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意志を持つ者の務め
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「へぇ~・・・お仲間を売ろうってのか?」
「売るんじゃない。アンタらの信用を得る為に、今俺が並べられる自分自身の命と同等か、それ以上のモンんだ」
キングの組織のことを引き合いに出せないダラーヒムにとって、自らの命と同等に価値があるものを考えた時、その主人のお気に入りであるシン達を交渉の場に並べる他なかった。
だが、彼のその行いは獣人達のボスの心を掴むには至らなかった。それどころか、かえって反感を買う結果となってしまったのだ。
「まぁ確かに、囚われの身である貴様が今、自分の命の他に賭けられるモンがねぇのは分かる。・・・だがな・・・それでも“仲間“の命を差し出すような奴を、俺らが信用する訳ねぇよなぁ!?」
ダラーヒムにとっての誤算は、彼ら獣人達のボスが意外にも仲間達との絆を大事にしていたことだった。同胞達命令を下し、集団で掲げた一つの信念の元に、半ば強制的な圧力を掛けるような者に、仲間意識があるのも意外だった。
それに内部に不満を抱え、意見の食い違いにより反乱分子を抱えるような組織のボスが、仲間などと口にするとは想像していなかったのだ。
「・・・連れて行け。喋りやすいように手伝ってやるよ。交渉なんて、端から考えちゃいねぇよ。貴様らのような外道とはな」
ダラーヒムはその場にいた大勢の獣人達から罵声を浴びせられながら拘束具を増やされ、別の場所へと移動されていく。
獣人達は初めから、人間と取引するつもりなどなかったのだ。あの場に彼を連れてきたのも、単なる余興に過ぎなかったのか、彼らのボスもその玉座を降り、連れていかれるダラーヒムの後について来た。
「・・・俺が喋るとでも?」
「言ってろ。貴様ら人間の悲鳴と苦痛に歪む顔を見ながら、酒の肴にでもするかぁ?」
ボスの言葉に大笑いして盛り上がる獣人達。そのままダラーヒムは、上がって来たエレベーターに乗せられ、元々乗ってきた場所よりも更に下の階層へ降りて行く。
何をされるのかなど、彼らの口ぶりから容易に想像できる。だが、ダラーヒムに口を破る気など微塵もなかった。それどころか、彼の表情はこれからされるであろう出来事に全く物怖じすることなく、争うこともなく従順に従って移動していた。
一方、ダラーヒムが連れていかれた後の捕らえられた者達が収監されている部屋では、気を失っていたアカリが目を覚ましていた。
「ん・・・ぅん~・・・」
「アカリ?よかった、目が覚めたんだね!」
彼女の目覚めにいち早く気がついたのは、彼女と同じくらいの娘を持つツクヨだった。いつの間にか気を失っていたというアカリとツバキに外傷はなく、どうやら睡眠性のある薬が染み込んだ布を顔に当てられていたようだった。
「・・・ここは?・・・どうしてみんな縛られて・・・!紅葉!紅葉がいない!?」
「安心しろ。ちゃんと生きてるよ。鳥籠の中だけどな・・・」
起きて早々に血相を変えて周囲を見渡す彼女を、最年少のツバキが落ち着いた様子で現状を大まかに説明する。
「どうしてそんな事を・・・。私達、何もしてませんのに・・・」
「人間が嫌いらしい。昔、なんかされたんだとよ」
「私達は何もしてないわ?」
「いや、そういう問題じゃないだろうよ・・・」
「では、どういう問題で?」
質問を繰り返してくるアカリに根を上げたツバキが、ツクヨに助けを求めてくる。彼女のこの反応は、記憶を失っているから七日、それともそういったものから無縁の生活を送っていたからなのだろうか。
なかなか獣人達の行いが理解できない様子のアカリに、ツクヨは分かりやすい例えを用いながら、シンとダラーヒムが獣人達から聞き出した話を彼女に説明した。
しかし、それでも彼女には獣人達の行いが理解できないようだった。これは何も彼女の理解力がない訳ではない。どうして獣人達が人間を恨むようになったのか。
その原因や理屈は分かっている。それでも、実際に彼らへ酷い行いをした人間と自分達は違うと、至極真っ当なことを意見を曲げる気はないようだ。
そんな彼女の会話を耳にしていた見張りの獣人達は、口を挟むでもなくただ耳を傾けていた。彼らの中にも、アカリと同じことを感じている者達もいるのだろう。
実際、直接人間に何かされた訳ではない者達もいるのかもしれない。それでも、周りの他の仲間達から人間はこういう生き物なのだと言い聞かされていた事により、実際に接する機会がなくとも、先入観が邪魔をし恐れていたのだろう。
「私・・・やっぱりおかしいのかしら・・・」
「そんな事はない。君の言っていることは正しいよ、間違ってない。ただ・・・傷ついた者はそう簡単に割り切れないんだよ・・・人間に酷いことをされれば、人間自体に恐怖を抱く。君も、彼ら獣人族に痛い目に遭わされたら彼ら本人だけじゃなく、獣人自体が怖く思えるだろ?」
「それは・・・そうかもしれません。私は、その方々の気持ちを理解していなかったのですね・・・。私はまず、そこから学んでいかなければならないようです」
「慌てる必要はないからね。それに・・・相手の気持ちを理解するのは、簡単なことじゃないんだ・・・。私だって毎回相手の立場になって考えている訳じゃない。時には自分の意思や感情が優先されてしまうことだってある。だから間違いを犯す・・・」
普段の生活の中で耳にしたのなら、それ程考える機会などないであろう会話も、それしか耳に入らない環境になると自ずと自分はどうだろうと考えてしまう事もある。
何も知らない彼女から、当たり前のことを学ぶ事になろうとは、誰も思いもしなかっただろう。
「でも、それで終わりではないですよね?
「・・・え?」
アカリの突然の言葉に、思わず自分でも考え込んでしまったツクヨは不意を突かれてしまった。
「間違いは正すもの、ですもんね!それを正すのも、意志を持つ者の務めではないでしょうか?」
「務め・・・」
「私はそう思いますわ。だって私達は考えて動くことができるんですもの!そこが私達とモンスターと呼ばれる生き物との違いですわ。ふふ、最近私が見つけたものですのよ?・・・あら?それなら紅葉は、モンスターになってしまうのかしら?」
あどけない様子で無邪気に語る彼女に、獣人達も含め一同は学ばされていた。特に心に響いていたのは、そんな人間を捕らえ拘束している獣人達だっただろう。
「売るんじゃない。アンタらの信用を得る為に、今俺が並べられる自分自身の命と同等か、それ以上のモンんだ」
キングの組織のことを引き合いに出せないダラーヒムにとって、自らの命と同等に価値があるものを考えた時、その主人のお気に入りであるシン達を交渉の場に並べる他なかった。
だが、彼のその行いは獣人達のボスの心を掴むには至らなかった。それどころか、かえって反感を買う結果となってしまったのだ。
「まぁ確かに、囚われの身である貴様が今、自分の命の他に賭けられるモンがねぇのは分かる。・・・だがな・・・それでも“仲間“の命を差し出すような奴を、俺らが信用する訳ねぇよなぁ!?」
ダラーヒムにとっての誤算は、彼ら獣人達のボスが意外にも仲間達との絆を大事にしていたことだった。同胞達命令を下し、集団で掲げた一つの信念の元に、半ば強制的な圧力を掛けるような者に、仲間意識があるのも意外だった。
それに内部に不満を抱え、意見の食い違いにより反乱分子を抱えるような組織のボスが、仲間などと口にするとは想像していなかったのだ。
「・・・連れて行け。喋りやすいように手伝ってやるよ。交渉なんて、端から考えちゃいねぇよ。貴様らのような外道とはな」
ダラーヒムはその場にいた大勢の獣人達から罵声を浴びせられながら拘束具を増やされ、別の場所へと移動されていく。
獣人達は初めから、人間と取引するつもりなどなかったのだ。あの場に彼を連れてきたのも、単なる余興に過ぎなかったのか、彼らのボスもその玉座を降り、連れていかれるダラーヒムの後について来た。
「・・・俺が喋るとでも?」
「言ってろ。貴様ら人間の悲鳴と苦痛に歪む顔を見ながら、酒の肴にでもするかぁ?」
ボスの言葉に大笑いして盛り上がる獣人達。そのままダラーヒムは、上がって来たエレベーターに乗せられ、元々乗ってきた場所よりも更に下の階層へ降りて行く。
何をされるのかなど、彼らの口ぶりから容易に想像できる。だが、ダラーヒムに口を破る気など微塵もなかった。それどころか、彼の表情はこれからされるであろう出来事に全く物怖じすることなく、争うこともなく従順に従って移動していた。
一方、ダラーヒムが連れていかれた後の捕らえられた者達が収監されている部屋では、気を失っていたアカリが目を覚ましていた。
「ん・・・ぅん~・・・」
「アカリ?よかった、目が覚めたんだね!」
彼女の目覚めにいち早く気がついたのは、彼女と同じくらいの娘を持つツクヨだった。いつの間にか気を失っていたというアカリとツバキに外傷はなく、どうやら睡眠性のある薬が染み込んだ布を顔に当てられていたようだった。
「・・・ここは?・・・どうしてみんな縛られて・・・!紅葉!紅葉がいない!?」
「安心しろ。ちゃんと生きてるよ。鳥籠の中だけどな・・・」
起きて早々に血相を変えて周囲を見渡す彼女を、最年少のツバキが落ち着いた様子で現状を大まかに説明する。
「どうしてそんな事を・・・。私達、何もしてませんのに・・・」
「人間が嫌いらしい。昔、なんかされたんだとよ」
「私達は何もしてないわ?」
「いや、そういう問題じゃないだろうよ・・・」
「では、どういう問題で?」
質問を繰り返してくるアカリに根を上げたツバキが、ツクヨに助けを求めてくる。彼女のこの反応は、記憶を失っているから七日、それともそういったものから無縁の生活を送っていたからなのだろうか。
なかなか獣人達の行いが理解できない様子のアカリに、ツクヨは分かりやすい例えを用いながら、シンとダラーヒムが獣人達から聞き出した話を彼女に説明した。
しかし、それでも彼女には獣人達の行いが理解できないようだった。これは何も彼女の理解力がない訳ではない。どうして獣人達が人間を恨むようになったのか。
その原因や理屈は分かっている。それでも、実際に彼らへ酷い行いをした人間と自分達は違うと、至極真っ当なことを意見を曲げる気はないようだ。
そんな彼女の会話を耳にしていた見張りの獣人達は、口を挟むでもなくただ耳を傾けていた。彼らの中にも、アカリと同じことを感じている者達もいるのだろう。
実際、直接人間に何かされた訳ではない者達もいるのかもしれない。それでも、周りの他の仲間達から人間はこういう生き物なのだと言い聞かされていた事により、実際に接する機会がなくとも、先入観が邪魔をし恐れていたのだろう。
「私・・・やっぱりおかしいのかしら・・・」
「そんな事はない。君の言っていることは正しいよ、間違ってない。ただ・・・傷ついた者はそう簡単に割り切れないんだよ・・・人間に酷いことをされれば、人間自体に恐怖を抱く。君も、彼ら獣人族に痛い目に遭わされたら彼ら本人だけじゃなく、獣人自体が怖く思えるだろ?」
「それは・・・そうかもしれません。私は、その方々の気持ちを理解していなかったのですね・・・。私はまず、そこから学んでいかなければならないようです」
「慌てる必要はないからね。それに・・・相手の気持ちを理解するのは、簡単なことじゃないんだ・・・。私だって毎回相手の立場になって考えている訳じゃない。時には自分の意思や感情が優先されてしまうことだってある。だから間違いを犯す・・・」
普段の生活の中で耳にしたのなら、それ程考える機会などないであろう会話も、それしか耳に入らない環境になると自ずと自分はどうだろうと考えてしまう事もある。
何も知らない彼女から、当たり前のことを学ぶ事になろうとは、誰も思いもしなかっただろう。
「でも、それで終わりではないですよね?
「・・・え?」
アカリの突然の言葉に、思わず自分でも考え込んでしまったツクヨは不意を突かれてしまった。
「間違いは正すもの、ですもんね!それを正すのも、意志を持つ者の務めではないでしょうか?」
「務め・・・」
「私はそう思いますわ。だって私達は考えて動くことができるんですもの!そこが私達とモンスターと呼ばれる生き物との違いですわ。ふふ、最近私が見つけたものですのよ?・・・あら?それなら紅葉は、モンスターになってしまうのかしら?」
あどけない様子で無邪気に語る彼女に、獣人達も含め一同は学ばされていた。特に心に響いていたのは、そんな人間を捕らえ拘束している獣人達だっただろう。
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