15 / 60
第4章 パートナー/交換
1
しおりを挟む
夕方16時過ぎ、ファミレスで軽い食事をした加奈と健太郎は店の外に出た、ここは文京区だ、すぐ先に長い歩道橋がある、外堀通りと神田川を横断する歩道橋、渡り終えると千代田区に入る。
二人は歩道橋の前まで来て渡らずに左に曲がり都内でも有数の43階建て超高層ホテルに繋がる道を歩く、16時半の待ち合わせにはまだ20分ぐらいある、ロビーには安西美里と安西誠一郎が既に居る。
「先日はどうも」
安西誠一郎が軽く会釈をする。
「こちらこそ、楽しい夕食でした。今日は宜しくお願いします」
健太郎が、ここでは佐伯健司だが、応える。
「いえ、こちらこそ。部屋は39階です」
「安西さん達はそのままお泊りになるんでしたよね」
加奈が、ここでは佐伯貴子だが、確認を求める。
「そのつもりです」
39階の部屋に入る、とても大きな窓があり皇居や東京タワーが一望できる。
ビールで乾杯した後、雑談に入る。
防寒具を脱いだ加奈は上下が分かれているように見えるが実は一つになっているワンピースを着ている、ストッキングは40デニールの黒色で透け感がありガーターベルトで留めている、安西美里もワンピースだ、こちらは肌色のストッキング、男性陣は健太郎がカジュアルパンツにブレザー、ブレザーの下は丸首の長袖Tシャツ、安西誠一郎はスラックスに白のワイシャツ、清潔感がある。
軽い雑談がいいのだが、昨日、2月24日にロシアによるウクライナ侵攻という一大事件が起きたことで男性陣の会話がついそこに集中する、加奈が「ほら、外を見てみて、やっと少しだけ薄暗くなってきたわ、先月ならもうとっくにこの時間は日が暮れていたのに」、話題を変えようとしている、美里が「あと1時間ぐらいで日没です」と加奈の言葉を受ける、美里が立ち上がって窓に向かう、加奈も美里の後を追う、男達も話を止めて二人の女性の後ろ姿を目で追い始める。
39階からの眺めを見ている美里の横に加奈が立つ、二人の身長はほとんど変わらない、ヒールの高さも同じくらいだ。
加奈が美里の肩を軽く抱いてくる。
「美里さん、今日の最後は私とエッチして頂けませんか」
「私でいいの?」
二人とも顔を合わせない、窓の外を向いたままだ。
「美里さんがいいんです、この前の顔合わせの時から美里さんを責めたくてうずうずしてます」
「そう言って頂けると少し嬉しいです」
「男達の前で、私なしではいられない女にしてあげる。怖いですか」
「そ、それは、少し、怖いです」
「じゃぁ、止めますか」
美里は黙ったままだ、加奈も言葉を発しない。
加奈の右手が美里の肩から外され、そのまま下に降りていき何の躊躇《ためら》いもなく美里の尻を鷲掴みにしてくる。
二人は歩道橋の前まで来て渡らずに左に曲がり都内でも有数の43階建て超高層ホテルに繋がる道を歩く、16時半の待ち合わせにはまだ20分ぐらいある、ロビーには安西美里と安西誠一郎が既に居る。
「先日はどうも」
安西誠一郎が軽く会釈をする。
「こちらこそ、楽しい夕食でした。今日は宜しくお願いします」
健太郎が、ここでは佐伯健司だが、応える。
「いえ、こちらこそ。部屋は39階です」
「安西さん達はそのままお泊りになるんでしたよね」
加奈が、ここでは佐伯貴子だが、確認を求める。
「そのつもりです」
39階の部屋に入る、とても大きな窓があり皇居や東京タワーが一望できる。
ビールで乾杯した後、雑談に入る。
防寒具を脱いだ加奈は上下が分かれているように見えるが実は一つになっているワンピースを着ている、ストッキングは40デニールの黒色で透け感がありガーターベルトで留めている、安西美里もワンピースだ、こちらは肌色のストッキング、男性陣は健太郎がカジュアルパンツにブレザー、ブレザーの下は丸首の長袖Tシャツ、安西誠一郎はスラックスに白のワイシャツ、清潔感がある。
軽い雑談がいいのだが、昨日、2月24日にロシアによるウクライナ侵攻という一大事件が起きたことで男性陣の会話がついそこに集中する、加奈が「ほら、外を見てみて、やっと少しだけ薄暗くなってきたわ、先月ならもうとっくにこの時間は日が暮れていたのに」、話題を変えようとしている、美里が「あと1時間ぐらいで日没です」と加奈の言葉を受ける、美里が立ち上がって窓に向かう、加奈も美里の後を追う、男達も話を止めて二人の女性の後ろ姿を目で追い始める。
39階からの眺めを見ている美里の横に加奈が立つ、二人の身長はほとんど変わらない、ヒールの高さも同じくらいだ。
加奈が美里の肩を軽く抱いてくる。
「美里さん、今日の最後は私とエッチして頂けませんか」
「私でいいの?」
二人とも顔を合わせない、窓の外を向いたままだ。
「美里さんがいいんです、この前の顔合わせの時から美里さんを責めたくてうずうずしてます」
「そう言って頂けると少し嬉しいです」
「男達の前で、私なしではいられない女にしてあげる。怖いですか」
「そ、それは、少し、怖いです」
「じゃぁ、止めますか」
美里は黙ったままだ、加奈も言葉を発しない。
加奈の右手が美里の肩から外され、そのまま下に降りていき何の躊躇《ためら》いもなく美里の尻を鷲掴みにしてくる。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
13
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる