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第2部・第10話:正と邪の交わる時
第4章
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そこは、暗い色の布が遥か上空から幾重にも垂れ下がる、陰気な大広間だった。
壁に取り付けられた燭台には紫色の怪しい炎が灯り、ゆらゆらと揺らめいている。
前方には、一段高い位置に設えられた黒曜石の玉座。これに鎮座するのは、鋭利な角を頭部に生やした、見るも恐ろしい魔王――などではなく、闇のように真っ黒なストレートヘアを背に流し、蠱惑的な美貌に満足げな笑みを浮かべた、妙齢の女性。
――そして彼女の膝の上には、愛らしい顔を真っ赤に染め上げたルカの姿があった。
玉座の左右には、ルカを連れ去った青年と少年が、まるで苦虫でも噛み潰したかのような、憮然とした表情で控えている。
「………………ルカ?」
室内になだれ込んだ魔王軍斥候隊の一同は、思わぬ光景にたたらを踏んだ。魔王に囚われているはずのルカが、なぜ美女の膝の上で可愛がられているのか、考えても理解が追い付かない。
動揺も露わな隊員達の中にあって、一番付き合いの長いユージーンと、ルカのために作られた=ルカの好みまで熟知している(今はライオン体の)レフが、表情を強張らせている。ハッキリとした顔立ちのこの美女が、ルカの好みどストライクであることに気付いたからだ。
「……お、おばあちゃん……ッ」
救援の到来に気付いたルカが、恥ずかしそうに祖母に向かって呼び掛ける。
一人、なぜか絶望的な表情を浮かべていたベリンダは、孫の助けを求めるような視線に、我に返った様子で声を上げた。
「――私の孫を返しなさい、ビアンカ!!」
それが、この美女の名なのだろうか。名前を知っているということは、彼女がベリンダの知己であることは間違いない。――というよりも、ルカは魔王に攫われたのだ。その誘拐犯達も、目の前にいる。彼らを従え、玉座に収まる人物こそが、魔王であるはずだ。
――ならば状況から考えて、諸悪の根源である魔王が、この美しい女性であることは明白。
「!?」
衝撃の事実に、斥候隊員達は一様に目を剥いた。おののきながらも、それぞれが優れた知能の持ち主であることもあり、この大いなる誤解の原因を理解する――おそらくは、「魔王」という呼称から、人類の側が勝手なイメージで、男性だと思い込んでしまっていたのだろう。それこそ、「こめかみや額から角を生やした、筋骨隆々たる巨体の魔物」のような姿で。
それとは真逆の嫋やかな美女――「魔王ビアンカ」は、面白くもなさそうに斥候隊を一瞥する。
「――たわけが。そもそも、わらわ自身が魔王などと名乗ったことは一度もない。恐怖に怯えた愚か者共が、好きに呼びならわしただけのことよ」
ルカに向けていた愛おしげな微笑からは想像もつかない、まるで羽虫を見るかの如き、冷たい眼差しだ。
隊員達の物問いたげな視線の集中砲火を受けて、黄金のベリンダは険しい表情のまま、大きく頷いた。
ではやはり、彼女が魔王であることは間違いないらしい。いち早く動揺を脱したユージーンが、切れ長の瞳で玉座を見据えて言い放つ。
「お前の正体などどうでもいい。お前が長年に渡って、人間社会を蹂躙してきた事実は変わらないんだからな。――さあ、おとなしくルカを離せ!」
凛とした宣言に、ベリンダも含めた全員が、揃って武器を構え、或いは掌に魔力を溜める。
時折ぐわんと足元が揺れるのは、メルヒオールの突進のためだろうか。愛し子を奪われた異教の神の怒りは凄まじく、それだけにとても心強い。
しかし、ビアンカは悲しそうに微笑んで、膝に乗せたルカの顔を覗き込んだ。小さく首を横に振りながら、あろうことか「もう良い」と夢見るように呟く。
「もう良いのだ、黄金のベリンダよ……わらわの負けじゃ」
「……………………………………は?」
ちょっと、何を言っているのかわからない。
完全に勢いを削がれ、呆然と立ち尽くす一行の前で、ビアンカはうっとりと、ルカに顔を近付けた。
「こんなにも愛らしい生き物を、手に掛けられるはずもなかろう」
「!!」
息を呑む一同の前で、当のルカはというと、両目を閉じ、ビアンカから顔を背けるようにして、プルプルと小さく震えている。嫌がっているのでも、恐ろしいのでもない。あれは、好みの美女に頬を寄せられ、陶然としてしまいそうになるのを、必死に堪えているのだ。
――おいおいおいまさか!
――ルカは魔王まで魅了してしまったということなのか!!
混乱しながらも、斥候隊員達はそれぞれ、先程の戦闘を思い返していた。ここまで比較的容易に城を攻め落とせたのは、魔王がルカにうつつを抜かしていて、配下の魔物達に力を分け与えることを怠っていたためなのかもしれない……。
あまりのことに絶句してしまった斥候隊をよそに、玉座に向かって左後方に控えた黒髪の美青年――ヘルムートが、冷徹な忠告を主に奏上する。
「ビアンカ様、そろそろ変わってください。ルカが嫌がっていますよ」
「……貴様、不敬であろう」
「それとこれとは話が別です」
どうやら、ルカに絆された魔王を苦々しく思っている訳ではなく、自分がルカに構えないことを不満に思っていただけらしい。
そこで、ネイトが怒りに震える指を、右手後方に控えたカインに向けた。
「覚えていますよ。君はサハスの村祭りで、ルカと踊っていた少年でしょう」
その指摘を受けて、仲間達もそれぞれ大きく頷く。さすが、ルカを守るために集められただけあって、全員どこにいても、ルカの動向には目を配っていたと見える。
ネイトとしては、「彼らは敵なのだ」と、ルカの目を覚まさせるための注進のつもりだったのだろう。しかし、ヘルムートと同じく憮然としていたカインは、良いことを思い付いたとばかりに、気持ち吊り上がった大きな瞳を煌めかせる。
「それだけじゃないぞ?」
言うが早いか、黒猫の姿に転じたカインは、ルカの膝の上に飛び乗った。ほっそりとした見覚えのあるフォルムと、紫の石の付いた首輪に、ルカはハッと息を呑む。
「え、君、何度か会ってる……?」
ハッキリと覚えているのは、クラウドヴィッツ州のデルヴェ村だっただろうか。色々と思い悩むことがあり、モフモフの癒しを求めていたルカは、通り掛かった黒猫を抱っこしながら、胸の内を吐き出したことがある――あれはきっとカインだったのだろう。思えばそれ以前にも、何度か身の周りで黒猫を見掛けたことがあったが……。
膝の上に収まった黒猫は、肯定するように「ニャー」と可愛らしい声で鳴いた。愛くるしい仕草に、ルカはフワフワの毛並みを反射的に撫でてしまう。
これに激怒したのはレフだった。
『テメェ、ふざけんな! オレが先に撫でられるはずだったのに!!』
蓄積したストレスが爆発したのか、レフは一気に玉座まで駆け上がり、逃げ出したカインを追い回し始める。
――もはやカオスだ。
「………………」
身軽にちょこまかと逃げ回る仔猫を、本気で仕留めんと牙を剥く雄ライオン。
魔王とその側近は、魔法であれやこれやとスイーツを取り出しながら、どれをルカに与えるかで揉めている。
当のルカと斥候隊員達は、愕然としたまま、状況をただ眺めていることしか出来ない。
黄金のベリンダが、深い溜め息をついた。疲れ切った様子で、魔王ビアンカを促す。
「……いったいどういうことなの。説明しなさい」
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玉座の左右には、ルカを連れ去った青年と少年が、まるで苦虫でも噛み潰したかのような、憮然とした表情で控えている。
「………………ルカ?」
室内になだれ込んだ魔王軍斥候隊の一同は、思わぬ光景にたたらを踏んだ。魔王に囚われているはずのルカが、なぜ美女の膝の上で可愛がられているのか、考えても理解が追い付かない。
動揺も露わな隊員達の中にあって、一番付き合いの長いユージーンと、ルカのために作られた=ルカの好みまで熟知している(今はライオン体の)レフが、表情を強張らせている。ハッキリとした顔立ちのこの美女が、ルカの好みどストライクであることに気付いたからだ。
「……お、おばあちゃん……ッ」
救援の到来に気付いたルカが、恥ずかしそうに祖母に向かって呼び掛ける。
一人、なぜか絶望的な表情を浮かべていたベリンダは、孫の助けを求めるような視線に、我に返った様子で声を上げた。
「――私の孫を返しなさい、ビアンカ!!」
それが、この美女の名なのだろうか。名前を知っているということは、彼女がベリンダの知己であることは間違いない。――というよりも、ルカは魔王に攫われたのだ。その誘拐犯達も、目の前にいる。彼らを従え、玉座に収まる人物こそが、魔王であるはずだ。
――ならば状況から考えて、諸悪の根源である魔王が、この美しい女性であることは明白。
「!?」
衝撃の事実に、斥候隊員達は一様に目を剥いた。おののきながらも、それぞれが優れた知能の持ち主であることもあり、この大いなる誤解の原因を理解する――おそらくは、「魔王」という呼称から、人類の側が勝手なイメージで、男性だと思い込んでしまっていたのだろう。それこそ、「こめかみや額から角を生やした、筋骨隆々たる巨体の魔物」のような姿で。
それとは真逆の嫋やかな美女――「魔王ビアンカ」は、面白くもなさそうに斥候隊を一瞥する。
「――たわけが。そもそも、わらわ自身が魔王などと名乗ったことは一度もない。恐怖に怯えた愚か者共が、好きに呼びならわしただけのことよ」
ルカに向けていた愛おしげな微笑からは想像もつかない、まるで羽虫を見るかの如き、冷たい眼差しだ。
隊員達の物問いたげな視線の集中砲火を受けて、黄金のベリンダは険しい表情のまま、大きく頷いた。
ではやはり、彼女が魔王であることは間違いないらしい。いち早く動揺を脱したユージーンが、切れ長の瞳で玉座を見据えて言い放つ。
「お前の正体などどうでもいい。お前が長年に渡って、人間社会を蹂躙してきた事実は変わらないんだからな。――さあ、おとなしくルカを離せ!」
凛とした宣言に、ベリンダも含めた全員が、揃って武器を構え、或いは掌に魔力を溜める。
時折ぐわんと足元が揺れるのは、メルヒオールの突進のためだろうか。愛し子を奪われた異教の神の怒りは凄まじく、それだけにとても心強い。
しかし、ビアンカは悲しそうに微笑んで、膝に乗せたルカの顔を覗き込んだ。小さく首を横に振りながら、あろうことか「もう良い」と夢見るように呟く。
「もう良いのだ、黄金のベリンダよ……わらわの負けじゃ」
「……………………………………は?」
ちょっと、何を言っているのかわからない。
完全に勢いを削がれ、呆然と立ち尽くす一行の前で、ビアンカはうっとりと、ルカに顔を近付けた。
「こんなにも愛らしい生き物を、手に掛けられるはずもなかろう」
「!!」
息を呑む一同の前で、当のルカはというと、両目を閉じ、ビアンカから顔を背けるようにして、プルプルと小さく震えている。嫌がっているのでも、恐ろしいのでもない。あれは、好みの美女に頬を寄せられ、陶然としてしまいそうになるのを、必死に堪えているのだ。
――おいおいおいまさか!
――ルカは魔王まで魅了してしまったということなのか!!
混乱しながらも、斥候隊員達はそれぞれ、先程の戦闘を思い返していた。ここまで比較的容易に城を攻め落とせたのは、魔王がルカにうつつを抜かしていて、配下の魔物達に力を分け与えることを怠っていたためなのかもしれない……。
あまりのことに絶句してしまった斥候隊をよそに、玉座に向かって左後方に控えた黒髪の美青年――ヘルムートが、冷徹な忠告を主に奏上する。
「ビアンカ様、そろそろ変わってください。ルカが嫌がっていますよ」
「……貴様、不敬であろう」
「それとこれとは話が別です」
どうやら、ルカに絆された魔王を苦々しく思っている訳ではなく、自分がルカに構えないことを不満に思っていただけらしい。
そこで、ネイトが怒りに震える指を、右手後方に控えたカインに向けた。
「覚えていますよ。君はサハスの村祭りで、ルカと踊っていた少年でしょう」
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「それだけじゃないぞ?」
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「え、君、何度か会ってる……?」
ハッキリと覚えているのは、クラウドヴィッツ州のデルヴェ村だっただろうか。色々と思い悩むことがあり、モフモフの癒しを求めていたルカは、通り掛かった黒猫を抱っこしながら、胸の内を吐き出したことがある――あれはきっとカインだったのだろう。思えばそれ以前にも、何度か身の周りで黒猫を見掛けたことがあったが……。
膝の上に収まった黒猫は、肯定するように「ニャー」と可愛らしい声で鳴いた。愛くるしい仕草に、ルカはフワフワの毛並みを反射的に撫でてしまう。
これに激怒したのはレフだった。
『テメェ、ふざけんな! オレが先に撫でられるはずだったのに!!』
蓄積したストレスが爆発したのか、レフは一気に玉座まで駆け上がり、逃げ出したカインを追い回し始める。
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身軽にちょこまかと逃げ回る仔猫を、本気で仕留めんと牙を剥く雄ライオン。
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