1,098 / 1,646
エルフ達の脱出
しおりを挟む
すっかり様変わりしてしまった光景に唖然とするシンとアズール。その物々しさは、本来そこにあったはずの光景を知らないツクヨであっても、言葉を失うほどだった。
「ぁっ・・・え?リフト・・・?」
「いや、あそこに到着したリフトがあった筈なんだ!これは一体・・・」
彼らがエンプサーの研究室内で戦っている間に何かが行われていたのは明らか。そしてそれは敵側にとってもシン達側にとっても異常な事態と見て間違いない。
今ここで、そこの知れぬ暗闇に首を突っ込むのは危険だと考えたアズールは、先に地下研究所の奥へ進むことを提案する。上層階へ戻るにしても、ツクヨがエンプサーに連れられて乗ってきたというエレベーターがある。
百足男と戦いながら降りてきたリフトの件には、これ以上関わらないのが賢明だとシンもツクヨも彼の提案に同意し、現状最も戦闘を行うことのできるツクヨが先導し、薄暗い通路を進んでいく。
左右にはそれぞれ幾つかの扉があり、中を除いてはそこが彼らの目的の場所であるか。これ以上研究や実験、多種族の者達の誘拐を行わせない為、重要となる機材があるかどうかを確かめていく。
そして、彼らも薄々感じていた不気味な雰囲気を持つ扉が、最新部に見えてきた。当然、外の者に見られて困るものがあるのは、最も人目につき辛い最新部にあると考えるのが妥当。
「やっぱり・・・あそこ、だよね?」
「あぁ、行こう。ちゃっちゃと済ませて、こんな所とはおさらばだ・・・」
戦闘による疲労からか、それとも研究所内に漂う陰鬱な雰囲気に当てられた事による弊害か。胸の奥がモヤモヤとし呼吸自体もしづらく感じていた彼らは、一刻も早くこの地下研究所から立ち去りたいという気持ちで同じだった。
慎重に扉を開けるツクヨ。中は真っ暗で開けており、数歩先ですら床の状況も分からないほど何も見えない。シンは照明アイテムであるランタンを取り出しツクヨに渡すと、火を灯し周りの様子を照らし出す。
するとその開けた室内の中には、これまで連れ拐われていたと思われる人間や獣人、エルフ族など様々な者達が柵のような物に囚われていた。
シン達がエンプサーと戦闘を始めた頃、リフトを離れ妖精族のエルフ達を避難させるため離脱していたエイリルは、リフトを動かしていたものの正体を知り、地下へと通じる大穴を移動するその巨大生物を避けて地上を目指していた。
巨大生物の体内にあったリフトから脱出し、大穴の窪みに身を隠していたが、移動するだけで周りに影響を及ぼす巨大生物に邪魔され、足止めを食らっていたのだが・・・。
「地上へのポータルを作る、だと?」
「はい、一度見た景色であれば移動先も明確に出来ますし」
「それに地上までならそれ程魔力は使わない!」
「でも、研究所の外は無理かも・・・。あくまで地上の研究所内だけど・・・」
初めは飛んで地上を目指そうと考えていたエイリルだったが、大穴に巻き起こる巨大生物の降下によって生み出される風の影響でで、それも不可能となる。風が治るのを待っていてはいつになるか分からない。
それに今も尚戦っているシンとアズールが無事に事を成し得るかも分からない中で、時間を無駄にすることは出来ない。そこで妖精のエルフ達が提案したのは、大穴の窪みからここに到達するまでに通った地上の研究所内に通じる転移ポータルを作ろうというものだった。
しかし、転移ポータルは便利な代物故に、それに伴い消費する魔力量も馬鹿にならない。今ここで彼らの魔力を消費してしまっては、脱出の際にも必要となる転移ポータル分の魔力が確保できない可能性もある。
「しかしッ・・・。それでは最終的な脱出の際に必要となるポータル作りに影響が出るのでは・・・?」
「今、この状況でそんな事を言ってる場合ですか!?」
「そうだぜ、兄ちゃん。先の事よりも先ずは今起きてる問題を解決しないことには始まらないぜ」
「そっそれに。その事については私達にも考えがありますので・・・」
他にも更に考えがあるのだという妖精のエルフ達。その考えとやらが何なのかは気になるが、今は彼らの言う通り時間がない。エイリルは彼らに任せ地上への転移ポータルを作成してもらう事に。
そして出来上がったポータルへ入ると、エイリルがアズールと共に身を隠しながら通った見覚えなある研究所内の一室へと移動する。
「ここは・・・。上にあった研究所だ、間違いない。助かった、これでッ・・・!?」
ふと妖精のエルフ達に視線を送ると、彼らは今のポータルの作成で酷く消耗しており、飛んでいる事すらままならない状態に陥っていたのだ。
「おい!大丈夫かッ!?」
思わず声を出してしまうエイリルを落ち着くように促すエルフ達。
「大丈夫、心配しないで・・・」
「今はちぃとばかし、一気に魔力を使ったせいで疲れただけだ」
「うへぇ・・・やっぱりもう駄目かもぉ・・・」
思いのほか元気そうな彼らの様子を見て、想定していたよりかは最悪の状況にはならなかったと安堵するエイリル。口では虚勢を見せるエルフ達だが、これでは今彼らのいる室内から移動することもできない。それではいずれここを訪れる研究員がいるかも知れない。
彼らだけでは暫くは移動もままならないと判断したエイリルは、研究所の外まで彼らを抱えて移動することに。道中の隠密のサポートは任せ、来た時よりもスムーズに出入り口へと戻っていくエイリル。
今度は入ってきた屋上からではなく、ポータルから近い正規の入口から脱出を図る為、研究員達の隙を見つけては物陰を移動していく。しかし当然ながら、研究所の者達も使う出入り口であればセキュリティは厳しい。
そこで、小さい身体を利用し、エルフ族の彼らだけでも外へと逃す為、通気口から彼らを脱出させる事にした。
「ここからならバレずに外へと出られる。申し訳ないが、こちらの手筈が完了するまで身を隠していてくれ」
「分かりました。こちらの心配はご無用です。貴方は貴方のことを・・・」
「ポータルの件も心配しなくていいぜ?」
「ふぅ・・・外に出られればこっちのもんですからねぇ」
すっかり安堵の表情を浮かべる彼らを見て、不思議とエイリルも彼らの言葉を信じて自分の事に集中できるという気になった。ここまで来て彼らが自分達だけで逃げるとも思えなかったエイリルは、後の事を彼らに託し再び研究所内にある地下研究所を目指す。
「ぁっ・・・え?リフト・・・?」
「いや、あそこに到着したリフトがあった筈なんだ!これは一体・・・」
彼らがエンプサーの研究室内で戦っている間に何かが行われていたのは明らか。そしてそれは敵側にとってもシン達側にとっても異常な事態と見て間違いない。
今ここで、そこの知れぬ暗闇に首を突っ込むのは危険だと考えたアズールは、先に地下研究所の奥へ進むことを提案する。上層階へ戻るにしても、ツクヨがエンプサーに連れられて乗ってきたというエレベーターがある。
百足男と戦いながら降りてきたリフトの件には、これ以上関わらないのが賢明だとシンもツクヨも彼の提案に同意し、現状最も戦闘を行うことのできるツクヨが先導し、薄暗い通路を進んでいく。
左右にはそれぞれ幾つかの扉があり、中を除いてはそこが彼らの目的の場所であるか。これ以上研究や実験、多種族の者達の誘拐を行わせない為、重要となる機材があるかどうかを確かめていく。
そして、彼らも薄々感じていた不気味な雰囲気を持つ扉が、最新部に見えてきた。当然、外の者に見られて困るものがあるのは、最も人目につき辛い最新部にあると考えるのが妥当。
「やっぱり・・・あそこ、だよね?」
「あぁ、行こう。ちゃっちゃと済ませて、こんな所とはおさらばだ・・・」
戦闘による疲労からか、それとも研究所内に漂う陰鬱な雰囲気に当てられた事による弊害か。胸の奥がモヤモヤとし呼吸自体もしづらく感じていた彼らは、一刻も早くこの地下研究所から立ち去りたいという気持ちで同じだった。
慎重に扉を開けるツクヨ。中は真っ暗で開けており、数歩先ですら床の状況も分からないほど何も見えない。シンは照明アイテムであるランタンを取り出しツクヨに渡すと、火を灯し周りの様子を照らし出す。
するとその開けた室内の中には、これまで連れ拐われていたと思われる人間や獣人、エルフ族など様々な者達が柵のような物に囚われていた。
シン達がエンプサーと戦闘を始めた頃、リフトを離れ妖精族のエルフ達を避難させるため離脱していたエイリルは、リフトを動かしていたものの正体を知り、地下へと通じる大穴を移動するその巨大生物を避けて地上を目指していた。
巨大生物の体内にあったリフトから脱出し、大穴の窪みに身を隠していたが、移動するだけで周りに影響を及ぼす巨大生物に邪魔され、足止めを食らっていたのだが・・・。
「地上へのポータルを作る、だと?」
「はい、一度見た景色であれば移動先も明確に出来ますし」
「それに地上までならそれ程魔力は使わない!」
「でも、研究所の外は無理かも・・・。あくまで地上の研究所内だけど・・・」
初めは飛んで地上を目指そうと考えていたエイリルだったが、大穴に巻き起こる巨大生物の降下によって生み出される風の影響でで、それも不可能となる。風が治るのを待っていてはいつになるか分からない。
それに今も尚戦っているシンとアズールが無事に事を成し得るかも分からない中で、時間を無駄にすることは出来ない。そこで妖精のエルフ達が提案したのは、大穴の窪みからここに到達するまでに通った地上の研究所内に通じる転移ポータルを作ろうというものだった。
しかし、転移ポータルは便利な代物故に、それに伴い消費する魔力量も馬鹿にならない。今ここで彼らの魔力を消費してしまっては、脱出の際にも必要となる転移ポータル分の魔力が確保できない可能性もある。
「しかしッ・・・。それでは最終的な脱出の際に必要となるポータル作りに影響が出るのでは・・・?」
「今、この状況でそんな事を言ってる場合ですか!?」
「そうだぜ、兄ちゃん。先の事よりも先ずは今起きてる問題を解決しないことには始まらないぜ」
「そっそれに。その事については私達にも考えがありますので・・・」
他にも更に考えがあるのだという妖精のエルフ達。その考えとやらが何なのかは気になるが、今は彼らの言う通り時間がない。エイリルは彼らに任せ地上への転移ポータルを作成してもらう事に。
そして出来上がったポータルへ入ると、エイリルがアズールと共に身を隠しながら通った見覚えなある研究所内の一室へと移動する。
「ここは・・・。上にあった研究所だ、間違いない。助かった、これでッ・・・!?」
ふと妖精のエルフ達に視線を送ると、彼らは今のポータルの作成で酷く消耗しており、飛んでいる事すらままならない状態に陥っていたのだ。
「おい!大丈夫かッ!?」
思わず声を出してしまうエイリルを落ち着くように促すエルフ達。
「大丈夫、心配しないで・・・」
「今はちぃとばかし、一気に魔力を使ったせいで疲れただけだ」
「うへぇ・・・やっぱりもう駄目かもぉ・・・」
思いのほか元気そうな彼らの様子を見て、想定していたよりかは最悪の状況にはならなかったと安堵するエイリル。口では虚勢を見せるエルフ達だが、これでは今彼らのいる室内から移動することもできない。それではいずれここを訪れる研究員がいるかも知れない。
彼らだけでは暫くは移動もままならないと判断したエイリルは、研究所の外まで彼らを抱えて移動することに。道中の隠密のサポートは任せ、来た時よりもスムーズに出入り口へと戻っていくエイリル。
今度は入ってきた屋上からではなく、ポータルから近い正規の入口から脱出を図る為、研究員達の隙を見つけては物陰を移動していく。しかし当然ながら、研究所の者達も使う出入り口であればセキュリティは厳しい。
そこで、小さい身体を利用し、エルフ族の彼らだけでも外へと逃す為、通気口から彼らを脱出させる事にした。
「ここからならバレずに外へと出られる。申し訳ないが、こちらの手筈が完了するまで身を隠していてくれ」
「分かりました。こちらの心配はご無用です。貴方は貴方のことを・・・」
「ポータルの件も心配しなくていいぜ?」
「ふぅ・・・外に出られればこっちのもんですからねぇ」
すっかり安堵の表情を浮かべる彼らを見て、不思議とエイリルも彼らの言葉を信じて自分の事に集中できるという気になった。ここまで来て彼らが自分達だけで逃げるとも思えなかったエイリルは、後の事を彼らに託し再び研究所内にある地下研究所を目指す。
0
お気に入りに追加
302
あなたにおすすめの小説
平凡冒険者のスローライフ
上田なごむ
ファンタジー
26歳独身動物好きの主人公大和希は、神様によって魔物・魔法・獣人等ファンタジーな世界観の異世界に転移させられる。
平凡な能力値、野望など抱いていない彼は、冒険者としてスローライフを目標に日々を過ごしていく。
果たして、彼を待ち受ける出会いや試練は如何なるものか……
ファンタジー世界に向き合う、平凡な冒険者の物語。

集団転移した商社マン ネットスキルでスローライフしたいです!
七転び早起き
ファンタジー
「望む3つのスキルを付与してあげる」
その天使の言葉は善意からなのか?
異世界に転移する人達は何を選び、何を求めるのか?
そして主人公が○○○が欲しくて望んだスキルの1つがネットスキル。
ただし、その扱いが難しいものだった。
転移者の仲間達、そして新たに出会った仲間達と異世界を駆け巡る物語です。
基本は面白くですが、シリアスも顔を覗かせます。猫ミミ、孤児院、幼女など定番物が登場します。
○○○「これは私とのラブストーリーなの!」
主人公「いや、それは違うな」
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
スキル盗んで何が悪い!
大都督
ファンタジー
"スキル"それは誰もが欲しがる物
"スキル"それは人が持つには限られた能力
"スキル"それは一人の青年の運命を変えた力
いつのも日常生活をおくる彼、大空三成(オオゾラミツナリ)彼は毎日仕事をし、終われば帰ってゲームをして遊ぶ。そんな毎日を繰り返していた。
本人はこれからも続く生活だと思っていた。
そう、あのゲームを起動させるまでは……
大人気商品ワールドランド、略してWL。
ゲームを始めると指先一つリアルに再現、ゲーマーである主人公は感激と喜び物語を勧めていく。
しかし、突然目の前に現れた女の子に思わぬ言葉を聞かさせる……
女の子の正体は!? このゲームの目的は!?
これからどうするの主人公!
【スキル盗んで何が悪い!】始まります!

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

狼の子 ~教えてもらった常識はかなり古い!?~
一片
ファンタジー
バイト帰りに何かに引っ張られた俺は、次の瞬間突然山の中に放り出された。
しかも体をピクリとも動かせない様な瀕死の状態でだ。
流石に諦めかけていたのだけど、そんな俺を白い狼が救ってくれた。
その狼は天狼という神獣で、今俺がいるのは今までいた世界とは異なる世界だという。
右も左も分からないどころか、右も左も向けなかった俺は天狼さんに魔法で癒され、ついでに色々な知識を教えてもらう。
この世界の事、生き延び方、戦う術、そして魔法。
数年後、俺は天狼さんの庇護下から離れ新しい世界へと飛び出した。
元の世界に戻ることは無理かもしれない……でも両親に連絡くらいはしておきたい。
根拠は特にないけど、魔法がある世界なんだし……連絡くらいは出来るよね?
そんな些細な目標と、天狼さん以外の神獣様へとお使いを頼まれた俺はこの世界を東奔西走することになる。
色々な仲間に出会い、ダンジョンや遺跡を探索したり、何故か謎の組織の陰謀を防いだり……。
……これは、現代では失われた強大な魔法を使い、小さな目標とお使いの為に大陸をまたにかける小市民の冒険譚!
ひっそり静かに生きていきたい 神様に同情されて異世界へ。頼みの綱はアイテムボックス
於田縫紀
ファンタジー
雨宿りで立ち寄った神社の神様に境遇を同情され、私は異世界へと転移。
場所は山の中で周囲に村等の気配はない。あるのは木と草と崖、土と空気だけ。でもこれでいい。私は他人が怖いから。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる