鈍感王子の背徳なる性事情

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第三話

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「――ま、――さま! ジルクニール様!」

「…………婆や?」

 俺は空耳だと思っていた婆やの声が近くにあることをようやく理解して、ティアの子宮に精子を吐き出すことを中断した。ティアはもはや虫の息だが、精液を出されるたびに可愛く喘ぐので長い時間、性交に耽ってしまったみたいだ。

「……ぁ♡」

 流石に赤ん坊の頃から世話をしてくれていた婆やの前で腰を振り続けるわけにもいかず、名残惜しく最後に射精してから、ティアのナカより肉棒を引き抜いた。

 ティアは、秘部から子宮に入りきらなかった俺の精をこぽりと漏らして、そこには白濁の溜まりができていることに今更ながらに気がついた。
 どおりで臭うわけである。

「《清潔/クリーン》」

 思えば女を覚えるまでは無用だった魔法だったが、今ではなくては困る必需魔法になっている。
 天蓋付きのベッド内全てを指定して、俺が認識する汚れを消し去り、臭いの根源は消え失せた。
 結果として残ったのは大量の水だが、それは乾かせばどうとでもなるものだ。

「それで、婆やは何しに来たんだ?」

 ティアに乾いているシーツをかけてから婆やに問うと、盛大なため息が返ってきた。

「お昼は別にジル様のお好きにしてもいいでしょうが、夜は大事な用事があったのでは? それと、今日はアクリエス家の方々もいらっしゃってます。遅れるわけにはいかないでしょう」
「アクリエス? ああ、そういえば父上が言っていたな」
「レイモンド様もすでにご到着されていますよ」
「なに!? それを先に言ってくれ!」

 俺は急いでベッドの外に放り出していた服を着て、ティアを見た。どうやら無理をさせすぎたようで、未だ俺とのセックスの余韻から抜け出せないようだった。

「婆や、ティアのことを頼んでもいいか? せっかくレイモンドが来ているが、これじゃあ立っていることすら難しいだろうからな」
「分かりましたよ、ジルクニール様。どうか婆めにティアはお任せを」
「すまんな。いつも婆やを頼ってしまって」
「婆はジルクニール様に頼られて嬉しいのです。お気になさらなくて結構ですよ」

 婆やはそう言って、虚ろのままでいたティアの側によると、手をかざした。

「《睡眠/スリープ》」

 その魔法は、相手を眠らせるという対価の魔法だ。

 ティアはすっかりと眠りの世界へ旅立ってしまい、婆やは満足そうに、ティアを抱えて近くのソファーに下ろした。
 そのままベッドシーツを何食わぬ顔で変えはじめるので、思わず笑ってしまう。

 こともなさげに婆やは魔法をつかったが、これは単純なように見えて、相手の魔法抵抗が強く作用するため高等の魔法に分類される一つである。
 《清潔/クリーン》も含めて、俺は生活魔法の大半を婆やに教わった。何を隠そう婆やは、この国でも随一の魔法使いである。ベッドメイクを仕事にするメイドのように対外的に思われているが、実際のところ凄腕の護衛のうちの一人なのだから、敬意を忘れるわけにはいかない。

 普段から奔放でいられるのも、婆やたち護衛が俺のプライベート以外を完全警護しているからだ。忍者をはじめとして個性豊かすぎる面子だが、その中でも俺の護衛としては最古参だから実の祖母のように慕っている。

 そんなわけで、婆やには俺の大切な友人を任せることができるのだ。

「婆や、ベッドメイクが終わったら、そのまま俺のベッドで寝かせてやってくれ」
「それは構いませんが……ティアはもう休ませたほうがいいのでは?」
「もちろんそのつもりだ。だが、添い寝するくらいは許されるだろ?」
「ふふ、かしこまりました」

 俺はお辞儀する婆やに背を向けて、部屋を出た。
 すると目の前に忍者が現れて、すでに食事室にみんな集まっていることを知らせてくれた。

「ご苦労、今日の警護はもう切り上げて構わない。他の影にも伝えろ」
「御意」

 目の前で、黒ずくめの男が姿を消した。
 相変わらず馬鹿げた特異体質だと思いながら、俺を待っているだろう食堂へ向けて歩いていく。

 食堂前では、警備の騎士が槍を持ち門番の任に当たっていた。

「おつかれ」

 軽く労ってから食堂の扉を開けてもらうと、すでに席へ着いていた一同が俺に注目した。

「早く座れ」

 上座で父上は俺に座るよう命じて、俺は大人しく従って母とネクトのあいだの席へつく。
 対面にはアクリエス家の当主夫妻と、我が友レイモンド、そして弟たちの幼馴染レイチェル――青髪の一族が並んで座っている。

「それではようやく揃ったことだし、食事を始めようか」

 父上の音頭で食事会が始まった。
 とはいえ、話をするのは大人組のみであり、俺たちレイモンド含む子供はテーブルマナー通りの食事を淡々とするのみである。

 そして、コース料理を平げ、食後の余韻に浸るっている時、ついに父上が切り出した。

「さて、今日集まってもらった訳を話そう。この度、我が王家と公爵家の間で縁が結ばれることになった」

 反応を見るに、知っていたのは父上と母上、そして公爵とレイチェルのみであった。
 公爵夫人は驚きで口を隠すように塞いでいるし、レイモンドも顔には出していないがその目がありありと動揺していた。隣の弟らも驚きで息を呑む音が出ていたし、まぁ、王家には姫がいないため、相手方が長子のレイモンドではないのは確か。消去法で弟らの幼馴染であるとするならばびっくりもするだろう。

 父上は淡々と告げるように述べた。

「王太子、ジルクニールと公爵家長女、レイチェルを今後婚約者と扱い、ジルクニールの卒業後婚姻の儀を執り行うものとする」

 この情報に、またみんなが驚きの表情を作った。

 おっと、俺の知らなかった情報だ。俺もまた驚きを隠せず父上の顔を二度見した。
 そうか、学校を卒業したら結婚式か。
 いや、ちょっと待てい。

 父上、あなたはそこまで俺を年下趣味にしたいと思っているのか。卒業といえば四年後とはいえ、俺は20で、レイチェルといえば17だ。

 婚約者としてようやく一般的なスタートラインの年齢であるというのに、スピード結婚が過ぎるのではないか。
 そもそもレイチェルに至ってはまだ学生である。何をそんなに急ぐ必要があるんだ。

「父上、婚約の件について私からは異論ありません」
「そうか」
「ですが、結婚の時期に関しては、レイチェル殿の卒業後で構わないはずです。なぜそうまで婚姻の儀を早めるのですか」
「そんなもの、早く孫の顔が見たいからに決まっているだろう」

 悪びれもせず何を言ってるのかこのジジイ。

「だとしたら余計にです。他にも候補はいたはずだ。年下でなくとも良かったのではないですか?それならば待たずとも良かったはずです」
「なんだ? お前はレイチェルに不満があるのか?」
「……そうなのですか?」

 父上が問うと、公爵からの厳しい視線が飛んできた。
 子煩悩として有名な人だからか、その視線の意味が分かって公務の時以上に重圧を纏っているように感じる。

「いえ、不満もなにもこれまで顔を合わせたことがあっても話したことはなく……というかそんなに雑に誤魔化さないでください」
「そ、そうです父上! お兄様の婚約者はレイチェルではなくともいいではないですか!」

 ラレスがこの食事の場で初めて意見し、俺に賛同してくれる。できた弟を持って兄は嬉しいぞ。
 だが、父上は俺の目をじっと見つめるばかりで、俺はそれでテコでも折れる気がないのだと察してしまった。

「とにかく、これは決定事項だ」
「そんな……」
「いいんだ。ありがとうな、ラレス」

 俺は、自分の力が及ばず落ち込んでいるラレスに向けて感謝の意を向けた。
 ラレスは沈み込んだみたいに顔を上げることはなかったが、その時、意外な場所から声が上がった。それに釣られてラレスも顔を上げる。

「あの、わたくしの前でそうも嫌がられると傷ついてしまいます」
「すまない、レイチェル嬢。決して君自身が嫌だと言っている訳じゃないんだ」言ってたが。
「ラレスもなんでそんなに反対するのよ。婚約が決まるのはめでたい事なんだから幼馴染として祝って欲しかったわ」
「…………よ」

 う・い・あ「よ」か。
 す・き・だ・よ。な訳ない。脈絡がなさすぎだ。
 忍者に教わった読唇術で唇を呼んでもなにを言おうとしたのかは分からなかった。やはりこういう諜報関連はもう少し勉強したほうがいいか。練度が足りていない。

 まぁ、今はラレスより、はじめて会話することになるこの婚約者のお嬢様だ。
 ふと、レイチェルの隣に座るレイモンドと目が合い、俺たちは口元だけ笑い合った。
 まさか兄弟になるとは想像もしていなかった。
 ただの従者から友になり、そして義兄弟だ。
 王家に縁が深い公爵家だからありえないことではなかったが、こうして現実になってみれば運命じみて感じるのはなぜだろうか。

「はじめまして……ではないが、王太子のジルクニールだ。どうやら貴女が私の婚約者になるみたいだ。よろしく頼む」
「公爵家が長女、レイチェルでございます。こちらこそどうか末永くよろしくお願いしますわ、王太子殿下」
「ジルクニールでいい。代わりに私もレイチェルと呼ぶ」
「かしこまりました。ではジルクニール様とお呼びしますね」

 王族の前であくまで自然体でコロコロと笑う姿に愛嬌を感じる。
 光沢を持った蛍光色の青色の髪が白いドレスに似合っている。結婚する頃――今のティアやエリノーラと同じ歳になった時は、彼女らに匹敵するだろう美貌に育つだろうと思わせる幼い顔立ちは、なるほど、公爵家の姫と呼ばれるだけはある。そもそも、俺を差し置き貴公子などと呼ばれているレイモンドや美形の公爵夫妻を見ても、レイチェルの将来はほとんど約束されているだろう。
 夫人などは母上と同じ歳であるというのに、見た目だけなら20そこいらだと思える美貌だ。
 そんなこと言えば母上が憤怒するので言えないし、母上も十分以上に美形のため、こればっかりは若作りか否かの差なんだろう。

 少女趣味と噂を立てられるのは年頃の男として大変不名誉ではあるが、いつかこの美貌の少女を孕ませると思えば、思わず雄の象徴に血が集まりそうになった。

 やばいな。勃たないよう自制するが、そうしなければ普通に勃ってしまう。
 今のレイチェルでも興奮できてしまうということに気がついてしまった。これは少女趣味を否定できなくなるので、絶対にバレないようにしなくては。

「では、婚約は両者の同意もあり成立した。今日の用事は以上だ。子供たちは帰る時まで暇を潰して待っているといい」

 大人たちは、内々で話す事がまだあるらしい。
 王太子の立場としてそれも聞いておきたいところだが、今は久々の友との交流が優先だ。

「応接室を準備しております」
「分かった。では全員そこで集まるとしよう」

 出て行こうとするとそばに控えていた筆頭メイドが頭を下げた。
 俺はレイモンドたちを引き連れて応接室へと足を運ぶ。
 時折すれ違うメイドや執事らを労いながら応接室の扉を開けると、机には人数分の菓子が用意されていた。

「プリンアラモードか。嫌いな奴はいるか?」

 俺がそう問いかけると、誰も名乗り出なかった。
 そんな時、俺の後ろにいた男が笑い出した。

「殿下、好物だからって人から貰おうとするなんてはしたないですよ」
「貰うことの何が悪い? マナーなんて知ったことか。いつもそんなこと気にしてると窮屈で死ぬだろうさ」

 あいも変わらず堅物な友に向けて、俺は久々になる軽口を飛ばした。
 不思議そうに見てくる弟たちとレイチェルを他所に、俺は早速旧交を深めることにした。

「お前たちも今は無礼講だ。マナーだなんだなんて煩わしいこと考えずに、子供同士でデザートを楽しもう」

 そう言って俺はレイモンドを対面に座らせて、プリンアラモードを早速スプーンで掬い取った。

「お兄様の言う通り、奔放な方でしたんですね。どうもラレスとネクトから聞いていた人物像と合わないと思っていましたの」

 いつの間にか俺の隣に座っていたレイチェルが、ふふっ、と笑って、デザートを手にしていた。
 レイモンドの隣にはラレスが座り、俺とレイモンドの間、つまり上座には次男のネクト座るというはちゃめちゃ具合に、給仕として控えていたメイドがオロオロとしていた。
 確か男爵家の四女でティアの配下につくことになった新人のメイドだ。
 面白いからもう少し見ていたかったが、レイモンドが気を利かせて、「放っておいてくれて大丈夫です」と声をかけた。相変わらず俺より王子してる人間だ。
 まるで物語に出てくるような優しい王子の姿にメイドは頬を赤くして照れながら、居住まいを正した。

「お前こそ放っておいて大丈夫だったんだぞ?」
「趣味が悪いですよ」

 そう言ってレイモンドがようやくデザートに手をつけ始める。一口掬って口に含んだところで、レイモンドは仕切りに周囲を気にし出して、俺はそういえばと思い出した。

「ティアなら今日は疲れたみたいだったからな。立たせるのも悪いから今日は休ませた」
「そ、そうですか。なら仕方ないですね……」

 レイモンドも友達の姿が見えないことにがっかりしたようだ。それがついこの間までの俺の様子だと思えば可笑しくなってくる。

「ティアとは誰なんですの?」
「確か……お兄様のお付きのメイドでしたよね」

 レイチェルが不思議そうにした問いかけに、ラレスが先に答えた。
 まぁ、俺とレイモンドの友人だと答えても混乱させるだけだろうからそのことについて言うつもりはない。それに、三人の関係は秘密であった方が面白いと感じている。

「まさかお兄様の好きな人なんですか?」
「え”っ、ち、違う違う。なんてこと言うんだ誤解されたらどうするんだ」
「はははっ、まぁ、それは違うだろうな」

 長い間友達をやってきたがそんな素振り見たことがない。
 むしろ、二人でいる時は言葉少なく、何度俺が盛り上げてやろうとしたことか。

「ん?」

 と、話に花を咲かせているとプリンアラモードがいつの間にか消えてしまっていた。
 食べた記憶が全くないので惜しくはあるが、容器を机に戻して紅茶を口に含んだ。

 そういえばネクトのやつがさっきから無言だがどうしたのだろうか。俺に何か話しかけたそうにしてはいるが……まぁ、決心がつくまで待ってやろう。

「レイモンド」
「あげませんよ」
「……まだ何も言ってないではないか」
「欲しいものがあったら、今みたいに執着する目になるんです。いやでも分かりますよ」

 さすがは友と言ったところか。
 俺のことをよく分かっているようである。

「ジルクニール様」
「うん?」
「わたくしのデザートでよければお召し上がりください」

 声をかけられたかと思えば、レイチェルがスプーンにプリンを掬って、手で落とさないよう注意しながら俺の口元まで運んできた。

 俺は無意識に口を開けてプリンを出迎えた。
 舌に触れるこの濃厚なプリンの食感に酔いしれる。
 うむ、うまい。

「……レイチェル」
「あらお兄様、今は無礼講ですよ?」
「今分かった。将来僕は死ぬほど苦労しそうだ」
「ああ。こき使ってやるから安心しろ」

 再度、レイチェルが「はい、あーん」とデザートを口元に運んでくるので俺は衆目も気にせずデザートに舌鼓をうつ。

 結局、ほとんど2個分のプリンアラモードを平げることになり、その頃になってようやく帰りの知らせがやってきて、そこでお開きとなった。

「ティアによろしくお伝えください」
「ああ、レイモンドが狂おしいほど会いたそうにしていたと言っておく」
「変に誇張しなくていいですから」

「それではごきげんよう、ジルクニール様。また今度お茶会をしましょうね」
「分かった。招待を待ってる」
「ラレスとネクトもまたね!」
「……うん、またね」
「おやすみレイチェル」

 公爵家一行が帰るのを見送ってから入浴を済ませて、部屋に戻った。
 昨日今日と《清潔/クリーン》があれば風呂の時間は必要ないのではと考えていたが、熱い湯船に浸かっているのも気分のリフレッシュにはいいと思えるので、当分は連日の性交はできそうにない。いつかはするつもりだが。

 今日一日を振り返って、というか精通してから色々とあった。

 一昨日精通したばかりで、昨日はティアとエリノーラ抱いて朝を迎えて。それからティアと朝一から性処理してエリノーラとはイチャイチャを楽しみ、エリノーラとネクトの婚約阻止、それから昼餉も忘れてティアに性衝動をぶつけて、婚約発表の晩餐会、久しぶりのレイモンドと旧交を暖めて、レイチェルとも初めてまともに話した。案外、相性が良さそうなことは朗報だった。
 そういえば食べさせてもらうこともいいものだと、実際に経験して思った。今度、ティアとエリノーラにもやらせてみよう。

 そう思いながら、まだ眠っているティアの横へ布団に潜り込むように身を寄せて、寝ているティアの頭に腕を通した。
 巷で流行中の腕枕というやつで、魔法学園の女生徒に聞けば女の憧れらしい。

 朝起きればびっくりするだろうティアを思えば口元が緩む。
 俺はそのまま、昨日から続いた性交での疲れを癒すために深く眠りにつくことにした。

 明日からはまた学校だ。
 疲れを残さない魔法でも開発するか。
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