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平凡ОLだったのに
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カタカタカタ…オフィスにはパソコンのキーボードを叩く音が響く。ちらりとパソコンの右下を見ると、時刻は12時になりそうな位、ぼちぼちお昼ご飯にしたい。
私は三上奏。ごくごく平凡なОLだ。
「奏~また根詰めすぎてなぁい?、ご飯にしよ?」
「あぁ、亜子。もうちょっとで終わるから…」
彼女は沢木亜子。私の同期で友達だ
「だーめ、また倒れちゃうよ?」
「ごめん…ご飯にしようか」
亜子に言われたように私はかなり根詰めちゃうタイプで何回か会社で倒れそうになったこともある。
「それじゃあいつも通り食堂で食べよ」
「うん」
お弁当を持って食堂へ歩いてく、その間亜子の愚痴だったり仕事が進んでいるかとかを話した。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「うーん、美味しかったぁ…」
「そうだね。それじゃあ午後のお仕事頑張ろうか」
「そーだね。午後もがんばろー」
オフィスに着くと亜子と別れ私のデスクに戻る。先ほど保存していたファイルを開き午後の業務に戻る。
その作業は比較的すぐ終わったのだがその後渡された仕事に苦戦して夜8時まで残業することになった…
「はぁ…こんな時間までかかっちゃったよ…早く帰んなきゃ」
真っ黒く染まった空とキラキラとした光をバックに帰路に就く…その時。ドサッっと何か物音がする。とっさに後ろを振り返ると男性が倒れていた。
「だっだだだ大丈夫ですか!?」
男性からの返答はない
「どっどどどどうしよう…このままじゃ不味いよね…」
「うっ…うぅ…」
「あっ、大丈夫ですか!?」
男性の唸り声が聞こえる、大丈夫だろうか?
「薬…右の…スーツの…ポケットの中…」
「右のポケットの中ですね、わかりました」
ポケットを漁ると薬の入っている箱が見つかる、そこから一錠出して彼に飲ませる。その時水を飲ませたのだが私との間接キスになってしまう。緊急事態だし仕方ないが。
薬は即効性だったのか彼の容体はすぐに良くなった。よく見るとかなり端整な顔立ちをしてる人だなぁ…
「あぁ、助かりましたよ…って俺の顔になんかついてますか?」
「あっ、いえいえ。体調大丈夫ですか?」
「えぇ、あなたが助けてくれたからもう大丈夫ですよ」
「そうですか、良かったです。それじゃあ私はこれで」
これ以上見てるとどうにかなってしまいそうだ。その場を立ち去ろうとする私の手を彼が掴む
「待ってください、何かお礼を」
「いえ、大丈夫ですから…」
「じゃあせめて会社の名前だけでも、今度お礼を送ります」
まぁそれ位ならいい…のか?
「○○です」
「そうなんですね、すぐにでもお礼の物を送りますね」
「それじゃあ私はこれで」
スタスタと早歩きで帰路に戻る。それにしても本当にかっこいい人だったなぁ…
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
数日後
「おーい、皆、少し集まってくれないか?」
部長が大慌てで部の中に響く声で言う。部長の方を見るとどこかで見たようなシルエット…
「なんだろうね?」
「さぁ?」
亜子と一緒に首をかしげながら部長の方へ行く。
「えー、突然集まってもらって悪い。ささ、翔太さん、この中に居るんでしょうか?」
「えぇ、いましたよ」
え!?なんで!?
「かなり探しましたよ、僕の意中の人」
なんとそこにはあの日、私が助けたあのイケメンさんがいました
私は三上奏。ごくごく平凡なОLだ。
「奏~また根詰めすぎてなぁい?、ご飯にしよ?」
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亜子に言われたように私はかなり根詰めちゃうタイプで何回か会社で倒れそうになったこともある。
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「うん」
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~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「うーん、美味しかったぁ…」
「そうだね。それじゃあ午後のお仕事頑張ろうか」
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オフィスに着くと亜子と別れ私のデスクに戻る。先ほど保存していたファイルを開き午後の業務に戻る。
その作業は比較的すぐ終わったのだがその後渡された仕事に苦戦して夜8時まで残業することになった…
「はぁ…こんな時間までかかっちゃったよ…早く帰んなきゃ」
真っ黒く染まった空とキラキラとした光をバックに帰路に就く…その時。ドサッっと何か物音がする。とっさに後ろを振り返ると男性が倒れていた。
「だっだだだ大丈夫ですか!?」
男性からの返答はない
「どっどどどどうしよう…このままじゃ不味いよね…」
「うっ…うぅ…」
「あっ、大丈夫ですか!?」
男性の唸り声が聞こえる、大丈夫だろうか?
「薬…右の…スーツの…ポケットの中…」
「右のポケットの中ですね、わかりました」
ポケットを漁ると薬の入っている箱が見つかる、そこから一錠出して彼に飲ませる。その時水を飲ませたのだが私との間接キスになってしまう。緊急事態だし仕方ないが。
薬は即効性だったのか彼の容体はすぐに良くなった。よく見るとかなり端整な顔立ちをしてる人だなぁ…
「あぁ、助かりましたよ…って俺の顔になんかついてますか?」
「あっ、いえいえ。体調大丈夫ですか?」
「えぇ、あなたが助けてくれたからもう大丈夫ですよ」
「そうですか、良かったです。それじゃあ私はこれで」
これ以上見てるとどうにかなってしまいそうだ。その場を立ち去ろうとする私の手を彼が掴む
「待ってください、何かお礼を」
「いえ、大丈夫ですから…」
「じゃあせめて会社の名前だけでも、今度お礼を送ります」
まぁそれ位ならいい…のか?
「○○です」
「そうなんですね、すぐにでもお礼の物を送りますね」
「それじゃあ私はこれで」
スタスタと早歩きで帰路に戻る。それにしても本当にかっこいい人だったなぁ…
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
数日後
「おーい、皆、少し集まってくれないか?」
部長が大慌てで部の中に響く声で言う。部長の方を見るとどこかで見たようなシルエット…
「なんだろうね?」
「さぁ?」
亜子と一緒に首をかしげながら部長の方へ行く。
「えー、突然集まってもらって悪い。ささ、翔太さん、この中に居るんでしょうか?」
「えぇ、いましたよ」
え!?なんで!?
「かなり探しましたよ、僕の意中の人」
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