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第2話:さざなみの玉椿⑩
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紫苑を宥めすかして田楽一座付近の幽霊騒動の調査に向かわせた翌日の午後、頭中将は陰陽寮へ向かった。
事実はどうあれ、河原院事件は鬼の仕業であるとの風聞も根強い。検非違使や京職とは別に、陰陽寮は独自の調査を命じられているはずだ。河原院に関しても、宴の松原と同様――というより、同一人物による犯行であるとの説に立つ頭中将ではあるが、何か新しい情報でも掴んではいまいかと考えたためである。
その途中、ふと思い立って、典薬寮に立ち寄ってみる気になったのは、幽霊話の中の「精気のない様子の女」という文言を思い出したせいだ。
折良く居合わせた典薬頭は、下手に隠し事をして疑われるよりはと、「以前のように疑惑を掛けられる前に嫌疑を晴らしておきたいので、個人的に河原院事件を調べている」旨を明らかにした頭中将に、快く応じてくれた。
知りたかったのは、ずばり、人を人事不省に陥らせたり、精気のない腑抜けた状態にするような薬などはあるものだろうかということだったが、典薬頭の答えて曰く、「作ったことはないが、存在はする。民間の怪しい薬師の中には、そういった丸薬を高値で売る者もあると聞く」とのことだ。山野に普通に自生している茸の中にも、口にしただけで幻覚を見てしまうようなものが幾つか発見されており、精神に働きかける作用を持つ薬の多くは、こういった物が使われているのではないかと考えられているらしい。
「恐ろしいことですね」と相槌を打ってから、頭中将は教授の礼を述べた。脳裏にふと愛人の姿が浮かんだが、打ち消すようにしてその場を辞去する。取り敢えず、「幽霊のような女」を人為的に生み出すことが可能であることはわかった。が、これはあくまで調査のついでだ。今のところ時期以外に河原院事件との関わりはなさそうなのだから、ひとまずは置いておいても問題はなかろう。
本来の目的であった陰陽寮は、予想通り慌ただしい様子だった。帝より直々に調査の指示が下ったというのは事実らしい。それとなく話を聞き出すのには上役でない方が都合が良さそうだと踏んで、頭中将は手近な青年に声を掛けた。この目論見は見事に当たり、振り返った陰陽得業生はこちらを確認するや、愛想よく微笑む――ちなみに得業生とは、陰陽や天文の博士から技術を学ぶ者であり、現代で言うところの研修生のようなものだ。
相手が体よく頭中将の置かれた状況に同情を見せたところで、早速本題に入らんと膝を詰める。が、そこで不意に、陰陽頭と話し込む人物の姿が視界に飛び込んできた。向こうはこちらに気付いていないようだが、整っているが故に冷酷そうな印象を与える容貌には見覚えがある。
「――あれは、橘恒泉殿か?」
事件とは関係のない質問にも、得業生は気負うことなく「はい」と頷いた。
「ご自宅の改築についてのご相談に見えられまして」
「頭とも随分懇意な様子に見えるが」
そうですね、と人懐っこい笑みを浮かべて続ける得業生の様子からも、中務の少輔・橘恒泉の来訪は、さほどに珍しいことではないとわかる。この時代の貴族の生活は陰陽道に支配されていたといっても過言ではないが、恒泉は殊に、家計の諸事について陰陽寮に依頼を掛けてくるのだという。それ自体は何ら不思議ではないし、そもそも陰陽寮は恒泉の属する中務省の管轄でもあるのだから、他の公家に比べて気安いというのはあるかもしれない。だが。
「橘家には、播磨国から連れてきたという、お抱えの陰陽師が居るはずでは?」
声を潜め、笏で口元を隠すようにしながら、頭中将は聞いた。そう、確か、父親が播磨の国司をしていた関係で、以前から地縁が強く、あちらの陰陽師集団とも関係が深いというのではなかったか。それゆえに自邸で専属の陰陽師を抱えているかのような口振りだったはず。河原院事件についても、陰陽家としての立場から一家言あるような話を聞いた気がするが……。
「――あんな者は、陰陽師とは言えませんよ」
頭中将の疑問に答えたのは、別な青年だった。得業生と同年配のようだが、これが恭しく頭を下げて一歩後ろに下がったところを見ると、正規の陰陽師なのかもしれない。
「ご存知か?」
改めて問うた頭中将に向かって、綺麗な挨拶を寄越したのはやはり、陰陽寮所属の陰陽師だった。それも陰陽道の大家・安倍家の門下生であり、彼自身も播磨国出身なのだという。
頭中将への礼を通してから、安倍家の陰陽師は「ご存知も何も」と、はっきりと顔をしかめた。
聞けば、恒泉の元に居る「お抱え陰陽師」とやらは、名を重岡余人というらしい。子供の頃ふらりと播磨へ現れ、陰陽師集団の棟梁に拾われたものの、陰陽の術はからっきし、喧嘩っ早くて手癖は悪いと、放蕩の限りを尽くした挙句、二十代半ばにして喧嘩の相手に障害が残る程の深手を負わせたことで、ついに破門の身となった、札付きの悪党だという。
「その後十年近く、どこで何をしていたのかは知りませんが――一年ほど前でしょうか、大路で声を掛けられて驚きました」
重岡の放逐時、青年はまだ少年の域を出たばかりで、年齢の差もあり、さほど親しくしていた訳ではなかったのだが、向こうはなぜかしっかりと青年の顔を覚えていたようだ。安倍家の門を出たところだったので、陰陽道、陰陽師という連想から記憶が繋がったとも取れるが、何にしてもこの再会は、青年陰陽師にとっては喜ばしいものとはならなかった。
「なぜそんな者が恒泉殿の側に?」
何とはなし、恒泉から身を隠すようにしながら、頭中将は問いを重ねた。
素行に問題のある者を進んで召し抱えたいと考える人間は居まい。ましてや橘家であれば、縁故や家格を頼りに、播磨の陰陽師集団から正式に専属としての陰陽師を派遣してもらうことも可能だろう。そしてそもそも、参内を許された殿上人であれば、私事であっても陰陽寮の手を借りることは許されているのだ、今の恒泉のように。
橘家は、個人として出自の不確かな陰陽師をわざわざ雇い入れながら、一方で私的な行事に陰陽寮の官吏を駆り出すという、辻褄の合わないことを繰り返している訳だ。
頭中将につられるように、青年陰陽師は恒泉と陰陽頭の方へ背を向けながら、「わかりません」と頭を振った。
「わかりませんが――どうせまともな理由ではないでしょう。人の性根は早々変わるものではない。私が陰陽寮に居ると知ると、散々悪態をついていきましたよ」
これが先程からの、彼の嫌悪感の根拠だったのだろう。故郷で悪名を馳せたといっても、世代が違えば接点も少ない。重岡個人に対して、師や兄弟子達ほど悪感情を抱いていなかった青年はしかし、安倍家に師事し、陰陽寮で官位を得たことを伝えるやいなや、痛烈な悪口を浴びせられた。よほど播磨に良い思い出がないのか、だとしたらなぜ、ほとんど接点もなかった青年に声を掛けたのかの説明がつかない。
――おかしな主従だ。
それは頭中将の中で、恒泉とそのお抱え陰陽師に対する不信感が、はっきりと形になった瞬間だった。
「不快なことを思い出させてしまったようで、申し訳ない」
詫びた頭中将に、青年陰陽師は恐縮した様子で、「私の方こそ感情的になってしまいまして、大変申し訳ございませんでした」と頭を下げる。この遣り取りからも、青年が常識的な人間であることは充分伝わってきた。会話の途中で罵倒されるなど、彼に非があったとは到底思い難い。
河原院事件に関して、陰陽寮では、別段新たな情報などは得られていないという。これを人為的な犯行とみている頭中将にとっては、自説が裏付けられた形だ。
しかしそれ以上に興味深い話が聞けたと、頭中将は満足して座を辞した。
事実はどうあれ、河原院事件は鬼の仕業であるとの風聞も根強い。検非違使や京職とは別に、陰陽寮は独自の調査を命じられているはずだ。河原院に関しても、宴の松原と同様――というより、同一人物による犯行であるとの説に立つ頭中将ではあるが、何か新しい情報でも掴んではいまいかと考えたためである。
その途中、ふと思い立って、典薬寮に立ち寄ってみる気になったのは、幽霊話の中の「精気のない様子の女」という文言を思い出したせいだ。
折良く居合わせた典薬頭は、下手に隠し事をして疑われるよりはと、「以前のように疑惑を掛けられる前に嫌疑を晴らしておきたいので、個人的に河原院事件を調べている」旨を明らかにした頭中将に、快く応じてくれた。
知りたかったのは、ずばり、人を人事不省に陥らせたり、精気のない腑抜けた状態にするような薬などはあるものだろうかということだったが、典薬頭の答えて曰く、「作ったことはないが、存在はする。民間の怪しい薬師の中には、そういった丸薬を高値で売る者もあると聞く」とのことだ。山野に普通に自生している茸の中にも、口にしただけで幻覚を見てしまうようなものが幾つか発見されており、精神に働きかける作用を持つ薬の多くは、こういった物が使われているのではないかと考えられているらしい。
「恐ろしいことですね」と相槌を打ってから、頭中将は教授の礼を述べた。脳裏にふと愛人の姿が浮かんだが、打ち消すようにしてその場を辞去する。取り敢えず、「幽霊のような女」を人為的に生み出すことが可能であることはわかった。が、これはあくまで調査のついでだ。今のところ時期以外に河原院事件との関わりはなさそうなのだから、ひとまずは置いておいても問題はなかろう。
本来の目的であった陰陽寮は、予想通り慌ただしい様子だった。帝より直々に調査の指示が下ったというのは事実らしい。それとなく話を聞き出すのには上役でない方が都合が良さそうだと踏んで、頭中将は手近な青年に声を掛けた。この目論見は見事に当たり、振り返った陰陽得業生はこちらを確認するや、愛想よく微笑む――ちなみに得業生とは、陰陽や天文の博士から技術を学ぶ者であり、現代で言うところの研修生のようなものだ。
相手が体よく頭中将の置かれた状況に同情を見せたところで、早速本題に入らんと膝を詰める。が、そこで不意に、陰陽頭と話し込む人物の姿が視界に飛び込んできた。向こうはこちらに気付いていないようだが、整っているが故に冷酷そうな印象を与える容貌には見覚えがある。
「――あれは、橘恒泉殿か?」
事件とは関係のない質問にも、得業生は気負うことなく「はい」と頷いた。
「ご自宅の改築についてのご相談に見えられまして」
「頭とも随分懇意な様子に見えるが」
そうですね、と人懐っこい笑みを浮かべて続ける得業生の様子からも、中務の少輔・橘恒泉の来訪は、さほどに珍しいことではないとわかる。この時代の貴族の生活は陰陽道に支配されていたといっても過言ではないが、恒泉は殊に、家計の諸事について陰陽寮に依頼を掛けてくるのだという。それ自体は何ら不思議ではないし、そもそも陰陽寮は恒泉の属する中務省の管轄でもあるのだから、他の公家に比べて気安いというのはあるかもしれない。だが。
「橘家には、播磨国から連れてきたという、お抱えの陰陽師が居るはずでは?」
声を潜め、笏で口元を隠すようにしながら、頭中将は聞いた。そう、確か、父親が播磨の国司をしていた関係で、以前から地縁が強く、あちらの陰陽師集団とも関係が深いというのではなかったか。それゆえに自邸で専属の陰陽師を抱えているかのような口振りだったはず。河原院事件についても、陰陽家としての立場から一家言あるような話を聞いた気がするが……。
「――あんな者は、陰陽師とは言えませんよ」
頭中将の疑問に答えたのは、別な青年だった。得業生と同年配のようだが、これが恭しく頭を下げて一歩後ろに下がったところを見ると、正規の陰陽師なのかもしれない。
「ご存知か?」
改めて問うた頭中将に向かって、綺麗な挨拶を寄越したのはやはり、陰陽寮所属の陰陽師だった。それも陰陽道の大家・安倍家の門下生であり、彼自身も播磨国出身なのだという。
頭中将への礼を通してから、安倍家の陰陽師は「ご存知も何も」と、はっきりと顔をしかめた。
聞けば、恒泉の元に居る「お抱え陰陽師」とやらは、名を重岡余人というらしい。子供の頃ふらりと播磨へ現れ、陰陽師集団の棟梁に拾われたものの、陰陽の術はからっきし、喧嘩っ早くて手癖は悪いと、放蕩の限りを尽くした挙句、二十代半ばにして喧嘩の相手に障害が残る程の深手を負わせたことで、ついに破門の身となった、札付きの悪党だという。
「その後十年近く、どこで何をしていたのかは知りませんが――一年ほど前でしょうか、大路で声を掛けられて驚きました」
重岡の放逐時、青年はまだ少年の域を出たばかりで、年齢の差もあり、さほど親しくしていた訳ではなかったのだが、向こうはなぜかしっかりと青年の顔を覚えていたようだ。安倍家の門を出たところだったので、陰陽道、陰陽師という連想から記憶が繋がったとも取れるが、何にしてもこの再会は、青年陰陽師にとっては喜ばしいものとはならなかった。
「なぜそんな者が恒泉殿の側に?」
何とはなし、恒泉から身を隠すようにしながら、頭中将は問いを重ねた。
素行に問題のある者を進んで召し抱えたいと考える人間は居まい。ましてや橘家であれば、縁故や家格を頼りに、播磨の陰陽師集団から正式に専属としての陰陽師を派遣してもらうことも可能だろう。そしてそもそも、参内を許された殿上人であれば、私事であっても陰陽寮の手を借りることは許されているのだ、今の恒泉のように。
橘家は、個人として出自の不確かな陰陽師をわざわざ雇い入れながら、一方で私的な行事に陰陽寮の官吏を駆り出すという、辻褄の合わないことを繰り返している訳だ。
頭中将につられるように、青年陰陽師は恒泉と陰陽頭の方へ背を向けながら、「わかりません」と頭を振った。
「わかりませんが――どうせまともな理由ではないでしょう。人の性根は早々変わるものではない。私が陰陽寮に居ると知ると、散々悪態をついていきましたよ」
これが先程からの、彼の嫌悪感の根拠だったのだろう。故郷で悪名を馳せたといっても、世代が違えば接点も少ない。重岡個人に対して、師や兄弟子達ほど悪感情を抱いていなかった青年はしかし、安倍家に師事し、陰陽寮で官位を得たことを伝えるやいなや、痛烈な悪口を浴びせられた。よほど播磨に良い思い出がないのか、だとしたらなぜ、ほとんど接点もなかった青年に声を掛けたのかの説明がつかない。
――おかしな主従だ。
それは頭中将の中で、恒泉とそのお抱え陰陽師に対する不信感が、はっきりと形になった瞬間だった。
「不快なことを思い出させてしまったようで、申し訳ない」
詫びた頭中将に、青年陰陽師は恐縮した様子で、「私の方こそ感情的になってしまいまして、大変申し訳ございませんでした」と頭を下げる。この遣り取りからも、青年が常識的な人間であることは充分伝わってきた。会話の途中で罵倒されるなど、彼に非があったとは到底思い難い。
河原院事件に関して、陰陽寮では、別段新たな情報などは得られていないという。これを人為的な犯行とみている頭中将にとっては、自説が裏付けられた形だ。
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