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第二章 六色の矢編
第九話 役立たずの天才
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一旦ルゥへの説明タイムを挟むことにしたディリスとエリア。
説明することが苦手だったディリスは全てエリアへ丸投げをし、短剣で布の塊のお手玉を始めた。
ぽんぽんと器用に上へ跳ね上げる彼女へ、クラークは言う。
「その手遊び、まだやってたんだね」
「私の勝手。気持ちを落ち着かせるためにやってるんだ」
「へぇ、じゃあ彼女に教えてあげれば喜ぶんじゃない? あのプロ――」
「クラーク、私 と 殺 し 合 い が し た い な ら そ う 言 え よ。受けてやるから」
蒼い眼になっているディリスを目の当たりにしても、クラークはその柔和な笑みを崩さない。
彼女が放つ殺気の質は本気の本気。からかってやるとかそういうレベルではなく、少しでも応戦の素振りを見せれば即刻開戦するような、そんなレベルだ。
彼の次の言葉は、謝罪ではく、極めていつもどおりだった。
「ごめんごめん。君がまだヌルくなっていないかどうか確かめたかっただけさ。それよりも、機嫌直してくれよ。エリアちゃんの説明が終わりそうなんだから」
エリアの説明はそこまで込み入ったものではなかった。
自分が旅に出た理由、そしてディリスとの出会い、今までの出来事。ルゥと出会う前の出来事を非常に分かりやすく、そして簡潔に纏めた実に良い説明であった。
そんな彼女の説明を飲み込んだルゥは、ただただ目を輝かせていた。
「やっぱり……ディーさんとルゥさんはすごかったんですね。やっぱり神さまっているんだって、改めて信じることが出来ました」
キラキラ輝いていてた表情から一転、ルゥはクラークの元へ向き直った。
「やっぱり私には戦う力が欲しいです。ディーさんとエリアさんに守られるだけじゃ、私はきっと二人についていけないと思うから。二人と肩を並べられるだけの力が、私には必要なんです!」
その眼を、ただただ誰かのために想う眼を評価したのはディリスでもないエリアでもない、初めて会ったばかりのクラークであった。
「だから私は、君に何かを授けたいと思うんだろうね」
クラークは立ち上がり、拍手をしながらルゥへ近づいた。
「ディリス、この子かい? 君が私の元へ訪ねてきた理由は」
「うん、二日で戦えるようにして」
エリアはここで目的を思い出し、そしてまさかと思っていた展開に言葉も出なかった。
この学校ではクラークも授業をする。だが、一年に二回だけ。しかし、その質は異常に高い。
一度受ければ必ず何かの壁をぶち壊し、魔術士として大成することが約束されるという逸話があるくらいだ。
「オッケー。ルゥちゃんの魔力量は凄まじいからね。ぴったりな戦い方に辿り着けるよう導いてあげよう」
不定期故に、受けられる事が奇跡と言われたクラークの授業をこんなに簡単に受けられていいのかとエリアは怖くなった。具体的にはここの生徒から刺されるのではないかという危惧だ。
そんな不安はエリアだけのようで、ルゥはやる気満々に頭を下げていた。
「よよよよろしくお願いしますっ!」
「よしよし。それじゃ早速、君のぴったりな戦い方を探る――」
「あ、あの!」
恐る恐るエリアがクラークへ手を挙げ、発言の許可を求める。
彼女はよく分かっていた。ルゥだけではない、自分“も”ディリスから見ればまだ戦力外なんだと。
そんな気持ちを自分も言った。
――私も指導してください、と。
彼女のそんな決意を、クラークはゆっくりと首を振る。
「君には教える必要が見当たらない、かな」
「え……」
「強いてアドバイスをあげるとするならば……君は精神面を試される場面がきっと出てくると思う。その時、どう動けるか。もし僕の思った通り動けるのならば君は――」
そこからのクラークの言葉は、あまり耳に入ってこなかった。
ディリスとしばらくここに二日間、通うことになるのだが、気が重い。
宿へ帰るため、学園の廊下を歩いていると、遠くから声が聞こえた。
「あれ……もしかして……」
「やっぱりそうだ……あの天才と呼ばれたあのエリア・ベンバーさん……?」
「でもお父様が亡くなってすぐに退学したって聞いたけど……」
エリアは思わず顔を伏せる。違う、と。自分はそんなものでは決してない声に出して叫びたかった。
「随分有名人なんだね」
生徒達の声はディリスにも聞こえていた。
だが、掛ける言葉はいつも通り。慰めることも、何かするわけでもない。ただ、いつも通りなのだ。
その不器用な気遣いはエリアにもちゃんと伝わっていた。
だから、しっかりと言いたいのだ。
「ねえ、ディー。ちょっと自分の事を話したいから時間もらっても……良いかな?」
「うん」
そうしてやってきた場所はプーラガリア魔法学園の中庭であった。
真ん中に噴水があり、周りには丁寧に管理された植え込みが規則正しく並んでいる。
辺りには生徒がいる所を見ると、ここは憩いの広場といった所であろう。
隅っこにあるベンチへ腰を掛けた二人。
少しの間を置いてから、エリアは口を開いた。
「もう気づいているかもだけど、私ってここの生徒だったんだよね」
「うん、クラークも知ってたみたいだしね」
「自分でも言うのもなんだけど、ここでは結構魔法について勉強してたんだ。いつかお父さんの役に立ちたいなと思って、そりゃあもうガシガシ勉強してた。そうしたらいつの間にか皆から天才だーとか言われるようになったんだよね」
ディリスはようやくエリアの凄まじい魔法の力量へ得心がいった。
全ては地盤あってのもの。話を聞けば、それは然るべき結果だった。
「でも」
エリアは拳を握る。今でもあの時の事を思い出したら自分に腹が立って仕方がない。
「ある日、お父さんが殺された」
無言でディリスは続きを促す。
「それを知らされた時、私は何も出来なかったんだって。結局私はお父さんの役に立つことも、助けに行くことも出来なかったんだなって……!」
「エリア……」
「必死に勉強しても結局、大事な所で役に立てないんだなって痛感した私は、それからすぐにこの学校から飛び出して冒険者になったの。後はディーも知っての通り」
空を見上げながら話すエリアはこう締めくくった。
「馬鹿みたいな話でしょ?」
今までの話を聞いたディリスはしばし頭の中を整理し、どんな言葉で返すか悩んだ。しかし、どれほど考えても、やはり最終的にはこの言葉しか出なかった。
「エリアは――」
瞬間、エリアが立ち上がり、ディリスの前へ飛び出した。
「ディー! 何か魔法が来る!」
エリアとディリスが瞬きした瞬間、周囲の景色が一変した。
全ての色素が反転し、中庭が四角いドームに包まれた。先程までいた生徒達の姿はなく、この周辺にいるのはディリスとエリアだけとなった。
「ハロハロー。良く気づけたねぇ。私の『隔絶空間』はそういうのを察知させないことに強みがあるっていうのにさ」
空間に一人の女性が浮かんでおり、ディリスとエリアを見下ろしていた。
説明することが苦手だったディリスは全てエリアへ丸投げをし、短剣で布の塊のお手玉を始めた。
ぽんぽんと器用に上へ跳ね上げる彼女へ、クラークは言う。
「その手遊び、まだやってたんだね」
「私の勝手。気持ちを落ち着かせるためにやってるんだ」
「へぇ、じゃあ彼女に教えてあげれば喜ぶんじゃない? あのプロ――」
「クラーク、私 と 殺 し 合 い が し た い な ら そ う 言 え よ。受けてやるから」
蒼い眼になっているディリスを目の当たりにしても、クラークはその柔和な笑みを崩さない。
彼女が放つ殺気の質は本気の本気。からかってやるとかそういうレベルではなく、少しでも応戦の素振りを見せれば即刻開戦するような、そんなレベルだ。
彼の次の言葉は、謝罪ではく、極めていつもどおりだった。
「ごめんごめん。君がまだヌルくなっていないかどうか確かめたかっただけさ。それよりも、機嫌直してくれよ。エリアちゃんの説明が終わりそうなんだから」
エリアの説明はそこまで込み入ったものではなかった。
自分が旅に出た理由、そしてディリスとの出会い、今までの出来事。ルゥと出会う前の出来事を非常に分かりやすく、そして簡潔に纏めた実に良い説明であった。
そんな彼女の説明を飲み込んだルゥは、ただただ目を輝かせていた。
「やっぱり……ディーさんとルゥさんはすごかったんですね。やっぱり神さまっているんだって、改めて信じることが出来ました」
キラキラ輝いていてた表情から一転、ルゥはクラークの元へ向き直った。
「やっぱり私には戦う力が欲しいです。ディーさんとエリアさんに守られるだけじゃ、私はきっと二人についていけないと思うから。二人と肩を並べられるだけの力が、私には必要なんです!」
その眼を、ただただ誰かのために想う眼を評価したのはディリスでもないエリアでもない、初めて会ったばかりのクラークであった。
「だから私は、君に何かを授けたいと思うんだろうね」
クラークは立ち上がり、拍手をしながらルゥへ近づいた。
「ディリス、この子かい? 君が私の元へ訪ねてきた理由は」
「うん、二日で戦えるようにして」
エリアはここで目的を思い出し、そしてまさかと思っていた展開に言葉も出なかった。
この学校ではクラークも授業をする。だが、一年に二回だけ。しかし、その質は異常に高い。
一度受ければ必ず何かの壁をぶち壊し、魔術士として大成することが約束されるという逸話があるくらいだ。
「オッケー。ルゥちゃんの魔力量は凄まじいからね。ぴったりな戦い方に辿り着けるよう導いてあげよう」
不定期故に、受けられる事が奇跡と言われたクラークの授業をこんなに簡単に受けられていいのかとエリアは怖くなった。具体的にはここの生徒から刺されるのではないかという危惧だ。
そんな不安はエリアだけのようで、ルゥはやる気満々に頭を下げていた。
「よよよよろしくお願いしますっ!」
「よしよし。それじゃ早速、君のぴったりな戦い方を探る――」
「あ、あの!」
恐る恐るエリアがクラークへ手を挙げ、発言の許可を求める。
彼女はよく分かっていた。ルゥだけではない、自分“も”ディリスから見ればまだ戦力外なんだと。
そんな気持ちを自分も言った。
――私も指導してください、と。
彼女のそんな決意を、クラークはゆっくりと首を振る。
「君には教える必要が見当たらない、かな」
「え……」
「強いてアドバイスをあげるとするならば……君は精神面を試される場面がきっと出てくると思う。その時、どう動けるか。もし僕の思った通り動けるのならば君は――」
そこからのクラークの言葉は、あまり耳に入ってこなかった。
ディリスとしばらくここに二日間、通うことになるのだが、気が重い。
宿へ帰るため、学園の廊下を歩いていると、遠くから声が聞こえた。
「あれ……もしかして……」
「やっぱりそうだ……あの天才と呼ばれたあのエリア・ベンバーさん……?」
「でもお父様が亡くなってすぐに退学したって聞いたけど……」
エリアは思わず顔を伏せる。違う、と。自分はそんなものでは決してない声に出して叫びたかった。
「随分有名人なんだね」
生徒達の声はディリスにも聞こえていた。
だが、掛ける言葉はいつも通り。慰めることも、何かするわけでもない。ただ、いつも通りなのだ。
その不器用な気遣いはエリアにもちゃんと伝わっていた。
だから、しっかりと言いたいのだ。
「ねえ、ディー。ちょっと自分の事を話したいから時間もらっても……良いかな?」
「うん」
そうしてやってきた場所はプーラガリア魔法学園の中庭であった。
真ん中に噴水があり、周りには丁寧に管理された植え込みが規則正しく並んでいる。
辺りには生徒がいる所を見ると、ここは憩いの広場といった所であろう。
隅っこにあるベンチへ腰を掛けた二人。
少しの間を置いてから、エリアは口を開いた。
「もう気づいているかもだけど、私ってここの生徒だったんだよね」
「うん、クラークも知ってたみたいだしね」
「自分でも言うのもなんだけど、ここでは結構魔法について勉強してたんだ。いつかお父さんの役に立ちたいなと思って、そりゃあもうガシガシ勉強してた。そうしたらいつの間にか皆から天才だーとか言われるようになったんだよね」
ディリスはようやくエリアの凄まじい魔法の力量へ得心がいった。
全ては地盤あってのもの。話を聞けば、それは然るべき結果だった。
「でも」
エリアは拳を握る。今でもあの時の事を思い出したら自分に腹が立って仕方がない。
「ある日、お父さんが殺された」
無言でディリスは続きを促す。
「それを知らされた時、私は何も出来なかったんだって。結局私はお父さんの役に立つことも、助けに行くことも出来なかったんだなって……!」
「エリア……」
「必死に勉強しても結局、大事な所で役に立てないんだなって痛感した私は、それからすぐにこの学校から飛び出して冒険者になったの。後はディーも知っての通り」
空を見上げながら話すエリアはこう締めくくった。
「馬鹿みたいな話でしょ?」
今までの話を聞いたディリスはしばし頭の中を整理し、どんな言葉で返すか悩んだ。しかし、どれほど考えても、やはり最終的にはこの言葉しか出なかった。
「エリアは――」
瞬間、エリアが立ち上がり、ディリスの前へ飛び出した。
「ディー! 何か魔法が来る!」
エリアとディリスが瞬きした瞬間、周囲の景色が一変した。
全ての色素が反転し、中庭が四角いドームに包まれた。先程までいた生徒達の姿はなく、この周辺にいるのはディリスとエリアだけとなった。
「ハロハロー。良く気づけたねぇ。私の『隔絶空間』はそういうのを察知させないことに強みがあるっていうのにさ」
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