社会復帰日記

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19.05.22

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 両親と食事に行った。特に何か目的があるわけではなく、夫婦で外食をすることになったからお前もどうだ?みたいな感じのやつだ。私が休んでいることを知らない両親はその場に私服で現れた私に驚いていたけれど、偶々今日を休みにしていたと告げると簡単に信じた。何故、言うことが出来なかったのだろう。保険の金では生活を賄うことは出来ず、月々貯めた貯金を少しずつ崩しながら生きているが、両親に助けを求めた方が良かったのではないか。今までの教育だろうか。両親を心配させたくなかった。父に「お前が元気ならばそれでいい」と言われ、涙を堪えた。ここまでは回復したが、果たして両親に胸を張って言えるほど、私は元気だろうか?

 昨日からの続き。結局、私は性欲に負けてミントと同衾し、性的なことを行ったが、いつも通り勃たせ続けることが出来ず、挿入は失敗に終わった。

 翌朝、目覚めるとミントは既にカラリとしていたが、昨日のリベンジをしないかと求めてきた。私は拒んだ。上手くいかないのが目に見えていた。ミントもしつこく求めてこなかった。改めて、傷つく可能性が充分にあるとわかっていたのだろう。

 身支度を整えて家を出る。最寄り駅まで送った。新宿まで、なんて考えたけれど、昨夜の醜態の後、駅までの道でもそんなに会話がなかったので、これ以上は耐えられなかった。

 改札前で握手をした。一応、また会いましょうと言った。お互いにその気持ちはなかっただろう。ミントは一応頷いてくれた。それが屈折したミントの自己愛であるとしても、基本的には優しくて良い子だなと思った。電車が来て、ミントは改札を抜けていった。これが最後のやり取りとなった。

 東京訪問後、ミントからの連絡が途絶えた。その間に私は結婚が決まっている女性に手をつけたこと、その上で性行為にしくじったことを激しく後悔し、ミントが連絡をしてこないのも私に飽きたからだと諦めた。

 しかし、一週間後。「こんにちは」とだけ、連絡が来た。変わりの無い、今まで通りのミントだった。私はそれに対して返信せず、カカオトークとひまチャットを削除した。もう連絡をとらない方がいいと思った。それは誰よりも私のために。

 あれからもうすぐ2年になるが、この文章を書き始めるよりも前から、ミントのことは頻繁に思い出されていた。それはチョコミントの流行の影響もあり、まさに彼女の意図した通りの想起のされ方だった。ちゃんと結婚出来たのだろうか。もう落ち着いているだろうか。私は性行為を行った者としてありがちな、相手の幸せを願うみたいなことを本気で今も思っている。とても願っている。

 元々長くなる寄り道だろうとは思っていたが、私の過去の恋愛、性関係だけで1ヶ月以上も使ってしまった。派手な性を送っていない自覚はあったが、意外と書くことはあったのは嬉しい。今日はこれまでにして、明日改めて恋愛を通して見た私の性格を考えてみたい。

 細かい話は明日以降に続ける。
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