ゆりなれっ!〜魔法少女たちのイチャイチャ〜

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結衣の天使モードで(美波×結衣)

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「すっごい綺麗……」
「そうだね。なんだか心が洗われる気がするよ……」

 少女たちはあまりの光景に立ち止まり、自分たちの視界に映るものを堪能する。
 清らかで美しい光景は、幼い少女たちにも何か伝わるものがあるようで。
 二人は目を瞑って腕を広げる。

「はぁー……最高……」
「いいね、これ……僕ずっとここに居たいよ……」

 全身を使って、今いる場所を楽しむ。
 しばらくして、二人は目を開けてさらに奥へと進んでいく。
 ……だが、そんな時。一人の少女はふと気づいた。

「……ねぇ、ここ……どこ?」

 そう呟いたのは、白髪翠目の少女――結衣。
 そんな結衣の瞳は、不安げに揺れている。
 結衣の呟きを聞いた黒髪蒼目の少女――美波も、不安げに周りを見回す。

「え、ここどこだよ……僕にもわかんない……」

 自分が知らない場所にいるという不安。
 長く歩いたせいで疲れてきた身体。
 精神的にも肉体的にも限界が来ている二人は、もうどうにかなりそうだった。

「あ、そうだ! 結衣ちゃんが変身すれば……!」
「そ、そっか……! わかった! やってみる!」

 結衣は魔法少女であり、空を飛ぶことが出来る。
 空を飛ぶことが出来れば、空から自分たちが今どこにいるのかを確かめることが可能だ。

 美波も一応魔法少女ではあるのだが、残念ながら空を飛ぶことは出来ない。
 だから美波は、結衣に任せることにした。

「じ、じゃあ行くよ……っ!」
「あ、そうだ! ちょっと待って!」
「え? な、なに??」

 変身する準備をしていた結衣だったが。
 途中で美波の声によって中断された。

「結衣ちゃんの天使モードってさ、あの羽どうなってるの?」
「……はい?」

 突然、美波が突拍子もないことを言い出した。
 それによって、結衣は間の抜けた声が出てしまう。
 本当に、美波は何を言っているのか。

「え、えーっと……美波ちゃん? どういうこと??」
「え? いや、だからさ。あの羽も魔法で出来たものなんだよね? 感覚とかってあるのかな~ってふと思ったんだよ」
「あ、あー……そういうことか」

 説明を受けてやっと理解できた結衣。
 そんな結衣は、考え込むような仕草をした後――
 自力で、魔法少女衣装(天使モード)に移行する。

 白かった髪が紅く染まり、普段の魔法少女衣装の背中から四つの羽が生える。
 それはもう、神々しいとしか言いようがなかった。
 それほどまでの威厳を併せ持つ天使。
 目と目が合うだけで、その場から動けなくなるほどの威圧感を伴う。

 だが、そんな天使の神々しさに動じない美波。
 それどころか……ジロジロと、天使の身体を舐めまわすように見ている。

「……あ、あの……美波ちゃん……?」
「へ~……天使モードってこうなってるんだ。初めて見たよ」

 天使の周りをぐるぐる回り、色々なアングルで見つめる。
 そして、美波は天使の羽に手を伸ばした。

「ひゃうんっ!」

 思わぬ接触に、結衣は変な声を出す。
 それには、さすがに美波もびっくりしたようで。
 頬を赤く染めて手を引っ込めている。

「……ね、ねぇ、結衣ちゃん」
「ふぇ!? え!? 何!?」

 結衣は、意識が完全に変な声を出してしまったことによる羞恥で染まっていた。
 そのため、美波が何かを求めるような声に過剰に反応してしまう。

「……僕、結衣ちゃんのことが好きなんだ」
「へ、へぇ……そうなん――って、え!?」
「だから……いいよね?」

 美波は頬を赤く染めて、結衣に迫る。
 その上、呼吸も荒くなっているため、傍から見ればただの変態でしかない。
 まあ、普通に変態ではあるのだが。

「え、あ、あの、いいって何が――ひゃうう!」
「結衣ちゃんの翼……めっちゃ触り心地いいね……」

 美波は、結衣の翼を触っているだけだ。
 それなのに、結衣は敏感なところを触られているかのような反応を示す。
 だからか、美波の嗜虐心が目を覚ました。

「うぁんっ! あぁ……っ! や、やめ……ひぅんっ!」

 美波の手つきが完全に一変し、弱いところを探し出したのだ。
 その度に、結衣の翼も身体もビクンと跳ねる。

「んんっ……! や、だ……これ、変な……感じがする……ふぁっ!」
「それは、“気持ちいい”って言うんだよ」
「そ、そんなこと……あぁんっ! も、もう限界だよぉ……」
「結衣ちゃんならまだまだいけるでしょ? ――あむっ」
「ひゃあああ!」

 美波に羽を咥えられたことで、結衣は一層気持ちよさそうな嬌声をあげた。
 その反応を、美波は見過ごさなかった。

「……へぇ? これがいいんだ♡ じゃあもっとやってあげるよ♡ ――あむあむっ」
「……ふぇ? ――あっ♡ だ、だめぇ♡ くせになるぅ♡」

 ――美波の攻めに、完全に堕ちた結衣。
 そんな結衣は、もう抑えられなかったのか、愛液を垂れ流して地面に突っ伏す。

「……おぉう♡ 結衣ちゃんってばダイターン♡ そんなに気持ちよかった?」
「……えへへ♡ 当たり前じゃん♡ もっとやってぇ♡♡」
「ふふふ♡ 結衣ちゃんの頼みとあっちゃ断れないなぁ♡」

 ――二人は迷子になったことも忘れ、幸せな時間を過ごした。
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