐に渡るものが存在する。
直接戦闘に関係がなくとも、この世界の全ての生き物が持つステータスで基礎的な身体能力の向上の効果を持つ加護が、信者達にも与えられていたようだ。
分かり易いものでいうと、腕力の上昇により重たい物を持ち上げられるようになったり、脚力を上昇させ移動を速くしたり。中には運の能力値を上昇させ、ギャンブルを行う者も少なくないようだが、あくまでそれは運の要素が絡む為、確実に当たるなどということはない。
「なるほど。ほとんどの人間にとって入信することに何らデメリットとなることはないのか」
「まぁ、必ずしもそうとは言い切れませんがね・・・」
「と、言うと?」
ケヴィンは周囲を見渡し近くに人がいないのを確認すると、シン達に顔を近づけ小声でその理由を話す。
「先程話たジークベルト大司教の一件がそれです」
教団に入ることで様々なメリットを、代償を少なくして受けることができるが、その代わり教団からの招集に応じなければならなかったりし、祈りを捧げる事による潜在的に生き物が持つ魔力の徴収が行われたりするようだ。
魔力の徴収と言っても、全ての魔力を一気に吸い上げられることもなく、また失われた魔力というものも、日常生活の中で自然と回復していくものなので、普段の生活や個々の肉体に影響が出ることはほとんどない。
それを利用し悪事を働いていたのが、ジークベルトの出世のカラクリという訳だ。その上ジークベルトには裏の組織との繋がりもあると噂されている。それは恐らく、彼自身が大きな功績を上げる事により、幸福でより快適な暮らしのできるアークシティへの進出という目論見があるのだと、ケヴィンは考えていた。
「彼が今行っている“過去の精算“は、その足掛かりに過ぎません。汚れを落としてからでないと、上の者にも認められないでしょうからね」
「教会で話していた“見守る“というのは、そういう事だったのか?」
「えぇ、まぁ・・・そんなところです」
気になるほどの事ではなかったが、シンの質問に対しケヴィンは一瞬だけ目を逸らしたのをミアは静観し見逃さなかった。彼にも何か言えぬ事情があるのだろう。それにその事自体にシン達を騙そうという悪意を感じなかったし興味もなかったミアは、その事について追求することはなかった。
「まぁ何だ、アタシらの欲しい情報はあらかた手に入っちまったな。また“変なの“に目をつけられる前に、大人しく宿に戻るとするか?」
ミアは冗談混じりにそんなことを口にしながら、ケヴィンの出方を伺っていた。それを察した彼は静かに笑みをこぼしながら、ミアの期待する返答を口にする。
「ふふ、貴方も人が悪い。えぇ、勿論ただで大司教の情報や教団の事をあなた方に教えた訳ではありません」
「どの口が言ってんだぁ?」
「でもこれであなた方も“身軽“になったでしょ?そのついでに、今度は私の“依頼“を受けてくれませんか?私と居れば余計な事で疑われることも少なくなりますよ?」
彼の口から漸く本題が語られた。ここまでの会話はシン達を逃げられなくする為のものであり、交渉を半ば強制的に受け入れさせる為の罠だったのだ。そんな甘い話があるかと、シンもミアも疑っていたのは確かだが、一辺に必要な情報を確実に手に入れられるのを見逃す手はなかった。
「それで?アタシらに何させようってんだ?」
「先ずはこれを・・・」
そう言ってケヴィンが差し出したのは、小さなワイヤレス型のイヤホンだった。それを付けるよう促したケヴィンは、装着後に本体を人差し指の腹で軽く二回叩くのを二人に見せ、実践させた。
すると、どこからかの音声と視界の中にモニターが出現し、別の会場の様子が映し出されていた。
「こッこれは!?」
「驚きましたか?映像は網膜に直接作用して見えてるものなので、他の人には見られません。映っている部屋は、大司教のいる別の部屋です。所謂VIPルームって奴ですよ」
「そうじゃない!この機械だ」
「アークシティで売られている一般的なデバイスです。よかったら差し上げますよ?別に高価な物ではないので。まぁ協力していただければ・・・ですがね」
悪そうな笑みを浮かべながら二人を見つめるケヴィン。映し出されている映像は別の機械と連動しているのか、二人はアークシティの未知なる技術力に触れ、驚きを隠せなかった。
「燃料や研究・・・そりゃまた金の掛かりそうな話だな」
「えぇ。いくら最先端の技術が集まるアークシティとはいえ、際限なく資源や金銭を使えるわけではありませんから」
ケヴィンの口ぶりからも想像できるように、つまり教団やアークシティは何らかの方法によってそういった資源や金銭を世界中から集めている事になる。
その為の布教活動や、資源の豊富な土地に研究施設を設置し、現地にてその資源の有用性の研究や新たな燃料としての開発が行われていた事になる。この話を聞いたシンは、あまりピンときていない様子だったが、ツクヨ達と同じようにオルレラを訪れたミアは、その研究所でどんなに非道な事が行われていたのかを思い出すきっかけとなっていた。
「しかしながら、ほとんどの信者の方々はそんな事など知る由もないでしょう」
「ん?どういう事だ?なら何故アンタは知っている?」
シンが思わず聞き返してしまったが、ケヴィンは様々な国や組織、そして民間の者達か依頼を受けて事件や謎を解決する仕事をしている。そんな彼の元には自ら調べずとも様々な情報が集まる。また、調査の為に資料や聞き込みをする中で、そういった話を耳にする機会も普通の人間より遥かに多い事がわかる。
「彼らの主な資金調達の方法というのは、表向きには教団が抱えている騎士団による強大となった魔物の討伐依頼や、救援を要請された際の依頼金、そしてそんな討伐した魔物の素材の売買によるものがほとんどで、信者によるお布施を強制することもなければ地域ごとのノルマも存在しません」
「本当の意味でお布施は“気持ち“になってる訳だな」
「はい。それに小さなものではありますが、お布施をすればその教会の司祭や司教から加護を授かることも出来ます。お布施に応じた正当な加護のようです」
ケヴィンの語る加護とは、ゲームなどでもよくある一時的な能力上昇や、モンスターなどから襲われなくなるエンカウントを避ける効果、一部の呪いや病気を祓うことのできる回復効果など多岐に渡るものが存在する。
直接戦闘に関係がなくとも、この世界の全ての生き物が持つステータスで基礎的な身体能力の向上の効果を持つ加護が、信者達にも与えられていたようだ。
分かり易いものでいうと、腕力の上昇により重たい物を持ち上げられるようになったり、脚力を上昇させ移動を速くしたり。中には運の能力値を上昇させ、ギャンブルを行う者も少なくないようだが、あくまでそれは運の要素が絡む為、確実に当たるなどということはない。
「なるほど。ほとんどの人間にとって入信することに何らデメリットとなることはないのか」
「まぁ、必ずしもそうとは言い切れませんがね・・・」
「と、言うと?」
ケヴィンは周囲を見渡し近くに人がいないのを確認すると、シン達に顔を近づけ小声でその理由を話す。
「先程話たジークベルト大司教の一件がそれです」
教団に入ることで様々なメリットを、代償を少なくして受けることができるが、その代わり教団からの招集に応じなければならなかったりし、祈りを捧げる事による潜在的に生き物が持つ魔力の徴収が行われたりするようだ。
魔力の徴収と言っても、全ての魔力を一気に吸い上げられることもなく、また失われた魔力というものも、日常生活の中で自然と回復していくものなので、普段の生活や個々の肉体に影響が出ることはほとんどない。
それを利用し悪事を働いていたのが、ジークベルトの出世のカラクリという訳だ。その上ジークベルトには裏の組織との繋がりもあると噂されている。それは恐らく、彼自身が大きな功績を上げる事により、幸福でより快適な暮らしのできるアークシティへの進出という目論見があるのだと、ケヴィンは考えていた。
「彼が今行っている“過去の精算“は、その足掛かりに過ぎません。汚れを落としてからでないと、上の者にも認められないでしょうからね」
「教会で話していた“見守る“というのは、そういう事だったのか?」
「えぇ、まぁ・・・そんなところです」
気になるほどの事ではなかったが、シンの質問に対しケヴィンは一瞬だけ目を逸らしたのをミアは静観し見逃さなかった。彼にも何か言えぬ事情があるのだろう。それにその事自体にシン達を騙そうという悪意を感じなかったし興味もなかったミアは、その事について追求することはなかった。
「まぁ何だ、アタシらの欲しい情報はあらかた手に入っちまったな。また“変なの“に目をつけられる前に、大人しく宿に戻るとするか?」
ミアは冗談混じりにそんなことを口にしながら、ケヴィンの出方を伺っていた。それを察した彼は静かに笑みをこぼしながら、ミアの期待する返答を口にする。
「ふふ、貴方も人が悪い。えぇ、勿論ただで大司教の情報や教団の事をあなた方に教えた訳ではありません」
「どの口が言ってんだぁ?」
「でもこれであなた方も“身軽“になったでしょ?そのついでに、今度は私の“依頼“を受けてくれませんか?私と居れば余計な事で疑われることも少なくなりますよ?」
彼の口から漸く本題が語られた。ここまでの会話はシン達を逃げられなくする為のものであり、交渉を半ば強制的に受け入れさせる為の罠だったのだ。そんな甘い話があるかと、シンもミアも疑っていたのは確かだが、一辺に必要な情報を確実に手に入れられるのを見逃す手はなかった。
「それで?アタシらに何させようってんだ?」
「先ずはこれを・・・」
そう言ってケヴィンが差し出したのは、小さなワイヤレス型のイヤホンだった。それを付けるよう促したケヴィンは、装着後に本体を人差し指の腹で軽く二回叩くのを二人に見せ、実践させた。
すると、どこからかの音声と視界の中にモニターが出現し、別の会場の様子が映し出されていた。
「こッこれは!?」
「驚きましたか?映像は網膜に直接作用して見えてるものなので、他の人には見られません。映っている部屋は、大司教のいる別の部屋です。所謂VIPルームって奴ですよ」
「そうじゃない!この機械だ」
「アークシティで売られている一般的なデバイスです。よかったら差し上げますよ?別に高価な物ではないので。まぁ協力していただければ・・・ですがね」
悪そうな笑みを浮かべながら二人を見つめるケヴィン。映し出されている映像は別の機械と連動しているのか、二人はアークシティの未知なる技術力に触れ、驚きを隠せなかった。
0
お気に入りに追加
302
あなたにおすすめの小説
平凡冒険者のスローライフ
上田なごむ
ファンタジー
26歳独身動物好きの主人公大和希は、神様によって魔物・魔法・獣人等ファンタジーな世界観の異世界に転移させられる。
平凡な能力値、野望など抱いていない彼は、冒険者としてスローライフを目標に日々を過ごしていく。
果たして、彼を待ち受ける出会いや試練は如何なるものか……
ファンタジー世界に向き合う、平凡な冒険者の物語。

集団転移した商社マン ネットスキルでスローライフしたいです!
七転び早起き
ファンタジー
「望む3つのスキルを付与してあげる」
その天使の言葉は善意からなのか?
異世界に転移する人達は何を選び、何を求めるのか?
そして主人公が○○○が欲しくて望んだスキルの1つがネットスキル。
ただし、その扱いが難しいものだった。
転移者の仲間達、そして新たに出会った仲間達と異世界を駆け巡る物語です。
基本は面白くですが、シリアスも顔を覗かせます。猫ミミ、孤児院、幼女など定番物が登場します。
○○○「これは私とのラブストーリーなの!」
主人公「いや、それは違うな」
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
スキル盗んで何が悪い!
大都督
ファンタジー
"スキル"それは誰もが欲しがる物
"スキル"それは人が持つには限られた能力
"スキル"それは一人の青年の運命を変えた力
いつのも日常生活をおくる彼、大空三成(オオゾラミツナリ)彼は毎日仕事をし、終われば帰ってゲームをして遊ぶ。そんな毎日を繰り返していた。
本人はこれからも続く生活だと思っていた。
そう、あのゲームを起動させるまでは……
大人気商品ワールドランド、略してWL。
ゲームを始めると指先一つリアルに再現、ゲーマーである主人公は感激と喜び物語を勧めていく。
しかし、突然目の前に現れた女の子に思わぬ言葉を聞かさせる……
女の子の正体は!? このゲームの目的は!?
これからどうするの主人公!
【スキル盗んで何が悪い!】始まります!

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

狼の子 ~教えてもらった常識はかなり古い!?~
一片
ファンタジー
バイト帰りに何かに引っ張られた俺は、次の瞬間突然山の中に放り出された。
しかも体をピクリとも動かせない様な瀕死の状態でだ。
流石に諦めかけていたのだけど、そんな俺を白い狼が救ってくれた。
その狼は天狼という神獣で、今俺がいるのは今までいた世界とは異なる世界だという。
右も左も分からないどころか、右も左も向けなかった俺は天狼さんに魔法で癒され、ついでに色々な知識を教えてもらう。
この世界の事、生き延び方、戦う術、そして魔法。
数年後、俺は天狼さんの庇護下から離れ新しい世界へと飛び出した。
元の世界に戻ることは無理かもしれない……でも両親に連絡くらいはしておきたい。
根拠は特にないけど、魔法がある世界なんだし……連絡くらいは出来るよね?
そんな些細な目標と、天狼さん以外の神獣様へとお使いを頼まれた俺はこの世界を東奔西走することになる。
色々な仲間に出会い、ダンジョンや遺跡を探索したり、何故か謎の組織の陰謀を防いだり……。
……これは、現代では失われた強大な魔法を使い、小さな目標とお使いの為に大陸をまたにかける小市民の冒険譚!
ひっそり静かに生きていきたい 神様に同情されて異世界へ。頼みの綱はアイテムボックス
於田縫紀
ファンタジー
雨宿りで立ち寄った神社の神様に境遇を同情され、私は異世界へと転移。
場所は山の中で周囲に村等の気配はない。あるのは木と草と崖、土と空気だけ。でもこれでいい。私は他人が怖いから。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる