1,174 / 1,646
時には必要なこと
しおりを挟む
一通りの情報を集めたシンとミアは、酒場を後にしてツクヨのメッセージを確認する。そこには要件が済んだ後に連絡が欲しいと書かれていた。そして落ち合う宿屋の場所と名前が記されている。
アルバ行きの商人の馬車が出発するのは、少なくとも翌日以降になるとのこと。流石の段取りの良さを発揮するツクヨに感謝しつつも、二人はメッセージに送られていた宿屋へと向かう。
「ツクヨのおかげで野宿せずに済んでよかった」
「シンは心配し過ぎなんだよ。宿屋が埋まることなんてそうそう無いだろ?」
「いや、それはゲームの時はそうだろうけど、現実と似通ったこの世界だと分からなくないか?現にオルレラの街じゃ苦労したそうじゃないか」
「うっ・・・誰に聞いた、そんなこと」
「でも酒場で聞いた噂話。ドラゴンの件は分からないけど、隻腕の狼って・・・」
シンは酒場で聞いた噂話のことをミアに話し出した。その時は互いに、聖都の事件とは無関係であることを装う為に反応を抑えていた。だが恐らくシンもミアも、その話の中に出てきた人物が誰なのかは分かっていたに違いない。
その時どう思ったのか。シンは確認せずにはいられない気持ちでいた。彼の期待通り、ミアもシンと同じ人物を想像していたようだ。当然だろう。あの事件に深く関与していた人物であれば、シュトラールが死亡し聖都が不安定になった時に救おうとする者など大体は想像がつく。
「あぁ、アーテムだろうな、そんなことできんの。それよりアイツ・・・生きてたんだな」
「俺達の命の恩人でもある。アーテムがいなかったら、あの場で意識を失ってた俺達はシュトラールに殺されていたんだろうなって・・・」
死の危機に直面したのは、何もその時が初めてではなかった。メアとの死闘の時も、本来であれば死んでいてもおかしくないようなダメージを、二人とも受けていた。
その時は数日間の休養で目を覚まし、傷を癒すことが出来たが未だにその原理は分かっていない。WoFユーザーがこちらの世界で死ぬこと。現実の世界で死ぬことでどうなるのか。
未だにその謎は分かっていないが、少なくともシンは現実の世界で存在自体が消滅するということを知っている。初めにメアとの一件で出会った少女サラが、現実世界のアサシンギルドが掴んでいたサラという女性とどのような関係性があるのか、署の詳細は白獅らも把握しきれていなかったが、もし彼女がWoFのユーザーだとするならば、彼女の消滅はあのメアとの一件に関係していたのだろうか。
「まぁ少なくとも、この世界がWoFの中にしろ夢であるにしろ、死ぬのは御免だな。正直、私はもうこの生活に慣れてきている・・・。それが奪われようとしているのなら、私は許せない」
「うん・・・それは俺も同じ気持ちだ。現実も異世界も関係ない。今ここでこうしているのが、俺にとって今まで生きてきた中で一番充実してる。それを失いたくない・・・」
二人とも現実の世界に希望を見出せずにいた。故にここでの生活は、彼らの本当に望んでいたものを手にすることが出来る、まるで夢のような世界であるのは確かだった。
「じゃぁ危険なことを犯さず、静かに隠居でもするか?」
「・・・きっとそれは“許されない事“なんだと思う。あの黒いコートの連中。全員が俺達の敵って訳ではなさそうだけど、少なくともリナムルの地下研究所で会ったアイツは、俺達のような存在をこの世界の異物だと思っている・・・」
問題を起こす事なく隠れて過ごしていれば、ある程度現状の生活を維持する事は可能なのかもしれない。だが、リナムルやグラン・ヴァーグでのレースの時のように、黒いコートの者達はどうやっているのか、どこからともなく彼らの前に現れる。
詳しいことはまだ分からないが、隠れていてもいずれ見つけ出され、エラーということで消されてしまうかもしれない。そんな時に対抗し得る力がなければ、自分達が見つけた居場所が奪われるのを素直に受け入れる他なくなってしまう。
無抵抗でただ奪われるのは、二人とも望んでいない。少なくとも、今はシンやミア、そしてツクヨという同じ境遇にある仲間や、この世界での仲間もいる。一人でいるよりずっと心強いことだ。
それは戦闘面というよりも、心境的な面の方が大きいだろう。自分達を消そうとする存在を知ってしまった以上、その恐怖は根本を取り除くまで、永遠に彼らに付き纏うものだ。
逃げるだけではその恐怖に押しつぶされてしまう。戦う気持ちなどの前向きな感情でいなければ精神を病んでしまいそうだった。
「逃げるだけじゃ、いずれ俺達のこの生活も奪われる。そうなる前に・・・そうならない為に、できる限りのことはしておかないと・・・」
「私ももう奪われるのは御免だね。自分以外に自分の人生を左右されるなんてまっぴらだ。邪魔しようってんなら、その黒いコートの連中が何者だろうと、例えその戦いの中で死のうと私は争ってやるッ・・・今度こそ・・・必ず・・・」
ミアの言葉と表情にはただならぬ決意のようなものが垣間見える。自分の努力や費やしてきた時間。友人や家族との関係を削ってまで辿り着いた先が、立場を利用して他者を汚すような汚れた世界。
そんな報われない結末になるのが、ミアはどうしても許せなかったのだ。
「あ~ぁ、なんか湿っぽい話になっちまった。折角の酒も抜けちまったよ」
「俺達だけでいると、どうにも心配事が口に出ちゃうな」
「嫌な事を考えずに済むくらい、楽しく生きてやろうじゃないか!よし!宿に着いたらもう一度飲み直すぞ!」
「俺もたまには酒に溺れるかな。沈んだ気持ちのままじゃ、みんなに顔向け出来ないし」
何かに酔うというのは、必ずしも悪いことばかりではない。生きていれば必ず苦楽という場面がその人間の前にやってくることだろう。それをより楽しむ為に、時には忘れる為に気持ちを浮つかせたり、何かに一直線になるということも必要なことなのだ。
アルバ行きの商人の馬車が出発するのは、少なくとも翌日以降になるとのこと。流石の段取りの良さを発揮するツクヨに感謝しつつも、二人はメッセージに送られていた宿屋へと向かう。
「ツクヨのおかげで野宿せずに済んでよかった」
「シンは心配し過ぎなんだよ。宿屋が埋まることなんてそうそう無いだろ?」
「いや、それはゲームの時はそうだろうけど、現実と似通ったこの世界だと分からなくないか?現にオルレラの街じゃ苦労したそうじゃないか」
「うっ・・・誰に聞いた、そんなこと」
「でも酒場で聞いた噂話。ドラゴンの件は分からないけど、隻腕の狼って・・・」
シンは酒場で聞いた噂話のことをミアに話し出した。その時は互いに、聖都の事件とは無関係であることを装う為に反応を抑えていた。だが恐らくシンもミアも、その話の中に出てきた人物が誰なのかは分かっていたに違いない。
その時どう思ったのか。シンは確認せずにはいられない気持ちでいた。彼の期待通り、ミアもシンと同じ人物を想像していたようだ。当然だろう。あの事件に深く関与していた人物であれば、シュトラールが死亡し聖都が不安定になった時に救おうとする者など大体は想像がつく。
「あぁ、アーテムだろうな、そんなことできんの。それよりアイツ・・・生きてたんだな」
「俺達の命の恩人でもある。アーテムがいなかったら、あの場で意識を失ってた俺達はシュトラールに殺されていたんだろうなって・・・」
死の危機に直面したのは、何もその時が初めてではなかった。メアとの死闘の時も、本来であれば死んでいてもおかしくないようなダメージを、二人とも受けていた。
その時は数日間の休養で目を覚まし、傷を癒すことが出来たが未だにその原理は分かっていない。WoFユーザーがこちらの世界で死ぬこと。現実の世界で死ぬことでどうなるのか。
未だにその謎は分かっていないが、少なくともシンは現実の世界で存在自体が消滅するということを知っている。初めにメアとの一件で出会った少女サラが、現実世界のアサシンギルドが掴んでいたサラという女性とどのような関係性があるのか、署の詳細は白獅らも把握しきれていなかったが、もし彼女がWoFのユーザーだとするならば、彼女の消滅はあのメアとの一件に関係していたのだろうか。
「まぁ少なくとも、この世界がWoFの中にしろ夢であるにしろ、死ぬのは御免だな。正直、私はもうこの生活に慣れてきている・・・。それが奪われようとしているのなら、私は許せない」
「うん・・・それは俺も同じ気持ちだ。現実も異世界も関係ない。今ここでこうしているのが、俺にとって今まで生きてきた中で一番充実してる。それを失いたくない・・・」
二人とも現実の世界に希望を見出せずにいた。故にここでの生活は、彼らの本当に望んでいたものを手にすることが出来る、まるで夢のような世界であるのは確かだった。
「じゃぁ危険なことを犯さず、静かに隠居でもするか?」
「・・・きっとそれは“許されない事“なんだと思う。あの黒いコートの連中。全員が俺達の敵って訳ではなさそうだけど、少なくともリナムルの地下研究所で会ったアイツは、俺達のような存在をこの世界の異物だと思っている・・・」
問題を起こす事なく隠れて過ごしていれば、ある程度現状の生活を維持する事は可能なのかもしれない。だが、リナムルやグラン・ヴァーグでのレースの時のように、黒いコートの者達はどうやっているのか、どこからともなく彼らの前に現れる。
詳しいことはまだ分からないが、隠れていてもいずれ見つけ出され、エラーということで消されてしまうかもしれない。そんな時に対抗し得る力がなければ、自分達が見つけた居場所が奪われるのを素直に受け入れる他なくなってしまう。
無抵抗でただ奪われるのは、二人とも望んでいない。少なくとも、今はシンやミア、そしてツクヨという同じ境遇にある仲間や、この世界での仲間もいる。一人でいるよりずっと心強いことだ。
それは戦闘面というよりも、心境的な面の方が大きいだろう。自分達を消そうとする存在を知ってしまった以上、その恐怖は根本を取り除くまで、永遠に彼らに付き纏うものだ。
逃げるだけではその恐怖に押しつぶされてしまう。戦う気持ちなどの前向きな感情でいなければ精神を病んでしまいそうだった。
「逃げるだけじゃ、いずれ俺達のこの生活も奪われる。そうなる前に・・・そうならない為に、できる限りのことはしておかないと・・・」
「私ももう奪われるのは御免だね。自分以外に自分の人生を左右されるなんてまっぴらだ。邪魔しようってんなら、その黒いコートの連中が何者だろうと、例えその戦いの中で死のうと私は争ってやるッ・・・今度こそ・・・必ず・・・」
ミアの言葉と表情にはただならぬ決意のようなものが垣間見える。自分の努力や費やしてきた時間。友人や家族との関係を削ってまで辿り着いた先が、立場を利用して他者を汚すような汚れた世界。
そんな報われない結末になるのが、ミアはどうしても許せなかったのだ。
「あ~ぁ、なんか湿っぽい話になっちまった。折角の酒も抜けちまったよ」
「俺達だけでいると、どうにも心配事が口に出ちゃうな」
「嫌な事を考えずに済むくらい、楽しく生きてやろうじゃないか!よし!宿に着いたらもう一度飲み直すぞ!」
「俺もたまには酒に溺れるかな。沈んだ気持ちのままじゃ、みんなに顔向け出来ないし」
何かに酔うというのは、必ずしも悪いことばかりではない。生きていれば必ず苦楽という場面がその人間の前にやってくることだろう。それをより楽しむ為に、時には忘れる為に気持ちを浮つかせたり、何かに一直線になるということも必要なことなのだ。
0
お気に入りに追加
302
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
集団転移した商社マン ネットスキルでスローライフしたいです!
七転び早起き
ファンタジー
「望む3つのスキルを付与してあげる」
その天使の言葉は善意からなのか?
異世界に転移する人達は何を選び、何を求めるのか?
そして主人公が○○○が欲しくて望んだスキルの1つがネットスキル。
ただし、その扱いが難しいものだった。
転移者の仲間達、そして新たに出会った仲間達と異世界を駆け巡る物語です。
基本は面白くですが、シリアスも顔を覗かせます。猫ミミ、孤児院、幼女など定番物が登場します。
○○○「これは私とのラブストーリーなの!」
主人公「いや、それは違うな」
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
狼の子 ~教えてもらった常識はかなり古い!?~
一片
ファンタジー
バイト帰りに何かに引っ張られた俺は、次の瞬間突然山の中に放り出された。
しかも体をピクリとも動かせない様な瀕死の状態でだ。
流石に諦めかけていたのだけど、そんな俺を白い狼が救ってくれた。
その狼は天狼という神獣で、今俺がいるのは今までいた世界とは異なる世界だという。
右も左も分からないどころか、右も左も向けなかった俺は天狼さんに魔法で癒され、ついでに色々な知識を教えてもらう。
この世界の事、生き延び方、戦う術、そして魔法。
数年後、俺は天狼さんの庇護下から離れ新しい世界へと飛び出した。
元の世界に戻ることは無理かもしれない……でも両親に連絡くらいはしておきたい。
根拠は特にないけど、魔法がある世界なんだし……連絡くらいは出来るよね?
そんな些細な目標と、天狼さん以外の神獣様へとお使いを頼まれた俺はこの世界を東奔西走することになる。
色々な仲間に出会い、ダンジョンや遺跡を探索したり、何故か謎の組織の陰謀を防いだり……。
……これは、現代では失われた強大な魔法を使い、小さな目標とお使いの為に大陸をまたにかける小市民の冒険譚!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
スキル盗んで何が悪い!
大都督
ファンタジー
"スキル"それは誰もが欲しがる物
"スキル"それは人が持つには限られた能力
"スキル"それは一人の青年の運命を変えた力
いつのも日常生活をおくる彼、大空三成(オオゾラミツナリ)彼は毎日仕事をし、終われば帰ってゲームをして遊ぶ。そんな毎日を繰り返していた。
本人はこれからも続く生活だと思っていた。
そう、あのゲームを起動させるまでは……
大人気商品ワールドランド、略してWL。
ゲームを始めると指先一つリアルに再現、ゲーマーである主人公は感激と喜び物語を勧めていく。
しかし、突然目の前に現れた女の子に思わぬ言葉を聞かさせる……
女の子の正体は!? このゲームの目的は!?
これからどうするの主人公!
【スキル盗んで何が悪い!】始まります!
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
人生初めての旅先が異世界でした!? ~ 元の世界へ帰る方法探して異世界めぐり、家に帰るまでが旅行です。~(仮)
葵セナ
ファンタジー
主人公 39歳フリーターが、初めての旅行に行こうと家を出たら何故か森の中?
管理神(神様)のミスで、異世界転移し見知らぬ森の中に…
不思議と持っていた一枚の紙を読み、元の世界に帰る方法を探して、異世界での冒険の始まり。
曖昧で、都合の良い魔法とスキルでを使い、異世界での冒険旅行? いったいどうなる!
ありがちな異世界物語と思いますが、暖かい目で見てやってください。
初めての作品なので誤字 脱字などおかしな所が出て来るかと思いますが、御容赦ください。(気が付けば修正していきます。)
ステータスも何処かで見たことあるような、似たり寄ったりの表示になっているかと思いますがどうか御容赦ください。よろしくお願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる