【R18】階段で転げ落ちたシンデレラ

巴月のん

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8)休憩所ってそういう意味じゃない

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週明けの大学。
やけに久々だと感じるのは、きっと気のせいじゃない。とりあえず、右京となし崩しにそういう関係を持ったことは一応親友には報告しようと決めた佳音は食堂で真っ先にそのことを麻友に伝えた。その方が、隣にいる男についての説明も併せて手っ取り早くできると思ったからだ。

「はぁ?ちょっとマジで?」
「うん。まぁ、一応そういう感じに」
「あー、だから、先輩がここにいたのね」
「ですです」

正解とばかりに佳音は牛乳をすすりながら頷いている。そして隣に座っていた右京はというと、コーヒーを飲んでいた。麻友はというと、先週と違う2人の様子に納得しつつ、カレーを食べていた。

「ま、煩いやから達をなんとかできるなら、別にいいと思いますよ」
「榊ちゃん、スプーンでこっちを指すのやめてもらえるかな。その辺はもちろんしっかりとするつもりだけれど」

何の会話かは大体想像つくが、敢えてスルーしていた佳音はあーだこーだ言い合う二人を他所に舌で口のまわりについたカスを舐めとりながら考え込んでいた。

(ま、その辺は任せるか。大体、ここにいるのは左京さんだしなぁ。)

右京に聞いて知ったことだが、左京がこちらに来るのは右京の代わりということもあるが、左京がたまに息抜きで来ることも割とあるそうで。そのためお互い入れ替わってもばれないように口調や態度を調整しているという。右京曰く、大学との落差で裏表が激しく見えるのも、大学では意図的に左京みたいにしているせいであって、元来は左京みたいな性格じゃない、ということだそうだ。さらに言えば、2人が同じ服で大学をあちこちうろうろしていることもあるという。そりゃ、周りからすればカオスだろうね・・・ま、このひろーい校内でばったり会う確率は低そうだけれど。

「ねぇってば」
「え、あ、ごめん。何の話?」
「もー。ほら、バザーのことだよ」
「ああ、うん。約束通りみんなができるようになるまでは指導に行くつもりだけれど」
「それは解ってる。いや、そういうことじゃなくってねー。先輩は付き合ってることがばれても問題ないっていうけれど、バザーのみんなに公表するなら早いほうがいいよ」
「んー、先輩がいいんだったら別にいいと思うけれど」
「ふーん。先輩、どうやら佳音はそこまでの思い入れはなさそうですよ」

さっきまで先輩につっかっていたのがウソのように麻友が右京に向かって憐みの目を向けた。その変わり身の変化にびっくりしながらも、右京の方を向くと、「そうみたいだねー」と困ったような表情を見せている。佳音は左京さんも意外に器用だなと思いながらごちそうさまと手を合わせた。(もう何も考えないことにしたということだろう)
講義がある麻友と別れた佳音と右京に扮していた左京はどちらともなく、あの秘密の休憩所へと向かった。わざわざ話し合うまでもなく、お互いがお互いでいられるのはそこしかないとわかっていたからであろう。
右京はべンチに座るなり、猫の皮を剝がして左京へと戻った。佳音もそれに合わせてはっきりと名前を呼んだ。

「いやーはっきり言うね。榊ちゃんも相変わらずだなー」
「左京さん、今日は先輩もこっちに?」
「一応どっかにいていろいろやってるよ。というか、右京のことは名前呼びにするんじゃなかったの?」
「先輩がいない時ぐらいはいいかと・・・あ、そうだ。聞きたかったんですけれど」
「うん。何かなー?」
「先輩と一緒に行った店でスゴイ美女と会ったんですけれど、誰なんですか?」
「あ、もしかして、俺に電話をかけたあの人のこと?」
「もしかしなくとも、黒くて長い三つ編みを一つに束ねてて、上品に笑いながらスマホを向けて動画を撮っていた人です」
「あっははは!あの人らしいな!うんうん」
「なんというか、洗練された上品さのわりには気さくな方で」

うーんと腕を組んだ佳音の表情が少し曇っていることを見逃さなかった左京は目を細めた。

「右京がいずれ説明するって言ってなかった?」
「確かに言ってましたけれど、多分そんな日は来ないかなと」
「何故?」
「だって、恋人同士じゃないですし、いずれ別れるのは解っているんで」

右京に聞いていた通りだねと肩をすくめた左京に佳音はきょとんと首を傾げた。どういう意味かと。しかし、左京は自分が言うことじゃないとこれまた説明してくれなかった。
「もー。左京さんも先輩もいじわるです」
「いや、俺はともかくさ、ずっと名前を呼んでもらえない右京の方がかわいそうだなと思うよ」
「んーあの人は多分面白がってるだけで、身体の関係が終わったら多分すっかりと忘れてそうなタイプなんですけど」
「あー、確かに遊びだったらそうだろうね」

もっとも遊びじゃないと思うけれどなとは口に出さなかった左京の思惑など、佳音が知る由もない。とりあえずと話を逸らしたように別のことを口に出した佳音に合わせて左京もいろいろと話をした。

「あ、じゃあ佳音ちゃんが右京のバックチャームを買ったのって、猫がきっかけだったんだ?」
「はい。『キョウ』っていう黒猫を飼ったことがあって。もう今はいないけれど、それでですかね、猫にすごく思い入れがあるんですよね」
「そうなんだ。その猫との出会いって?」
「はっきりとは覚えていないんですけど、4歳だったか、5歳の時に助けたのは確かだと思います。道を歩いていたら、男の子2人が段ボールに入っていた子猫の前にいて何かを話していた記憶があって。何をどうしたらそうなるのか、そこの記憶がぽっかり抜けてて、気付いたら私が子猫を家に連れ帰ってました」
「曖昧なんだね、その辺が。その男の子2人は近所の子なのかな?」
「それが顏も話した内容も覚えてなくて。うーん」

佳音が思い悩んでいると、左京が(問いかけてきたくせに)無理に考えないほうがいいよーと気楽に声をかけてくる。こういうところはなんというか・・・うん、右京さんと兄弟ですねと言いたくなる不思議。
でもそのおかげで、タイミングよく現れた右京に対しても口を噤むことができた。

「おい、佳音」
「ナンデスカ」
「左京との距離、ちょっと近くないか。俺も座るぞ」
「あー、はい、どうぞ」
「いや、そうだが、そうじゃない」

右京が呆れているのは、佳音が立ち上がって左京の隣を勧めてきたからだ。自分が左京の隣に座りたかったと思われては心外というもの。不本意ながら佳音をそのまま座らせて、左京の反対側に座る右京の眉間はもはや隠しようもないほど皺が深く刻まれていた。そんな右京の心境をしってかしらずしてか、左京が書類を差し出してきた。

「なんだ、それは」
「父からにきまってるでしょー今から書いてよ」
「へいへい」

佳音の目の前で交わされるやりとり。右京は左京から受け取った書類を机においてポールペンで記入し始めた。これ、重要な書類じゃないのか。あれだ、個人情報もあるし、会社の機密情報とか・・・そういうのもあるんじゃないの。他人である自分が見ても問題ないのだろうか・・・とぐるぐる悩んでいた佳音だが、大丈夫と声をかけてきた左京の一言であっさりと解決した。

「あれはたんなる登録だからねー。そうでなきゃ出さないよ」
「それならよかったです。あれ?」
「どうしたの?」
「先輩の苗字って、佐野じゃないんですか?」

目の前にあるため、否が応でも見えてしまう佳音は気になってしまってか思わず聞いてしまった。あとから、あ、言えないなら言わなくてもいいですと慌てるが、左京はそんなことかとばかりに笑った。

「佳音ちゃんだったら別にばれてもいいよ。でもこれは内緒ね。この書類にある苗字が俺たちの本当の名前。で、『佐野』っていうのは婿養子である父の実家の姓ね」
「あ、そうだったんですか」
「俺たちが佐野家の名前を名乗っているのは将来的に父方の会社に入社することも視野にいれているからだ」

途中から右京も入って説明してくれている。佐野と言えば、この地域一帯じゃたくさん見かける名前で、それはここの近くに、佐野カンパニーグループ本社があってその血筋の人がたくさんいるからなのではと言われている。実際、佐野家と関係ない会社の社長の何人かが佐野という苗字で被るは割と珍しいことではない。そのため、この二人がまさかの佐野家と関係あるとは思っていなかった佳音だった。

「へぇ。じゃあ、ご家族の方が佐野カンパニーに関係してるってことですね」
「あーーーうーん、そう、そういうことにしておいて。な、右京!」
「そう、だな。俺も今ははっきりといえないし。これでいいだろう」

なぜかしどろもどろになるも、息を合わせて書類の受け渡しをしている。こういうところは双子ならでの為せる技なのだろうか。

「ところで、その苗字って何て読むんですか?」
「ああ、これ?水上みずかみって読む」
「水上右京さん・・・あーなるほど」
「そういうときはさらっと名前を呼ぶのな。普段もそうやって呼べばいいのに」
「それは無理ですよ、先輩」

左京が渡された書類をリュックにしまう。佳音と右京のやりとりに苦笑しつつ、会話に入った。

「ところで、右京。もうやることは終わったの?」
「あ~まぁ一応全員に言い渡してあるが」
「後はもう様子見るしかないんじゃないかな」
「だよな。とりあえず、サンキュ」
「ん。じゃ、俺は帰るよ。佳音ちゃん、またキョウの話を聞かせてね!」
「えっ、あ、はい!」

手を振って帰ろうとする左京に手を振り返した佳音だが、いきなり右京が腕をひっぱって抱きしめてきたことにびっくりして目を見開かせた。なぜか声が少し冷たく聞こえるのは気のせい、だろうか。

「せ、んぱい?」
「キョウって、誰?」
「え、あ。キョウっていうのは猫の名前です」
「はあ?」

一瞬にして、間抜けな声になった右京に対して、佳音は左京に話したことを再び繰り返す。

「紛らわしい名前を」
「何を言ってるかしりませんが、先輩たちの名前は後から知ったんですよ?」
「ああいえばこういう。ほんと、可愛くない」

そういいながら、右京は佳音の鼻をぱくっと加えた。いきなりで息継ぎができずに唸る佳音だが、右京は気にせずに佳音の胸元に手を差し入れた。幸いにして今日の佳音の服装はワンピース。本当なら、右京は昨日の夜も佳音の家に泊まるつもりでいたが、佳音ががんとして受け入れなかったのだ。ぎゃあぎゃあ言い合った末、なぜか佳音は右京に合鍵をわたす約束をさせられた。首を傾げた佳音だったが、右京からすれば上出来な取引だろうと思う。
それはさておき。
今の佳音はというとワンピースのファスナーやブラのホックを外されているが、全部を脱がされはしなかった。しかし、佳音は荒い息遣いに潤んだ目で右京の服に必死にしがみついていた。

「んっ・・・あ、やっ・・・・それ・・だめぇ・・!!」
「いい声だ・・・ほら、ココ、めっちゃドロドロになってるのわかるか?」

背中側から右京の手が回って、つんとそそり立ったピンク色の乳首に刺激を与え、スカートの方でもすでに何度も佳音を昇天に導いている男らしい手が隠れるように入り込んで蜜壺の方に指を差し入れかきまぜている。びちゃびちゃと卑猥な音と共に身体が揺れるのを解っていても、自分でコントロールなどできるはずもない。ショーツが中途半端に下ろされているので、うまく足を動かせないこともあり、なかなか思うようにイケなかった。それでも、右京に慣らされたせいか、はたまた性欲が高まっているせいか、佳音は本能に従って、欲情を見せた。

「だっ・・・・せんっぱ・・・・!ねぇ・・・おね、がいっ・・・!」
「やっとか・・・佳音っ・・・おねがい、は・・ちゃんと、言えって、昨日も・・・言ったはずだ・・・」

右京も指を動かしているせいか息遣いが荒い。何度か項や肩、背中にキスしているから恐らく背中側の方はキスマークだらけになっているだろうなと思いながら、佳音は震える手で右京の頬に触った。もうここまで来たら恥などかなぐり捨てなければ終わらないとも考えて。

「う、きょう、んっぁ・・・右京・・いかせてぇ・・・・・・」
「かっ・・それは、反則だろう」

はぁはぁと息を整えようとしている佳音はぼんやりとしているが、それでも急かすように腰を動かしている。一旦何かを考えていた右京だが、佳音の胸を揉むのをやめてベルトの方に手をかけた。その意味に気付いた佳音は手伝おうとベルトを外すのを手伝った。
佳音は目の前に現れた屹立に息を飲みながらも、そっと触れながら子宮へ繋がる入り口へと導くように押し当てた。もう言わずとも右京の手によって濡れたそこは素直に右京を受け入れようとしている。押し寄せてくる快感に身震いしながらも、佳音は腰をそのまま下へと下ろす。ふと、見るとお互いの下半身がつながって、茂みさえもどちらのものかわからなくなっていることに羞恥心がわく。が、右京の肉棒が奥へとたどり着いたその時、佳音は一際大きい喘ぎ声を出した。

「ん・・・っあぁああ!」
「はぁ・・っ・・・」

お互いの協力で融合させたあとは本能に従うだけ。右京がお尻を撫でまわしながら動き方を指示する。佳音は耳元で囁いてくる雄の艶声に従うままに腰を動かす。摩擦で擦りあう音とぐちゃぐちゃドロドロに交じっているであろう蜜の感触を奥で味わいながらも止められない。汗ばんできて疲れたと感じた頃に右京がわずかに体勢を変えて腰を上下に動かす。佳音は身体をなんとか支えようと右京の背中に手を回す。自然と右京の目の前に胸を晒すことになる。ブラからはみ出た二つの蕾にかぶりつく右京の顔を抱きしめながら、佳音は絶頂した。

「先輩」
「だから、名前で呼べって言ってる。なんだよ・・・そのジト目は」
「さっき・・・その、見た時・・避妊具なかったですけど」
「ああ、でもちゃんと外に出しただろう?」
「そういう、問題じゃないです! 何かあってからじゃ遅いんですから」
「あー大丈夫だって」

右京の膝の上で憤慨している佳音だが、なぜか右京にあやされるように頭を撫でられている。何を言っても大丈夫としか言わないくせに、何故汗まみれの上半身を晒しているのか。いや、筋肉質なので見ごたえはあるっちゃあるが・・・佳音は敢えて今考えたことを脳内から振り払うように首を振った。(ちなみに佳音の服はもう右京によって綺麗に整えられている・・・ショーツが冷たい原因は推して知るべし)

「んもう」
「ああ、そうだ。佳音、今日の帰りは車で帰るから」
「へ?車って、珍しいですね?」
「ああ。家に泊めてもらったからな。今度は俺が泊めてやるよ」

右京の言葉を脳内で繰り返した後、絶叫した佳音だが、右京がそれを気にするはずもなく。佳音の親友である麻友曰く、うきうきとした先輩が嫌そうな顔を見せた佳音を嬉々として引きずる姿はある意味見ものだったとのこと。


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