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4章.波乱

65.お泊り「乱射された自動小銃」

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一瞬の間にアリーシャと詩織さんの2人は6人の男達を撃退して瞬殺で気絶させてしまってる。
それを見た残りの私達を取り巻いた侵入してきた男達4人は危機感を感じたのか銃を構えた瞬間に

『ダン』

『ダン』

『ダン』

『ダン』

と銃撃。
銃撃音が辺りに響いた瞬間に アリーシャと詩織さんは同時に体を逸らした。

『シュン』

『シュン』

アリーシャが体を逸らした瞬間に私とアリーシャの耳元付近で空気を切り裂く音がする。
その瞬間私の体は

『グググッ』

とアリーシャの体に押し付けられるような衝撃を受ける。
アリーシャが地面を蹴って敵の銃撃者目掛けて飛び出した加速の反動で私の体は急激にアリーシャの体に押し付けられていた。

私は余りのその加速に思わずアリーシャの柔らかな胸に顔を埋めてしまう。         
『ドスッ』   

鈍い音と衝撃がアリーシャの体を伝って伝わってきた。
多分、アリーシャが急加速した先にいた敵の男を蹴り倒したのだと・・思う。

『ダン』
銃声がした瞬間私の体は右に左にと私の体は急激な重力に引っ張られ、空中でグルグルと目の回るような回転を感じる。
『ドスッ』

『ボコッ』

と鈍い衝撃の後

『ドスン』
と地面に着地した衝撃を感じ私はアリーシャに埋めていた顔を上げ辺りを見回した。

私はアリーシャに抱き抱えられたまま、私の前には詩織さん。
そしてアリーシャに抱き抱えられた私と、そして詩織さんの周りにはアリーシャと詩織さんに撃退されて気絶した男達がバタバタと倒れていた。

「終わったみたいね」
詩織さんは辺りを見回しながらそう言った後、私を抱き抱えたアリーシャのオデコに自分のオデコをくっつけて
「優ご褒美ほ・・・しい・・な」

と甘えた声でオネダリしてきている。
アリーシャはそんな詩織さんの言葉に私を抱えたままで頭をずらしてゆき、詩織さんのくちびるをゆっくりとアリーシャのくちびるで塞いでゆく。

「あっ・・」


詩織さんの切ない吐息が聞こえる・・

聞こえて来るのは、詩織さんとアリーシャの甘い『吐息』と・・

外を通り過ぎ行き交う車の音・・・

そして遠くに聞こえる電車の音・・・・

『少しは私も気にしてよ!!こんなの見せられたら私だって変な気持ちになっちゃう』
そんな風に私の心の声は叫び声をあげている。




『ゲサガサッ』

家の入口の柵の方から音が聞こえて来た。
その瞬間


『ダダダダダダダダダダダダダダダダーー』
『ダダダダダダダダダダダダダダダダーー』
『ダダダダダダダダダダダダダダダダーー』
『ダダダダダダダダダダダダダダダダーー』
『ダダダダダダダダダダダダダダダダーー』
『ダダダダダダダダダダダダダダダダーー』


自動小銃の銃撃音があたり一面に木霊する。

つづく・・・
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