101 / 182
4章.波乱
101.2回目のデート「半分に欠けたペンダント」
しおりを挟む
私達のテーブルの上は運ばれてきた料理で一杯に埋め尽くされていく。
テーブルの真ん中にひと際大きく場所を取っている『Loveプレート』の影響は大きい。
兎に角・・・
このプレートはドデカイ!!
予想のまたその上を行くドデカサだ!!
テーブルの真ん中に鎮座した木製の器の上に置かれた楕円形の熱々に焼かれたプレートの真ん中にはハート形の大きなハンバーグが置かれジュージューと音を立てて湯気を出している。
そしてそのハンバーグの上には
『Love』
と赤いケチャップで文字が書かれている。
正真正銘これが
『Loveプレート』
って奴?
ハート形のハンバーグの両隅には野菜の温野菜が付け合わせとして添えられている。
そして私と達也のお互いの前には野菜サラダの小鉢、ブルベリーヨーグルト、パンが乗せられたプレート、スープが所狭しと置かれている。
そして達也が持ってきてくれたドリンクバーの飲み物!!
もうテーブルの上には置く場所が無いくらい。
このメニューは、メインメニューである真ん中に置かれたジュージューと音を立てているハート形のドデカハンバーグを二人で切り分けながら食べるみたい。
「早速食おうぜ咲!!こんなの見たら我慢出来ないぞ」
と達也は早速フォークとナイフを持ってそのドデカハンバーグに挑みかかろうとしている。
達也、昨日は私に肉系の食べ物だらけじゃんって野菜類を食べさせられたから、好物の肉系料理を目の目にして我慢が出来なくなったみたい。
私はそんな達也に向かって
「じゃ~いただきますしなきゃね!た~つ~や!!」
って冗談気味に満面の笑顔で私は達也に催促?だ。
「今からそれかよ!咲は俺の嫁さんみたいだな。じゃ一緒にしよう」
そう言って胸の前で両手を合わせた。
そして私もそれに合わせて旨の前で両手を合わせて
二人同時に
『頂きます』
『頂きます』
と合掌する。
直様達也はナイフをハンバーグに入れようとしている。
私はその瞬間
「待て!!お座り!!」
と達也に命令口調で告げる。
「な・・何だ~~~俺は犬かよ~~~?」
「そうじゃないわよ。私が・・た・べ・さ・せ・て・あ・げ・る!!」
私はそう言った瞬間ジュージューと音を立てている熱々のハート形のハンバーグにナイフを入れてフォークで小さく切ったハンバーグを達也の口の前に運ぶ。
すると達也は
『がぶっ』
っとフォークに刺さったハンバーグを根こそぎ平らげ
「ふぉ~ふぉ~~~熱い~熱いぞ~」
と口をフーフーと動かしながら熱そうに食べている。
「すげ~これ超~うまいぞ咲!!」
「今度はお返しだ~!!」
と達也がハンバーグを切り分けて私に差し出す。
私はその差し出されたフォークに刺さったハンバーグを体を乗り出して口に入れた。
その時、私の胸元から達也とお揃いのペンダントが零れて顔をのぞかせた。
だけど・・そのペンダントは半分欠けたまま・・だ。
達也がそれを見て
「咲、ペンダント半分に割れたままだったね。そのペンダント保証が付いているみたいで無料で交換してもらえそうなんだ。食事終わったらそのペンダントを買ったお店に寄ってみないか?」
と提案してくる。
「こんなになってるのに無料で交換してもらえるの?」
私が驚いてそう聞くと達也は
「ジャーーーーン!!これを見よ!!破損の場合でも一年以内であれば無調交換って書いてるんだぜ!!」
そう言って、昨日買ったペンダントの保証書を私に見せて来た。
「そうなんだ~知らなかった~」
「うんうん、俺も昨日買う時に店員さんに冗談気味に言われてビックリさ!!食事が終わったら行こうぜ!!その前にまずは腹ごしらえだな!!」
そう言いながら達也は切り分けたハンバーグを自分の口に放り込みフーフー言いながら美味しそうに平らげている。
達也は本当に肉系好きなんだな~。
美味しそうに食べる達也の姿を見ながら私はつくづく感心してしまうのであった。
つづく・・・
テーブルの真ん中にひと際大きく場所を取っている『Loveプレート』の影響は大きい。
兎に角・・・
このプレートはドデカイ!!
予想のまたその上を行くドデカサだ!!
テーブルの真ん中に鎮座した木製の器の上に置かれた楕円形の熱々に焼かれたプレートの真ん中にはハート形の大きなハンバーグが置かれジュージューと音を立てて湯気を出している。
そしてそのハンバーグの上には
『Love』
と赤いケチャップで文字が書かれている。
正真正銘これが
『Loveプレート』
って奴?
ハート形のハンバーグの両隅には野菜の温野菜が付け合わせとして添えられている。
そして私と達也のお互いの前には野菜サラダの小鉢、ブルベリーヨーグルト、パンが乗せられたプレート、スープが所狭しと置かれている。
そして達也が持ってきてくれたドリンクバーの飲み物!!
もうテーブルの上には置く場所が無いくらい。
このメニューは、メインメニューである真ん中に置かれたジュージューと音を立てているハート形のドデカハンバーグを二人で切り分けながら食べるみたい。
「早速食おうぜ咲!!こんなの見たら我慢出来ないぞ」
と達也は早速フォークとナイフを持ってそのドデカハンバーグに挑みかかろうとしている。
達也、昨日は私に肉系の食べ物だらけじゃんって野菜類を食べさせられたから、好物の肉系料理を目の目にして我慢が出来なくなったみたい。
私はそんな達也に向かって
「じゃ~いただきますしなきゃね!た~つ~や!!」
って冗談気味に満面の笑顔で私は達也に催促?だ。
「今からそれかよ!咲は俺の嫁さんみたいだな。じゃ一緒にしよう」
そう言って胸の前で両手を合わせた。
そして私もそれに合わせて旨の前で両手を合わせて
二人同時に
『頂きます』
『頂きます』
と合掌する。
直様達也はナイフをハンバーグに入れようとしている。
私はその瞬間
「待て!!お座り!!」
と達也に命令口調で告げる。
「な・・何だ~~~俺は犬かよ~~~?」
「そうじゃないわよ。私が・・た・べ・さ・せ・て・あ・げ・る!!」
私はそう言った瞬間ジュージューと音を立てている熱々のハート形のハンバーグにナイフを入れてフォークで小さく切ったハンバーグを達也の口の前に運ぶ。
すると達也は
『がぶっ』
っとフォークに刺さったハンバーグを根こそぎ平らげ
「ふぉ~ふぉ~~~熱い~熱いぞ~」
と口をフーフーと動かしながら熱そうに食べている。
「すげ~これ超~うまいぞ咲!!」
「今度はお返しだ~!!」
と達也がハンバーグを切り分けて私に差し出す。
私はその差し出されたフォークに刺さったハンバーグを体を乗り出して口に入れた。
その時、私の胸元から達也とお揃いのペンダントが零れて顔をのぞかせた。
だけど・・そのペンダントは半分欠けたまま・・だ。
達也がそれを見て
「咲、ペンダント半分に割れたままだったね。そのペンダント保証が付いているみたいで無料で交換してもらえそうなんだ。食事終わったらそのペンダントを買ったお店に寄ってみないか?」
と提案してくる。
「こんなになってるのに無料で交換してもらえるの?」
私が驚いてそう聞くと達也は
「ジャーーーーン!!これを見よ!!破損の場合でも一年以内であれば無調交換って書いてるんだぜ!!」
そう言って、昨日買ったペンダントの保証書を私に見せて来た。
「そうなんだ~知らなかった~」
「うんうん、俺も昨日買う時に店員さんに冗談気味に言われてビックリさ!!食事が終わったら行こうぜ!!その前にまずは腹ごしらえだな!!」
そう言いながら達也は切り分けたハンバーグを自分の口に放り込みフーフー言いながら美味しそうに平らげている。
達也は本当に肉系好きなんだな~。
美味しそうに食べる達也の姿を見ながら私はつくづく感心してしまうのであった。
つづく・・・
0
お気に入りに追加
8
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
隣の人妻としているいけないこと
ヘロディア
恋愛
主人公は、隣人である人妻と浮気している。単なる隣人に過ぎなかったのが、いつからか惹かれ、見事に関係を築いてしまったのだ。
そして、人妻と付き合うスリル、その妖艶な容姿を自分のものにした優越感を得て、彼が自惚れるには十分だった。
しかし、そんな日々もいつかは終わる。ある日、ホテルで彼女と二人きりで行為を進める中、主人公は彼女の着物にGPSを発見する。
彼女の夫がしかけたものと思われ…
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
隣の席の女の子がエッチだったのでおっぱい揉んでみたら発情されました
ねんごろ
恋愛
隣の女の子がエッチすぎて、思わず授業中に胸を揉んでしまったら……
という、とんでもないお話を書きました。
ぜひ読んでください。
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる