1,011 / 1,646
再生と業火の炎
しおりを挟む
赤く燃える球体を通過した獣の腕は、まるで業火に焼かれたようになっており、炎が燃え移ることなく煙が出る程の熱だけを残していた。悲鳴を上げながら床でのたうち回る獣。
その姿に一同は一瞬目を奪われるが、炎に焼かれ動きの止まった獣にトドメを刺さんと一人の獣人が動き出し、肉体強化が施された鋭爪で首を刎ねた。
「嬢ちゃん・・・これは一体・・・?」
「御免なさい、私にも分からないわ・・・。でも・・・何でか分からないけど、この暖かさ・・・どこか懐かしい・・・」
獣を燃やした謎の球体が放つ熱に、アカリは目の前で優しく接してくれた獣人を失ったパニックから落ち着きを取り戻し立ち上がる。そして依然として熱と光を放つ宙に浮いた球体へ近づいていくと、彼女にだけ聞こえるような小さな声が語りかける。
「触っちゃダメだ・・・」
「ッ!?」
突然聞こえた少年のような声に、アカリは思わず足を止め伸ばした手を引っ込める。すると、球体の中から炎を纏った何かが下へ向けて伸び始める。次第にその形が人間や獣人のような腕であることが分かるようになる。
そして球体の光と熱をその身に纏い現れたのは、今まさに獣達と戦う獣人のような姿をした人物だった。球体のエネルギーを宿し現れた炎の生き物は、自分が何者であるかを確かめるように、その燃える身体を眺めていた。
「時間がないよ、急いで・・・」
「そうか・・・今一度俺をここへ戻したのは、君なのか・・・」
炎を身体に宿した人物は、アカリにも聞こえた少年の声と話をしている。だがその内容については、アカリにも全く身に覚えがなく想像もつかないようなものだった。
しかし、彼女が聞いた言葉の中にある“今一度戻った“という言葉とその声色に、どこか聞き覚えのある声を重ねていた。それは他ならぬ、この場で惨殺された獣人のもののように聞こえた。
炎を宿した人物は僅かにアカリの方を振り向くと、そのまま目の前に群がる獣の方へと向き直し、歩いて行ってしまった。
「おっおい!これって・・・味方・・・なのか?」
「知るか!・・・けど、俺達に敵意はないようだな・・・」
獣人達を無視して歩みを進める炎の人物は、警戒してこちらを伺うような動きをする獣達の方へと向かっていく。燃える足は床に黒い足跡を残し、メラメラと燃える頭部から放つ視線は、燃え盛る闘志を乗せて獣達に牙を剥く。
対峙していた獣達は、獣人達をそっちのけで炎の人物を今一番最初に狩るべき獲物と定める。そして数体の獣が一斉に炎の人物へ飛びかかると。獣人達も、下手に手は出せぬと退き、アカリを守るように彼女の元へと集まっていく。
炎の人物は飛び掛かってくる獣達に向かって、霧を払うように大きく腕を振り抜く。すると、その腕に纏った炎が迫り来る獣達をまるで包み込むかのように引火し、怒りを体現するかのように燃え盛り、真っ黒に焼き尽くした。
「すっ・・・すげぇ・・・」
「たった一撃であの数を・・・」
獣達は先陣の成れの果てを見て怖気ずいたのか、すぐに炎の人物を勝てぬ相手と見定め撤退を始める。しかし、炎の人物は獣達をこの場から一匹たりとも逃すつもりはないようだ。
逃げ惑う獣達の様子を見て、炎の人物が腕を上げて指をパチンと鳴らす。すると、彼らの戦っていた施設の出入り口や窓、外に通じるすべての道が、瞬く間に炎で塞がれる。
蜃気楼のように歪む視界を受け、自分達も熱で焼かれると思っていた獣人達とアカリだったが、身構える彼らの反応とは裏腹に、心地よい温もりが彼らを包み込んでいた。
「熱く・・・ない・・・?」
「それどころか、戦いの傷が癒えてる・・・この炎は・・・」
「・・・紅葉・・・なの?」
周囲に飛び火する火の粉に熱は感じず、手で触れてみても彼らの身体を燃やすことはなかった。それどころか、炎の人物が出現させた炎に触れると、彼らの身体に蓄積された疲労や怪我、精神的なダメージまでもが癒やされる。
しかし反対に、彼らを襲って来た獣達にはその炎が業火のように襲い、その身を焼き尽くす牙となって猛威を振るっていた。
逃げ場を失った獣達はもがく様に建物内を走り回っては、物や壁に衝突し自滅していく。その様子を見て一行は、改めてその炎が自分達に向けられた物ではないことを確認し、強烈な光景とは真逆に安堵していた。
窮地は一気に退けられ、彼らを襲ってきた獣達は炭の塊へと変貌した。周りを取り巻いていた炎は獣達を焼き尽くすと弱まっていき、次第にその明るさと暖かさを失っていった。
同時に、彼らを守るように現れた炎の人物もまたその姿を徐々に失い、元の球体の形へと戻っていく。
呆気に取られる獣人達とアカリ。するとアカリだけが、その炎から聞こえてきた何者かの声を聞き取ることが出来た。一つは少年の声、そしてもう一つは彼女が感じた通り、自信をあの時の獣人と名乗る者の声であった。
「なるほど・・・特別だったのは君だけではなかったようだ。彼の力を借りて俺は、窮地に残してきた君や同胞達の元へ戻ってくることができた。そして、それを退ける力を得て俺の不安は取り除かれた・・・」
「ねぇ、貴方をここに戻したものって?」
「君の連れていた彼さ。・・・そうか、君は記憶が・・・」
時期に炎の人物の身体はなくなり、球体だけになると再び強い光を放ち始める。
「今度は何だぁ!?」
「アンタ、一体何と話してる!?そこに誰かいるのか?」
「待って!貴方は私の何を知ってるの?彼って一体誰!?」
アカリが記憶を失っていることを知っていた炎の人物は、そのまま謎を残したまま消えようとしていた。自分について何でもいいから情報が欲しかったアカリは、消えゆく炎に言葉を投げかける。
「すまない。俺が留まれる時間は残り僅かだ。質問に答えられる時間は・・・もうない・・・みんな無事でよかった・・・」
その言葉を最後に、アカリにも炎の中からの声が聞こえなくなってしまった。球体は強い光を放った後に周囲の炎と炎を纏った何者かを綺麗に飲み込み、何事もなかったかのようにその場から消え去ってしまった。
その姿に一同は一瞬目を奪われるが、炎に焼かれ動きの止まった獣にトドメを刺さんと一人の獣人が動き出し、肉体強化が施された鋭爪で首を刎ねた。
「嬢ちゃん・・・これは一体・・・?」
「御免なさい、私にも分からないわ・・・。でも・・・何でか分からないけど、この暖かさ・・・どこか懐かしい・・・」
獣を燃やした謎の球体が放つ熱に、アカリは目の前で優しく接してくれた獣人を失ったパニックから落ち着きを取り戻し立ち上がる。そして依然として熱と光を放つ宙に浮いた球体へ近づいていくと、彼女にだけ聞こえるような小さな声が語りかける。
「触っちゃダメだ・・・」
「ッ!?」
突然聞こえた少年のような声に、アカリは思わず足を止め伸ばした手を引っ込める。すると、球体の中から炎を纏った何かが下へ向けて伸び始める。次第にその形が人間や獣人のような腕であることが分かるようになる。
そして球体の光と熱をその身に纏い現れたのは、今まさに獣達と戦う獣人のような姿をした人物だった。球体のエネルギーを宿し現れた炎の生き物は、自分が何者であるかを確かめるように、その燃える身体を眺めていた。
「時間がないよ、急いで・・・」
「そうか・・・今一度俺をここへ戻したのは、君なのか・・・」
炎を身体に宿した人物は、アカリにも聞こえた少年の声と話をしている。だがその内容については、アカリにも全く身に覚えがなく想像もつかないようなものだった。
しかし、彼女が聞いた言葉の中にある“今一度戻った“という言葉とその声色に、どこか聞き覚えのある声を重ねていた。それは他ならぬ、この場で惨殺された獣人のもののように聞こえた。
炎を宿した人物は僅かにアカリの方を振り向くと、そのまま目の前に群がる獣の方へと向き直し、歩いて行ってしまった。
「おっおい!これって・・・味方・・・なのか?」
「知るか!・・・けど、俺達に敵意はないようだな・・・」
獣人達を無視して歩みを進める炎の人物は、警戒してこちらを伺うような動きをする獣達の方へと向かっていく。燃える足は床に黒い足跡を残し、メラメラと燃える頭部から放つ視線は、燃え盛る闘志を乗せて獣達に牙を剥く。
対峙していた獣達は、獣人達をそっちのけで炎の人物を今一番最初に狩るべき獲物と定める。そして数体の獣が一斉に炎の人物へ飛びかかると。獣人達も、下手に手は出せぬと退き、アカリを守るように彼女の元へと集まっていく。
炎の人物は飛び掛かってくる獣達に向かって、霧を払うように大きく腕を振り抜く。すると、その腕に纏った炎が迫り来る獣達をまるで包み込むかのように引火し、怒りを体現するかのように燃え盛り、真っ黒に焼き尽くした。
「すっ・・・すげぇ・・・」
「たった一撃であの数を・・・」
獣達は先陣の成れの果てを見て怖気ずいたのか、すぐに炎の人物を勝てぬ相手と見定め撤退を始める。しかし、炎の人物は獣達をこの場から一匹たりとも逃すつもりはないようだ。
逃げ惑う獣達の様子を見て、炎の人物が腕を上げて指をパチンと鳴らす。すると、彼らの戦っていた施設の出入り口や窓、外に通じるすべての道が、瞬く間に炎で塞がれる。
蜃気楼のように歪む視界を受け、自分達も熱で焼かれると思っていた獣人達とアカリだったが、身構える彼らの反応とは裏腹に、心地よい温もりが彼らを包み込んでいた。
「熱く・・・ない・・・?」
「それどころか、戦いの傷が癒えてる・・・この炎は・・・」
「・・・紅葉・・・なの?」
周囲に飛び火する火の粉に熱は感じず、手で触れてみても彼らの身体を燃やすことはなかった。それどころか、炎の人物が出現させた炎に触れると、彼らの身体に蓄積された疲労や怪我、精神的なダメージまでもが癒やされる。
しかし反対に、彼らを襲って来た獣達にはその炎が業火のように襲い、その身を焼き尽くす牙となって猛威を振るっていた。
逃げ場を失った獣達はもがく様に建物内を走り回っては、物や壁に衝突し自滅していく。その様子を見て一行は、改めてその炎が自分達に向けられた物ではないことを確認し、強烈な光景とは真逆に安堵していた。
窮地は一気に退けられ、彼らを襲ってきた獣達は炭の塊へと変貌した。周りを取り巻いていた炎は獣達を焼き尽くすと弱まっていき、次第にその明るさと暖かさを失っていった。
同時に、彼らを守るように現れた炎の人物もまたその姿を徐々に失い、元の球体の形へと戻っていく。
呆気に取られる獣人達とアカリ。するとアカリだけが、その炎から聞こえてきた何者かの声を聞き取ることが出来た。一つは少年の声、そしてもう一つは彼女が感じた通り、自信をあの時の獣人と名乗る者の声であった。
「なるほど・・・特別だったのは君だけではなかったようだ。彼の力を借りて俺は、窮地に残してきた君や同胞達の元へ戻ってくることができた。そして、それを退ける力を得て俺の不安は取り除かれた・・・」
「ねぇ、貴方をここに戻したものって?」
「君の連れていた彼さ。・・・そうか、君は記憶が・・・」
時期に炎の人物の身体はなくなり、球体だけになると再び強い光を放ち始める。
「今度は何だぁ!?」
「アンタ、一体何と話してる!?そこに誰かいるのか?」
「待って!貴方は私の何を知ってるの?彼って一体誰!?」
アカリが記憶を失っていることを知っていた炎の人物は、そのまま謎を残したまま消えようとしていた。自分について何でもいいから情報が欲しかったアカリは、消えゆく炎に言葉を投げかける。
「すまない。俺が留まれる時間は残り僅かだ。質問に答えられる時間は・・・もうない・・・みんな無事でよかった・・・」
その言葉を最後に、アカリにも炎の中からの声が聞こえなくなってしまった。球体は強い光を放った後に周囲の炎と炎を纏った何者かを綺麗に飲み込み、何事もなかったかのようにその場から消え去ってしまった。
0
お気に入りに追加
302
あなたにおすすめの小説

集団転移した商社マン ネットスキルでスローライフしたいです!
七転び早起き
ファンタジー
「望む3つのスキルを付与してあげる」
その天使の言葉は善意からなのか?
異世界に転移する人達は何を選び、何を求めるのか?
そして主人公が○○○が欲しくて望んだスキルの1つがネットスキル。
ただし、その扱いが難しいものだった。
転移者の仲間達、そして新たに出会った仲間達と異世界を駆け巡る物語です。
基本は面白くですが、シリアスも顔を覗かせます。猫ミミ、孤児院、幼女など定番物が登場します。
○○○「これは私とのラブストーリーなの!」
主人公「いや、それは違うな」
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

狼の子 ~教えてもらった常識はかなり古い!?~
一片
ファンタジー
バイト帰りに何かに引っ張られた俺は、次の瞬間突然山の中に放り出された。
しかも体をピクリとも動かせない様な瀕死の状態でだ。
流石に諦めかけていたのだけど、そんな俺を白い狼が救ってくれた。
その狼は天狼という神獣で、今俺がいるのは今までいた世界とは異なる世界だという。
右も左も分からないどころか、右も左も向けなかった俺は天狼さんに魔法で癒され、ついでに色々な知識を教えてもらう。
この世界の事、生き延び方、戦う術、そして魔法。
数年後、俺は天狼さんの庇護下から離れ新しい世界へと飛び出した。
元の世界に戻ることは無理かもしれない……でも両親に連絡くらいはしておきたい。
根拠は特にないけど、魔法がある世界なんだし……連絡くらいは出来るよね?
そんな些細な目標と、天狼さん以外の神獣様へとお使いを頼まれた俺はこの世界を東奔西走することになる。
色々な仲間に出会い、ダンジョンや遺跡を探索したり、何故か謎の組織の陰謀を防いだり……。
……これは、現代では失われた強大な魔法を使い、小さな目標とお使いの為に大陸をまたにかける小市民の冒険譚!

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
スキル盗んで何が悪い!
大都督
ファンタジー
"スキル"それは誰もが欲しがる物
"スキル"それは人が持つには限られた能力
"スキル"それは一人の青年の運命を変えた力
いつのも日常生活をおくる彼、大空三成(オオゾラミツナリ)彼は毎日仕事をし、終われば帰ってゲームをして遊ぶ。そんな毎日を繰り返していた。
本人はこれからも続く生活だと思っていた。
そう、あのゲームを起動させるまでは……
大人気商品ワールドランド、略してWL。
ゲームを始めると指先一つリアルに再現、ゲーマーである主人公は感激と喜び物語を勧めていく。
しかし、突然目の前に現れた女の子に思わぬ言葉を聞かさせる……
女の子の正体は!? このゲームの目的は!?
これからどうするの主人公!
【スキル盗んで何が悪い!】始まります!
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!

人生初めての旅先が異世界でした!? ~ 元の世界へ帰る方法探して異世界めぐり、家に帰るまでが旅行です。~(仮)
葵セナ
ファンタジー
主人公 39歳フリーターが、初めての旅行に行こうと家を出たら何故か森の中?
管理神(神様)のミスで、異世界転移し見知らぬ森の中に…
不思議と持っていた一枚の紙を読み、元の世界に帰る方法を探して、異世界での冒険の始まり。
曖昧で、都合の良い魔法とスキルでを使い、異世界での冒険旅行? いったいどうなる!
ありがちな異世界物語と思いますが、暖かい目で見てやってください。
初めての作品なので誤字 脱字などおかしな所が出て来るかと思いますが、御容赦ください。(気が付けば修正していきます。)
ステータスも何処かで見たことあるような、似たり寄ったりの表示になっているかと思いますがどうか御容赦ください。よろしくお願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる