31 / 1,646
反骨の狼達
しおりを挟む
聖都ユスティーチを上から見た全体図による、シンとミアの現在の位置について。
南から北上し、聖都の外周に位置する市街地の南部から街に入り、そこでルーフェン・ヴォルグと名乗る組織の男達に出会い、彼らのアジトへと案内されている。
「アンタ達は一体何者なんだ?」
「あぁ、紹介がまだだったな。 俺はアーテム。 ルーフェン・ヴォルフのリーダーをしてる」
先頭を歩く、口調の荒い、やや背の低い銀髪の男で、狼の体毛を彷彿とさせるファーの付いた上着が印象的だった。
「ルーフェン・ヴォルフってのは、まぁ・・・騎士の奴らと基本は同じだ。この市街地を守ってる組織なんだが、あいつらとはやり方が違うって感じだな」
アーテムの説明に補足を入れるように隣の大男が口を開く。
「市街地といっても、南部の一部だけだ」
アーテムは口を開いたまま、大男の方を向いて少し固まる。
「・・・・・、あぁ・・・まぁ、このデカブツはファウストっつって、組織の幹部の一人だ。 仏頂面でよく恐がられてるが、仲間思いのいい奴だから、仲良くしてやってくれ」
金獅子のような髪をオールバックに固め、アーテムの言う通り、高身長で筋肉質な体格で、やや近寄りがたい雰囲気を醸し出している。
ファウストはじっとシンの方を睨んでいる。いや、見ているだけなのだろうが、どことない威圧感を感じる視線だった。
「ど・・・どうも・・・」
シンは軽く会釈するが、一度瞬きをすると直ぐに前に向き直ってしまった。
「あ~ぁ・・・、そんなんだから恐がられちゃうんスよ、 ファウストさん」
身軽な小さい少年がファウストの身体を、まるでリスのように登り上がると、肩にとまる。
「最後はこのちっこいのだな!」
「僕は今、成長途上にあるんス! いずれファウストさんみたく大きい男になるっス!」
ルーフェン・ヴォルフの男達最後の一人は、さっき紹介されたファウストとは逆に、小柄な少年だった。
「こいつはナーゲル。ガキではあるが、これでも立派なルーフェン・ヴォルフの幹部だ。その見た目から潜入なんかも得意だったりする」
「ガキは余計っスよ、ガキは!」
三人の様子から仲の良さが分かる。一体どんな繋がりで集まったメンバーなのか、とても興味をそそられる。
「それじゃぁ、次はアンタらの事を教えてもらおうか? 冒険者様よぅ」
シンとミアは、自分達のことと、これまでの旅について簡単に話した。
しかし、プレイヤーであること、そして上位クラスであることは伏せて話した。そしてメアとの一件についても、ただのクエストであったかのように話した。
黒いコートの男達についてや、異常な出来事についてはなるべく口外しない方が、今後のためにもいいかと思ってのことだった。
各々の自己紹介がすんだ頃、どうやら目的地のアジトについたようだった。
が、とてもアジトと呼ぶにはふさわしくない、ただの民家のように見える。
「ここ・・・なのか? 民家にしか見えないんだが・・・?」
シンは率直に思った事を話した。
しかし、予想通りと言わんばかりに得意げな表情を浮かべるアーテムとナーゲル。そしてナーゲルはその笑みを抑えきれずにいた。
「ククク・・・、きたきた! 来たっスよ!?この反応。 みんな初めて来る時は同じリアクションを取るんスねぇ」
「ナーゲル。 お前の時も同じだった」
「客人の前でそれは言わないで欲しいっス・・・。そう言うところっスよ?ファウストさん・・・」
シンの緊張は少し和らいだ。
先程あった物騒なこともあるようだが、街の人々はそれなりに明るく、活気のある生活を送れているいるようで、パルディアであったような異変がないことに安堵していた。
「俺らの活動は、一応聖都の連中に黙認されてはいるが、ギルドみてぇに表立っての活動はできねぇんだ・・・」
先程までの明るい会話からは、感じられなかった暗さが少し垣間見えた。きっとそこに、この街のあり方についての話が、絡んでくるのだろう。
「まぁ取り敢えず中に入んな」
そう言うと、入り口を開けてとても大きいとは言えない民家にゾロゾロと入っていく。
アーテムは全員が入るまでドアノブを握り開けておいてくれた。彼は見た目によらず心遣いの出来るちゃんとしたところがあるようだ。
最後尾にいたミアが入ると、アーテムは扉を閉めた。家の中は特に印象に残るようなものもなく、どこにでもあるような内装をしていた。
「ファウスト・・・」
アーテムが声をかけると、ファウストが床に敷かれた絨毯をめくり上げる。
そこには床下に入るための戸があった。
ファウストがその戸を開けると、そこには階段が現れた。
その階段は薄暗く、どこまで降りていくのか先が見えない。
「地下か・・・」
「この街は昔、外国からの進行を受けていたことがあったらしくてな。 まぁ位置的にも丁度、いろんな国へ攻め込むのに便利な要所でもある」
聖都ユスティーチは、様々な国との流通も盛んに行われているようだが、そんなことが出来るのも攻め落とせない程の何かがあったおかげだろう。
「この地下は、攻め込まれた際の奇襲に使われえていた通路らしいんだ。地下通路は血管のように聖都の地下に張り巡らされ、街になだれ込んできた敵を、無数の地下から奇襲してたって話だ。つまり、街全体が敵を誘い込む罠・・・まぁ、蟻地獄みてぇなもんだな」
一行は松明に火をつけ、ゆっくりと階段を降りていく。
「それをアンタ達の組織が使ってるって訳か・・・?」
「ふふ~ん! 凄いのはそれだけじゃ無いんスよ? 実はっスねぇ・・・」
ナーゲルの説明したそうな空気をファウストが、気を利かせて止める。
「ナーゲル。 説明はアーテムに任せろ」
アーテムは慣れた様子で、二人の会話への介入をやり過ごすと、ナーゲルの言っていた地下の秘密について話してくれた。
「地下を見つけた俺達は、ここをアジトとして使い始めたんだがな? 何と騎士達や聖都の連中は何も言ってこないし、地下についても触れようともしてこねぇんだ!」
アーテムはそう話すが、シンとミアは疑問に思わざるを得なかった。
果たしてそんなに都合のいい話があるのだろうか?国を収める聖都の騎士達が、昔使われていた地下のことを知らないなんてことが、ありえるのだろうか。
「それはつまり、騎士達が地下について知らないとでも?」
「どうだろうな・・・。 だが今の聖都の条約が出来たのは、新しく他所から来た聖騎士の王が成り代わってからだ。 それ以前の王政が、新しい余所者の王政を疎ましく思っていて、地下のことを隠しているとしてもおかしくねぇ・・・」
以前の王と今の王で政策が大きく変わったのだろうか。そのせいであの親子が裁かれるなどという、異常な行動を騎士がとっている。
そしてその政策に反発しているのが、ルーフェン・ヴォルフといったところだろうか。
「新しい王になってから、あんな出来事が増えたのか?」
その質問に、アーテムは難しい表情をする。
「前の王政は、それはそれで騎士の名の上にあぐらをかいた体たらくなもんだったさ・・・。 真面目に生きてる人間が馬鹿を見るようなユスティーチだった。だから俺だって騎士を目指して、内側から騎士のあり方ってモンを変えてやろうって思ってたんだ・・・」
今まで騒がしかったナーゲルも、気づけば静かになっていた。
新しく来た王が変えたのは、国だけではなく、彼らの生活、或いは生き方をも変えるものだったのかもしれない。
南から北上し、聖都の外周に位置する市街地の南部から街に入り、そこでルーフェン・ヴォルグと名乗る組織の男達に出会い、彼らのアジトへと案内されている。
「アンタ達は一体何者なんだ?」
「あぁ、紹介がまだだったな。 俺はアーテム。 ルーフェン・ヴォルフのリーダーをしてる」
先頭を歩く、口調の荒い、やや背の低い銀髪の男で、狼の体毛を彷彿とさせるファーの付いた上着が印象的だった。
「ルーフェン・ヴォルフってのは、まぁ・・・騎士の奴らと基本は同じだ。この市街地を守ってる組織なんだが、あいつらとはやり方が違うって感じだな」
アーテムの説明に補足を入れるように隣の大男が口を開く。
「市街地といっても、南部の一部だけだ」
アーテムは口を開いたまま、大男の方を向いて少し固まる。
「・・・・・、あぁ・・・まぁ、このデカブツはファウストっつって、組織の幹部の一人だ。 仏頂面でよく恐がられてるが、仲間思いのいい奴だから、仲良くしてやってくれ」
金獅子のような髪をオールバックに固め、アーテムの言う通り、高身長で筋肉質な体格で、やや近寄りがたい雰囲気を醸し出している。
ファウストはじっとシンの方を睨んでいる。いや、見ているだけなのだろうが、どことない威圧感を感じる視線だった。
「ど・・・どうも・・・」
シンは軽く会釈するが、一度瞬きをすると直ぐに前に向き直ってしまった。
「あ~ぁ・・・、そんなんだから恐がられちゃうんスよ、 ファウストさん」
身軽な小さい少年がファウストの身体を、まるでリスのように登り上がると、肩にとまる。
「最後はこのちっこいのだな!」
「僕は今、成長途上にあるんス! いずれファウストさんみたく大きい男になるっス!」
ルーフェン・ヴォルフの男達最後の一人は、さっき紹介されたファウストとは逆に、小柄な少年だった。
「こいつはナーゲル。ガキではあるが、これでも立派なルーフェン・ヴォルフの幹部だ。その見た目から潜入なんかも得意だったりする」
「ガキは余計っスよ、ガキは!」
三人の様子から仲の良さが分かる。一体どんな繋がりで集まったメンバーなのか、とても興味をそそられる。
「それじゃぁ、次はアンタらの事を教えてもらおうか? 冒険者様よぅ」
シンとミアは、自分達のことと、これまでの旅について簡単に話した。
しかし、プレイヤーであること、そして上位クラスであることは伏せて話した。そしてメアとの一件についても、ただのクエストであったかのように話した。
黒いコートの男達についてや、異常な出来事についてはなるべく口外しない方が、今後のためにもいいかと思ってのことだった。
各々の自己紹介がすんだ頃、どうやら目的地のアジトについたようだった。
が、とてもアジトと呼ぶにはふさわしくない、ただの民家のように見える。
「ここ・・・なのか? 民家にしか見えないんだが・・・?」
シンは率直に思った事を話した。
しかし、予想通りと言わんばかりに得意げな表情を浮かべるアーテムとナーゲル。そしてナーゲルはその笑みを抑えきれずにいた。
「ククク・・・、きたきた! 来たっスよ!?この反応。 みんな初めて来る時は同じリアクションを取るんスねぇ」
「ナーゲル。 お前の時も同じだった」
「客人の前でそれは言わないで欲しいっス・・・。そう言うところっスよ?ファウストさん・・・」
シンの緊張は少し和らいだ。
先程あった物騒なこともあるようだが、街の人々はそれなりに明るく、活気のある生活を送れているいるようで、パルディアであったような異変がないことに安堵していた。
「俺らの活動は、一応聖都の連中に黙認されてはいるが、ギルドみてぇに表立っての活動はできねぇんだ・・・」
先程までの明るい会話からは、感じられなかった暗さが少し垣間見えた。きっとそこに、この街のあり方についての話が、絡んでくるのだろう。
「まぁ取り敢えず中に入んな」
そう言うと、入り口を開けてとても大きいとは言えない民家にゾロゾロと入っていく。
アーテムは全員が入るまでドアノブを握り開けておいてくれた。彼は見た目によらず心遣いの出来るちゃんとしたところがあるようだ。
最後尾にいたミアが入ると、アーテムは扉を閉めた。家の中は特に印象に残るようなものもなく、どこにでもあるような内装をしていた。
「ファウスト・・・」
アーテムが声をかけると、ファウストが床に敷かれた絨毯をめくり上げる。
そこには床下に入るための戸があった。
ファウストがその戸を開けると、そこには階段が現れた。
その階段は薄暗く、どこまで降りていくのか先が見えない。
「地下か・・・」
「この街は昔、外国からの進行を受けていたことがあったらしくてな。 まぁ位置的にも丁度、いろんな国へ攻め込むのに便利な要所でもある」
聖都ユスティーチは、様々な国との流通も盛んに行われているようだが、そんなことが出来るのも攻め落とせない程の何かがあったおかげだろう。
「この地下は、攻め込まれた際の奇襲に使われえていた通路らしいんだ。地下通路は血管のように聖都の地下に張り巡らされ、街になだれ込んできた敵を、無数の地下から奇襲してたって話だ。つまり、街全体が敵を誘い込む罠・・・まぁ、蟻地獄みてぇなもんだな」
一行は松明に火をつけ、ゆっくりと階段を降りていく。
「それをアンタ達の組織が使ってるって訳か・・・?」
「ふふ~ん! 凄いのはそれだけじゃ無いんスよ? 実はっスねぇ・・・」
ナーゲルの説明したそうな空気をファウストが、気を利かせて止める。
「ナーゲル。 説明はアーテムに任せろ」
アーテムは慣れた様子で、二人の会話への介入をやり過ごすと、ナーゲルの言っていた地下の秘密について話してくれた。
「地下を見つけた俺達は、ここをアジトとして使い始めたんだがな? 何と騎士達や聖都の連中は何も言ってこないし、地下についても触れようともしてこねぇんだ!」
アーテムはそう話すが、シンとミアは疑問に思わざるを得なかった。
果たしてそんなに都合のいい話があるのだろうか?国を収める聖都の騎士達が、昔使われていた地下のことを知らないなんてことが、ありえるのだろうか。
「それはつまり、騎士達が地下について知らないとでも?」
「どうだろうな・・・。 だが今の聖都の条約が出来たのは、新しく他所から来た聖騎士の王が成り代わってからだ。 それ以前の王政が、新しい余所者の王政を疎ましく思っていて、地下のことを隠しているとしてもおかしくねぇ・・・」
以前の王と今の王で政策が大きく変わったのだろうか。そのせいであの親子が裁かれるなどという、異常な行動を騎士がとっている。
そしてその政策に反発しているのが、ルーフェン・ヴォルフといったところだろうか。
「新しい王になってから、あんな出来事が増えたのか?」
その質問に、アーテムは難しい表情をする。
「前の王政は、それはそれで騎士の名の上にあぐらをかいた体たらくなもんだったさ・・・。 真面目に生きてる人間が馬鹿を見るようなユスティーチだった。だから俺だって騎士を目指して、内側から騎士のあり方ってモンを変えてやろうって思ってたんだ・・・」
今まで騒がしかったナーゲルも、気づけば静かになっていた。
新しく来た王が変えたのは、国だけではなく、彼らの生活、或いは生き方をも変えるものだったのかもしれない。
0
お気に入りに追加
302
あなたにおすすめの小説
平凡冒険者のスローライフ
上田なごむ
ファンタジー
26歳独身動物好きの主人公大和希は、神様によって魔物・魔法・獣人等ファンタジーな世界観の異世界に転移させられる。
平凡な能力値、野望など抱いていない彼は、冒険者としてスローライフを目標に日々を過ごしていく。
果たして、彼を待ち受ける出会いや試練は如何なるものか……
ファンタジー世界に向き合う、平凡な冒険者の物語。

集団転移した商社マン ネットスキルでスローライフしたいです!
七転び早起き
ファンタジー
「望む3つのスキルを付与してあげる」
その天使の言葉は善意からなのか?
異世界に転移する人達は何を選び、何を求めるのか?
そして主人公が○○○が欲しくて望んだスキルの1つがネットスキル。
ただし、その扱いが難しいものだった。
転移者の仲間達、そして新たに出会った仲間達と異世界を駆け巡る物語です。
基本は面白くですが、シリアスも顔を覗かせます。猫ミミ、孤児院、幼女など定番物が登場します。
○○○「これは私とのラブストーリーなの!」
主人公「いや、それは違うな」
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

狼の子 ~教えてもらった常識はかなり古い!?~
一片
ファンタジー
バイト帰りに何かに引っ張られた俺は、次の瞬間突然山の中に放り出された。
しかも体をピクリとも動かせない様な瀕死の状態でだ。
流石に諦めかけていたのだけど、そんな俺を白い狼が救ってくれた。
その狼は天狼という神獣で、今俺がいるのは今までいた世界とは異なる世界だという。
右も左も分からないどころか、右も左も向けなかった俺は天狼さんに魔法で癒され、ついでに色々な知識を教えてもらう。
この世界の事、生き延び方、戦う術、そして魔法。
数年後、俺は天狼さんの庇護下から離れ新しい世界へと飛び出した。
元の世界に戻ることは無理かもしれない……でも両親に連絡くらいはしておきたい。
根拠は特にないけど、魔法がある世界なんだし……連絡くらいは出来るよね?
そんな些細な目標と、天狼さん以外の神獣様へとお使いを頼まれた俺はこの世界を東奔西走することになる。
色々な仲間に出会い、ダンジョンや遺跡を探索したり、何故か謎の組織の陰謀を防いだり……。
……これは、現代では失われた強大な魔法を使い、小さな目標とお使いの為に大陸をまたにかける小市民の冒険譚!

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
スキル盗んで何が悪い!
大都督
ファンタジー
"スキル"それは誰もが欲しがる物
"スキル"それは人が持つには限られた能力
"スキル"それは一人の青年の運命を変えた力
いつのも日常生活をおくる彼、大空三成(オオゾラミツナリ)彼は毎日仕事をし、終われば帰ってゲームをして遊ぶ。そんな毎日を繰り返していた。
本人はこれからも続く生活だと思っていた。
そう、あのゲームを起動させるまでは……
大人気商品ワールドランド、略してWL。
ゲームを始めると指先一つリアルに再現、ゲーマーである主人公は感激と喜び物語を勧めていく。
しかし、突然目の前に現れた女の子に思わぬ言葉を聞かさせる……
女の子の正体は!? このゲームの目的は!?
これからどうするの主人公!
【スキル盗んで何が悪い!】始まります!
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる