【R18】階段で転げ落ちたシンデレラ

巴月のん

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9)佐野家の男が動く時

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先輩とつきあって早くも一ヶ月。つまりは、お祭りの方もついに明日に迫ってきたということで。なんやかんやでサークルのみんなから「あの先輩を手綱に取るとかぱねー」とか「うそ、あの先輩とよく一緒にいられるね?」だのいろいろ感心されたが、それすらどうでもいいとスルーしまくった結果、大物扱いされてしまった。色々と邪魔が入ったが、結構長持ちしている方だなとは思ってはいるけれど。相変わらずズレまくってる佳音だが、右京の方は佳音にくっついてサークルに現れることが増え、昼ご飯も一緒に食べる仲にまで発展した。

「先輩、こっちの屋根の方お願いします」
「りょーかい」
「いきなり頭にキスしないでください・・・はい、ここの上で・・・そう、ありがとうございます」

右京の頭を押しのけ、金づちを動かすように指示すると即座に対応してくれる右京。今日は祭りのために屋台を組み立てているところで、佳音はTシャツにジーパン。右京は半袖のツナギを着てせっせと動いていた。つい最近までさぼっていたのが噓のようだと笑うサークル仲間も慣れてきたのか、右京を呼びたい時には佳音に連絡するという暗黙の了解までできてしまた。麻友に呼ばれた佳音は箱を取り出し、みんなで作った小物を長机に並べていた。

「うん、みんな本当によく頑張ったよね・・」
「意外に佐野先輩がすっごい動いていたよね。手先も器用だし」
「あ、わかる。なぜかレジンなんたら?っていうパーツまで作って持ってきてくれたし」
「ほんと、一ヶ月足らずで私達がこんな本格的なのを作れたのは凄い。本当にありがとう、佳音!」

ぎゅっと麻友に抱き着かれた佳音はよしよしと彼女の頭を撫でた。助っ人と呼ばれていた佳音だが、右京のこともあって、みんな好意的に説してくれていることには感謝しかない。そしてそういう雰囲気を作ってくれたのが親友の麻友であることにも感謝している。

(ほんと、ランチとかに麻友や外のサークル仲間も一緒にいてくれて助かった・・・お陰で先輩を狙う人たちが表立ってやっかみにこなくなったもの)


好意的にといえば。


佳音が思いだしたのは、右京左京にそっくりな真ん中の女の子。つい先週の土曜日に右京のマンションでばったりと出会ったあの子。


「あれ、あれ、もしかして佳音ちゃん!?あの右京がココに女の子を連れてくるだなんて!ちょっと左京、佳音ちゃんが来てるよ!」

・・・デシャウ。あれ?なぜ、スマホで?
つい最近も似たようなやり取りをした気がするのは気のせいだろうか?幸い、彼女の場合は顔立ちとパーツが本当に右京や左京にそっくりだったからすぐに解ったけれど。

「・・・初めまして。失礼ですが、三つ子の一人の・・・?」
「ああーごめんなさい。ついテンション高くなっちゃって! 水上都みずかみみやこです。よろしくね!」

やっぱり。

話を聞くと、真ん中なので、先輩にとっては姉、左京さんにとっては妹にあたる立場だそうで。車を駐車場に置いていて遅くなった先輩も都の顔を見たとたん、ため息をついていた。都はものすごく気さくな子で、先輩曰く、父親の性格を一番受け継いでいるとのこと。最初こそは都の勢いに押されたが、色々話してみると服や音楽の趣味やら何やらと好みの傾向が似ていることがわかり、今度一緒に買い物に行く約束をするほど意気投合した。そういえば、明日も来てくれるらしい。

楽しみだなーと思いだしていると、片づけを終えた右京と男子数名が戻ってきた。

「あ、お疲れーみんな」
「じゃ、明日のミーテイングしてから、解散しよっか」
「異議なし、じゃ、みんな麻友に注目!」

ということで、明日の集合時間、服装、担当を決めていたところ、数名が「せっかくやし浴衣を着ようよ」と、提案をしてきた。「お祭りだし、異議なし」と結論が出たので、佳音も家に帰ったら浴衣を探そうと考えていた。小物については配置を決めた後、再び段ボールにしまって、見えないように布をかけて隠しておいた。テントもあるし、何ら問題はないはず。
誰もがそう思い、その場で全員解散と相成った。
みんなと離れて、先輩の車に同乗させてもらう。最初は抵抗していたものの、さすがに大学の講義で疲れがたまる時はかなり助かることもあり、たびたび乗っていたら、すっかり慣らされてしまっていた。

「佳音、浴衣は持っているのか?」

2人きりの空間でハンドルを回す右京の口調の方が実は好みだったりする佳音だがそれを口に出さずに、多分クローゼットにあると思うと返事を返した。

「実はうちのは・・・都が、浴衣を持ってきてくれてな。良かったらどうかと思ったんだが」
「なんかくぐもった言い方だけれど・・・都ちゃんが?」
「ちょっと詰まっただけということにしてくれ。見に来るか?」
「うん、見に行く。でも、変なことはしないでくださいね」
「努力はするが確約はしかねる」

ハンドルを切り替える動きがないということは最初からそのつもりだったのだろうと予測した佳音はため息をついた。右京のマンションにももうすっかり慣れてしまった。彼の部屋はやはりホテルの比じゃなかった。それどころか、防音完備の作業部屋も見せてもらってテンション高くなったぐらい。(そのついでにその場で美味しく食われたが、それは割愛しよう)

「おじゃましまーす。相変わらずですね、先輩の部屋は」

真っ黒に統一された先輩の部屋は洗練されているが無機質というのが一番近い。隣の生活感満載の左京の部屋とは正反対だ。(左京はゲームが好きなので、良く従兄弟たちと一緒に集まってでかいテレビを前にゲームしていることが多いらしい。)

「その部屋にぬいぐるみやクッションを持ち込んだお前が言うな」
「嫌だったら捨ててくれていいのに」

これまた土曜日にゲームセンターのクレーンゲームで二人してぬいぐるみを取りまくったが、佳音の家では狭くて置けないということで右京の部屋に置きっぱなしになっている。佳音としては捨ててくれていいとあっさり言うが、右京の方は面倒なのか、何なのかわからないが、佳音が置いていった縫いぐるみは放置されている。そして、もう一つ増えたものが、佳音が二百均で買った食器。とはいっても、コップにお皿、フォーク等ぐらいだが、それまた右京は佳音専用の棚まで作ってそこに置いてくれていた。

リビングのソファーに座ると、部屋に似つかわしいスライム型のクッションがちょこんとおいてある。それを抱きしめていると、右京が紙袋を持ってきて広げてくれた。

「わ、紫陽花、こっちは花火、あ、この柄も可愛い!なんか新しそうだけれどいいの?」
「いいんじゃないか?」

佳音がソファーに座る時、右京は必ず、佳音が座っているところの床に座り、ソファーにもたれる形でお茶を飲んでいる。(その理由の一つとして、アンクレットがついた佳音の足首を触ることができることがあげられるが、当の佳音には気づかれていない。)この時も例に漏れず、右京は佳音の斜め横に座り、佳音の足首を撫でていた。それに気付いてか、佳音は足を揺らすが、当の右京は面白がるだけだ。いろいろ迷った末に、佳音は藤の花がよく映える紫色の浴衣を着ることに決めた。

「これにする」
「ふーん。紫色ならちょうどいいな。俺も紫色なら持っているから」
「よし変えよう」
「明日、その浴衣を着てこなかったらその場で脱がすからな」
「横暴です、センパイ」

文句を言っていると、先輩の目が妖しく光った。まさかと身を捩らせるが、すでに時は遅し。右京は佳音の右足の先にパクっとかみつき、ご丁寧に親指からしゃぶりだした。

「ちょ、せんぱい、っき、たない、きたないから!」
「今更だろう?」

指を舐めたまま、足の裏に手をかけて股を広げる。その間に右京が陣取り、佳音が逃げられないようにしっかりと固定している。だらだらと汗を流して固まっている佳音をよそに、右京はスカートの中に手を差し入れた。その間にも太ももを舐めながら、佳音が慌てふためく様子を楽しむ右京の意地悪い表情が佳音の目に入った。

「ふっ・・・あっ・・・・・・」
「ん・・・うまく、なった。舌、出して」
「んくっ・・・ん・・・」

見下ろす形で右京にキスする形になった佳音だが、逃げられないのは、右京が佳音の胸にしゃぶりついているからだ。お互いのアンクレットにつけられたガラスの靴が揺れるのが視界に入ったが、頭がぼんやりとしている佳音としてはそれどころじゃなかった。右京の肩に手を置いて右京が胸に顔を埋めているのを抱えている形になるが、彼の手はお尻の方に回っている。
すでにショーツはスカートごと脱がされているが、彼の方は憎らしくもズボンすらまだ脱いでいない。とはいえ、彼も熱を持っていることは股間を押し付けられた感覚で解っている。それなのに、右京は佳音ほど性急ではないように見える。汗びっしょりなのはお互い同じなのに、どことなく熱が違うのかとさえ感じるほど。

「んっ・・・!!」
「そろそろ、か」

舌を唾液とともに絡ませ、名残惜しくも唇を離す。口元はもうべしょべしょだ。そして、乳頭の方も彼の唾液でぷっくりとピンク色に染まっている。右京は頃合いとばかりに後ろ側から佳音の秘部の入り口を探り、指を差し入れた。
もうすっかり常連となっているためか、秘部の方はいやらしく蜜を垂らし、指を離すまいとぎゅうぎゅうに締め付けている。指の感触にもすっかり慣れてしまった佳音だが、快感の方にはまだ弱いらしく、ソファーに体を凭れさせながらも悶えている。

「やっ・・・・せ、んぱぁ・・・ああっ・・・」
「佳音、何度も言わせるなよ。ほしいときは如何するんだった?」

耳元でささやく右京の言葉にいやいやと首を振る。しかし、右京が指を増やしてかき混ぜたそこから漏れ出る濃厚な匂いが充満してきた頃にはもうすっかり佳音は欲情と快感の波に溺れてしまっていた。体勢もいつのまにか、騎乗位の体勢になっている。唯一佳音が不満といえば、まだ一つになっていないということぐらいだ。

「いじ・・・わる、いじわるっ・・・!」

真っ赤な顔で罵倒する佳音だが、右京に言わせれば意地悪なのは佳音の方だという。しかし、現状、佳音が欲しいソレを右京は入れようとしない。亀頭を入口に当て、何度も襞にこすりつけ、あと少しというところで止まっている。その代わり、胸の方へ執拗に快感の波が押し寄せてくる。佳音が右京に抱き着き、耳たぶを舐めたり嚙んだりしても、右京は是とはいわない。何度か攻防が繰り返された後、右京は佳音の耳元で小さく囁いた。

「入れて欲しいなら、俺の名を呼んで懇願するしか道はない」

(・・・わか、っている。でも、それはハードルが、高い!)

佳音にとってはハードルが高い。それでも、ここ最近のやりとりはこれの繰り返しになっている。そして、今のところ引き分けで終わっていることも確かで。巧みなテクニックに頭がぼーっとしていた佳音だが、中をかき混ぜる指の形が解る程度には慣れてきた。だからこそ、一気に貫かれたいと思うのだが。


「先輩は、なんで・・・んっ・・・そんな、に・・・名前を・・・・・・?」



(先輩ならそんなこと気にしないでしょう?)


これまた何度も繰り返されるやり取り。これに詰まった右京が欲望に負けて佳音を貫いたことも一度や二度じゃない。それを見越しての疑問だった。しかし、なぜか今日だけはいつもと違った反応が返ってきた。

「なんで?そんなの、決まってるーー俺が、聞きたいからだ」

お前が俺の名前を呼ぶのを聞きたい。ただ、それだけだ。

そういう右京の言葉に目を見開く。確かに、それだけと言わればそこまでだ。しかし、今の佳音にはどういうわけか素直に響いた。不思議と、一瞬『キョウ』の鳴き声が聞こえた気がする。

「ふ、ふふっ。変なの」
「あのな、佳音、俺は冗談でいって……」
「ん・・・わかったから、もう、黙ってココに入れて? お願い、右京」

苛立った声で冗談じゃないと言おうとした右京の口を唇で蓋をして、最後の最後に懇願すると、ついに待ち望んだソレが身体の奥へと一気に突き刺さってくる。
腰を掴まれ、何度も揺さぶられ、ついには体勢を変えてソファーへと押し付けられる形になるが、右京の動きが止まることはなく。佳音は息も絶え絶えに右京の熱を全部受け入れた。


絡み合いが長引いたこともあり、佳音は右京のマンションから浴衣で直行した。右京と共に集合場所である屋台の方へ向かうと人だかりができている。其の奥に泣いている麻友の表情も見えた。右京と佳音は顔を見合わせ、嫌な予感を胸に人垣を分けて、麻友のところへと近づいた。
視界に入ったのは、ぐちゃぐちゃになった屋台と、ボロボロになった箱と、泥と砂でぐちゃぐちゃになった小物たち。
それを涙目で見ている麻友を筆頭に怒りと悲しみでどういう表情をしていいのかわからないサークルの仲間たちがかき集めていた。

「これは、ひどいな」
「なんで、これ。麻友、コレはいったいどういうことなの」
「わからない。ただ、目撃情報があって、複数の女性が小物を蹴ったり踏みつけたりしているのを見たって」
「つまり、私達が作っているのを知った上で狙ってきているってことよね?」
「多分、それだけじゃないと思う」

話に入ってきたのは、右京と同級生に当たる男子。一体どういうことだと右京が目配せすると、ちょっと佳音をためらうように眺めながら口を開いた。

「多分、あれ、お前の元カノたちだよ、ちらっとだけど顏に見覚えがあった」
「マジかよ」
「つまり、センパイ絡みで私に対する嫌がらせの可能性もあるってことですね」

それって元をたどれば私のせい。そういうことですよね・・・と歯ぎしりする。それを否定してくれた人はたくさんいた。しかし、佳音は見逃さなかった。一部にはひそひそと佳音を否定的な目で見ている人もいることを。しかし、佳音としてもその心境はいやというほど理解できている。誰だって頑張って作った小物を、自分ではなく他の人への仕返しで壊されてはたまったものではない。
もしこれが私でも同じように嫌な目を向けていたかもしれない。そう思うとその人たちを攻める気にはなれない。
それに、今は泣いている場合じゃない。せめて私ができることをやらなければと、自分にはっぱをかける。
意を決して麻友に話しかけようと佳音は口を開いた。

「麻友、まだ始まるまでに時間あるよね。私、家にいくつかあるから何とか探して持ってくる。それまでに屋台をくみたてなおーー」
「その必要はない。これは佳音のせいじゃなく、俺の責任だ。だから、俺が責任を持ってケジメをつける」

佳音を制するようにスマホを取り出してどこかに電話をかけ始めた。みんなが不安そうに見守る中、右京は電話相手に口を開いた。

「左京、悪いが、頼まれてほしいことがある。俺の家からアレを洗いざらい持ってきてほしい。それから、屋代作りが得意な奴らを複数名。念のため護衛も浴衣着せて連れてきてくれ」
「先輩、それは!」

佳音は右京がみんなの前で電話をした意味に気付いていた。左京の名前を出すということはすなわち、本性を曝け出すということにもつながるのだと。佳音が慌てるのを大丈夫と一言で済ませた右京はまた別の誰かに電話するために電話番号を打った。

「佳音、佐野家には家訓があってな。歯向ってくる敵は雑魚であろうとも容赦なく叩き落せ。それこそ、二度手出ししたくないと思わせるために完膚なきまでとことんつきあってやれと」
「「「佐野家、こわっ……!」」」

啞然とする佳音の代わりに周りが真っ青な顔で声を揃えていったのは見事な連携だったといいようがない。右京は固まった佳音の頭にキスしながら、もう一つ家訓があると小さい声で囁いた。もう何を聞いても驚かないと佳音は右京に目で促すと、右京は笑いながら口にした後、スマホでのやりとりに戻った。

「”本気で惚れた奴は何としても全力で落とせ。そのために邪魔になるようなものは例え誰であろうとも一切切り捨てて排除しろ”っていう家訓もあるがな」
「・・・・・・へ?」
「ああ、都。悪いけど、来るときに弁護士も連れてきてくれ。ちょっとお祭りの屋台を壊したバカ達がーそう、調べてほしいんだ。できるだろう?え、嵐兄もって?ちょ、あの従兄弟が来るといろいろとめんど……え、あ、そう・・・はは・・・まぁ、親父が来るよりはマシかもしれないけどさ。ああ、もう任せるよ、頼む」


スマホを閉じた後、右京はあたりを見回し、そして佳音を真っすぐ見つめたあと普段なら滅多にださない猫撫で声で口を開いた。

「楽しみだな。さて、みんなは気にせず、ここの片づけをしてくれ。俺は佳音とちょっと話をしないといけない。ここを頼む」
「先輩、それはどういうことです?」

文句を言おうとする佳音の口を塞いだのは意外にも親友の麻友で。佳音の口を両手で抑えたまま、麻友は右京を睨みつけた。

「そうですね、佳音と貴方の間に温度差がある以上、すり合わせは必要だと思います。解りました、ここは佳音をお願いします。でも、もし、貴方がいかなる理由であろうとも、佳音を傷つけたその時には解っていますよね? いくら貴方が佐野家の御曹司だとしてもーー容赦しませんから」
「あーはいはい、俺が佳音を傷つけることなどありえないから大丈夫。ありがと、榊ちゃん」
「ま、麻友?」
「佳音。あたしはいつだってあんたの親友であり味方だよ。だから、ちゃんとお互い腹を割って話し合ってきて。これでダメになったとしても、あたしだけがあんたを肯定する。絶対に、何があろうとも。だから、ちゃんと思っていることを話しあって」
「・・・・う・・・ん」

麻友の勢いに思うことがないわけじゃない。それどころか心当たり満載だ。だからこそ、素直にうなずけなかったが、それでも麻友の視線からは逃げられなかった。
麻友に背中を押される形で、右京の手をおずおずととった佳音は右京に引っ張られて2人で話せる所を探して歩き出した。





余談

「やっほー、榊ちゃん」
「ーー佳音から聞いていたけれど、本当に双子なんですね」
「え?はっ?う、右京さん?え、でも、さっきあれ?違う?」
「麻友、どういうことなの?だれ、誰なの?佐野先輩じゃないよね。服が違うもの!」
「麻友、お願いだから話してよ、このイケメンぶっちゃけ誰なの?」
「わー酷いな。何度か話もした仲だっていうのに。まぁ、右京としてだけれど!改めて、佐野左京です、よろしーく!ということで、力持ちのやつらと、護衛をつれてきたから指示をお願い、榊ちゃん」
「遠慮なくこき使わせてもらいますよ、佐野先輩。ほら、みんなもさっさと正気に戻って、さっさと動く!」
「「「「イエッサー、マム!!」」」」


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