社会復帰日記

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19.05.24

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 復帰施設脱出に向けて資料を作成しており、それを担当のカウンセラーに見せた。昨日の今日なので、殆ど中身は詰めておらず、大項目と方針を説明したくらいだ。やはり会社の上司とは違うので、大きな駄目出しは受けず細かい文章の表現に朱を入れられた程度だったのだが、1点大項目を追加するように指示を受けた。それは私がその施設に通うことの何が良かったかという通院者のレビューみたいなもので、つまり会社に対して施設を褒めろと言うかなり営業的な側面を持ったものだった。大学受験後に如何に予備校が素晴らしかったかを書くみたいなもの。しかし、昨日も書いたように余り成果を得たという認識がない私からすれば、それはピンと来ない指示だった。しかし、復帰するためにはカウンセラーの指示に大っぴらに逆らうわけにもいかず、取り合えず了承した。今後も事あるごとに取り敢えず了承していくのだろう。

 昨日からの続き。昨日からと言うか、[19.04.13]からの続きとなる。医者からの休職診断を受け、通院をしているうちにADHDもあると判定され、細かくやり取りをしていた後輩女性からの連絡が途絶えた年末。

 私は実家に帰るか悩んでいた。塞いだ気分と萎えた活力に対して、年末年始くらいは家に帰らなければ色々と怪しまれるのではないかという思い。もしくはそこで全て暴露をしてしまうか。鬱病だと。ADHDだと。それを言うのを躊躇ったのはやはりプライドとかだろうか。

 両親が私を見捨てることはないと思っていた。流石に三十路が迫っているとは言え、一人息子。今のままでは本当に会社に戻れなかったときの、最後の逃げ道が無くなってしまう。

 この年末の時期には、鬱診断を受けた当初の明るい気持ちは無くなっていて、それは後輩の女性からの連絡が途絶えたことやADHDの診断を受けたことがあるのだが、自分が鬱であると心からは信じていなかったもののその診断の方に身体が馴染んでいってしまっているように今か考えると思えた。

 こんな風にああだこうだといつも通りの悪い癖で一人で考え込み、結局動けない日々が続いた。色々な欲求が生じたタイミングでそれを処理し、すると生活リズムは日に日にずれていった。 夜を起き通して朝を迎える頃に、これはいよいよ家にも帰れない気がしてきたが、母から「今年は何日に戻るのか」と連絡を貰う夢を見て、帰省することにした。深層心理から私は両親に会いたがっていたようだった。

 細かい話は明日以降に続ける。
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