352 / 1,646
雌雄決する舞台
しおりを挟む
その声はまるで、巨大な怪物が唸りを上げながら獲物を捕食するかの如く、濃霧の中に異質な恐怖を振り撒いていた。そこへ機敏な動きをした一台のボードが近づくと、大きく勢いをつけ上空へと跳ね上がる。
弧を描くように、ボードごと大渦潮の真上にまでやって来たその者は、突如光に包まれたと同時に一つの光の柱を大渦潮の中央に撃ち放つ。亡者を貪る水の腕が、上空を舞うその者を捕らえようと次々にその腕を伸ばしていく。
だが、罪を犯し後悔と自責の念に囚われた罪人が、光に手を伸ばすのと同等に決して届くことはない。その者から放たれた光を腹に蓄えた大渦潮は、体内で光を膨張させると大きな爆発を引き起こした。
光に手を伸ばした水の腕は立ち待ちその姿をあるべき形へと戻し、その大渦潮も冥府への大口を閉じた。代わりに巨大な水柱と水飛沫を上げ、辺り一帯に海水の雨を降らせる。
「遅かったじゃねぇか。何を手間取って・・・!?」
ロロネーの前に姿を現したハオラン。空虚な様子と虚の目をした彼は、そんなロロネーの呼びかけにも返事をすることはない。ロロネーもそれは分かっている。だが、彼の様子を確認したロロネーは、その腕に刃物でも引っ掛けたかのような、小さな擦り傷を負っていることに気がつく。
例え自我のないその身体でも、圧倒的な武術を有するハオランに擦り傷を負わせるのは、それ相応の戦闘力がなければ不可能。チン・シーの別働隊にそれ程の手練れでもいたのだろうか。それとも、本来の力を出せなかったが故の単なる不注意で負ったものなのか。
ハオランを捕らえているものが、弱まっている様子はない。ロロネーの作戦の途中で解除されるようなことはないだろう。どちらにせよロロネーの計画に変わりはない。もし別働隊に、ハオランを傷つけるだけの戦闘力を有する者がいたのなら、それこそ好都合。
チン・シー本隊との戦闘ともなれば、それなりの苦戦を強いられるだろう。もし戦力を片翼に偏らせることなく分散していたのなら、ハオランの襲撃により合流することはない筈。それに引き換えロロネーの軍は、ハオランを加え更に戦力を増す。
「まぁ、気にする程でもねぇか・・・。そんじゃぁおっ始めるとするかぁ!?」
ミアの作り出した大渦潮が消滅したことにより、ロロネーの体調も回復したようで、戦力が整った彼は休む間も無く進軍する。
「何だ・・・?大きな音がしたと思ったら、妙に静かになっちまいやがって・・・」
無事に大渦潮の潮流から逃れ、前線の最後尾にまで引き返して来たミア達の船。ハオランが大渦潮を消滅させた衝撃で、大きな波が繰り返しやって来ては徐々にその勢いを小さくしていく。
濃霧の中で光が分散し、あまりハッキリとは見えなかったが、ミアはゴーストシップを呑み込んで行く、大渦潮の進路の先にチンダル現象のような光の道筋を見た。しかし、その神々しい光とは裏腹に彼女の中には、何か嫌な予感を感じさせる胸騒ぎがあった。
一時的に前線の中でも、最も安全な場所にまで辿り着いた彼らが英気を養っていると、敵船からの亡霊を警戒していた船員の一人が、双眼鏡のレンズに濃霧に写る一隻の影を捉える。
「・・・?何だあれは。作戦は上手くいったんじゃないのか?・・・船が一隻近づいて来てるぞ」
前線で壁のようの徘徊していたロロネーのゴーストシップは、ミア達の作戦により生み出した大渦潮が片付けた筈。なのに、瓦礫一つない穏やかな海域に、それまでとは違う雰囲気の海賊船が一隻、霧の中に浮かび上がる。
船員の不安を煽る言葉に、自らの目で確認しなくては信用できなくなっていた周りの者達とミアも、思わず霧の向こう側を手にした双眼鏡やスコープで覗く。するとそこには、このチン・シー対ロロネーの戦闘では二度目となる、その目を疑う二人の男が乗った海賊船があった。
「ロロネー、それにあれは・・・ハオランだ。姿を見せたってことは、遂に戦力が整っちまったってことかッ!?」
最悪の状況だった。ゴーストシップによる執拗な遠距離攻撃に加え、今も尚向かって来る海賊達の亡霊により疲弊した、チン・シーの前線部隊。アンカーを撃ち込み機動力を擦り減らした船が一隻と、魔力を使い果たしたミア。
後方からの援軍はまだない。別働隊が彼らの援護に来ることは望めず、仮に来たとしても本隊の到着よりも更に遅れることは明白。頼りの大渦潮の行くへは、ミア達にとって知る由もないこと。
ロロネー本人の実力は分からないが、少なくとの今相手にしている亡霊など、比べる対象にもならないだろう。そして敵軍に拘束されることなく身を投じているハオラン。忠義を重んじる彼が、ロロネーに寝返るなんてことはあり得ない。
何か弱みを握られ、仕方がなく敵軍に属しているか、ロロネーのスキルや術で操られているとみて間違いない。戦闘になれば、彼も敵になり得る。そしてその実力は、ハオランと同じ時を共にして来た彼らが、一番よく知っていることだろう。
船の一隻二隻、潰すなど容易い彼に暴れられては一溜りもない。そんな相手に最早太刀打ちする手段を持たない、万策尽きたミア達。必死にここまで生きようと足掻いて来たが、度重なる絶望の壁は、彼ら差し伸べられる光を妨げる。
誰しもが希望を絶たれたと思ったその時、彼らの船の上空を、紅蓮の炎を身に纏った巨大な鳥が、死を匂わせる絶望の空気を、閃光のように切り裂いて羽ばたいて行ったのだ。
その鳥は、火の羽を散らせながら真っ直ぐロロネーの乗る海賊船目掛けて突き抜ける。不適な笑みを浮かべるロロネーの前に、ハオランがゆっくりと立ちはだかると、大きく呼吸を整え、拳を放つ構えをとる。
向かって来る火の鳥目掛けて放たれたハオランの拳は、衝撃波の壁を生み出し的確にその一瞬を捉え打ち落とした。
「役者が揃ったぜぇ・・・。後はお前を頂いて終わりだ、チン・シーッ!」
絶望に打ち拉がれていた前線部隊を、暖かな炎で照らし出した火の鳥は、ハオランによって打ち消されてしまったが、彼らの折れた膝を立ち上がらせるには、十分過ぎる光だった。
「よくぞ持ち堪えた!我が同胞達よ!・・・待たせたな、ここで奴とのケリをつける!」
声のする方へ振り返ると、そこには味方の軍勢を引き連れた、チン・シー海賊団本隊の姿があった。
弧を描くように、ボードごと大渦潮の真上にまでやって来たその者は、突如光に包まれたと同時に一つの光の柱を大渦潮の中央に撃ち放つ。亡者を貪る水の腕が、上空を舞うその者を捕らえようと次々にその腕を伸ばしていく。
だが、罪を犯し後悔と自責の念に囚われた罪人が、光に手を伸ばすのと同等に決して届くことはない。その者から放たれた光を腹に蓄えた大渦潮は、体内で光を膨張させると大きな爆発を引き起こした。
光に手を伸ばした水の腕は立ち待ちその姿をあるべき形へと戻し、その大渦潮も冥府への大口を閉じた。代わりに巨大な水柱と水飛沫を上げ、辺り一帯に海水の雨を降らせる。
「遅かったじゃねぇか。何を手間取って・・・!?」
ロロネーの前に姿を現したハオラン。空虚な様子と虚の目をした彼は、そんなロロネーの呼びかけにも返事をすることはない。ロロネーもそれは分かっている。だが、彼の様子を確認したロロネーは、その腕に刃物でも引っ掛けたかのような、小さな擦り傷を負っていることに気がつく。
例え自我のないその身体でも、圧倒的な武術を有するハオランに擦り傷を負わせるのは、それ相応の戦闘力がなければ不可能。チン・シーの別働隊にそれ程の手練れでもいたのだろうか。それとも、本来の力を出せなかったが故の単なる不注意で負ったものなのか。
ハオランを捕らえているものが、弱まっている様子はない。ロロネーの作戦の途中で解除されるようなことはないだろう。どちらにせよロロネーの計画に変わりはない。もし別働隊に、ハオランを傷つけるだけの戦闘力を有する者がいたのなら、それこそ好都合。
チン・シー本隊との戦闘ともなれば、それなりの苦戦を強いられるだろう。もし戦力を片翼に偏らせることなく分散していたのなら、ハオランの襲撃により合流することはない筈。それに引き換えロロネーの軍は、ハオランを加え更に戦力を増す。
「まぁ、気にする程でもねぇか・・・。そんじゃぁおっ始めるとするかぁ!?」
ミアの作り出した大渦潮が消滅したことにより、ロロネーの体調も回復したようで、戦力が整った彼は休む間も無く進軍する。
「何だ・・・?大きな音がしたと思ったら、妙に静かになっちまいやがって・・・」
無事に大渦潮の潮流から逃れ、前線の最後尾にまで引き返して来たミア達の船。ハオランが大渦潮を消滅させた衝撃で、大きな波が繰り返しやって来ては徐々にその勢いを小さくしていく。
濃霧の中で光が分散し、あまりハッキリとは見えなかったが、ミアはゴーストシップを呑み込んで行く、大渦潮の進路の先にチンダル現象のような光の道筋を見た。しかし、その神々しい光とは裏腹に彼女の中には、何か嫌な予感を感じさせる胸騒ぎがあった。
一時的に前線の中でも、最も安全な場所にまで辿り着いた彼らが英気を養っていると、敵船からの亡霊を警戒していた船員の一人が、双眼鏡のレンズに濃霧に写る一隻の影を捉える。
「・・・?何だあれは。作戦は上手くいったんじゃないのか?・・・船が一隻近づいて来てるぞ」
前線で壁のようの徘徊していたロロネーのゴーストシップは、ミア達の作戦により生み出した大渦潮が片付けた筈。なのに、瓦礫一つない穏やかな海域に、それまでとは違う雰囲気の海賊船が一隻、霧の中に浮かび上がる。
船員の不安を煽る言葉に、自らの目で確認しなくては信用できなくなっていた周りの者達とミアも、思わず霧の向こう側を手にした双眼鏡やスコープで覗く。するとそこには、このチン・シー対ロロネーの戦闘では二度目となる、その目を疑う二人の男が乗った海賊船があった。
「ロロネー、それにあれは・・・ハオランだ。姿を見せたってことは、遂に戦力が整っちまったってことかッ!?」
最悪の状況だった。ゴーストシップによる執拗な遠距離攻撃に加え、今も尚向かって来る海賊達の亡霊により疲弊した、チン・シーの前線部隊。アンカーを撃ち込み機動力を擦り減らした船が一隻と、魔力を使い果たしたミア。
後方からの援軍はまだない。別働隊が彼らの援護に来ることは望めず、仮に来たとしても本隊の到着よりも更に遅れることは明白。頼りの大渦潮の行くへは、ミア達にとって知る由もないこと。
ロロネー本人の実力は分からないが、少なくとの今相手にしている亡霊など、比べる対象にもならないだろう。そして敵軍に拘束されることなく身を投じているハオラン。忠義を重んじる彼が、ロロネーに寝返るなんてことはあり得ない。
何か弱みを握られ、仕方がなく敵軍に属しているか、ロロネーのスキルや術で操られているとみて間違いない。戦闘になれば、彼も敵になり得る。そしてその実力は、ハオランと同じ時を共にして来た彼らが、一番よく知っていることだろう。
船の一隻二隻、潰すなど容易い彼に暴れられては一溜りもない。そんな相手に最早太刀打ちする手段を持たない、万策尽きたミア達。必死にここまで生きようと足掻いて来たが、度重なる絶望の壁は、彼ら差し伸べられる光を妨げる。
誰しもが希望を絶たれたと思ったその時、彼らの船の上空を、紅蓮の炎を身に纏った巨大な鳥が、死を匂わせる絶望の空気を、閃光のように切り裂いて羽ばたいて行ったのだ。
その鳥は、火の羽を散らせながら真っ直ぐロロネーの乗る海賊船目掛けて突き抜ける。不適な笑みを浮かべるロロネーの前に、ハオランがゆっくりと立ちはだかると、大きく呼吸を整え、拳を放つ構えをとる。
向かって来る火の鳥目掛けて放たれたハオランの拳は、衝撃波の壁を生み出し的確にその一瞬を捉え打ち落とした。
「役者が揃ったぜぇ・・・。後はお前を頂いて終わりだ、チン・シーッ!」
絶望に打ち拉がれていた前線部隊を、暖かな炎で照らし出した火の鳥は、ハオランによって打ち消されてしまったが、彼らの折れた膝を立ち上がらせるには、十分過ぎる光だった。
「よくぞ持ち堪えた!我が同胞達よ!・・・待たせたな、ここで奴とのケリをつける!」
声のする方へ振り返ると、そこには味方の軍勢を引き連れた、チン・シー海賊団本隊の姿があった。
0
お気に入りに追加
302
あなたにおすすめの小説
平凡冒険者のスローライフ
上田なごむ
ファンタジー
26歳独身動物好きの主人公大和希は、神様によって魔物・魔法・獣人等ファンタジーな世界観の異世界に転移させられる。
平凡な能力値、野望など抱いていない彼は、冒険者としてスローライフを目標に日々を過ごしていく。
果たして、彼を待ち受ける出会いや試練は如何なるものか……
ファンタジー世界に向き合う、平凡な冒険者の物語。

集団転移した商社マン ネットスキルでスローライフしたいです!
七転び早起き
ファンタジー
「望む3つのスキルを付与してあげる」
その天使の言葉は善意からなのか?
異世界に転移する人達は何を選び、何を求めるのか?
そして主人公が○○○が欲しくて望んだスキルの1つがネットスキル。
ただし、その扱いが難しいものだった。
転移者の仲間達、そして新たに出会った仲間達と異世界を駆け巡る物語です。
基本は面白くですが、シリアスも顔を覗かせます。猫ミミ、孤児院、幼女など定番物が登場します。
○○○「これは私とのラブストーリーなの!」
主人公「いや、それは違うな」

秘密多め令嬢の自由でデンジャラスな生活〜魔力0、超虚弱体質、たまに白い獣で大冒険して、溺愛されてる話
嵐華子
ファンタジー
【旧題】秘密の多い魔力0令嬢の自由ライフ。
【あらすじ】
イケメン魔術師一家の超虚弱体質養女は史上3人目の魔力0人間。
しかし本人はもちろん、通称、魔王と悪魔兄弟(義理家族達)は気にしない。
ついでに魔王と悪魔兄弟は王子達への雷撃も、国王と宰相の頭を燃やしても、凍らせても気にしない。
そんな一家はむしろ互いに愛情過多。
あてられた周りだけ食傷気味。
「でも魔力0だから魔法が使えないって誰が決めたの?」
なんて養女は言う。
今の所、魔法を使った事ないんですけどね。
ただし時々白い獣になって何かしらやらかしている模様。
僕呼びも含めて養女には色々秘密があるけど、令嬢の成長と共に少しずつ明らかになっていく。
一家の望みは表舞台に出る事なく家族でスローライフ……無理じゃないだろうか。
生活にも困らず、むしろ養女はやりたい事をやりたいように、自由に生きているだけで懐が潤いまくり、慰謝料も魔王達がガッポリ回収しては手渡すからか、懐は潤っている。
でもスローなライフは無理っぽい。
__そんなお話。
※お気に入り登録、コメント、その他色々ありがとうございます。
※他サイトでも掲載中。
※1話1600〜2000文字くらいの、下スクロールでサクサク読めるように句読点改行しています。
※主人公は溺愛されまくりですが、一部を除いて恋愛要素は今のところ無い模様。
※サブも含めてタイトルのセンスは壊滅的にありません(自分的にしっくりくるまでちょくちょく変更すると思います)。
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

狼の子 ~教えてもらった常識はかなり古い!?~
一片
ファンタジー
バイト帰りに何かに引っ張られた俺は、次の瞬間突然山の中に放り出された。
しかも体をピクリとも動かせない様な瀕死の状態でだ。
流石に諦めかけていたのだけど、そんな俺を白い狼が救ってくれた。
その狼は天狼という神獣で、今俺がいるのは今までいた世界とは異なる世界だという。
右も左も分からないどころか、右も左も向けなかった俺は天狼さんに魔法で癒され、ついでに色々な知識を教えてもらう。
この世界の事、生き延び方、戦う術、そして魔法。
数年後、俺は天狼さんの庇護下から離れ新しい世界へと飛び出した。
元の世界に戻ることは無理かもしれない……でも両親に連絡くらいはしておきたい。
根拠は特にないけど、魔法がある世界なんだし……連絡くらいは出来るよね?
そんな些細な目標と、天狼さん以外の神獣様へとお使いを頼まれた俺はこの世界を東奔西走することになる。
色々な仲間に出会い、ダンジョンや遺跡を探索したり、何故か謎の組織の陰謀を防いだり……。
……これは、現代では失われた強大な魔法を使い、小さな目標とお使いの為に大陸をまたにかける小市民の冒険譚!

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
スキル盗んで何が悪い!
大都督
ファンタジー
"スキル"それは誰もが欲しがる物
"スキル"それは人が持つには限られた能力
"スキル"それは一人の青年の運命を変えた力
いつのも日常生活をおくる彼、大空三成(オオゾラミツナリ)彼は毎日仕事をし、終われば帰ってゲームをして遊ぶ。そんな毎日を繰り返していた。
本人はこれからも続く生活だと思っていた。
そう、あのゲームを起動させるまでは……
大人気商品ワールドランド、略してWL。
ゲームを始めると指先一つリアルに再現、ゲーマーである主人公は感激と喜び物語を勧めていく。
しかし、突然目の前に現れた女の子に思わぬ言葉を聞かさせる……
女の子の正体は!? このゲームの目的は!?
これからどうするの主人公!
【スキル盗んで何が悪い!】始まります!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる