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それぞれのルート

紫音(先輩)ルート

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「じゃ、行こうか」
「待ってよ! 私はまだあおちゃんと一緒に登校するの認めてないんだからね!?」
「あら、威勢のいい子猫ちゃんだこと。だけど一度わたくしに負けた分際でよくもまあそんな口が利けるものですわね、みーちゃん?」
「ぐぬぬ……」

 今、朱美は両手に花状態である。
 鼻の下が伸び切り、すごくだらしない顔面になっていた。
 朱美の左腕を美桜が、右腕を蒼衣が押さえている。
 この時間が永遠に続けばいいと思いながら、朱美は歩を進める。

「はー……幸せ……」

 周囲の人達にジロジロ見られながらも、朱美は幸福な時を過ごしていた。
 両手の花は、まだバチバチと見えない争いを繰り広げているが。

「相変わらずなのね、あなた」

 ソプラノ歌手のように高く響く声。
 朱美も美桜も蒼衣も、この声には聞き覚えがあった。

「いい加減一人に決めたらどうなのかしら」
紫音しおん先輩……」

 細い目で、朱美を睨むように見ている。
 背が高くてスラッとしたモデル体型が羨ましい。
 この人が紫音――JKを満喫している、朱美と蒼衣の二個上の先輩で、銀髪紫目の美少女である。

「先輩……高校へ行かなくてよろしいんですの?」

 紫音は高校生になったはずなのに、中学の校門前で朱美たちを待ち伏せていた。
 蒼衣は遠回しに「卒業したんだからここに来るな」と言っていたのだが、そんなことは紫音の知ったことではない。

「どうしても朱美に会いたかったのよ。両手は先約があるみたいだから――ここね」
「……はぇ?」

 紫音はおもむろに朱美に近づくと、そのぷっくりとした唇で朱美の唇を弄ぶ。
 上唇を掴み、下唇を甘噛みし、ゆっくりと舌を入れていく。

 あまりにも突然の出来事に、朱美は目を見開くことしか出来ない。
 美桜も蒼衣も固まってしまい、ただ見ていることしか出来なかった。

「ちゅっ……ん……んむっ……」
「んっ……! んぁ……はぁん……」
「ん――ご馳走様」

 朱美はあまりの快感に膝から崩れ落ちる。
 美桜と蒼衣も、朱美につられて膝を折った。
 対照的に、紫音はすごく恍惚とした表情で元気そうにスキップしながらこの場を去っていった。

「な、なんなのあの人……っ!」
「あの方、とてつもないわざを持っていましたわね……」

 美桜は敵意を剥き出しにし、蒼衣は尊敬の眼差しで紫音を見ている。
 朱美はというと――

「しゅ、しゅごい……」

 ――余韻に浸っていた。

 ☆ ☆ ☆

 紫音と出会ったのはいつ頃だっただろうか。
 確か小学校高学年の頃だったと思うが、その頃から紫音の色気はすごかった。
 ほぼ毎日顔を合わせていたが、あの人は会う度にキスしてきた。

「朱美とキスをするとその日の歌のコンディションがよくなるのよ」

 などとわけのわからないことを言いながら。
 紫音の歌はプロ顔負けで、一度聞いただけでその世界に引き込まれてしまう。
「朱美のキスは麻薬ね」とまで言われてしまった。

 朱美は紫音のことが嫌いではない。
 むしろ顔も声も綺麗で好きだった。
 だが、キスだけはどうしても苦手だ。
 紫音の歌は好きだし、キスも気持ちいい。
 でもそれ以上に、自分の全てを支配されているような錯覚に陥るのが嫌だった。
 だけど、それと同じくらい幸せな気分になるのも事実だった。

「ぷはぁ……今日はここまで、いい顔になってきたわね」
「はぁ……はぁ……紫音……」
「あら? もっとしてほしいのかしら?」

 小学生の頃は先輩後輩もなかったため、呼び捨てで呼んでいた。
 思えば、朱美が女の子とイチャイチャしたいと思い始めたのはここからだったかもしれない。
 紫音に性癖を狂わされてしまった感覚があった。
 朱美の中の常識が、小学生にして崩壊していた。

「うぅ……紫音、もっとぉ」
「ふふっ、いいわよ。朱美が望むならいくらでもしてあげるわ」

 紫音のキスは麻薬。
 そんな言葉がぴったりだった。
 だめだだめだと思っていても、ついすがって求めてしまう。
 始めたのも求めているのも紫音のはずなのに、朱美の方がキスのトリコになっている気がする。

「はむっ……ん……ちゅっ……」
「んっ、あふ……んむ……」

 ☆ ☆ ☆

「……朱美ちゃん? どうかした?」
「……へっ? あ、ああ! ごめん考え事してて!」

 紫音との思い出に浸っていると、クラスメイトから声をかけられる。
 自分としたことがこんなに呆けているなんて。もっと気を張らないと!
 そんな決意を胸に秘めながら、朱美は目の前にいるクラスメイト――沙橙に向き直る。

 沙橙は中学からのクラスメイトで、一年生の時に席が隣同士だったことからよく話すようになった。
 髪はショートでボーイッシュな雰囲気を醸し出しているが、顔立ちは整っていて女の子らしさも兼ね備えている。

「……さて、朱美ちゃん?」
「うん? 何?」

 沙橙は何故か不敵な笑みを浮かべている。
 この顔をする時は必ず何か企んでいるということを、朱美は知っていた。
 だが何をするつもりなのかまではわからないため、警戒だけは怠らない。

「……今日朱美ちゃん唇赤いけど、口紅でも塗ってるの?」
「く、くちべに……?」

 沙橙に言われて唇に意識を集中させると、なんだかぬめっとしている感覚があった。
 指で唇をなぞると、なぞった指が少し赤くなっている。
 紫音は高校に入って色つきリップを塗るようになった。
 ま、まさか……

「……紫音先輩に何かされたのかい?」
「さ、されてないよ……」

 沙橙には嘘が通じない。
 見透かすような目をしており、朱美の心を読み解いてしまうのだ。
 この目を見ると、何故か全てを見透かされている気分になってしまう。
 実際そうなのだろうが。

「……キスでもされたか?」
「……っ!!」

 図星を突かれ、朱美は顔が青ざめてしまう。
 沙橙と付き合っているわけではないのに、なぜか浮気を指摘された時のようないたたまれなさが込み上げてきた。
 朱美の反応を見て確信を持ったのか、沙橙はため息をついている。
 呆れられているのかと思うと少し悲しい気分になるが、今はそれどころではない。

「ち、違うんだよ。そ、そう、軽いスキンシップっていうか、女の子同士ならよくやるノリっていうか?」

 朱美はわけもわからず言い訳めいたことを口走る。
 何がよくやるノリなのかわからないし、女の子同士なら普通というわけでもない。
 実際紫音以外の人とはそういうことをしたことがないのだから。

「……今度からは気を付けな?」
「う、うん……ごめんね」

 沙橙は朱美が他の女とキスしたことに怒っているのか、それとも別のことで機嫌が悪いのかわからない。
 だが、とりあえず謝っておくことにした。
 沙橙の表情はいつもより険しくなっているような気がした。

 ☆ ☆ ☆

「はぁ……」

 朱美は一人帰路につきながらため息をつく。
 沙橙のあの表情を見てからというもの、ずっとモヤモヤしていた。

「何考えてるんだろ私……別に沙橙はただの友達だし」

 そう自分に言い聞かせるも、どこか引っかかるものがある。
 あれは嫉妬なのだろうか。
 それとも独占欲?
 いや、そもそもなんで紫音とキスをしたことに沙橙が不機嫌になるのだろうか。

 もしかして……いやそんなはずはない。
 沙橙が朱美のことを好きだなんて自惚れもいいところだ。
 でも、それならなんで沙橙はあんなにも怒りをあらわにしていたのだろう?

「はぁ……」

 朱美のため息は止まらない。
 沙橙のことで頭がいっぱいだった。

「……ん?」

 ふと顔を上げると、目の前に見覚えのある人物がいることに気づいた。
 その人物もこちらに気づいたのか、手を振っている。

「やっほー」
「あ、紫音先輩」

 そこにいたのは、朱美の悩みの種である紫音その人だった。
 紫音は朱美に近づいてくると、そのまま朱美を抱きしめる。

「ちょ、先輩っ」
「いいじゃない。キスした仲でしょう?」
「そ、それは……」

 紫音の言葉に、朱美は口ごもってしまう。
 そんな朱美を見て紫音はクスクスと笑っていた。

「冗談よ、可愛いわね」
「もう……」

 からかわれていることを自覚して、朱美は頬を膨らませる。
 しかし紫音は気にしていないようで、そのまま話を続けた。

「それより、何かあったの? ため息なんかついて」
「へ? あ……いや別になんでも……」

 紫音のキスのせいで悩みが増えましたなんて口が裂けても言えない。
 朱美は適当にはぐらかそうとしたのだが、紫音は真剣な表情になっていた。

「隠さないでいいから」
「う……」

 紫音のまっすぐな瞳に見つめられ、朱美は思わずたじろいでしまう。
 紫音には隠し事が出来ないらしい。

「……実はその……ある人のことを考えてると、胸が苦しくなるっていうか……モヤモヤするんです」

 朱美は正直に話した。
 恥ずかしくて死にそうだったが、それでも誰かに聞いてもらいたかったのだ。
 すると紫音は顎に手を当てて何かを考えるように首を傾げる。
 そしてそのまま、ニヤリと口角を上げて笑った。

「それはね、恋よ」
「……はい?」

 紫音の言葉に、朱美は素っ頓狂な声を上げる。
 だが紫音は気にせずに続けた。

「その人のことを考えると胸が苦しくなるんでしょう? それはもう恋以外の何物でもないわ」
「いやいや、そんなことないですって! そんな簡単に……」

 紫音の言葉に反論しようとする朱美だったが、それを遮るように紫音は話を続ける。
 まるで獲物を狙う肉食獣のような目に、朱美は射竦められたかのように動けなくなっていた。

「きっかけは? その子とどんな話をよくするの?」
「そ、それは……」

 紫音の勢いに押されながらも、朱美は必死に考える。
 確かに沙橙とは趣味の話でよく盛り上がるし、よく話す方だとは思う。
 でも、だからといってそれが恋に結びつくかと言われればそんなことはないはずだ。

「ほら、思い出してみなさい」

 紫音は朱美の顎を掴むと、そのまま自分の方を向かせる。
 目の前には美しい紫音の顔が迫っていた。

「っ!!」

 その距離に思わずドキッとするが、すぐに顔を背ける。
 だが紫音は朱美の頬に手を当てると、無理やり自分の方を向かせた。

「ちゃんとこっち見なさい」
「うぅ……はい……」

 有無を言わさぬ迫力に押され、朱美は紫音の目を見るしかなかった。
 紫音の瞳の中に自分が映っているのがわかるくらい近い距離で見つめられて、顔が熱くなるのを感じる。

「その子とキスしたいとか思ったことはない?」
「……ないです」

 朱美は小さく首を振る。
 正直、沙橙とキスしたいとは思わなかった。

「じゃあハグしたいとかは?」
「……まあ」

 これも正直に答えるしかなかった。
 沙橙は結構な闇を抱えていそうで包み込みたくなることはあるが、だからと言ってそこに恋愛感情があるわけではない。
 むしろ友人としての親しみを込めたものでしかないのだ。
 紫音は朱美の返答に満足気な表情を浮かべると、顎から手を離した。
 そしてそのまま朱美を抱きしめる。

「っ!?」

 突然のことに驚く朱美だったが、なぜか抵抗する気にならなかった。
 むしろこのままずっとこうしていたくなるような安心感がある。

「これが恋よ」
「……え?」

 紫音の言葉に、朱美は呆けた声を出す。
 だがそれは紫音が軽くキスをしたことによって遮られてしまった。

「んっ!?」

 突然のことに動揺するが、不思議と嫌な感じはしなかった。
 むしろもっとして欲しいと思う自分がいることに気づく。
 さっきまで沙橙のことを考えていたはずなのに、いつの間にか頭の中は紫音でいっぱいになっている。

「ね、わかったでしょ?」
「……はい」

 紫音の問い掛けに、朱美は素直に頷く。
 ようやく理解したのだ。自分が恋をしているということを。
 そしてそれは、目の前にいるこの先輩だということを。

「いい子ね。ご褒美あげないとね」

 そう言うと紫音は朱美の首元に吸い付いた。

「んっ!」

 チクッとした痛みが走るが、すぐにその痛みは快感に変わっていく。
 そのまましばらく吸われ続けた後、ようやく解放された頃には首元にはくっきりとしたキスマークがついていた。

「これでよし、と」

 満足そうに笑うと、紫音は朱美を解放する。
そしてそのまま踵を返して歩き出してしまった。

「あ、あの!」
「……何かしら?」

 朱美は無意識に紫音を呼び止めていた。
 もう自分の気持ちを自覚した以上、伝えないという選択肢はないと思ったからだ。
 そんな朱美に対して振り返った紫音の口元には笑みが浮かんでいる。
 まるでこうなることをわかっていたかのように。

「私……その……」

 上手く言葉が出てこない朱美だったが、紫音は急かすことなく待っている。
そして意を決したように口を開いた。

「好きです! 付き合ってください!」

 その言葉に紫音は嬉しそうに微笑むと、再び朱美に近づいて耳元に口を寄せる。
 そして甘い声で囁いた。

「ええ、喜んで」

 その言葉を聞いた瞬間、朱美は嬉しさのあまり涙が溢れそうになる。
 そんな朱美の頭を優しく撫でながら、紫音は言葉を続けた。

「でもそれはまた後でね? 今は沙橙ちゃんのことをどうにかしなきゃ」
「え……」

 紫音はちらりと朱美の後ろに目線を逸らす。
 朱美もその視線の先を追うと、そこにはものすごい形相でこちらを睨んでいる沙橙の姿が。
 その姿を見た瞬間、朱美はサーッと血の気が引いていくのを感じた。

「さ、沙橙……?」

 恐る恐る声をかけると、沙橙はゆっくりと口を開く。
 その声はいつもより低く、怒りに満ち溢れているようだった。

「……間に合わなかったみたいだな」
「いや、これは……」

 弁解しようと口を開く朱美だが、沙橙は聞く耳を持たないといった様子で近づいてくる。
 そしてそのまま、朱美の手首を掴んだ。
 その握力は強く、振り解こうとしても離れない。

「さ、沙橙……痛いよ」
「……」

 朱美は必死に訴えかけるが、それでも沙橙は無言のままだ。
 そんな二人の様子を楽しそうに見ていた紫音が口を開いた。

「ほらほら、早く行きなよ。私は先に帰るわ」
「あっ、ちょ……!」

 朱美は慌てて手を伸ばすが、紫音はもう振り返ることなく去っていく。
 残された二人は、しばらく無言の状態が続いた。
 気まずい空気が流れる中、先に口を開いたのは沙橙だった。

「……行くぞ」
「え? あ、ちょっと!」

 そのまま手首を引っ張られて歩き出す沙橙につられて、朱美も歩き出す。
 その足取りはとても重たく感じた。

 ☆ ☆ ☆

「あの……沙橙?」

 無言のまま歩き続ける沙橙に、朱美は恐る恐る声をかける。
 だが返事はない。
 まるで何も聞こえていないかのようだ。

「沙橙ってば!」
「……」

 もう一度呼びかけるが、やはり反応はなかった。
 どうやら完全に無視するつもりらしい。
 朱美は仕方なく口を閉じるしかなかった。

 そうしていると、いつの間にか目的地に着いたようだ。
 そこは人気のない路地裏だった。
 周りに誰もいないことを確認すると、沙橙はようやく口を開く。

「……ごめんな」

 突然の言葉に、朱美は驚いてしまう。
 まさか謝られるとは思っていなかったからだ。
 だがそれも一瞬のことで、沙橙はすぐに表情を戻すと再び歩き出す。

「ちょ、ちょっとどこ行くの?」
「いいから付いてきて」

 有無を言わさぬ口調に気圧されてしまい、朱美は黙ってついていくしかなかった。
 しばらく歩くと目的地に到着したようで立ち止まる。そこはホテルだった。
 まさかとは思うが、そう考えている間も沙橙は手を引いて中へと進んでいくので、朱美も覚悟を決めて中に入ることにした。

 受付を済ませると、そのまま部屋へ向かう。その間も沙橙はずっと無言だった。
 そして部屋に入るとすぐに鍵を閉める音が聞こえてきたので、朱美はドキッとする。
 これから何をされるのか想像できてしまったからだ。

「あの……沙橙?」

 恐る恐る声をかけるが返事はない。ただじっとこちらを見つめてくるだけだ。
 その瞳からは感情が読み取れず、何を考えているのかわからなかった。
 だが次の瞬間にはベッドに押し倒されていた。

「……っ!?」

 突然のことに驚きながらも、朱美は沙橙を見つめる。
 その表情はとても苦しげで、今にも泣き出してしまいそうだった。

「……ごめん……」

 そんな呟きが聞こえたかと思うと、唇に柔らかい感触が伝わってくる。
 キスをされているのだと気づいた時にはもう遅かった。

「んっ!?」

 抵抗しようとしたが、両手を押さえられているため身動きが取れずされるがままになってしまう。
 何度も繰り返される口付けに頭がボーッとしてきた頃になってやっと解放された。

「はぁ……はぁ……」

 肩で息をしながら呼吸を整えようとするが、上手くいかない。
 そんな朱美を沙橙はじっと見つめていたが、やがて口を開いた。

「……いきなりこんなことされて、僕のこと、嫌いになったかな?」
「そんなこと……」

 否定しようとしたが、言葉が出てこない。
 確かに驚きはしたが、不思議と嫌悪感はなかったからだ。
 まるで、ずっと前にもこんなことがあったような……

「あ、あれ?」

 そう思った途端に、突然視界が歪んだ。
 世界が書き換えられていくような感覚に、意識が遠のく。
 何が起きているのか全然わからなかったけど、最後に見た沙橙の顔は……ひどく悲しそうだった。
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