22 / 121
第1部・第4話:ネイト
第5章
しおりを挟む
夕刻。
通いのお手伝いさんを送り出したネイトは、正門の施錠をしようとしたところで、憲兵に取り囲まれた。
「ナサニエル・ベイリー! お前を邪教の信徒として告発する!」
なぜか憲兵達の先頭に立ったフランツ・ロッシュが、居丈高に宣言する。今日もどこをほっつき歩いて悪巧みを巡らしていたのか、このまま閉め出してやろうかと考えていただけに、その姿は滑稽ですらある。
教団本部へ虚偽の報告を上げるのだろうとは思っていたが、まさかいきなり憲兵を連れてくるとは――ネイトの口元は皮肉げに歪められた。ネイトの師、ハイドフェルト神父の時は、密告者が一般人であったため、憲兵に踏み込まれるのも道理ではある。しかし、教団職員のロッシュが国家権力に協力を仰ぐのは、見せしめ以外の何ものでもない。
――これがエドゥアルトの信徒の姿か。
エインデルを邪悪と貶める聖職者の腐敗を、ネイトは嗤わずにはいられないのだ。
「何を根拠に?」
ルカに気付かれて以降、ネイトは誰の前でも隙を見せてはいない。それに関しては絶対の自信があるだけに、ロッシュがどんな工作を演じたのか興味もある。
落ち着いたネイトの態度に、ロッシュはほんの少し狼狽を見せた。しかし、気を取り直した様子で憲兵に向かい、「彼の部屋を捜索してください!」と言い放つ。
「良いでしょう」
薄ら笑いを浮かべたまま、ネイトは一行を先導する。住居棟の玄関から子供達が走り出てきて、一斉にネイトに抱き付いた。ロッシュの不審な行動の報告と、それに対する黄金のベリンダからの忠告を持ち帰って来たところだけに、全員が不安そうな顔をしている。
怯える子供達に「大丈夫ですよ」と微笑みかけ、部屋に下がらせてから、ネイトは改めて自室へ向かった。
鍵を開け、中に入ると、着いてきたのは憲兵が3人とロッシュの計4人。残り2人は廊下で、ドアの左右に控えている。
ネイトは誰にも気付かれぬよう、視界の端でベッドの横の壁に掛けられた絵画を確認した。当然ながら隠し扉がこじ開けられたような形跡はない。しかし、ロッシュの自信満々の様子から、何か証拠になるような物を、不在時に部屋の中に入れられた可能性は高い。
教会内の施設の合鍵は住居棟のものも含め、今は使われていない孤児院の院長室に保管されている。聞かれていないので当然ロッシュに明かしてもいなかったが、コイツの性根なら泥棒の真似事をしていても不思議ではないだろう。
隊長格の男が指示を出し、家宅捜索が始まった。机やベッド、サイドボードなど、引き出しや扉が開け放たれ、中身が辺りに散乱する。司祭の持ち物はさほど多くないとはいえ、やはり気分の良いものではない。
作り付けの戸棚の前に憲兵が立った時、ロッシュがあからさまな喜色を浮かべた。その反応に、そこが捏造品の隠し場所かと身構えたネイトだったが、憲兵は特に声を上げることもなく、ネイトの私服を引っ掻き回している。
やがて、何も見付けられなかったらしい憲兵が離れていくと、その後を焦った様子でロッシュが自ら漁り始めた。どうやら彼にも不測の事態が起こり始めているらしい。
「――!」
黙って成り行きを見守っていたネイトの前で、ついに憲兵が絵画の前に立った。額縁に手が掛けられ、ネイトが思わず肩を強張らせた、その時。
「――お探しの物はこちらですか?」
「!」
妙に芝居がかった口調で割って入ったのは、よりによって、ネイトがこの世で一番大嫌いな人物だった。
女性受けの良さそうな、嫌味なくらいに整った面立ちに、優雅な仕草。「幼馴染み」或いは「ベリンダの弟子」という立場を笠に、ルカにべったりと引っ付いた汚らわしい存在――ユージーンが、子供達を従えるようにして、扉の向こうに立っている。
ドア横に控えた憲兵達はというと、彼の提げ持つ物に萎縮し、立ち竦んでいるようだ。
驚きの視線の集中砲火の中、ユージーンが掲げたのは、エインデルの全身像だった。骨董品のような鈍い輝きを放つ30センチ前後のブロンズ像は、ネイトには見覚えのないものだ。
混乱するネイトをよそに、ユージーンは憲兵達に向かって、腹が立つほど完璧な礼を取った。己を黄金のベリンダの弟子、魔術師見倣いであることを明かしてから、背後の子供達を少しだけ振り返る。
「僕は、この子達に相談されたんです。ロッシュさんがベイリー神父の私室に出入りするところを見たって」
「!」
今度はロッシュが注目を集める番だった。
ユージーンの発言は必ずしも正確ではなく、実際には部屋の前をウロつくところを目撃されただけなのだが、そうとは知らないロッシュは探るように子供達を睨み付ける。怯えたティムが背中に縋り付くのを、空いた方の手で抱き寄せてやりながら、ユージーンは続けた。
「心配になって部屋を訪ねたら、神父様のものでない異質な気配を感じたので、失礼かとは思いましたが、透視魔法で探らせてもらいました。すると、これが」
「勝手に持ち出すなんて何を考えてる!? それがベイリーの邪教信仰の証だろう!」
ロッシュの激昂は、勝手に部屋を探られたネイトよりも、また刑法の執行者である憲兵よりも強かった。事態に怯えていた子供達までが、恐怖を通り越して唖然としている。
「それはおかしくないですか?」
透視魔法と転移魔法を用いて勝手に証拠品を持ち出したことを自白したユージーンは、涼しい顔でピシャリと言い放った。
「ベイリー神父がこれを崇拝しているにしては、あまりにも古びていると思いますが」
「!」
ロッシュの顔が目に見えて強張った。
言われてみれば確かに、ネイトも一目見た瞬間に骨董品のようだと感じたのだ。禁教の証とはいえ、日常的に崇拝されている物としては、あまりに古美術然としている――そう、まるで、教団本部の押収物保管庫に収蔵されていたような。
ロッシュを黙らせたユージーンは、そのまま憲兵隊長に向き直った。
「これは恐らく、作られてから200年近く経っている物ですよ。その時代の邪宗の遺物は、当時徹底的に破壊され、わずかに残った物だけが、教団本部に保管されているはず」
憲兵達は、ユージーンの堂々とした語り口に納得した様子で、互いに頷き合っている。黄金のベリンダの弟子という肩書きに対する信頼感も、この場合無関係ではあるまい。
「――僕は、追跡魔法が使えます」
畳み掛けるように、ユージーンが意味深に微笑んだ。左手に持ち変えたエインデル像に、右手を翳す。その掌から、キラキラとした蒼い光が揺らめき立った。魔法を発動させようとしているらしい。
「生憎、これがどこにあった物かまでは辿れません。ですが、少なくとも誰がこの部屋に持ち込んだかくらいなら、僕にでもわかりますよ」
整った顔を歪めるようにして、ユージーンはジワジワとロッシュを追い詰める。旗色の悪さを悟ったロッシュが、ギリリと歯噛みした。ああ、奴が美しいだけに、より一層腹立たしいのだろう。
――どうしてコイツが、私を庇うような真似を?
ネイトが改めて、はっきりと驚愕を露わにした次の瞬間、ドアの向こうで金色の光が湧き上がった。
光はやがて、2人の寄り添う人物の姿を浮かび上がらせる。
降臨したのは、ネイトの天使だ。
「――ネイト!」
一目散に自分に向かって掛けてくるルカを、ネイトはしっかりと抱き留めた。
通いのお手伝いさんを送り出したネイトは、正門の施錠をしようとしたところで、憲兵に取り囲まれた。
「ナサニエル・ベイリー! お前を邪教の信徒として告発する!」
なぜか憲兵達の先頭に立ったフランツ・ロッシュが、居丈高に宣言する。今日もどこをほっつき歩いて悪巧みを巡らしていたのか、このまま閉め出してやろうかと考えていただけに、その姿は滑稽ですらある。
教団本部へ虚偽の報告を上げるのだろうとは思っていたが、まさかいきなり憲兵を連れてくるとは――ネイトの口元は皮肉げに歪められた。ネイトの師、ハイドフェルト神父の時は、密告者が一般人であったため、憲兵に踏み込まれるのも道理ではある。しかし、教団職員のロッシュが国家権力に協力を仰ぐのは、見せしめ以外の何ものでもない。
――これがエドゥアルトの信徒の姿か。
エインデルを邪悪と貶める聖職者の腐敗を、ネイトは嗤わずにはいられないのだ。
「何を根拠に?」
ルカに気付かれて以降、ネイトは誰の前でも隙を見せてはいない。それに関しては絶対の自信があるだけに、ロッシュがどんな工作を演じたのか興味もある。
落ち着いたネイトの態度に、ロッシュはほんの少し狼狽を見せた。しかし、気を取り直した様子で憲兵に向かい、「彼の部屋を捜索してください!」と言い放つ。
「良いでしょう」
薄ら笑いを浮かべたまま、ネイトは一行を先導する。住居棟の玄関から子供達が走り出てきて、一斉にネイトに抱き付いた。ロッシュの不審な行動の報告と、それに対する黄金のベリンダからの忠告を持ち帰って来たところだけに、全員が不安そうな顔をしている。
怯える子供達に「大丈夫ですよ」と微笑みかけ、部屋に下がらせてから、ネイトは改めて自室へ向かった。
鍵を開け、中に入ると、着いてきたのは憲兵が3人とロッシュの計4人。残り2人は廊下で、ドアの左右に控えている。
ネイトは誰にも気付かれぬよう、視界の端でベッドの横の壁に掛けられた絵画を確認した。当然ながら隠し扉がこじ開けられたような形跡はない。しかし、ロッシュの自信満々の様子から、何か証拠になるような物を、不在時に部屋の中に入れられた可能性は高い。
教会内の施設の合鍵は住居棟のものも含め、今は使われていない孤児院の院長室に保管されている。聞かれていないので当然ロッシュに明かしてもいなかったが、コイツの性根なら泥棒の真似事をしていても不思議ではないだろう。
隊長格の男が指示を出し、家宅捜索が始まった。机やベッド、サイドボードなど、引き出しや扉が開け放たれ、中身が辺りに散乱する。司祭の持ち物はさほど多くないとはいえ、やはり気分の良いものではない。
作り付けの戸棚の前に憲兵が立った時、ロッシュがあからさまな喜色を浮かべた。その反応に、そこが捏造品の隠し場所かと身構えたネイトだったが、憲兵は特に声を上げることもなく、ネイトの私服を引っ掻き回している。
やがて、何も見付けられなかったらしい憲兵が離れていくと、その後を焦った様子でロッシュが自ら漁り始めた。どうやら彼にも不測の事態が起こり始めているらしい。
「――!」
黙って成り行きを見守っていたネイトの前で、ついに憲兵が絵画の前に立った。額縁に手が掛けられ、ネイトが思わず肩を強張らせた、その時。
「――お探しの物はこちらですか?」
「!」
妙に芝居がかった口調で割って入ったのは、よりによって、ネイトがこの世で一番大嫌いな人物だった。
女性受けの良さそうな、嫌味なくらいに整った面立ちに、優雅な仕草。「幼馴染み」或いは「ベリンダの弟子」という立場を笠に、ルカにべったりと引っ付いた汚らわしい存在――ユージーンが、子供達を従えるようにして、扉の向こうに立っている。
ドア横に控えた憲兵達はというと、彼の提げ持つ物に萎縮し、立ち竦んでいるようだ。
驚きの視線の集中砲火の中、ユージーンが掲げたのは、エインデルの全身像だった。骨董品のような鈍い輝きを放つ30センチ前後のブロンズ像は、ネイトには見覚えのないものだ。
混乱するネイトをよそに、ユージーンは憲兵達に向かって、腹が立つほど完璧な礼を取った。己を黄金のベリンダの弟子、魔術師見倣いであることを明かしてから、背後の子供達を少しだけ振り返る。
「僕は、この子達に相談されたんです。ロッシュさんがベイリー神父の私室に出入りするところを見たって」
「!」
今度はロッシュが注目を集める番だった。
ユージーンの発言は必ずしも正確ではなく、実際には部屋の前をウロつくところを目撃されただけなのだが、そうとは知らないロッシュは探るように子供達を睨み付ける。怯えたティムが背中に縋り付くのを、空いた方の手で抱き寄せてやりながら、ユージーンは続けた。
「心配になって部屋を訪ねたら、神父様のものでない異質な気配を感じたので、失礼かとは思いましたが、透視魔法で探らせてもらいました。すると、これが」
「勝手に持ち出すなんて何を考えてる!? それがベイリーの邪教信仰の証だろう!」
ロッシュの激昂は、勝手に部屋を探られたネイトよりも、また刑法の執行者である憲兵よりも強かった。事態に怯えていた子供達までが、恐怖を通り越して唖然としている。
「それはおかしくないですか?」
透視魔法と転移魔法を用いて勝手に証拠品を持ち出したことを自白したユージーンは、涼しい顔でピシャリと言い放った。
「ベイリー神父がこれを崇拝しているにしては、あまりにも古びていると思いますが」
「!」
ロッシュの顔が目に見えて強張った。
言われてみれば確かに、ネイトも一目見た瞬間に骨董品のようだと感じたのだ。禁教の証とはいえ、日常的に崇拝されている物としては、あまりに古美術然としている――そう、まるで、教団本部の押収物保管庫に収蔵されていたような。
ロッシュを黙らせたユージーンは、そのまま憲兵隊長に向き直った。
「これは恐らく、作られてから200年近く経っている物ですよ。その時代の邪宗の遺物は、当時徹底的に破壊され、わずかに残った物だけが、教団本部に保管されているはず」
憲兵達は、ユージーンの堂々とした語り口に納得した様子で、互いに頷き合っている。黄金のベリンダの弟子という肩書きに対する信頼感も、この場合無関係ではあるまい。
「――僕は、追跡魔法が使えます」
畳み掛けるように、ユージーンが意味深に微笑んだ。左手に持ち変えたエインデル像に、右手を翳す。その掌から、キラキラとした蒼い光が揺らめき立った。魔法を発動させようとしているらしい。
「生憎、これがどこにあった物かまでは辿れません。ですが、少なくとも誰がこの部屋に持ち込んだかくらいなら、僕にでもわかりますよ」
整った顔を歪めるようにして、ユージーンはジワジワとロッシュを追い詰める。旗色の悪さを悟ったロッシュが、ギリリと歯噛みした。ああ、奴が美しいだけに、より一層腹立たしいのだろう。
――どうしてコイツが、私を庇うような真似を?
ネイトが改めて、はっきりと驚愕を露わにした次の瞬間、ドアの向こうで金色の光が湧き上がった。
光はやがて、2人の寄り添う人物の姿を浮かび上がらせる。
降臨したのは、ネイトの天使だ。
「――ネイト!」
一目散に自分に向かって掛けてくるルカを、ネイトはしっかりと抱き留めた。
26
お気に入りに追加
309
あなたにおすすめの小説

マリオネットが、糸を断つ時。
せんぷう
BL
異世界に転生したが、かなり不遇な第二の人生待ったなし。
オレの前世は地球は日本国、先進国の裕福な場所に産まれたおかげで何不自由なく育った。確かその終わりは何かの事故だった気がするが、よく覚えていない。若くして死んだはずが……気付けばそこはビックリ、異世界だった。
第二生は前世とは正反対。魔法というとんでもない歴史によって構築され、貧富の差がアホみたいに激しい世界。オレを産んだせいで母は体調を崩して亡くなったらしくその後は孤児院にいたが、あまりに酷い暮らしに嫌気がさして逃亡。スラムで前世では絶対やらなかったような悪さもしながら、なんとか生きていた。
そんな暮らしの終わりは、とある富裕層らしき連中の騒ぎに関わってしまったこと。不敬罪でとっ捕まらないために背を向けて逃げ出したオレに、彼はこう叫んだ。
『待て、そこの下民っ!! そうだ、そこの少し小綺麗な黒い容姿の、お前だお前!』
金髪縦ロールにド派手な紫色の服。装飾品をジャラジャラと身に付け、靴なんて全然汚れてないし擦り減ってもいない。まさにお貴族様……そう、貴族やら王族がこの世界にも存在した。
『貴様のような虫ケラ、本来なら僕に背を向けるなどと斬首ものだ。しかし、僕は寛大だ!!
許す。喜べ、貴様を今日から王族である僕の傍に置いてやろう!』
そいつはバカだった。しかし、なんと王族でもあった。
王族という権力を振り翳し、盾にするヤバい奴。嫌味ったらしい口調に人をすぐにバカにする。気に入らない奴は全員斬首。
『ぼ、僕に向かってなんたる失礼な態度っ……!! 今すぐ首をっ』
『殿下ったら大変です、向こうで殿下のお好きな竜種が飛んでいた気がします。すぐに外に出て見に行きませんとー』
『なにっ!? 本当か、タタラ! こうしては居られぬ、すぐに連れて行け!』
しかし、オレは彼に拾われた。
どんなに嫌な奴でも、どんなに周りに嫌われていっても、彼はどうしようもない恩人だった。だからせめて多少の恩を返してから逃げ出そうと思っていたのに、事態はどんどん最悪な展開を迎えて行く。
気に入らなければ即断罪。意中の騎士に全く好かれずよく暴走するバカ王子。果ては王都にまで及ぶ危険。命の危機など日常的に!
しかし、一緒にいればいるほど惹かれてしまう気持ちは……ただの忠誠心なのか?
スラム出身、第十一王子の守護魔導師。
これは運命によってもたらされた出会い。唯一の魔法を駆使しながら、タタラは今日も今日とてワガママ王子の手綱を引きながら平凡な生活に焦がれている。
※BL作品
恋愛要素は前半皆無。戦闘描写等多数。健全すぎる、健全すぎて怪しいけどこれはBLです。
.
異世界で8歳児になった僕は半獣さん達と仲良くスローライフを目ざします
み馬
BL
志望校に合格した春、桜の樹の下で意識を失った主人公・斗馬 亮介(とうま りょうすけ)は、気がついたとき、異世界で8歳児の姿にもどっていた。
わけもわからず放心していると、いきなり巨大な黒蛇に襲われるが、水の精霊〈ミュオン・リヒテル・リノアース〉と、半獣属の大熊〈ハイロ〉があらわれて……!?
これは、異世界へ転移した8歳児が、しゃべる動物たちとスローライフ?を目ざす、ファンタジーBLです。
おとなサイド(半獣×精霊)のカプありにつき、R15にしておきました。
※ 設定ゆるめ、造語、出産描写あり。幕開け(前置き)長め。第21話に登場人物紹介を載せましたので、ご参考ください。
★お試し読みは、第1部(第22〜27話あたり)がオススメです。物語の傾向がわかりやすいかと思います★
★第11回BL小説大賞エントリー作品★最終結果2773作品中/414位★応援ありがとうございました★

続・聖女の兄で、すみません!
たっぷりチョコ
BL
『聖女の兄で、すみません!』(完結)の続編になります。
あらすじ
異世界に再び召喚され、一ヶ月経った主人公の古河大矢(こがだいや)。妹の桃花が聖女になりアリッシュは魔物のいない平和な国になったが、新たな問題が発生していた。
【完結】だから俺は主人公じゃない!
美兎
BL
ある日通り魔に殺された岬りおが、次に目を覚ましたら別の世界の人間になっていた。
しかもそれは腐男子な自分が好きなキャラクターがいるゲームの世界!?
でも自分は名前も聞いた事もないモブキャラ。
そんなモブな自分に話しかけてきてくれた相手とは……。
主人公がいるはずなのに、攻略対象がことごとく自分に言い寄ってきて大混乱!
だから、…俺は主人公じゃないんだってば!
出戻り聖女はもう泣かない
たかせまこと
BL
西の森のとば口に住むジュタは、元聖女。
男だけど元聖女。
一人で静かに暮らしているジュタに、王宮からの使いが告げた。
「王が正室を迎えるので、言祝ぎをお願いしたい」
出戻りアンソロジー参加作品に加筆修正したものです。
ムーンライト・エブリスタにも掲載しています。
表紙絵:CK2さま

好きな人がカッコ良すぎて俺はそろそろ天に召されるかもしれない
豆ちよこ
BL
男子校に通う棚橋学斗にはとってもとっても気になる人がいた。同じクラスの葛西宏樹。
とにかく目を惹く葛西は超絶カッコいいんだ!
神様のご褒美か、はたまた気紛れかは知らないけど、隣同士の席になっちゃったからもう大変。ついつい気になってチラチラと見てしまう。
そんな学斗に、葛西もどうやら気付いているようで……。
□チャラ王子攻め
□天然おとぼけ受け
□ほのぼのスクールBL
タイトル前に◆◇のマークが付いてるものは、飛ばし読みしても問題ありません。
◆…葛西視点
◇…てっちゃん視点
pixivで連載中の私のお気に入りCPを、アルファさんのフォントで読みたくてお引越しさせました。
所々修正と大幅な加筆を加えながら、少しづつ公開していこうと思います。転載…、というより筋書きが同じの、新しいお話になってしまったかも。支部はプロット、こちらが本編と捉えて頂けたら良いかと思います。
すべてを奪われた英雄は、
さいはて旅行社
BL
アスア王国の英雄ザット・ノーレンは仲間たちにすべてを奪われた。
隣国の神聖国グルシアの魔物大量発生でダンジョンに潜りラスボスの魔物も討伐できたが、そこで仲間に裏切られ黒い短剣で刺されてしまう。
それでも生き延びてダンジョンから生還したザット・ノーレンは神聖国グルシアで、王子と呼ばれる少年とその世話役のヴィンセントに出会う。
すべてを奪われた英雄が、自分や仲間だった者、これから出会う人々に向き合っていく物語。

ヒロイン不在の異世界ハーレム
藤雪たすく
BL
男にからまれていた女の子を助けに入っただけなのに……手違いで異世界へ飛ばされてしまった。
神様からの謝罪のスキルは別の勇者へ授けた後の残り物。
飛ばされたのは神がいなくなった混沌の世界。
ハーレムもチート無双も期待薄な世界で俺は幸せを掴めるのか?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる