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32)駆け引きとは何ぞや
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たこ焼き屋の娘と紫紺の王子の事情
※一話抜け落ちていたので、修正・追加しました。もうしわけございません((-_-;))
ラティスが後ろめたい気分ながらも、パーティー会場へ戻ってきた時、プリムやアリアを含めた皇族たちは休憩室に下がっていた。もう少ししたらまた戻らないといけないが、報告するぐらいなら十分な時間がある。
ラティスは椅子に座っていたアリアの前へと膝をついた。
「いわれた通り渡してきましたが・・・あれでよかったんスか」
ラティスは目の前にいる人物に向かって問いかける。彼女のことだからもちろんという返事が来るのはわかりきっているが、それでも確認は必要だ。
「もちろんよ。ありがとう、ラティス」
「アリア様・・・いくらなんでもちょっとかわいそうじゃ?」
「あれをあの子本人に渡しただけでも優しいと思うわ。どこぞの誰かさんは耐性があるくせにうっかり解除しわすれたあげく、手籠めにしたんだから」
つんと鼻をそらしたアリアに気まずそうに目をそらしたのはザン。二人の様子からして過去のことかと納得したラティスはそのまま無言で夫婦の会話に耳を傾けていた。
「・・・・・まだ気にしていたのか」
「忘れると思うの?いえ、一生忘れないし許さないわよ?」
「・・・・・・・・」
「だから、ザンは私の傍にいてくれているのでしょう?」
「はぁ・・・これだから、お前にはかなわん」
「相変わらず仲が良いようで何よりです。よかったっすね、ザン様」
「黙れ」
どう見てもいちゃこらついているとしか思えない夫婦だが、その他には厳しいザンの言葉にばっさりやられたラティスであった。しかし、そのいちゃこらを止めた時、アリアは深いため息をついた。
「本当、あの子がまだザンの様ならよかったのに」
「無理だな、あの子はどう考えてもお前にそっくりだ・・・ただ一点においては違うがな」
「ええ、見てすぐにわかったわ。やはりあの聖女が原因のようね」
「何故そう思われるのか、お聞きしても?」
「まだ内緒よ。それよりも、聖女の方はどうなの?」
「あれは無理だ」
ラティスの呼びかけに、ザンは頬杖をつきながら手を振った。
「あれの心は真っ暗だったぞ、それに、あれはお前と違ってこの世界に馴染まんだろうな」
「私と違って?」
「そう、お前と違って、あれには・・・この世界の血筋のかけらもないのだろう?」
指さしてきたザンの言葉に納得とばかりに頷いたラティス。アリアもなるほどねと呟いている。
「やっぱり、あの子は・・・」
アリエッタは複雑な気分のまま、目の前にいる男に視線を向けた。彼はというとため息をつきながら、アリエッタの服を脱がせていた。隣に立っているビビにあれこれ指示をだしながら、汗まみれになったアリエッタの体をせっせと拭いていた。
「まったく、君は我慢強いよね。今、ビビに命じて緩和剤を持ってこさせたから少し待っててね」
「んっ・・・なん、で?」
「なんでこんな美味しい状況を見逃すのかって?」
アリエッタの言いたいことを察したのか、ケイトはころころと笑っている。
「確かにこの状況はごちそうだけれどね、それ以上に母上の策に乗りたくないっていうのが第一かな。そして、第二に、これに手を出したら確実に君は俺を見なくなると思った」
アリエッタは思わず目を見張った。そうか、ケイト王子もまたこれがあの聖女の策だと見抜いたのかと。アリエッタがケイトの頭の良さに思わず見直した・・・と思った瞬間、ケイトは爆弾宣言をかましてきた。
「安心していいよ。母上は僕で遊んでいるだけだから」
「・・・待って・・・それだと、わたし・・・巻き込まれた?」
「・・・・・えっと、まぁ、そうなるね!」
視線を泳がせた挙句、笑って誤魔化したよ、この王子!!!アリエッタは後ろで自分を抱えて座っているケイトを睨みつけたが、当のケイトは誤魔化すようにタオルで背中を拭いている。なすがままにじっとしていると、ビビが戻ってきた。
「お待たせしました。どうぞ、お飲みくださいませ」
ビビの言葉に頷いて薬を飲むが、すぐに効果がでるわけではないという。効果が出るにはおそらく2時間ほどかかるとのこと。
「うう・・・」
「2時間は長いな・・・ビビ、下がってここに誰も入れないようにしてくれ。アリエッタ、少し抜いてあげるね」
「え・・・?」
「大丈夫、最後まではしないから」
・・・この時、ケイトの頭や背中に羽や角が見えたと思ったのは気のせいではないだろう。
「んっ・・・!!」
ピチャ、クチュッ・・・・
ベッドの上でケイトのあぐらの上に裸で座らされ、項を舐められた。その後のことは考えたくもない。アリエッタはケイトの為すがままにされっぱなしだから。本当に拒否しようと思えば、彼のことだ、あっさりと下がってくれるかもしれない。そうなれば、すぐ終わるかもしれない。だが、現状的にそれは難しいし、何より、アリエッタは薄々わかっていた。自分の気持ちを考えれば、拒否などできはしないと。
でも、だからといって・・・やりたい放題ってのは違うよね!?
指でかき回すのはやりすぎだよねっ!?前も似たようなことなかった!?
「指・・・ん・・・っ・・や、そこまでしなくたって・・・!!」
グチュグチュとあそこをかき回す音が聞こえる。思わず身じろぎするが、それで止まるわけではなく。何より、自分でも今の体勢が恥ずかしい。
彼の胡坐の上とはいえ、全裸。しかも、指を入れられているので足を広げている状態。さらに言えば、彼の片手は胸を揉んでいる。
・・・どういうわけか、あれだね、ガードルはそのままっていうのもまた違う。
これはもしかしなくとも、狙って脱がしていた・・・?
ケイトを睨みつけると、にっこりと微笑んでいる。しかも、服も1枚すら脱いでいない。この王子様の嫌いなところはこういうところだと叫びたい。とりあえず、クレームの一つは許されるのではと思い、呟いた。
「・・・ずるい」
「はっ?」
「だって、余裕・・・ある」
「いやいや、これでも余裕なんかないよ?」
「噓」
眉間にしわを寄せれば、ケイトは仕方がないなとばかりに耳元で囁いた。
「本当だよ?これでも君の中に入りたくてたまらないんだからさ」
「・・・・・・・・」
「あ、信用してないよね。というかさ、その言い方だと入れてもいいよってことになるけれどいいのかな?」
「・・・・それは、ダメ」
「でしょ。あまり俺を煽らないでくれる?これでも我慢しているんだからね」
ぎゅっと抱きしめてくるケイトにアリエッタはしぶしぶと頷いた。自分たちは一体何の会話をしているんだろうと思いながらも、心のどこかで安堵したのも事実。この会話で余裕がでたのか、アリエッタはそっとケイトの腕を掴んだ。そのとたん、ケイトの指が奥へと入り込んだのはたまたまた・・・だと信じたい。
さらに激しくなった動きに、アリエッタは思わずケイトに抱き着こうと体を捩じった。だが、それでケイトが逃がすわけはなく。アリエッタがケイトの首筋に顔を埋めようとしたのをいいことに顎を持ち上げてキスしてきた。少しして舌を絡めあう音が室内に響いた。
(はぁ・・・ったく、恨むよ、母上。なんで、今なんだろうね)
ケイトはアリエッタを組み敷きながらも、頭の中で計算していた。アリエッタには遊ばれていると説明したが、あの母がそのような遊びをするときは何からの意図があると分かっていたからだ。アリエッタの頬が火照り、目が潤んでいる状態に流されそうになりながらも、ケイトは必死に考えていた。最終的に、ケイトは母を恨むことにした。
甘い声を挙げながらも、時々目でねだってくるアリエッタの可愛さといったらない。彼女は気付いていないけれど、中をリズムよく擦るだけでかなりきゅっと絞めてくる。動きをとめると身体を捩じって無言の抗議をしてくる。これらだけでも、彼女が俺に心を許しているのだと分かるのだが、当の本人はそれを解っているのだろうかと心配になる。
「・・・せめて、自覚してくれればな」
「ふぇ?」
「・・・・・・まぁいいか」
ケイトがため息をついた理由はわからない。だけれど彼の動きを見る余裕がでてきたということは緩和剤の効果が出始めたのだろうと思う。アリエッタは身体を揺らしながらも、ケイトの動きをじっと見ていた。
確かに、よくよくみれば、汗をかいているし、眉間にしわが寄っている。なるほど、ケイトとしても余裕がないというのは噓じゃないと思う。だけれど、彼は何かを考えている。
・・・つまり、理性を保とうとしているのだと感じたアリエッタはもやっとした。つまり、面白くないと思った。だから、ちょっと、ちょっとだけ悪戯心を起こしてみた。
「・・・ケイト」
「うん?どうしたの、アリエッタ?」
「・・・・・・・もっと、ちょうだい?」
息を飲んだケイトの指を持ち上げて、ぺろりと舐める。うん、今なら媚薬を理由にできるから何をしたっていいよね?この似非笑みを浮かべる王子様をちょっと懲らしめてもいいよね?
一度覚悟を決めたらもうあとは突き進むのみ。アリエッタは吹っ切ったように、自分の中を動き回っている指の動きに合わせて、ケイトの中指を口の中に加え、吸い始めた。ちらっと見上げると、ケイトの顏が真っ赤になっているのが見えた。あ、これは効果ありだと思ったアリエッタがそれを止めるはずはなく嬉々としてリズムよく動き始めた。
狼狽えだしたケイトが、ちょっと待ってとかそれは反則!と騒ぎたてるのはこの後すぐ。
※一話抜け落ちていたので、修正・追加しました。もうしわけございません((-_-;))
ラティスが後ろめたい気分ながらも、パーティー会場へ戻ってきた時、プリムやアリアを含めた皇族たちは休憩室に下がっていた。もう少ししたらまた戻らないといけないが、報告するぐらいなら十分な時間がある。
ラティスは椅子に座っていたアリアの前へと膝をついた。
「いわれた通り渡してきましたが・・・あれでよかったんスか」
ラティスは目の前にいる人物に向かって問いかける。彼女のことだからもちろんという返事が来るのはわかりきっているが、それでも確認は必要だ。
「もちろんよ。ありがとう、ラティス」
「アリア様・・・いくらなんでもちょっとかわいそうじゃ?」
「あれをあの子本人に渡しただけでも優しいと思うわ。どこぞの誰かさんは耐性があるくせにうっかり解除しわすれたあげく、手籠めにしたんだから」
つんと鼻をそらしたアリアに気まずそうに目をそらしたのはザン。二人の様子からして過去のことかと納得したラティスはそのまま無言で夫婦の会話に耳を傾けていた。
「・・・・・まだ気にしていたのか」
「忘れると思うの?いえ、一生忘れないし許さないわよ?」
「・・・・・・・・」
「だから、ザンは私の傍にいてくれているのでしょう?」
「はぁ・・・これだから、お前にはかなわん」
「相変わらず仲が良いようで何よりです。よかったっすね、ザン様」
「黙れ」
どう見てもいちゃこらついているとしか思えない夫婦だが、その他には厳しいザンの言葉にばっさりやられたラティスであった。しかし、そのいちゃこらを止めた時、アリアは深いため息をついた。
「本当、あの子がまだザンの様ならよかったのに」
「無理だな、あの子はどう考えてもお前にそっくりだ・・・ただ一点においては違うがな」
「ええ、見てすぐにわかったわ。やはりあの聖女が原因のようね」
「何故そう思われるのか、お聞きしても?」
「まだ内緒よ。それよりも、聖女の方はどうなの?」
「あれは無理だ」
ラティスの呼びかけに、ザンは頬杖をつきながら手を振った。
「あれの心は真っ暗だったぞ、それに、あれはお前と違ってこの世界に馴染まんだろうな」
「私と違って?」
「そう、お前と違って、あれには・・・この世界の血筋のかけらもないのだろう?」
指さしてきたザンの言葉に納得とばかりに頷いたラティス。アリアもなるほどねと呟いている。
「やっぱり、あの子は・・・」
アリエッタは複雑な気分のまま、目の前にいる男に視線を向けた。彼はというとため息をつきながら、アリエッタの服を脱がせていた。隣に立っているビビにあれこれ指示をだしながら、汗まみれになったアリエッタの体をせっせと拭いていた。
「まったく、君は我慢強いよね。今、ビビに命じて緩和剤を持ってこさせたから少し待っててね」
「んっ・・・なん、で?」
「なんでこんな美味しい状況を見逃すのかって?」
アリエッタの言いたいことを察したのか、ケイトはころころと笑っている。
「確かにこの状況はごちそうだけれどね、それ以上に母上の策に乗りたくないっていうのが第一かな。そして、第二に、これに手を出したら確実に君は俺を見なくなると思った」
アリエッタは思わず目を見張った。そうか、ケイト王子もまたこれがあの聖女の策だと見抜いたのかと。アリエッタがケイトの頭の良さに思わず見直した・・・と思った瞬間、ケイトは爆弾宣言をかましてきた。
「安心していいよ。母上は僕で遊んでいるだけだから」
「・・・待って・・・それだと、わたし・・・巻き込まれた?」
「・・・・・えっと、まぁ、そうなるね!」
視線を泳がせた挙句、笑って誤魔化したよ、この王子!!!アリエッタは後ろで自分を抱えて座っているケイトを睨みつけたが、当のケイトは誤魔化すようにタオルで背中を拭いている。なすがままにじっとしていると、ビビが戻ってきた。
「お待たせしました。どうぞ、お飲みくださいませ」
ビビの言葉に頷いて薬を飲むが、すぐに効果がでるわけではないという。効果が出るにはおそらく2時間ほどかかるとのこと。
「うう・・・」
「2時間は長いな・・・ビビ、下がってここに誰も入れないようにしてくれ。アリエッタ、少し抜いてあげるね」
「え・・・?」
「大丈夫、最後まではしないから」
・・・この時、ケイトの頭や背中に羽や角が見えたと思ったのは気のせいではないだろう。
「んっ・・・!!」
ピチャ、クチュッ・・・・
ベッドの上でケイトのあぐらの上に裸で座らされ、項を舐められた。その後のことは考えたくもない。アリエッタはケイトの為すがままにされっぱなしだから。本当に拒否しようと思えば、彼のことだ、あっさりと下がってくれるかもしれない。そうなれば、すぐ終わるかもしれない。だが、現状的にそれは難しいし、何より、アリエッタは薄々わかっていた。自分の気持ちを考えれば、拒否などできはしないと。
でも、だからといって・・・やりたい放題ってのは違うよね!?
指でかき回すのはやりすぎだよねっ!?前も似たようなことなかった!?
「指・・・ん・・・っ・・や、そこまでしなくたって・・・!!」
グチュグチュとあそこをかき回す音が聞こえる。思わず身じろぎするが、それで止まるわけではなく。何より、自分でも今の体勢が恥ずかしい。
彼の胡坐の上とはいえ、全裸。しかも、指を入れられているので足を広げている状態。さらに言えば、彼の片手は胸を揉んでいる。
・・・どういうわけか、あれだね、ガードルはそのままっていうのもまた違う。
これはもしかしなくとも、狙って脱がしていた・・・?
ケイトを睨みつけると、にっこりと微笑んでいる。しかも、服も1枚すら脱いでいない。この王子様の嫌いなところはこういうところだと叫びたい。とりあえず、クレームの一つは許されるのではと思い、呟いた。
「・・・ずるい」
「はっ?」
「だって、余裕・・・ある」
「いやいや、これでも余裕なんかないよ?」
「噓」
眉間にしわを寄せれば、ケイトは仕方がないなとばかりに耳元で囁いた。
「本当だよ?これでも君の中に入りたくてたまらないんだからさ」
「・・・・・・・・」
「あ、信用してないよね。というかさ、その言い方だと入れてもいいよってことになるけれどいいのかな?」
「・・・・それは、ダメ」
「でしょ。あまり俺を煽らないでくれる?これでも我慢しているんだからね」
ぎゅっと抱きしめてくるケイトにアリエッタはしぶしぶと頷いた。自分たちは一体何の会話をしているんだろうと思いながらも、心のどこかで安堵したのも事実。この会話で余裕がでたのか、アリエッタはそっとケイトの腕を掴んだ。そのとたん、ケイトの指が奥へと入り込んだのはたまたまた・・・だと信じたい。
さらに激しくなった動きに、アリエッタは思わずケイトに抱き着こうと体を捩じった。だが、それでケイトが逃がすわけはなく。アリエッタがケイトの首筋に顔を埋めようとしたのをいいことに顎を持ち上げてキスしてきた。少しして舌を絡めあう音が室内に響いた。
(はぁ・・・ったく、恨むよ、母上。なんで、今なんだろうね)
ケイトはアリエッタを組み敷きながらも、頭の中で計算していた。アリエッタには遊ばれていると説明したが、あの母がそのような遊びをするときは何からの意図があると分かっていたからだ。アリエッタの頬が火照り、目が潤んでいる状態に流されそうになりながらも、ケイトは必死に考えていた。最終的に、ケイトは母を恨むことにした。
甘い声を挙げながらも、時々目でねだってくるアリエッタの可愛さといったらない。彼女は気付いていないけれど、中をリズムよく擦るだけでかなりきゅっと絞めてくる。動きをとめると身体を捩じって無言の抗議をしてくる。これらだけでも、彼女が俺に心を許しているのだと分かるのだが、当の本人はそれを解っているのだろうかと心配になる。
「・・・せめて、自覚してくれればな」
「ふぇ?」
「・・・・・・まぁいいか」
ケイトがため息をついた理由はわからない。だけれど彼の動きを見る余裕がでてきたということは緩和剤の効果が出始めたのだろうと思う。アリエッタは身体を揺らしながらも、ケイトの動きをじっと見ていた。
確かに、よくよくみれば、汗をかいているし、眉間にしわが寄っている。なるほど、ケイトとしても余裕がないというのは噓じゃないと思う。だけれど、彼は何かを考えている。
・・・つまり、理性を保とうとしているのだと感じたアリエッタはもやっとした。つまり、面白くないと思った。だから、ちょっと、ちょっとだけ悪戯心を起こしてみた。
「・・・ケイト」
「うん?どうしたの、アリエッタ?」
「・・・・・・・もっと、ちょうだい?」
息を飲んだケイトの指を持ち上げて、ぺろりと舐める。うん、今なら媚薬を理由にできるから何をしたっていいよね?この似非笑みを浮かべる王子様をちょっと懲らしめてもいいよね?
一度覚悟を決めたらもうあとは突き進むのみ。アリエッタは吹っ切ったように、自分の中を動き回っている指の動きに合わせて、ケイトの中指を口の中に加え、吸い始めた。ちらっと見上げると、ケイトの顏が真っ赤になっているのが見えた。あ、これは効果ありだと思ったアリエッタがそれを止めるはずはなく嬉々としてリズムよく動き始めた。
狼狽えだしたケイトが、ちょっと待ってとかそれは反則!と騒ぎたてるのはこの後すぐ。
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