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第6話 勇者、逆異世界転生完了
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大上段の構えで星の光を束ねた剣を振り上げる勇者ヴァレヘイム。相対するは鋼鉄の猛牛トラック。
互いに一歩も退かない。ヴァレヘイムにはガラリガリア帝国の勇者である燃え上がる意地が。トラックには確実に相手を異世界転生させてやるという無機質な殺意が。
「来いトラックとやら! 私がお前を質の良いインゴットにでも変えてやる!!!」
トラックは返事をする代わりに、クラクションを鳴らすッ!
それは獲物への威嚇か、それとも確実な死を宣告する囁きか。トラックを見守るライドですら、それは分からない。
ライドはトラックへ魔力を送り込み続ける。燃える水と、ライドの魔力が反応を起こし、駆動輪の力を一層引き上げたッ!
「勝負だ訳の分からん鋼鉄ダルマァァァァ!!!」
トラックが突っ込む刹那、ヴァレヘイムが剣を振り下ろしたッ!
一瞬の“タメ”の後、世界が振動した。
衝撃波と爆音が半径数キロメートルへ広がるッ! まるで滴が一粒、静かな水面に落ちたときのように、滑らかに、だが確実に世界へ爪痕を残すッ!
“静”からの“動”。筆舌に尽くしがたい侘び寂びがそこにはあったッ!
「オオオオオオオオ!!!」
ヴァレヘイムは全身の血液が沸騰しそうだった。視界がバチバチと光る。だが、剣を握る力に一ミクロンの緩みはない。
拮抗していた。星の力と、民草の想いを運ぶ力が。
「ありえないッ!! 何故だ!? 何故叩き斬れない!!? 私の『星降の剣』がこのような魔物未満にィィィ!!!」
ライドが叫んだ。
「ありえないことがありえない! 常識を疑え! お前は勇者だぞ! 魔族を退け、一国家を救った英雄だぞ! ありえないんだ! お前の存在自体がなァァー!!」
「ヌグオオオオオオ!!?」
じりじりとヴァレヘイムが押されている。拮抗状態が崩れた。押し返せるビジョンが、勇者には見られない。
質量と速度による交響曲が、ヴァレヘイムの命の琴線に触れようとしているッ!
その瞬間、ライドは“視た”。ヴァレヘイムの重心が一瞬だけ崩れたのをッ!
「転生しろォォォー!!!」
ありったけ。
ライドは持てる限りの魔力を注ぎ込み、トラックの馬力を上げるッ!
クラクションがけたたましく鳴り響く。それはまさに、獣王の咆哮であったッ!
「ゴホオァァァ!?」
トラックがヴァレヘイムへ直撃するッ! 手に持っていた『星降の剣』が刀身の真ん中からバキリと折れた。その様は、まるで駄菓子のようだった。
思い切りはね飛ばされ、宙を舞うヴァレヘイム。手足はまるで出来の悪い操り人形のように、あちこちへ折れ曲がっていた。
僅かな滞空時間の後、べしゃりとヴァレヘイムは地面へと落ちた。
「ば……か、な? なぜ、私が……。この魔法、は……?」
「トラック魔法だ」
力強く、そして曇りなき眼でライドは返した。
「あらゆる魔法が下手な僕に許された唯一の魔法。この魔法によって絶命した者は皆、どこか別の世界で新しい自分に生まれ変わるんだ」
「ふざ……けるなよ。私はまだ、……生きる」
「あんな鉄塊が超速度でぶつかったんだ。残念ながら手遅れだよ。もう助からない」
「私は……ヴァレヘイム・ヘルゼンバーンド。幼少の頃から、ありとあらゆる鍛錬を重ねてきた……! 私が、私は……全ての人間の上に立ち……守り、導いて――――」
ルピスがライドの元へ駆け寄る。
「ライド、勇者は……?」
「心肺停止だ。こいつはたった今、ここで死んだ」
ライドはヴァレヘイムへ手を合わせた。後悔はしていない。ここで野放しにしてしまっては、シンクレティア王国に被害が及ぶであろうことは、考えるまでもない。
だが、最期に見せた僅かな良心に、ライドは敬意を払いたくなったのだ。
「……ガラリガリア帝国の勇者様。手強い人だったね」
「そうだね。けど、僕は君を守り通せて良かったと、そう思っている」
「ライド……絶対に負けないでね。私はずっとライドと一緒にいたいから」
「もちろんだ。さぁ、帰ろう」
帰路につくべく、シンクレティア王国の方へ歩き出すライドとルピス。
だが、ライドは一瞬足を止め、ヴァレヘイムの方を振り返った。
「転生完了! 今度はまともな人間に生まれ変われると良いな!」
いつかの未来で、どこかの世界で、“彼”は産声をあげた。
――俺の前世は、大陸で二番目に強大だった帝国の勇者だった……!
ここからの物語はあえて語らないでおこう。
きっと誰かが観測する出来事なのだから。
◆ ◆ ◆
「ホォォォォォォン!? あの鉄塊にはね飛ばされた魂がこの世界から消えてしまいおったわ!」
天空に浮かぶ城ありッ!
その城の王座、そこには白き大翼を持ちし存在が座っていた。見目麗しき美貌を持つ女性。金色の髪、透き通りし白き肌。超有名絵画の中にいるような、そんな天上のごとき存在。
「魂、いや因果律にすら干渉しうる魔法! これは驚きだ! 何せ我が体得するに至らぬ魔法の一つ!」
白き翼を持つ女性は、高笑いの後、王座へ拳を振り下ろした。
「ふ ざ け る な よ ! 翼を持たぬ下等生物未満粒子モドキがァァァ! 我ですら到達できぬ秘奥義を畜生の糞にも劣らぬタンパク質の結晶体が何故ッ!?」
城中に亀裂が走るッ!
それは天使の怒気による物理的干渉に他ならない!
「はははははは! 消し去ろう! そいつ含めた種族がいなくなれば、我は劣等感の湯に浸かる心配はない!!」
女性は大翼をはためかせた。
「我は天空の化身! 天使フロウティフォン!! 待っていろよ生物ども!」
天使フロウティフォンは城を破壊し、蒼空へと飛び立った!!!
互いに一歩も退かない。ヴァレヘイムにはガラリガリア帝国の勇者である燃え上がる意地が。トラックには確実に相手を異世界転生させてやるという無機質な殺意が。
「来いトラックとやら! 私がお前を質の良いインゴットにでも変えてやる!!!」
トラックは返事をする代わりに、クラクションを鳴らすッ!
それは獲物への威嚇か、それとも確実な死を宣告する囁きか。トラックを見守るライドですら、それは分からない。
ライドはトラックへ魔力を送り込み続ける。燃える水と、ライドの魔力が反応を起こし、駆動輪の力を一層引き上げたッ!
「勝負だ訳の分からん鋼鉄ダルマァァァァ!!!」
トラックが突っ込む刹那、ヴァレヘイムが剣を振り下ろしたッ!
一瞬の“タメ”の後、世界が振動した。
衝撃波と爆音が半径数キロメートルへ広がるッ! まるで滴が一粒、静かな水面に落ちたときのように、滑らかに、だが確実に世界へ爪痕を残すッ!
“静”からの“動”。筆舌に尽くしがたい侘び寂びがそこにはあったッ!
「オオオオオオオオ!!!」
ヴァレヘイムは全身の血液が沸騰しそうだった。視界がバチバチと光る。だが、剣を握る力に一ミクロンの緩みはない。
拮抗していた。星の力と、民草の想いを運ぶ力が。
「ありえないッ!! 何故だ!? 何故叩き斬れない!!? 私の『星降の剣』がこのような魔物未満にィィィ!!!」
ライドが叫んだ。
「ありえないことがありえない! 常識を疑え! お前は勇者だぞ! 魔族を退け、一国家を救った英雄だぞ! ありえないんだ! お前の存在自体がなァァー!!」
「ヌグオオオオオオ!!?」
じりじりとヴァレヘイムが押されている。拮抗状態が崩れた。押し返せるビジョンが、勇者には見られない。
質量と速度による交響曲が、ヴァレヘイムの命の琴線に触れようとしているッ!
その瞬間、ライドは“視た”。ヴァレヘイムの重心が一瞬だけ崩れたのをッ!
「転生しろォォォー!!!」
ありったけ。
ライドは持てる限りの魔力を注ぎ込み、トラックの馬力を上げるッ!
クラクションがけたたましく鳴り響く。それはまさに、獣王の咆哮であったッ!
「ゴホオァァァ!?」
トラックがヴァレヘイムへ直撃するッ! 手に持っていた『星降の剣』が刀身の真ん中からバキリと折れた。その様は、まるで駄菓子のようだった。
思い切りはね飛ばされ、宙を舞うヴァレヘイム。手足はまるで出来の悪い操り人形のように、あちこちへ折れ曲がっていた。
僅かな滞空時間の後、べしゃりとヴァレヘイムは地面へと落ちた。
「ば……か、な? なぜ、私が……。この魔法、は……?」
「トラック魔法だ」
力強く、そして曇りなき眼でライドは返した。
「あらゆる魔法が下手な僕に許された唯一の魔法。この魔法によって絶命した者は皆、どこか別の世界で新しい自分に生まれ変わるんだ」
「ふざ……けるなよ。私はまだ、……生きる」
「あんな鉄塊が超速度でぶつかったんだ。残念ながら手遅れだよ。もう助からない」
「私は……ヴァレヘイム・ヘルゼンバーンド。幼少の頃から、ありとあらゆる鍛錬を重ねてきた……! 私が、私は……全ての人間の上に立ち……守り、導いて――――」
ルピスがライドの元へ駆け寄る。
「ライド、勇者は……?」
「心肺停止だ。こいつはたった今、ここで死んだ」
ライドはヴァレヘイムへ手を合わせた。後悔はしていない。ここで野放しにしてしまっては、シンクレティア王国に被害が及ぶであろうことは、考えるまでもない。
だが、最期に見せた僅かな良心に、ライドは敬意を払いたくなったのだ。
「……ガラリガリア帝国の勇者様。手強い人だったね」
「そうだね。けど、僕は君を守り通せて良かったと、そう思っている」
「ライド……絶対に負けないでね。私はずっとライドと一緒にいたいから」
「もちろんだ。さぁ、帰ろう」
帰路につくべく、シンクレティア王国の方へ歩き出すライドとルピス。
だが、ライドは一瞬足を止め、ヴァレヘイムの方を振り返った。
「転生完了! 今度はまともな人間に生まれ変われると良いな!」
いつかの未来で、どこかの世界で、“彼”は産声をあげた。
――俺の前世は、大陸で二番目に強大だった帝国の勇者だった……!
ここからの物語はあえて語らないでおこう。
きっと誰かが観測する出来事なのだから。
◆ ◆ ◆
「ホォォォォォォン!? あの鉄塊にはね飛ばされた魂がこの世界から消えてしまいおったわ!」
天空に浮かぶ城ありッ!
その城の王座、そこには白き大翼を持ちし存在が座っていた。見目麗しき美貌を持つ女性。金色の髪、透き通りし白き肌。超有名絵画の中にいるような、そんな天上のごとき存在。
「魂、いや因果律にすら干渉しうる魔法! これは驚きだ! 何せ我が体得するに至らぬ魔法の一つ!」
白き翼を持つ女性は、高笑いの後、王座へ拳を振り下ろした。
「ふ ざ け る な よ ! 翼を持たぬ下等生物未満粒子モドキがァァァ! 我ですら到達できぬ秘奥義を畜生の糞にも劣らぬタンパク質の結晶体が何故ッ!?」
城中に亀裂が走るッ!
それは天使の怒気による物理的干渉に他ならない!
「はははははは! 消し去ろう! そいつ含めた種族がいなくなれば、我は劣等感の湯に浸かる心配はない!!」
女性は大翼をはためかせた。
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