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苦悩と挫折 聖騎士シャーフ
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イデアールの荷運びの仕事は、ルーフェン・ヴォルフのアジトへ通じ、複数箇所に点在する建物へと運ばれていった。
シンはイデアールの話から、一部の聖騎士は彼らのアジトのことを知っているのだと認識している。
本来であれば聖騎士は、国内の要所要所にあるポータルへ瞬時に移動出来るというらしいが、イデアールはシンとの会話のため、態々徒歩による運搬をしてくれている。
聖都内と市街地を何度か往復していると、何度目かの聖都内でイデアールの部下だという女性に出会した。
「イデアールさん! お疲れ様です。 ・・・何かのお仕事中・・・ですか? こちらの方は?」
活発そうな印象を与える彼女は、先程までイデアールが話してくれていた、彼らの過去の話を晴らすような元気な声でイデアールに挨拶をすると、直ぐにシンの事と仕事について興味を示す。
「彼は旅の者で、名をシンという。 シュトラール様から直々に頼まれた任に就いている最中だ。 ・・・丁度いい! シャルロット、お前も手伝え」
シャルロットが視線をシンへと向けると、互いに会釈した後に軽い自己紹介を交わす。
シュトラール直々の任と聞き、大袈裟に驚きを現すシャルロットは、光栄な事だと喜んでついて来た。
「シャルロットとは、アーテムやシャーフと同じく朝孝殿の道場出身でな。 こいつもシャーフについてよく知っている。 ・・・話してやってくれないか?」
イデアールの申し出に、それまで明るい表情だったシャルロットが顔を曇らせる。
「はい・・・。 先程イデアールさんが仰った通り、アーテムとシャーフ、そして私は先生・・・朝孝先生の元で剣術を学んだ仲です。 私達三人は、先生のように人を活かす剣で、苦しむ人達を救える騎士になることを夢見ていました。 ・・・ですが、シャーフは騎士隊に入ってから変わってしまったのです・・・」
アーテムとシャーフはほぼ同時期、そしてシャルロットは少し遅れて朝孝の道場へと入門する。
朝孝の教えを受け、寡黙に訓練を重ねることでその天賦の才を開花させたシャーフと、教えに反し形に嵌らぬ荒々しい戦い方で自分を貫くアーテムは、良きライバルで有りよく喧嘩もしたが、心の中では互いを認め、切磋琢磨する友であった。
シャルロットは二人の妹分のような存在で、いつも二人が語る正義や剣術の在り方を聞かされ、喧嘩になる二人を仲介する役目だったという。
次第に道場は入門者で賑わうようになっていき、今のルーフェン・ヴォルフの幹部達の中にも、ファウストやブルートなど様々な者が朝孝の道場へ入門していた。
アーテムはその気質から、生徒達に慕われ絆を深めていき、シャルロットは明るく、その優しさから生徒達に親愛感を広めていった。
そしてシャーフは寡黙で、誰よりも修行に励み道場一の強さから、他を圧倒し生徒達から強さの目標となっていた。
しかし、その事が彼を孤立させ、次第にシャーフはアーテムとシャルロットを羨むようになっていく。
ある日、稽古終わりに一人で悩むシャーフの元に、まだ聖都ユスティーチで王となる前のシュトラールが現れる。
「君は確か・・・卜部殿の道場の生徒さんかい?」
「・・・先生を知ってるの?」
シュトラールは時折シャーフの元を訪れると、彼の悩みを聞き助言をするようになる。
「二人には君に無い、人を導き、輝かせ、絆と愛を育ませる力がある」
シュトラールは何も隠すことなく、率直に伝えると、シャーフは自分には何も無いと酷く落ち込んだ。
「だが君にだって二人に無い力がある。 それは君の後ろを歩く者達に、夢を与え、希望を与え、君のようになりたいと目標にし、君の背中を追い始める。そしてそれだけに留まらず、君の培った剣術は、剣を扱う全てのクラスの技術を引き上げる。・・・それが君の“力”だよ」
シャーフは誰よりも自分を理解し、見てくれていたシュトラールの言葉が嬉しくて嬉しくて堪らなかった。堪らなくて堪らなくて、彼の感情は溢れ出した。
シャーフはその言葉を支えに自分を取り戻し、騎士の入隊試験を首席で合格する。
一方アーテムは、その騎士らしからぬ素行や戦い方から不合格となる。
その時シャルロットはまだ騎士の入隊試験を受けることは出来なかったが、後に彼女も合格し、シャーフを追う形で騎士となる。
騎士となったシャーフは、その強さと仕事ぶりから瞬く間に隊長へと昇進し、最年少記録を塗り替えた。
そして彼にとって二度目の挫折が訪れる。
シャーフがいくら国の為に、違反や反則、犯罪を取り締まろうと、その数は一向に減ることはなかったのだ。
彼が騎士の行える“正義”の限界を悟った時、再びあの男が姿を現すのだった。
「人をいくら正そうとしても無駄だよ」
久しぶりの再開を果たす二人であったが、シュトラールはシャーフへ冷たい言葉をかける。
「何故だ!? 俺はこの国の為に!みんなが安全で平和に暮らせる国にする為に尽くしているのに・・・。 みんな理解しているはずだろ!? 難しいことじゃない! 俺は正そうとしているのに何故!? ・・・何故・・・悪行が減らない・・? それどころか、小さな悪行が増えている・・・」
シャーフが普段からお世話になっている、明るく元気のいい店の主人が子供に手を上げていた。
馬で危険な走りをしていた青年を注意したら、その後青年は馬を殺してしまった。
家庭の為に働く真面目な女性が、子供の事を注意され逆上し、喚き散らしていた。
普段、街を巡回していると挨拶をしてくれる人や、多く採れた食べ物を分けてくれる人、人に親切にしている人達が、ちょっとしたことから豹変し、ばっせられたとシャーフの耳に入ることがある。
「それは、ストレスだ」
シュトラールは、彼らの変貌をストレスのせいだと言うが、シャーフにはそれがいまいち分からなかった。
「あんなに明るい人なのに・・・? 真面目な人なのに・・・? そんな様子はなかったはずだ!」
国に暮らす人々のため、悪行に常に気をつけ目を見張っていたシャーフは、そんなことなどあり得ないと否定する。
「ストレスとは伝染するものだ。 君は見たり経験したことはないか? 人混みで人とぶつかったり、商品が中々出てこなかったり、店の者の口の利き方が気に食わなかったり、やりたい事が上手くいかない、意見が食い違う、馬鹿にされる。 積もったものが爆発するスイッチは、人によって様々だが、彼らもちょっとしたストレスでは豹変したりはしない」
シャーフにとって、まさに今がそれに当てはまる。
正義を成しているはずなのに上手くいかない、悪いことを注意しても、悪いことをした当人が不機嫌になる、そういったジレンマがある。
「大抵のものは、理不尽なことをさせられる、上の者から強く言われるという、権力を持った者や、絶対的に敵わない者から受けるストレスが原因だろう。“力”を持たぬ者は、そういったものを受け止めるしかできないからだ・・・」
シュトラールは、“力を持つ者”は人格者であらねばならない。決してその”力“を、”持たざる者“に使ってはならないと、強く語る。
そして彼は、その人格者だけの集団を作るのだと言った。
大元の”悪“を根絶やしにしたのなら、あとは小さな“悪”を徐々に摘み取っていく。それがシュトラールの作る聖騎士隊だとシャーフに語る。
「この国は変わる、私が変える。 力を持つ者を束ね、その力を“悪”を根絶やしにする為だけに注ぐ。皆が正しく生きられる為に!」
シャーフはシュトラールの言葉こそが、正に理想とする正義だと信じるようになり、今まで自分の行なっていたことは、無駄であるだけでなく、ストレスを撒いていたのだと考え、変わるべきは先ず自分であると悟る。
「聖都を変えるには、そのことを知る君の力が必要だ・・・。 共に全ての悪を焼き払い、正義をこの国に根付かせよう」
シャーフはシュトラールの考えに染まる。
悪を宿す人を正すことなどもはや出来ないのだと、いつか三人で夢見た正義の在り方を忘れ、現実を知り、ただ自分に成せる事をしようと、シャーフは変わっていったのだった。
シンはイデアールの話から、一部の聖騎士は彼らのアジトのことを知っているのだと認識している。
本来であれば聖騎士は、国内の要所要所にあるポータルへ瞬時に移動出来るというらしいが、イデアールはシンとの会話のため、態々徒歩による運搬をしてくれている。
聖都内と市街地を何度か往復していると、何度目かの聖都内でイデアールの部下だという女性に出会した。
「イデアールさん! お疲れ様です。 ・・・何かのお仕事中・・・ですか? こちらの方は?」
活発そうな印象を与える彼女は、先程までイデアールが話してくれていた、彼らの過去の話を晴らすような元気な声でイデアールに挨拶をすると、直ぐにシンの事と仕事について興味を示す。
「彼は旅の者で、名をシンという。 シュトラール様から直々に頼まれた任に就いている最中だ。 ・・・丁度いい! シャルロット、お前も手伝え」
シャルロットが視線をシンへと向けると、互いに会釈した後に軽い自己紹介を交わす。
シュトラール直々の任と聞き、大袈裟に驚きを現すシャルロットは、光栄な事だと喜んでついて来た。
「シャルロットとは、アーテムやシャーフと同じく朝孝殿の道場出身でな。 こいつもシャーフについてよく知っている。 ・・・話してやってくれないか?」
イデアールの申し出に、それまで明るい表情だったシャルロットが顔を曇らせる。
「はい・・・。 先程イデアールさんが仰った通り、アーテムとシャーフ、そして私は先生・・・朝孝先生の元で剣術を学んだ仲です。 私達三人は、先生のように人を活かす剣で、苦しむ人達を救える騎士になることを夢見ていました。 ・・・ですが、シャーフは騎士隊に入ってから変わってしまったのです・・・」
アーテムとシャーフはほぼ同時期、そしてシャルロットは少し遅れて朝孝の道場へと入門する。
朝孝の教えを受け、寡黙に訓練を重ねることでその天賦の才を開花させたシャーフと、教えに反し形に嵌らぬ荒々しい戦い方で自分を貫くアーテムは、良きライバルで有りよく喧嘩もしたが、心の中では互いを認め、切磋琢磨する友であった。
シャルロットは二人の妹分のような存在で、いつも二人が語る正義や剣術の在り方を聞かされ、喧嘩になる二人を仲介する役目だったという。
次第に道場は入門者で賑わうようになっていき、今のルーフェン・ヴォルフの幹部達の中にも、ファウストやブルートなど様々な者が朝孝の道場へ入門していた。
アーテムはその気質から、生徒達に慕われ絆を深めていき、シャルロットは明るく、その優しさから生徒達に親愛感を広めていった。
そしてシャーフは寡黙で、誰よりも修行に励み道場一の強さから、他を圧倒し生徒達から強さの目標となっていた。
しかし、その事が彼を孤立させ、次第にシャーフはアーテムとシャルロットを羨むようになっていく。
ある日、稽古終わりに一人で悩むシャーフの元に、まだ聖都ユスティーチで王となる前のシュトラールが現れる。
「君は確か・・・卜部殿の道場の生徒さんかい?」
「・・・先生を知ってるの?」
シュトラールは時折シャーフの元を訪れると、彼の悩みを聞き助言をするようになる。
「二人には君に無い、人を導き、輝かせ、絆と愛を育ませる力がある」
シュトラールは何も隠すことなく、率直に伝えると、シャーフは自分には何も無いと酷く落ち込んだ。
「だが君にだって二人に無い力がある。 それは君の後ろを歩く者達に、夢を与え、希望を与え、君のようになりたいと目標にし、君の背中を追い始める。そしてそれだけに留まらず、君の培った剣術は、剣を扱う全てのクラスの技術を引き上げる。・・・それが君の“力”だよ」
シャーフは誰よりも自分を理解し、見てくれていたシュトラールの言葉が嬉しくて嬉しくて堪らなかった。堪らなくて堪らなくて、彼の感情は溢れ出した。
シャーフはその言葉を支えに自分を取り戻し、騎士の入隊試験を首席で合格する。
一方アーテムは、その騎士らしからぬ素行や戦い方から不合格となる。
その時シャルロットはまだ騎士の入隊試験を受けることは出来なかったが、後に彼女も合格し、シャーフを追う形で騎士となる。
騎士となったシャーフは、その強さと仕事ぶりから瞬く間に隊長へと昇進し、最年少記録を塗り替えた。
そして彼にとって二度目の挫折が訪れる。
シャーフがいくら国の為に、違反や反則、犯罪を取り締まろうと、その数は一向に減ることはなかったのだ。
彼が騎士の行える“正義”の限界を悟った時、再びあの男が姿を現すのだった。
「人をいくら正そうとしても無駄だよ」
久しぶりの再開を果たす二人であったが、シュトラールはシャーフへ冷たい言葉をかける。
「何故だ!? 俺はこの国の為に!みんなが安全で平和に暮らせる国にする為に尽くしているのに・・・。 みんな理解しているはずだろ!? 難しいことじゃない! 俺は正そうとしているのに何故!? ・・・何故・・・悪行が減らない・・? それどころか、小さな悪行が増えている・・・」
シャーフが普段からお世話になっている、明るく元気のいい店の主人が子供に手を上げていた。
馬で危険な走りをしていた青年を注意したら、その後青年は馬を殺してしまった。
家庭の為に働く真面目な女性が、子供の事を注意され逆上し、喚き散らしていた。
普段、街を巡回していると挨拶をしてくれる人や、多く採れた食べ物を分けてくれる人、人に親切にしている人達が、ちょっとしたことから豹変し、ばっせられたとシャーフの耳に入ることがある。
「それは、ストレスだ」
シュトラールは、彼らの変貌をストレスのせいだと言うが、シャーフにはそれがいまいち分からなかった。
「あんなに明るい人なのに・・・? 真面目な人なのに・・・? そんな様子はなかったはずだ!」
国に暮らす人々のため、悪行に常に気をつけ目を見張っていたシャーフは、そんなことなどあり得ないと否定する。
「ストレスとは伝染するものだ。 君は見たり経験したことはないか? 人混みで人とぶつかったり、商品が中々出てこなかったり、店の者の口の利き方が気に食わなかったり、やりたい事が上手くいかない、意見が食い違う、馬鹿にされる。 積もったものが爆発するスイッチは、人によって様々だが、彼らもちょっとしたストレスでは豹変したりはしない」
シャーフにとって、まさに今がそれに当てはまる。
正義を成しているはずなのに上手くいかない、悪いことを注意しても、悪いことをした当人が不機嫌になる、そういったジレンマがある。
「大抵のものは、理不尽なことをさせられる、上の者から強く言われるという、権力を持った者や、絶対的に敵わない者から受けるストレスが原因だろう。“力”を持たぬ者は、そういったものを受け止めるしかできないからだ・・・」
シュトラールは、“力を持つ者”は人格者であらねばならない。決してその”力“を、”持たざる者“に使ってはならないと、強く語る。
そして彼は、その人格者だけの集団を作るのだと言った。
大元の”悪“を根絶やしにしたのなら、あとは小さな“悪”を徐々に摘み取っていく。それがシュトラールの作る聖騎士隊だとシャーフに語る。
「この国は変わる、私が変える。 力を持つ者を束ね、その力を“悪”を根絶やしにする為だけに注ぐ。皆が正しく生きられる為に!」
シャーフはシュトラールの言葉こそが、正に理想とする正義だと信じるようになり、今まで自分の行なっていたことは、無駄であるだけでなく、ストレスを撒いていたのだと考え、変わるべきは先ず自分であると悟る。
「聖都を変えるには、そのことを知る君の力が必要だ・・・。 共に全ての悪を焼き払い、正義をこの国に根付かせよう」
シャーフはシュトラールの考えに染まる。
悪を宿す人を正すことなどもはや出来ないのだと、いつか三人で夢見た正義の在り方を忘れ、現実を知り、ただ自分に成せる事をしようと、シャーフは変わっていったのだった。
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