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同行者
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陽気に始まった酒盛りは、彼らに起こった奇妙な出来事や、この世界で体験したことを思い返すことで平静な雰囲気へと変わり、すっかりBARなどでカクテルでも呷っているかのように落ち着きを取り戻した三人。
馬車の主人、アランさんは町の商業組合と合流し、彼らの手配で別の宿屋に泊まるそうだ。酒場を後にした三人は、明るいうちに借りておいた宿屋へと向かう。シンとツクヨは、ミアと別々の部屋を取ろうとしたが、彼女は時間も金もかかるし面倒だからと、三人で一つの部屋でいいと申し出た。
仮にも男女が同じ部屋というのはよろしくないと言ったがミア曰く、シンはそんな気を起こすような奴ではない、ツクヨは妻子持ちだから大丈夫なのだとか。彼女の二人に対する信頼を見せつけられ、借りが出来てしまった男性陣。
せめてもの配慮と少し広めの部屋を取り、ベッドをミアにあけ渡し、シンとツクヨはソファーと椅子で眠ることにした。
翌日、組合から戻ったアランに起こされ、一行は馬車に乗り込みグラン・ヴァーグへの道程を進む。商業都市である港町ということもあり、資金を貯めておこうという話になり、途中の町や村には極力寄ってクエストをこなして行く。
だが、それも資金のことがあったからだけではなく、白獅とも約束をしていた異常を調べるということも兼ねていた。いつ何処に異変が起きているのか分からない、人々から何か有力な情報を得ることが出来るかもしれない。
そんな折、とあるどこにでもあるような村に立ち寄った際、一人の少年が彼らの馬車を見て話しかけて来た。
「すみません。少し、よろしいでしょうか?」
彼の手には、その鞄から飛び出すほど多くの紙や本が詰め込まれており、また肩からかけている別の鞄には筆やペン、色彩豊かな画材道具のような物が詰め込まれている。ラフな格好に収納ポーチが多く設けられたベルトをしており、服には様々な色の古い染みがいくつも残っている。
「僕はヘラルトと申します。ヘラルト・アーガー・オッド。人からはヘラと呼ばれることが多いので、ヘラと呼んでいただければ・・・」
ヘラルトと名乗る少年は、何とかこの村まで辿り着くも金銭が底をつき、目的の地へと向かうことが出来ないのだという。ヘラルトがシン達に話しかけてきたのは、言うまでもなく馬車に乗せてもらえないかという要望をするためだった。
「信用できんな・・・。見ず知らずの輩を乗せることは出来ない」
ミアが冷たく遇らうと、彼はやっぱりと言った様子で首を垂れて俯いてしまう。だが彼女の反応も最なことだった。何があるか分からないWoFの世界で、不用意に身元の知れない不特定な要素を側に置くのはとても危険なことだ。
しかし、そんな用心深い彼女とは逆に、困っているなら助けてあげようとツクヨが声を上げる。危機感のない彼に大きな溜息と共に頭を抱えるミアが、自分達の置かれている状況を説明するが、こんな子供を放っておくのは忍びないと言い、折れないツクヨは馬車の持ち主であるアランや、第三者のシンの良心に訴えかけてくる。
「私は構いませんよ。送り届けるだけならそれ程の負担でもありませんし。まぁあくまで私達の目的地に向かう途中までならという範囲ですが」
「俺はミアが警戒するのも分かる。だが、少し乗せるくらいなら良いんじゃないかなとも思ってる。強盗をするような感じには見えないし、戦闘をするようなタイプでもなさそうだ・・・。心配なら俺達で見張ればいい」
呆れた様子で腕を上に振るい、一行の甘さに好きにしろといった態度を取るミアだが、彼女も別にヘラルトが悪い人間に見えていた訳でもなければ、子供が嫌いな訳でもない。シンやツクヨにはそれがよく分かっている。だからこそ彼女の方から折れてくれたのだ。
「知らんぞ、どうなっても。それで?ヘラ、お前の目的地っていうのは何処なんだ?」
ミアが少年に尋ねると、彼は嬉しそうな表情でその以外な目的の地の名前を言う。それが偶然なのか、計ったことなのかは誰にも分からなかった。それでもやはり、昨日三人が話していた人生において必要な事を思い出し、これもその運命なのかと言う考えが頭を過り、思わず顔を見合わせる。
「僕が行きたいのは、海の催物が有名な港町グラン・ヴァーグです。そこで海のことについていろいろ調べる足掛かりを得たいと思っていまして・・・?」
そう言いかけたヘラルトは、彼らの驚く表情に気づき、何か変なことでも言ったかと思い焦り出す。その心配を振り払ってやるかのように、シンは自分達の目的地について彼に話し始めた。
「ヘラ・・・これは偶然なのだろうか。俺達の目的地もグラン・ヴァーグなんだ」
「本当ですか!?偶然ですね!実は馬車が来た方向から、もしかしたらそうなんじゃないかなと思っていたんですよ。よかったぁ・・・、ありがとうございます!よろしくお願いします」
彼は深々と頭を下げてお礼を言う。ヘラルトの持つ多くの荷物と、彼が今現在宿代わりに宿泊している民家から更に荷物を持ってくると、手分けをして馬車に乗せて行く。
その荷物の中にも大量の本や書類が入っており、中には絵画のようなものも混じっていた。海のことを調べると言っていたヘラルトはきっと絵描や学者といった何かなのだろうと予測がつく。
「ヘラ、君は何のクラスについているんだい?」
作業をしながら、それとなくツクヨが彼に探りを入れる。きっとツクヨには彼の素性を探るなどと言う感覚ではなく、何気ない会話なのだろうがシンとミアはその会話に聞き耳を立てていた。
「僕は作家をしています。・・・といってもまだ名も売れていなければ、誰の目に止まることもない自称作家ですがね・・・」
作家というクラスは、シン達のクラスとは違い戦闘に関するものではなく、この世界で生きていく上での日常的な職業クラスだ。このようなものは他にも、アランのような商人であったり、土地の豊かなところでは作物を栽培する農業であったりと様々である。
積荷を終え、村で発生している依頼をこなしていこうと三人が戦闘のクエストを受けると、ヘラルトもついて行きたいと言い出した。危ないからダメだと言ったが聞かない彼を仕方なく連れて行く。
今のところ異変がある様子は見受けられなかったため、彼らの戦闘力でも十分クリア可能な内容ばかりだった。それならば少年を一人守りながらでも簡単だろうという考えでいた。実際モンスターの討伐と言っても、今までのような強力なモンスターはおらず、フィールドで見かけるような何処にでもいるモンスターを人里や、炭鉱などから退けるというものがほとんどだ。
それでも不意に現れたモンスターが忍び寄り、ツクヨを背後から攻撃しようとした時、見知らぬ生物がモンスターの攻撃からツクヨを守った。
「ツクヨさん!危ないッ!」
急ぎ振り返ったツクヨが防御の体勢を取ると、モンスターを退ける生物の姿が彼の眼前で息巻いていた。
「ッ・・・!?何だ、この生き物は?」
「これは・・・その、僕の創作物・・・です」
恥ずかしそうにそう語るヘラルトは、その手に筆と紙を握っていた。
馬車の主人、アランさんは町の商業組合と合流し、彼らの手配で別の宿屋に泊まるそうだ。酒場を後にした三人は、明るいうちに借りておいた宿屋へと向かう。シンとツクヨは、ミアと別々の部屋を取ろうとしたが、彼女は時間も金もかかるし面倒だからと、三人で一つの部屋でいいと申し出た。
仮にも男女が同じ部屋というのはよろしくないと言ったがミア曰く、シンはそんな気を起こすような奴ではない、ツクヨは妻子持ちだから大丈夫なのだとか。彼女の二人に対する信頼を見せつけられ、借りが出来てしまった男性陣。
せめてもの配慮と少し広めの部屋を取り、ベッドをミアにあけ渡し、シンとツクヨはソファーと椅子で眠ることにした。
翌日、組合から戻ったアランに起こされ、一行は馬車に乗り込みグラン・ヴァーグへの道程を進む。商業都市である港町ということもあり、資金を貯めておこうという話になり、途中の町や村には極力寄ってクエストをこなして行く。
だが、それも資金のことがあったからだけではなく、白獅とも約束をしていた異常を調べるということも兼ねていた。いつ何処に異変が起きているのか分からない、人々から何か有力な情報を得ることが出来るかもしれない。
そんな折、とあるどこにでもあるような村に立ち寄った際、一人の少年が彼らの馬車を見て話しかけて来た。
「すみません。少し、よろしいでしょうか?」
彼の手には、その鞄から飛び出すほど多くの紙や本が詰め込まれており、また肩からかけている別の鞄には筆やペン、色彩豊かな画材道具のような物が詰め込まれている。ラフな格好に収納ポーチが多く設けられたベルトをしており、服には様々な色の古い染みがいくつも残っている。
「僕はヘラルトと申します。ヘラルト・アーガー・オッド。人からはヘラと呼ばれることが多いので、ヘラと呼んでいただければ・・・」
ヘラルトと名乗る少年は、何とかこの村まで辿り着くも金銭が底をつき、目的の地へと向かうことが出来ないのだという。ヘラルトがシン達に話しかけてきたのは、言うまでもなく馬車に乗せてもらえないかという要望をするためだった。
「信用できんな・・・。見ず知らずの輩を乗せることは出来ない」
ミアが冷たく遇らうと、彼はやっぱりと言った様子で首を垂れて俯いてしまう。だが彼女の反応も最なことだった。何があるか分からないWoFの世界で、不用意に身元の知れない不特定な要素を側に置くのはとても危険なことだ。
しかし、そんな用心深い彼女とは逆に、困っているなら助けてあげようとツクヨが声を上げる。危機感のない彼に大きな溜息と共に頭を抱えるミアが、自分達の置かれている状況を説明するが、こんな子供を放っておくのは忍びないと言い、折れないツクヨは馬車の持ち主であるアランや、第三者のシンの良心に訴えかけてくる。
「私は構いませんよ。送り届けるだけならそれ程の負担でもありませんし。まぁあくまで私達の目的地に向かう途中までならという範囲ですが」
「俺はミアが警戒するのも分かる。だが、少し乗せるくらいなら良いんじゃないかなとも思ってる。強盗をするような感じには見えないし、戦闘をするようなタイプでもなさそうだ・・・。心配なら俺達で見張ればいい」
呆れた様子で腕を上に振るい、一行の甘さに好きにしろといった態度を取るミアだが、彼女も別にヘラルトが悪い人間に見えていた訳でもなければ、子供が嫌いな訳でもない。シンやツクヨにはそれがよく分かっている。だからこそ彼女の方から折れてくれたのだ。
「知らんぞ、どうなっても。それで?ヘラ、お前の目的地っていうのは何処なんだ?」
ミアが少年に尋ねると、彼は嬉しそうな表情でその以外な目的の地の名前を言う。それが偶然なのか、計ったことなのかは誰にも分からなかった。それでもやはり、昨日三人が話していた人生において必要な事を思い出し、これもその運命なのかと言う考えが頭を過り、思わず顔を見合わせる。
「僕が行きたいのは、海の催物が有名な港町グラン・ヴァーグです。そこで海のことについていろいろ調べる足掛かりを得たいと思っていまして・・・?」
そう言いかけたヘラルトは、彼らの驚く表情に気づき、何か変なことでも言ったかと思い焦り出す。その心配を振り払ってやるかのように、シンは自分達の目的地について彼に話し始めた。
「ヘラ・・・これは偶然なのだろうか。俺達の目的地もグラン・ヴァーグなんだ」
「本当ですか!?偶然ですね!実は馬車が来た方向から、もしかしたらそうなんじゃないかなと思っていたんですよ。よかったぁ・・・、ありがとうございます!よろしくお願いします」
彼は深々と頭を下げてお礼を言う。ヘラルトの持つ多くの荷物と、彼が今現在宿代わりに宿泊している民家から更に荷物を持ってくると、手分けをして馬車に乗せて行く。
その荷物の中にも大量の本や書類が入っており、中には絵画のようなものも混じっていた。海のことを調べると言っていたヘラルトはきっと絵描や学者といった何かなのだろうと予測がつく。
「ヘラ、君は何のクラスについているんだい?」
作業をしながら、それとなくツクヨが彼に探りを入れる。きっとツクヨには彼の素性を探るなどと言う感覚ではなく、何気ない会話なのだろうがシンとミアはその会話に聞き耳を立てていた。
「僕は作家をしています。・・・といってもまだ名も売れていなければ、誰の目に止まることもない自称作家ですがね・・・」
作家というクラスは、シン達のクラスとは違い戦闘に関するものではなく、この世界で生きていく上での日常的な職業クラスだ。このようなものは他にも、アランのような商人であったり、土地の豊かなところでは作物を栽培する農業であったりと様々である。
積荷を終え、村で発生している依頼をこなしていこうと三人が戦闘のクエストを受けると、ヘラルトもついて行きたいと言い出した。危ないからダメだと言ったが聞かない彼を仕方なく連れて行く。
今のところ異変がある様子は見受けられなかったため、彼らの戦闘力でも十分クリア可能な内容ばかりだった。それならば少年を一人守りながらでも簡単だろうという考えでいた。実際モンスターの討伐と言っても、今までのような強力なモンスターはおらず、フィールドで見かけるような何処にでもいるモンスターを人里や、炭鉱などから退けるというものがほとんどだ。
それでも不意に現れたモンスターが忍び寄り、ツクヨを背後から攻撃しようとした時、見知らぬ生物がモンスターの攻撃からツクヨを守った。
「ツクヨさん!危ないッ!」
急ぎ振り返ったツクヨが防御の体勢を取ると、モンスターを退ける生物の姿が彼の眼前で息巻いていた。
「ッ・・・!?何だ、この生き物は?」
「これは・・・その、僕の創作物・・・です」
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