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【シエル過去編 1話】 出会い
騎士団にて
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(イグナルト視点)
◆騎士団本部にて
「はぁ、なんだよ伝説の兵士って、、」
報告を終えた俺は愚痴を付きながら廊下を歩く,
愚痴の原因は任務の件であった。
今回の任務は俺が一人で敵の制圧をしたが何も全てを一人でやった訳ではなく制圧後の後始末は他の兵士に任せていた。
先に戻った他の兵士から噂が広まったそうでイグナルトが盗賊300人倒す偉業を成し遂げたとして、
俺はこの騎士団で一躍話題の男になっていた。
そこでセアラさんが面白がって【伝説の兵士】なんて言ってクッソ恥ずかしい異名を付けやがった。
なんだよ伝説の兵士って安直すぎだろ。
と思いながら俺はフェニックスの名前をもう少し考えてやれば良かったなと思い始めた。
しかし、今はそんな事どうでもいい
とりあえずこの恥ずかしい呼び名を何とかしないとな、、、、、
なんか昨日から自分の呼び名に翻弄されてるな気がする、、
「あのゴリラ女、次見つけたらぶっ飛ばしてやる、、」
「だれが、ゴリラ女だって」
愚痴を吐いていると後ろから声をかけられた、
女性の声か男性の声か分からない中性的な声をしていた、俺はその声がする方を振り向く。
すると一人の大柄の男の様な体つきの女性が立っていた。
このクソあだ名を付けたセアラ2番隊長だ
「うげっ、セアラさん、、」
「うげって、、人をゴキブリのように言うんじゃない私はこう見えて女よ、、」
「ふっ、そうですか、、」
「なぜ今鼻で笑った?」
今一番会いたくない人に出会ってしまった。
この人が俺に変なあだ名をつけた張本人だ、
顔を見るだけで腹が立つ、、
まぁ、いい機会だこの際になんであんなあだ名を付けたか聞いてみよう。
もしかしたら良い意味で付けてくれた可能性もゼロではないはずだ。
俺はセアラさんに『なぜ、伝説の兵士なんてあだ名を付けたんですか』と質問を投げかけた。
そして返って来た返答は
「そうね、、、、面白いから」
面白いからかぁ、、、
そして俺はある決意を胸に刻んだ、
この人、いつか倒す
「はぁ、、、、もういいです」
この人に何を言っても無駄なので諦める事にした。
「それにしても本当に一人で初任務成功させちゃうなんて、良くやったわね、、」
「できないと思ったんですか?」
「いや、1ミリも思ってなかったわよ、でも少しは苦戦したでしょ?」
「全然、、」
質問に答えるとセアラさんが頭を抱えて悩み始めた、俺は『なにしてるんだこのババア?』という目で見ていた。
「はぁ、あなた少しは苦労しなさいよ。」
「そんな、今まで地獄のような訓練を受けて来た俺に取っては、ただ敵が多くてめんどくさいだけで楽勝ですよ、」
今まで俺はこの騎士団で地獄の方がマシと言うような訓練を受けて来た、そのため魔法抜きにしても一人で戦える戦力を持っている、その上に俺は強力な攻撃魔法も使える、そんな俺がただの盗賊300人程度時間がかかるが楽勝であった。
しかしセアラさんの様子を見るに俺が答えた回答は彼女の求めていた回答と違った様子だった、彼女は俺を諭すように話始める
「イグ、あなたは確かに強い、その年にして騎士団内で3本の指に入るぐらいの実力はあるわ。でもアナタはまだ若いの。
その自分は強いと言う慢心がいつか取り返しのつかない事が起きるのよ。」
「、、セアラさんそれいつも言ってますよね、自分自身それは理解しているので大丈夫ですよ。」
「それならいいわ、最後にこれだけは覚えといて絶対に慢心しないいいわね。」
「分かりました、」
「そう、じゃあ総合団長に会いに行きましょう、アナタを呼んでいたわ。」
俺はセアラさん言われるがままに総合団長フラロスさんの部屋に入った。
フラロスさんは騎士団で最も偉い人だ。
部屋に入ると大きな机といかにも偉い人が座りますよと言わんばかりの椅子があった、
その椅子の上にフラロスさんが座っている、隣に総合副団長ライアスさんの姿も見えた。
「フラロスさん、イグを連れて来たわよ」
「ご苦労、イグも今回はご苦労だった、」
「いえ、それで話は?」
「あぁ、話というのはお前が帰ってくる途中で迷った森があるだろ、その森の件で少し話があってな。」
「あぁ、マハイルさんがいた森かぁ。」
「そう、マハイルが――・・ちょっと待て、マハイルがいたのか?」
俺がマハイルさんの名前を口にするとその場にいた全員が驚き始めた、
「そうです、マハイルさんが家に一晩泊めてくれました。」
「そうか、マハイルと旦那さんは元気だったか?」
「マハイルさんは元気でしたが・・・旦那さんの方は事故で他界したみたいです。」
「、、、そうか、それは残念だったな」
「でも娘さんと一緒に元気に暮らしてましたよ。」
「おい、待て娘が生まれていたのか?そしてなぜお前はそんなに落ち着いてる?」
「別に騎士団を辞めたのは4年近くも前ですよ、4年もあれば子供の一人や二人ぐらい作っても不思議じゃないでしょ、、」
「お前、冷めてるなぁ・・・・だがこれは困ったな、、」
困った?
フラロスさんの口から困ったという声が零れた、今回呼び出した件とマハイルさんが何か関係があるのだろうかと考えていると呼び出した件を話し始めてくれた。
「今回お前を呼んだのは他でもない、その森の周辺で盗賊団が潜んでいるようで、お前にはその森での盗賊の調査を頼もうと思っていたんだが。」
「それはマハイルさんとなんの関係が?」
「いや、マハイルは問題ない、問題は娘さんの方だ、、」
「娘、、シエルちゃんになにか問題が?」
「お前も聞いた事ないか、、ヴァインスの血統を、、」
ヴァインスの血統、、俺はシエルちゃんの名字【ヴァインス】を聞いた時どこかで聞いた事ある気がしていたが、ようやく謎が解けた。
「そうですかヴァインス、、、それは危ないですね、、」
ヴァインスの血統それは本当に胸糞が悪いだけのただの噂であった
◆騎士団本部にて
「はぁ、なんだよ伝説の兵士って、、」
報告を終えた俺は愚痴を付きながら廊下を歩く,
愚痴の原因は任務の件であった。
今回の任務は俺が一人で敵の制圧をしたが何も全てを一人でやった訳ではなく制圧後の後始末は他の兵士に任せていた。
先に戻った他の兵士から噂が広まったそうでイグナルトが盗賊300人倒す偉業を成し遂げたとして、
俺はこの騎士団で一躍話題の男になっていた。
そこでセアラさんが面白がって【伝説の兵士】なんて言ってクッソ恥ずかしい異名を付けやがった。
なんだよ伝説の兵士って安直すぎだろ。
と思いながら俺はフェニックスの名前をもう少し考えてやれば良かったなと思い始めた。
しかし、今はそんな事どうでもいい
とりあえずこの恥ずかしい呼び名を何とかしないとな、、、、、
なんか昨日から自分の呼び名に翻弄されてるな気がする、、
「あのゴリラ女、次見つけたらぶっ飛ばしてやる、、」
「だれが、ゴリラ女だって」
愚痴を吐いていると後ろから声をかけられた、
女性の声か男性の声か分からない中性的な声をしていた、俺はその声がする方を振り向く。
すると一人の大柄の男の様な体つきの女性が立っていた。
このクソあだ名を付けたセアラ2番隊長だ
「うげっ、セアラさん、、」
「うげって、、人をゴキブリのように言うんじゃない私はこう見えて女よ、、」
「ふっ、そうですか、、」
「なぜ今鼻で笑った?」
今一番会いたくない人に出会ってしまった。
この人が俺に変なあだ名をつけた張本人だ、
顔を見るだけで腹が立つ、、
まぁ、いい機会だこの際になんであんなあだ名を付けたか聞いてみよう。
もしかしたら良い意味で付けてくれた可能性もゼロではないはずだ。
俺はセアラさんに『なぜ、伝説の兵士なんてあだ名を付けたんですか』と質問を投げかけた。
そして返って来た返答は
「そうね、、、、面白いから」
面白いからかぁ、、、
そして俺はある決意を胸に刻んだ、
この人、いつか倒す
「はぁ、、、、もういいです」
この人に何を言っても無駄なので諦める事にした。
「それにしても本当に一人で初任務成功させちゃうなんて、良くやったわね、、」
「できないと思ったんですか?」
「いや、1ミリも思ってなかったわよ、でも少しは苦戦したでしょ?」
「全然、、」
質問に答えるとセアラさんが頭を抱えて悩み始めた、俺は『なにしてるんだこのババア?』という目で見ていた。
「はぁ、あなた少しは苦労しなさいよ。」
「そんな、今まで地獄のような訓練を受けて来た俺に取っては、ただ敵が多くてめんどくさいだけで楽勝ですよ、」
今まで俺はこの騎士団で地獄の方がマシと言うような訓練を受けて来た、そのため魔法抜きにしても一人で戦える戦力を持っている、その上に俺は強力な攻撃魔法も使える、そんな俺がただの盗賊300人程度時間がかかるが楽勝であった。
しかしセアラさんの様子を見るに俺が答えた回答は彼女の求めていた回答と違った様子だった、彼女は俺を諭すように話始める
「イグ、あなたは確かに強い、その年にして騎士団内で3本の指に入るぐらいの実力はあるわ。でもアナタはまだ若いの。
その自分は強いと言う慢心がいつか取り返しのつかない事が起きるのよ。」
「、、セアラさんそれいつも言ってますよね、自分自身それは理解しているので大丈夫ですよ。」
「それならいいわ、最後にこれだけは覚えといて絶対に慢心しないいいわね。」
「分かりました、」
「そう、じゃあ総合団長に会いに行きましょう、アナタを呼んでいたわ。」
俺はセアラさん言われるがままに総合団長フラロスさんの部屋に入った。
フラロスさんは騎士団で最も偉い人だ。
部屋に入ると大きな机といかにも偉い人が座りますよと言わんばかりの椅子があった、
その椅子の上にフラロスさんが座っている、隣に総合副団長ライアスさんの姿も見えた。
「フラロスさん、イグを連れて来たわよ」
「ご苦労、イグも今回はご苦労だった、」
「いえ、それで話は?」
「あぁ、話というのはお前が帰ってくる途中で迷った森があるだろ、その森の件で少し話があってな。」
「あぁ、マハイルさんがいた森かぁ。」
「そう、マハイルが――・・ちょっと待て、マハイルがいたのか?」
俺がマハイルさんの名前を口にするとその場にいた全員が驚き始めた、
「そうです、マハイルさんが家に一晩泊めてくれました。」
「そうか、マハイルと旦那さんは元気だったか?」
「マハイルさんは元気でしたが・・・旦那さんの方は事故で他界したみたいです。」
「、、、そうか、それは残念だったな」
「でも娘さんと一緒に元気に暮らしてましたよ。」
「おい、待て娘が生まれていたのか?そしてなぜお前はそんなに落ち着いてる?」
「別に騎士団を辞めたのは4年近くも前ですよ、4年もあれば子供の一人や二人ぐらい作っても不思議じゃないでしょ、、」
「お前、冷めてるなぁ・・・・だがこれは困ったな、、」
困った?
フラロスさんの口から困ったという声が零れた、今回呼び出した件とマハイルさんが何か関係があるのだろうかと考えていると呼び出した件を話し始めてくれた。
「今回お前を呼んだのは他でもない、その森の周辺で盗賊団が潜んでいるようで、お前にはその森での盗賊の調査を頼もうと思っていたんだが。」
「それはマハイルさんとなんの関係が?」
「いや、マハイルは問題ない、問題は娘さんの方だ、、」
「娘、、シエルちゃんになにか問題が?」
「お前も聞いた事ないか、、ヴァインスの血統を、、」
ヴァインスの血統、、俺はシエルちゃんの名字【ヴァインス】を聞いた時どこかで聞いた事ある気がしていたが、ようやく謎が解けた。
「そうですかヴァインス、、、それは危ないですね、、」
ヴァインスの血統それは本当に胸糞が悪いだけのただの噂であった
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