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(3)まずは友達から
しおりを挟むあの最後通牒を叩きつけた日以降、センパイ達は一度も学校に来ていない。センパイが来なくなって一週間。
美春は先輩もようやく諦めてくれたのだと浮かれていたが、葵は首をひねってうーんと唸っていた。
「どうしたの、葵」
「うーん、あの亜樹先輩がこの程度で諦めるとは思えなくて」
「ええ、大丈夫でしょ~。さすがに1週間過ぎているし」
帰りに1人カラオケにいくんだと楽観的に帰る準備をしていた美春をよそに葵は呆れていた。
やれやれと葵が窓の外にふいと目を向けた時、とある人が見えた。そして、葵は直感した。これは美春に教えねばなるまいと声をかける。
美春はいやな予感を感じながらも振り返って葵を見た。葵の指が窓を指さしていることも確認したうえで。
「・・・美春、あんたのその平穏な生活も今日までみたいよ?」
「どういう意味?」
「ほら」
デジャヴ。
ついこの前も同じような会話をしたことを思い出して窓を覗くと、玄関の傍に見知ったバイクが一台。
「・・・センパイのバイクだ」
「ゴシュウショウサマ、気を付けて帰って」
「・・・・・・・もう嫌っ!!」
ヤケとばかりに叫びながら勢いよく教室を出ていった美春を余所に、葵は静かになった部屋でポツリとつぶやいた。
「やっぱり。あの豹紋寺亜樹先輩だもん。そう簡単に美春を諦めるはずないもんねぇ~」
校門で改めてバイクとセンパイをみた瞬間テンションがさがったとばかりに、美春はいやそうな表情を見せた。
それでも、目の前にいる男の身長も、端正な顔立ちも苦々しいぐらいあの頃と変わっていない。
少し自分より高い身長。私の身長はセンパイの肩ぐらいしかないので、必然的に見上げる形になる。
こんな風に見上げるようになったのもセンパイが付きまとうようになってからだ。
美春は怒りを抑えようと深呼吸をした後、叫んだ。
「なんでここにいるの!」
「一緒に行ってほしいところがあるからだ。ほら、ヘルメット被れ」
「嫌よ。一緒に行くわけないでしょ」
今日は活動しているクラブが少ないせいか玄関にいる生徒も多い方だ。当然のように顔のいいセンパイを気にして視線を向けてくる人が何人かいる。もっとも、当の本人はそんなことを気にもしていない様子で、ヘルメットを渡してきているけれど。
きゅっと歯を食いしばるように唇を閉じたまま、俯く。
前だったらこんな風に会うことだって、近くにいることだってほとんどなかったのに。
どうして、今なの?
なんで?あの時の私と今の私・・・
何が違うの・・・・
(ほんと、私達の関係って何だったんだろ・・・)
「・・・美春?」
「帰る」
おずおずと手を握ってきたセンパイの手に気づいた美春はすぐにその手を振り払った。いつのまにか手にしていたヘルメットも押し付けて歩き出す。
慌てて先回りして前に立ったセンパイを見上げると汗びっしょりで困った顔をしていた。それは、付き合っていた頃には絶対見せなかった顔。
まさか、今になってこんな風にセンパイの色んな表情を見ることになるとは思わなかった。
「美春、一緒に行って欲しいところがあるから行こう・・・頼むから」
「お断りです。他の人を当たってクダサイ」
「嫌だ、美春と一緒に行きたい」
美春、美春としつこく名前を呼んでくる声に思わず目を瞑った。
別れる前はこんな呼び方じゃなかった。何故か、別れてからの方が名前を言われる回数が増えている。
『おい、今日も無理だから。そうだ。これを美恵ちゃんに渡しておいて。ほら、お前と同じクラスの可愛い子』
(そういや、つきあっていた時、他の人は名前で呼んでいたのに私だけは呼ばなかった。よくて『お前』呼びだったっけ・・・。ほっんとに今更だけれど、別れて解る事ってあるんですねー)
美春は過去を思い返しながらも、勇気をもって別れ話をした自分を改めて褒めた。
ほんとに別れてよかったと心から思っている。思っているのに、もやもやが収まらないのは、きっと目の前にいるセンパイのせいだ。
この人の行動がさっぱり読めないせい。
今、彼は私の名前を意識しながら、必死に紡いでいる。
言い換えれば、あの頃の私は完全に彼の眼中になかったってことだ。
だから、名前を呼ばれなかった。
できるなら、もっと早く気付きたかった。いや、無意識に目を逸らしていたのかもしれない。
だって、名前を呼ばれるたびに、過去の自分がみじめになるから。
だからこそ、あの時の私と今の私で何が違うのかさっぱりわからない。
頑張っていたつもりなのに報われていなかったあの時の自分を思い出す。
涙を流していたあの頃の自分に伝えたい。
さっさと別れた方がいいよって。
もう、苦しまなくてもいいんだよって。
だからこそ、今の私があるわけで。
「・・・・・はる、美春、大丈夫か!?」
時間にしてほんの一瞬。声をかけられたことに気づいた美春はなんとか深呼吸をして落ち着いた。
「大丈夫だからどいて」
「・・・少し悪い、強硬手段を取る」
「え、うわっ!?」
再び歩き出そうとした時、何を思ったのか、いきなり彼に抱き上げられた。しかも、よりによって、お姫様抱っことか・・・ないわ、絶対ない!
慌てて、暴れるも時は遅し。美春はバイクの後ろに乗せられ、ヘルメットもむりやり被らされた。
(あれ、このヘルメット、前は別の色だったような・・・)
そもそも、バイクに乗ること自体・・・・が・・・・
そんなことを考えていると、バイクのエンジンの音がかかった。いきなりのことに慌てた美春は彼の背中にしがみつく形になる。しっかり捕まっていろと言われて、さすがにバイクでは手を離したら死傷に繋がると理解しているのでしぶしぶながらもまわした腕に力を込めた。それを確認したとばかりにバイクが一気に加速して走り出した。
そして着いた先は、何故か海。
あの、今日の天気は曇りなんですけど。
しかも、風が強いんですが。
晴れていたらきっと光が反射して綺麗だっただろうに。
しかも、今の私の気分も相まって、どんよりした海に見えるのは気のせいやろか?
「・・・・・なんで、海?」
「好きだっただろう?」
私が微妙な表情をしていると、何故かドヤ顔をしていたセンパイの顔が一気に怪訝な表情に変わった。多分私の反応が思っていたのとちがったからだろう。美春は仕方がなく口で伝えることにした。さすがにこればかりは言葉にしないと伝わらないと思ったから。
「・・・晴れた海は好きだけれど、好きじゃない男と来る海が好きかどうかと言われたら好きじゃない。むしろ、勘弁してほしい」
「美春、ど真ん中ストレートにぶち込んでこなくてもいいじゃないか」
「なんでや、センパイだって、好きでもない女と来て楽しめへんやろ。それとかわりないで」
「方言がでてるぞ」
「センパイの頭が鳥頭なせいです。とはいえ、帰りもセンパイのバイクでないと帰れない・・・しょうがないから、話を聞きますよ、さぁ、ととっとどうぞ」
美春はしょうがないからと諦め顔で近くで見つけた大きな流木に座った。それに倣う形で亜樹も近寄って隣に座った。少しの無言の後、最初に口を開いたのは亜樹。
「美春、本当にごめん」
「・・・何に対してですか?」
「いろいろと。・・・前にアジトで言われたことを全部反芻して考えて・・・全部美春の言う通りだと思った」
(・・・・・言われたこと・・・・ああ、もしかして?)
『デートもしなかったじゃん。キスもそういうことも1回だけで終わったし。それ以降、体の関係もナシで、学校でも会話ナシ。センパイは他の女の人で処理するから、私がよく怒って喧嘩になって逃げていたでしょ。久しぶりに会話しても、私が泣くか怒るかで中断。そのたびにやっぱり逃げるセンパイ。電話でもまともに話したことないし、メールもしなかったし。ねぇ、これ、付き合うメリット、私にあるの?ないよね?』
アジトで言った言葉が脳内で蘇る。
(ああ、なるほど・・・意外やなぁ。この人が自分のことを考えてくれてるって)
考え込んだ美春を眺めながら亜樹は少しずつ語りだした。
「正直に言う。俺が美春を好きだとはっきり自覚したのは別れた後だ。付き合っている時は、なんというか、美春は俺のモノで当たり前って気持ちがどこかにあった。だから、えっと、俺の痕をつけておけば大丈夫だと過信していたんだ」
「何、そのはた迷惑な自覚は。もうそのまま自覚しないままでええのに」
辛辣な言葉を向けたが、センパイは言われることを覚悟してか、神妙な顔をしている。反論しないのを意外に思っているとセンパイが海の家が建っている方を指さした。
「・・・ナンパした時も、この海の近くだったのを、覚えているか?俺、あの時サーフィンしてたじゃん。んで、あそこから美春が友達と一緒に歩いてくるのが見えたんだ。あの時、何故か美春だけがすっごく印象に残っていて目を離せなくて。なんとしてもきっかけを作りたくて話しかけた」
「あー、そういえばそんなこともあったね」
「あったんですよ、美春さん・・・・そのどうでもいいって顔ヤメテクダサイ。あの時から俺は美春に一目ぼれだったの。でも、胡坐をかいてた。なんていうかな、美春がいるのが当たり前になって・・・ないがしろにしていた・・・・そうだよな?」
こちらをちらちらと見てくるということは否定してほしい気持ちがあるのだろう。当然ながら美春は彼の言うことを否定しなかった。ここで「そんなことないよ」と言えるほど優しくないしラブラブだった記憶もないからね。
とりあえず問われたことに肯定とばかりに勢いよく縦に頷くと、センパイは項垂れた。それは某ボクシング漫画のとあるシーンのように。しかし、彼は燃え尽きずに口を開いた。
そのまま口をとじてればよかったのにとは美春談。
「だよな・・・はぁ。あの後アジトでも崇臣に散々怒られた。『お前、美春ちゃんに対してしてあげたことほとんどないじゃないか、そりゃ別れて未練なんか残るはずないよ』って。後、『別れた後で、カップルらしいことをしたって無意味だからね』とも」
「崇臣先輩に今度甘いモノ奢りますって伝えておいてください」
「ちょ、美春っ!いやいや、伝えないよ、伝えないからね!と、とにかくさ、俺自覚したの。自覚したんだけれど、多分美春の中じゃ、俺の好感度はマイナスだと思う」
「おお、ようやく気づいてくれたんですね、嬉しいです」
「だから、あの・・・・せめて、その、友達からやり直してほしいです」
「・・・えー、そこに行きつくの・・・なんで?もう卒業されてるし、お別れでいいでしょうが」
「諦められないから」
(ダメだ。センパイの思考が完全に読めない)
でも、なんとなくわかった。センパイは崇臣先輩に説得されて「好き好き攻撃」をやめた。そして、友達として好感度を上げることからやり直すことにしたわけだ。
(確かにナンパされてすぐに付き合った私達に友達期間はなかったから、有効と言えば、有効なんだけれど・・・ある意味これは・・・・恐るべし・・・崇臣先輩ですよ)
さすがに、センパイのチームの副総長なだけはあるよ、崇臣先輩!!!
とっさに一番チームに被害がかからない方法を、そして、私がある程度妥協できる線をとっさに判断して、センパイを説得したその手腕・・・見事です、見事。
「・・・やっぱり、崇臣先輩に奢るの止めます。あ、だからといって、センパイに奢るわけじゃないですが」
「美春ぅ・・・・」
「とはいえ、崇臣先輩の言い分もワカリマシタ。私も妥協しましょう。但し条件をつけます」
「な、何!?なんでも言ってくれ!」
「新しいおもちゃを見つけたら迷わずそっちにいくこと、そして、ストーカーみたいにしつこくしないことの2つです。守って頂けるなら、とりあえず友達からで」
「前半は絶対死んでもないから大丈夫。後半は・・・気を付ける。その、友達はじめの一歩として、その・・・」
気持ち悪いぐらいモジモジしながら先輩はのたまった。連絡先を交換して欲しいと。
・・・ああ、そういえば別れた時にスマホを新しく買い直したからこの人の連絡先も消したし、全く連絡を取ってない状態だったっけ。そんなのすっかり忘れてましたよ、ええ、何しろほとんど電話もなかったですしねぇ。
「じゃあ、ラインで・・・」
「アプリだけじゃ、心もとないから、番号も・・・」
「大丈夫、ラインだけで事足りますって」
「いやいや、美春の声を聴きたいし!!」
「電話する予定もないでしょう」
「ある、するから!!!毎日したいから!!」
「ウザいで」
「頼むよ~み~は~る~」
「うっさいで」
ラインの交換後、さらに10分ほど攻防した結果、負けた。
(卑怯やで。ここまでバイクで連れてこられなければ、絶対番号なんて教えずに済んだのに!!)
帰る手段を盾にとるとか卑怯とは思わないんですかね・・・あ、そうだった、暴走族のセンパイにそんなの言ったって無意味だった。
はぁ・・・・このまま押し切られないように気を付けへんとな。
こんなんで大丈夫やろか、私・・・。
「あたし」とか「私」とか使い分ける余裕すらないで、今の自分。
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