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幻想曲に希望を乗せて
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頼りないスマートフォンの明かりが、真っ暗な廊下に倒れる自分の娘の姿を、ぼんやりと照らし出す。
壁や床にと散乱した、赤と呼ぶには少し暗すぎる色をした液体が付着し、乾いた箇所と、まるで沼のようにドロドロとした箇所と、様々な状態でそこにある。
そして、その沼の上に覆いかぶさるように少女の体が、リビングから逃げてくるかのように倒れている。
恐怖と信じられない凄惨な光景に、月詠は唇を震わせたまま、言葉が出てこない。
膝から崩れ落ち、倒れる少女の側へと這って近づく。
そっと体を仰向けにし、真っ赤な繁吹で染まる顔を見てみると、それは紛れもなく月詠の娘である、蜜月の変わり果てた姿だった。
「蜜月・・・、蜜月・・・?」
膝に愛娘の体を引き上げる。
月詠の呼びかけに応えるものはなく、ただ真っ暗な空間に響くだけだった。
あまりの出来事に、目を瞑る余裕さえなかったのだろう、蜜月は虚ろな目をしたままだ。
月詠は、震える手でそっと蜜月の頬に触れると、生き物から感じるはずのない違和感に、今触れているものは魂の無くなった、ただの器になっているという現実を実感する。
蜜月がまだ、そこで何が起きているのかをずっと見ているようであり、これ以上悪いものを見せまいと、月詠は手で少女の目を上から下へと摩り、自分ではもう閉じることのできないその瞼を休ませてやった。
暗く冷たい廊下ではあまりに不憫に思い、蜜月を抱きかかえると、少女がやって来たであろうリビングの方へと、覚束ない足で向かう。
廊下を照らす頼りない光を置き去りにし、半分開いたドアを肩でそっと開ける。
思考回路はまともに機能せず、月詠はただ向かうして向かうべく、まるで操り人形のおように一点をぼんやりと見つめながら歩く。
その視界に、床で倒れているのか、何者かの足が見えた。
何も考えられない、何も考えたくない。
それでも足は、倒れる何者かを確認しようと向かう。
月詠の足は様々な物に当たったり踏んだりしたが、当の本人は全く意に介すことなく歩み続ける。
目の前の視界は真っ暗で、少し開けた空間へと変わる。
少しだが風も感じた。
そして、それに揺れるカーテンが、空から降り注ぐ月明かりを中へ招き入れる。
蜜月が廊下で倒れていた時に、既にそうではないかと無意識に考えてしまっていた。
そこに居ないことを望んだ。
身体を動かす為には、心を保つ為には、生きる為には・・・。
彼女が必要だった。
それでも月詠の目が映し出した光景は、彼が望まぬ最悪の、静けさとは相反した凄惨な状態でそこにある。
倒れていたのは、他でもない妻の十六夜だった。
窓は割れ、引き出しやクローゼットはひっくり返したように中の物を吐き出し、ゲーム機は点いたまま、月詠の為に用意されや食事がテーブルの下に、食器と共に散らばっている。
蜜月を見つけた時と同じだった。
あらゆる物が、日常で目にしている時の姿形をしておらず、赤い繁吹で染め上げられている。
月詠は蜜月を抱きかかえたまま、横たわる十六夜の元へと歩み寄ると、ついに足はその役割を終えたように崩れ落ちる。
蜜月をゆっくり側に下ろし、横たわる妻を自分の方へと抱き寄せる。
恐怖や苦痛に表情を歪ませ、見開いた目が何をされたのかを物語っているようだった。
月詠は何を思ってか、その表情を震える指で整え、まるで眠っているだけかのような状態へと変える。
冷たくなった妻と娘を抱き寄せ、月詠は初めて現状を理解し始め、それは赤ん坊のように、男の低い声で泣き声を上げた。
それからの記憶はプツンと途切れ、何があったのかは定かではない。
後に近所の人が気づき、十束家を訪ねると、その異常な光景に悲鳴を上げ、直ぐに警察を呼んでくれたのだという。
警察が来て、妻と娘から離されると、色々なことを聞かれていたそうだが、月詠は目を開いたまま、口をあんぐりと開け、顔をぐしょぐしょに濡らして、廃人のような姿だったという。
月詠の脳が機能を取り戻し、稼働し始めた時、彼は一人だけになった自宅で妻と娘の物を整理している最中だったことに気付く。
手に持っていたのはアルバムだった。
十六夜と出会い、過ごして来た日々や、蜜月が生まれてから今までの写真がそこには沢山収められていた。
沢山の笑顔で写る十六夜と蜜月の写真。
そこに月詠の姿は少ししかなかった。
十六夜のため、蜜月のため、家庭のためにと仕事を頑張ってきたつもりだったが、結局共に過ごす時間も作れず、ただ家庭にお金を運んでくるだけの存在だった。
こんなことなら、例え貧しくとも一緒にいる時間を増やせば良かった。
一緒にたくさんの思い出を作りたかった。
苦労させることが駄目なことではなく、一緒に苦労することも家族として大切な思い出だったんだ。
十六夜はよく、“一緒に”という言葉を使っていたが、それは趣味のゲームを一緒にやろうというだけの意味ではなく、一緒に笑おう、一緒に楽しもう、一緒に苦労しよう、一緒に悩もう、そんな様々な想いが込められていたのだと、今更になって気がついた。
一緒に・・・一緒に・・・
十六夜の言葉が頭を駆け巡る。
「一緒に遊べるように・・・」
彼女の言葉に、ふとゲーム機のことを思い出す。
月詠は電源を入れ、ゲームを起動する。
World of Fantasìa
彼女の話していたゲームのタイトルだ。
キャラクター選択へと進めて見ると、そこには妻のキャラクターと娘のキャラクター。
そして月詠のキャラクターが作られていた。
いつか家族で遊べる日を楽しみにして作ってくれていてのだと思うと、月詠は涙が止まらなかった。
そんな簡単なこと、いつでも出来たはずなのに・・・。
そこで月詠は、急に頭が痛くなり床に倒れこむ。
薄れ行く意識の中、十六夜の声が聞こえた気がした。
「貴方のために、作っておいたから・・・」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
自宅で二人の物を整理していたはずの月詠は、見知らぬ世界で目を覚ます。
それは宛らファンタジーゲームの世界かのような景色に、街を行き交う人々、賑やかな声に、美味しそうな匂いもしてくる。
自分が何故こんな所にいるのか分からない。
街のいろいろな人に、現実世界のことを聞いて回ったが、「そんなものは知らない」、「頭でも打ったのか?」などと言われてしまう仕末。
「どうかされましたか?」
そんな時、声をかけてくれたのがシャルロットだった。
彼女にもいくつか質問をしたが、ツクヨが期待するような答えは返ってこなかった。
「シュトラール様なら何か分かるかも・・・」
それから、シャルロットの所属する聖騎士隊の隊長からシュトラールに話が伝わったようで、調べてみるから少し時間が欲しい、安全のためツクヨの外界への出入りを禁じ、聖都内で面倒を見てやってくれと、シャルロットに指令が下る。
彼女にこの世界のことを聞いていく中で、ツクヨはあることを思うようになる。
あの時、ゲームは点いていた。
自分がこの世界に飛ばされたのなら、あり得ない話でもない。
十六夜と蜜月も、こっちに来ているのではないか・・・?
壁や床にと散乱した、赤と呼ぶには少し暗すぎる色をした液体が付着し、乾いた箇所と、まるで沼のようにドロドロとした箇所と、様々な状態でそこにある。
そして、その沼の上に覆いかぶさるように少女の体が、リビングから逃げてくるかのように倒れている。
恐怖と信じられない凄惨な光景に、月詠は唇を震わせたまま、言葉が出てこない。
膝から崩れ落ち、倒れる少女の側へと這って近づく。
そっと体を仰向けにし、真っ赤な繁吹で染まる顔を見てみると、それは紛れもなく月詠の娘である、蜜月の変わり果てた姿だった。
「蜜月・・・、蜜月・・・?」
膝に愛娘の体を引き上げる。
月詠の呼びかけに応えるものはなく、ただ真っ暗な空間に響くだけだった。
あまりの出来事に、目を瞑る余裕さえなかったのだろう、蜜月は虚ろな目をしたままだ。
月詠は、震える手でそっと蜜月の頬に触れると、生き物から感じるはずのない違和感に、今触れているものは魂の無くなった、ただの器になっているという現実を実感する。
蜜月がまだ、そこで何が起きているのかをずっと見ているようであり、これ以上悪いものを見せまいと、月詠は手で少女の目を上から下へと摩り、自分ではもう閉じることのできないその瞼を休ませてやった。
暗く冷たい廊下ではあまりに不憫に思い、蜜月を抱きかかえると、少女がやって来たであろうリビングの方へと、覚束ない足で向かう。
廊下を照らす頼りない光を置き去りにし、半分開いたドアを肩でそっと開ける。
思考回路はまともに機能せず、月詠はただ向かうして向かうべく、まるで操り人形のおように一点をぼんやりと見つめながら歩く。
その視界に、床で倒れているのか、何者かの足が見えた。
何も考えられない、何も考えたくない。
それでも足は、倒れる何者かを確認しようと向かう。
月詠の足は様々な物に当たったり踏んだりしたが、当の本人は全く意に介すことなく歩み続ける。
目の前の視界は真っ暗で、少し開けた空間へと変わる。
少しだが風も感じた。
そして、それに揺れるカーテンが、空から降り注ぐ月明かりを中へ招き入れる。
蜜月が廊下で倒れていた時に、既にそうではないかと無意識に考えてしまっていた。
そこに居ないことを望んだ。
身体を動かす為には、心を保つ為には、生きる為には・・・。
彼女が必要だった。
それでも月詠の目が映し出した光景は、彼が望まぬ最悪の、静けさとは相反した凄惨な状態でそこにある。
倒れていたのは、他でもない妻の十六夜だった。
窓は割れ、引き出しやクローゼットはひっくり返したように中の物を吐き出し、ゲーム機は点いたまま、月詠の為に用意されや食事がテーブルの下に、食器と共に散らばっている。
蜜月を見つけた時と同じだった。
あらゆる物が、日常で目にしている時の姿形をしておらず、赤い繁吹で染め上げられている。
月詠は蜜月を抱きかかえたまま、横たわる十六夜の元へと歩み寄ると、ついに足はその役割を終えたように崩れ落ちる。
蜜月をゆっくり側に下ろし、横たわる妻を自分の方へと抱き寄せる。
恐怖や苦痛に表情を歪ませ、見開いた目が何をされたのかを物語っているようだった。
月詠は何を思ってか、その表情を震える指で整え、まるで眠っているだけかのような状態へと変える。
冷たくなった妻と娘を抱き寄せ、月詠は初めて現状を理解し始め、それは赤ん坊のように、男の低い声で泣き声を上げた。
それからの記憶はプツンと途切れ、何があったのかは定かではない。
後に近所の人が気づき、十束家を訪ねると、その異常な光景に悲鳴を上げ、直ぐに警察を呼んでくれたのだという。
警察が来て、妻と娘から離されると、色々なことを聞かれていたそうだが、月詠は目を開いたまま、口をあんぐりと開け、顔をぐしょぐしょに濡らして、廃人のような姿だったという。
月詠の脳が機能を取り戻し、稼働し始めた時、彼は一人だけになった自宅で妻と娘の物を整理している最中だったことに気付く。
手に持っていたのはアルバムだった。
十六夜と出会い、過ごして来た日々や、蜜月が生まれてから今までの写真がそこには沢山収められていた。
沢山の笑顔で写る十六夜と蜜月の写真。
そこに月詠の姿は少ししかなかった。
十六夜のため、蜜月のため、家庭のためにと仕事を頑張ってきたつもりだったが、結局共に過ごす時間も作れず、ただ家庭にお金を運んでくるだけの存在だった。
こんなことなら、例え貧しくとも一緒にいる時間を増やせば良かった。
一緒にたくさんの思い出を作りたかった。
苦労させることが駄目なことではなく、一緒に苦労することも家族として大切な思い出だったんだ。
十六夜はよく、“一緒に”という言葉を使っていたが、それは趣味のゲームを一緒にやろうというだけの意味ではなく、一緒に笑おう、一緒に楽しもう、一緒に苦労しよう、一緒に悩もう、そんな様々な想いが込められていたのだと、今更になって気がついた。
一緒に・・・一緒に・・・
十六夜の言葉が頭を駆け巡る。
「一緒に遊べるように・・・」
彼女の言葉に、ふとゲーム機のことを思い出す。
月詠は電源を入れ、ゲームを起動する。
World of Fantasìa
彼女の話していたゲームのタイトルだ。
キャラクター選択へと進めて見ると、そこには妻のキャラクターと娘のキャラクター。
そして月詠のキャラクターが作られていた。
いつか家族で遊べる日を楽しみにして作ってくれていてのだと思うと、月詠は涙が止まらなかった。
そんな簡単なこと、いつでも出来たはずなのに・・・。
そこで月詠は、急に頭が痛くなり床に倒れこむ。
薄れ行く意識の中、十六夜の声が聞こえた気がした。
「貴方のために、作っておいたから・・・」
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自宅で二人の物を整理していたはずの月詠は、見知らぬ世界で目を覚ます。
それは宛らファンタジーゲームの世界かのような景色に、街を行き交う人々、賑やかな声に、美味しそうな匂いもしてくる。
自分が何故こんな所にいるのか分からない。
街のいろいろな人に、現実世界のことを聞いて回ったが、「そんなものは知らない」、「頭でも打ったのか?」などと言われてしまう仕末。
「どうかされましたか?」
そんな時、声をかけてくれたのがシャルロットだった。
彼女にもいくつか質問をしたが、ツクヨが期待するような答えは返ってこなかった。
「シュトラール様なら何か分かるかも・・・」
それから、シャルロットの所属する聖騎士隊の隊長からシュトラールに話が伝わったようで、調べてみるから少し時間が欲しい、安全のためツクヨの外界への出入りを禁じ、聖都内で面倒を見てやってくれと、シャルロットに指令が下る。
彼女にこの世界のことを聞いていく中で、ツクヨはあることを思うようになる。
あの時、ゲームは点いていた。
自分がこの世界に飛ばされたのなら、あり得ない話でもない。
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