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「うわぁぁぁ!!!しぬぅぅぅ」
暗闇を抜けた俺は今・・・空の上から落下していた。
――――
異世界転生あるある。
その6
謎の上空落下。
――――
やばい、やばい、やばい、やばい、やばい、やばい、やばい、やばい、やばい、やばい、やばい、やばい、やばい、やばい、やばい、やばい、やばい、やばい、やばい、やばい、やばい、やばい、やばい、やばい、やばい、
死ぬぅぅぅぅ・・・・
こんな上空から地面に叩きつけられたら120%地面に落ちたプッチンプリンの様に死んでしまう。
あのクソ神ぃ!!マジでふざけんなよ。
こんな上空に放りだしやがって、魔王に辿り着く前に殺すつもりかよ?
「あのぉぉ、クソ神ぃぃぃ、絶対に殴るぅぅぅぅ!!」
叫ぶたびに口の中に空気が入り込み、うまく喋れない。
しかし、今はクソ神の復讐を考えるよりも先にこの状況を何とかしないといけない。
クソ、どうしたらいいんだ?
落下先が海や湖ならワンチャン助かるのでは?
少しの期待を抱きを下を見る、俺の目に入ったのは大きな岩だった。
ほら、俺らの世界で例えるとバカでかい岩・・・アレだよ、あれ。
俺はそんな大きくて硬そうな巨岩の上に落ちようとしていた。
「いやぁぁぁ、絶対にしぬぅぅぅぅ」
・・・・・いや、待てよ、
身体強化で体が屈強になっている訳だし、もしかしたら助かるかもしれない。
リニアモーターカーぐらいの威力がありそうな、ピナの突進を耐えたんだ、もしかしたら助かるのでは?
「いや、さすがにこの高さで大岩《アレ》に当たれば、プッチンプリンの様にペ・・・ふふっ、ペッチャンコになるわよ・・・あはは」
なんでこの空飛ぶアニメフィギュアは笑っているんだ?人が死にそうな思いしてるのになぜ笑える?
「いやぁ、こう見ると滑稽ね・・・助けてあげようか?」
ピナは後ろに手を組み言い始める。
自分は飛べるからって余裕そうに、腹が立つ・・・しかし、背に腹は代えられん。
「分かった、、助けてくれぇぇ」
「えぇ・・どうしようかな?」
ピナがわざと焦らす様に言う。
何だろう?人が下手に出ていたらいい気になりやがって。
「いいから・・助けろぉぉぉ、クソ妖精ぇぇぇ」
「・・・やっぱり助けるのやめた。」
ピナが遠くの方に飛んでいく。
しまった、ピナをクソ呼びしてしまった。
後悔しても後の祭り、気が付けばピナの姿が見えなくなった。
その代わりに巨岩が目の前まで迫っていた。
今、頭を下にして、真っ逆さまに落ちている。このままだと俺はあの巨岩と死の接吻してしまう。
「ぎゃあぁぁぁ、ピナ様ぁぁぁぁぁ、ごめんなさい、ごめんなさい、助けて下さいぃぃぃ!!」
ピナに声が届くか分からなかったが必死にピナに助けを呼んだ。
【妹の為に魔王を倒す】と言って威勢よく出た矢先
落下死しました・・・あはっ!
マジで洒落にならん。
「ピナァァァ、ごめんぇぇぇ、助けて下さいぃぃ」
「・・・はぁ、仕方ない、様付けが気に入ったから仕方なく助けてあげる。」
俺の必死の願いが届いたのか背後からびょこっとピナが飛び出す。
がしかし、あと数秒で俺は巨岩にぶつかって死んでしまう。
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ、助けてぇぇ」
「はぁ、情けないわ・・・草よ、、愚かな人間を守れ草の盾」
ピナが草の盾と唱えると至る場所から葉っぱが次々と集まり、俺が落下しそうな場所に集まる。
草の盾の様だった。あれがクッションになってくれるだろう。
助かった。と思い安堵した瞬間。
急に横殴りの突風が怒り、
俺の事を受け止める為にあった草の盾はひらりと空と共に彼方へと飛んで行った。
「「・・・っへ?」」
俺とピナは二人して驚いた。
ピナ自身も予想していなかったのだろう、鳩が豆鉄砲を食らったような顔をしていた。
まぁ、ピナ自身も最善を尽くしてくれたんだ・・・うん。
仕方ない・・・仕方ない・・・・そんな時もあるよな
あはは・・・ーん?待てよ?
これって?俺もう助からない?
「ピナのぉぉぉぉ、バカ野郎ぉぉぉぉぉ」
そのまま俺の体は巨岩に叩きつかれたのでだった
「異世界転生ストーリーが嫌いな俺が異世界転生してしまったので神を殴って全力で抵抗します。 —完—」
暗闇を抜けた俺は今・・・空の上から落下していた。
――――
異世界転生あるある。
その6
謎の上空落下。
――――
やばい、やばい、やばい、やばい、やばい、やばい、やばい、やばい、やばい、やばい、やばい、やばい、やばい、やばい、やばい、やばい、やばい、やばい、やばい、やばい、やばい、やばい、やばい、やばい、やばい、
死ぬぅぅぅぅ・・・・
こんな上空から地面に叩きつけられたら120%地面に落ちたプッチンプリンの様に死んでしまう。
あのクソ神ぃ!!マジでふざけんなよ。
こんな上空に放りだしやがって、魔王に辿り着く前に殺すつもりかよ?
「あのぉぉ、クソ神ぃぃぃ、絶対に殴るぅぅぅぅ!!」
叫ぶたびに口の中に空気が入り込み、うまく喋れない。
しかし、今はクソ神の復讐を考えるよりも先にこの状況を何とかしないといけない。
クソ、どうしたらいいんだ?
落下先が海や湖ならワンチャン助かるのでは?
少しの期待を抱きを下を見る、俺の目に入ったのは大きな岩だった。
ほら、俺らの世界で例えるとバカでかい岩・・・アレだよ、あれ。
俺はそんな大きくて硬そうな巨岩の上に落ちようとしていた。
「いやぁぁぁ、絶対にしぬぅぅぅぅ」
・・・・・いや、待てよ、
身体強化で体が屈強になっている訳だし、もしかしたら助かるかもしれない。
リニアモーターカーぐらいの威力がありそうな、ピナの突進を耐えたんだ、もしかしたら助かるのでは?
「いや、さすがにこの高さで大岩《アレ》に当たれば、プッチンプリンの様にペ・・・ふふっ、ペッチャンコになるわよ・・・あはは」
なんでこの空飛ぶアニメフィギュアは笑っているんだ?人が死にそうな思いしてるのになぜ笑える?
「いやぁ、こう見ると滑稽ね・・・助けてあげようか?」
ピナは後ろに手を組み言い始める。
自分は飛べるからって余裕そうに、腹が立つ・・・しかし、背に腹は代えられん。
「分かった、、助けてくれぇぇ」
「えぇ・・どうしようかな?」
ピナがわざと焦らす様に言う。
何だろう?人が下手に出ていたらいい気になりやがって。
「いいから・・助けろぉぉぉ、クソ妖精ぇぇぇ」
「・・・やっぱり助けるのやめた。」
ピナが遠くの方に飛んでいく。
しまった、ピナをクソ呼びしてしまった。
後悔しても後の祭り、気が付けばピナの姿が見えなくなった。
その代わりに巨岩が目の前まで迫っていた。
今、頭を下にして、真っ逆さまに落ちている。このままだと俺はあの巨岩と死の接吻してしまう。
「ぎゃあぁぁぁ、ピナ様ぁぁぁぁぁ、ごめんなさい、ごめんなさい、助けて下さいぃぃぃ!!」
ピナに声が届くか分からなかったが必死にピナに助けを呼んだ。
【妹の為に魔王を倒す】と言って威勢よく出た矢先
落下死しました・・・あはっ!
マジで洒落にならん。
「ピナァァァ、ごめんぇぇぇ、助けて下さいぃぃ」
「・・・はぁ、仕方ない、様付けが気に入ったから仕方なく助けてあげる。」
俺の必死の願いが届いたのか背後からびょこっとピナが飛び出す。
がしかし、あと数秒で俺は巨岩にぶつかって死んでしまう。
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ、助けてぇぇ」
「はぁ、情けないわ・・・草よ、、愚かな人間を守れ草の盾」
ピナが草の盾と唱えると至る場所から葉っぱが次々と集まり、俺が落下しそうな場所に集まる。
草の盾の様だった。あれがクッションになってくれるだろう。
助かった。と思い安堵した瞬間。
急に横殴りの突風が怒り、
俺の事を受け止める為にあった草の盾はひらりと空と共に彼方へと飛んで行った。
「「・・・っへ?」」
俺とピナは二人して驚いた。
ピナ自身も予想していなかったのだろう、鳩が豆鉄砲を食らったような顔をしていた。
まぁ、ピナ自身も最善を尽くしてくれたんだ・・・うん。
仕方ない・・・仕方ない・・・・そんな時もあるよな
あはは・・・ーん?待てよ?
これって?俺もう助からない?
「ピナのぉぉぉぉ、バカ野郎ぉぉぉぉぉ」
そのまま俺の体は巨岩に叩きつかれたのでだった
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